森田石材店ブログ - お墓のQ&A -

お墓の灯籠

2020年01月20日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

前回こちらの記事で「お墓の灯籠」についてふれました。

今回は少し詳しくお話します。

灯籠には大きく3つの役割があります。

①お墓の周辺を照らすことで邪気を払う
②故人の道灯りになって、神仏に導いてくれる
③お供え物(五供)の一つ(※1)

意外と見落としがちなのが③の五供です。

五供というのは、仏様にする基本的な5つのお供えの事を言います。

「香」「花」「灯燭(とうしょく)」「浄水」「飲食(おんじき)」の5つがあります。

それぞれの役割は下のようになっています。

香・・・線香。悟りの世界へ導く。
花・・・仏花。仏に対する修行の誓い。
灯燭・・・ローソク。
浄水・・・水。心を清める。
飲食・・・食べ物。食べ物をいただき生かされているということに感謝する。

ですので、仏壇やお墓にも当然ながらこの5つのお供えをするものが備わっています。

上の写真のように墓石にローソク立てがない場合があるのでそういうお墓は灯籠かローソク立てを設置することをおすすめします。

ローソク立てはコンパクトでコストも抑えられますが、冒頭の役割を考えると本来は24時間、365日ローソクに火を灯すのが理想的です。
しかしそれは現実的ではありません。

灯籠も本来はローソクを立てて火を灯していました。
しかし現在の灯籠には便利な機能が備わっております。
それがこちらです。

灯篭の火袋の正面には飾り窓があり、左右には円窓があります。

円窓の1つは円形で、もう1つは半円形になっています。

円は太陽、半円は月を表しています。

この太陽と月には、日中は太陽の光が入り、夜は月夜の光が入るという意味が込められています。

つまり、実際に火袋に明かりが灯されていなくても、同等の効果があるという意味合いが込められています。

以上の事からも、墓前灯籠を建てることで365日いつでも明るくお墓を照らし続け、ご先祖様の供養に繋がりますので設置することをおすすめします。

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小正月

2020年01月15日 08:00

滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

滝野店スタッフです(*^-^)/

今日は小正月。

元旦から7日までの一週間を大正月、15日を小正月といい古くから重要な日とされていました。

(15日を含む前後三日間とも言われているみたいです)
では、小正月って何を行うの??と疑問に思い調べてみました!

  • 今年一年間の健康を願う
  • 正月に家にお越しになっていた歳神様(年神様)をお見送りする
  • お正月働いた女性を労う
  • 今年一年間、災厄が降りかからないように厄払い・悪霊払いをする
  • 今年一年豊作でありますようにと願う
  • 今年の豊凶を占う

そして松の内というお正月飾りを片付ける日。

とんど焼き 松飾りを燃やす火祭りも馴染みの行事の一つですよね!

女性の皆様!!&男性の皆様!!

今日は別名”女正月” お正月に働き詰めだった女性が労ってもらえる日なので、家に居る男性陣に家事をお任せしてゆっくり過ごしてください(*^-^*)

そして今年は”子年”

ねずみと石の繋がりを検索したところ長野県の昔話にねずみ石という話を見つけて読んでみると、欲張らず真摯に生きていれば報われるというお話でした!

今年もお一人お一人のお客様のご要望を丁寧に伺って、より良いお墓・仏壇づくりのお手伝いをさせていただきますので、よろしくお願いします。

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五供ってなに Part2

2019年11月23日 08:00

藤井 勇輔
藤井 勇輔

滝野店の藤井です。

前回の五供ってなに?に引き続き、五供をお供えすることができるお墓の仕組みをご説明していきます。

 

まずお線香です。それはこういった線香立てや

線香立て.jpg

横置きのタイプの線香皿などでお供えができます。

線香皿.jpg

次にお花です。お花は花立に供えることができます。

花立.jpg

次に蝋燭です。蝋燭は代わりに灯篭を置いたり、

灯篭.jpg

蝋燭立を置くことでお供えします。

蝋燭立.jpg

次にお水です。この水溜にお供えすることができます。

水溜.jpg

最後に食べ物のお供えはこの供物台と呼ばれるところにお供えができます。

供物台.jpg

このようにお墓には基本的に五供を供えるための仕組みが備わっています。

せっかくご供養のためのお墓を建てられるなら、まずはこの五供を供えるための仕組みが備わっているものを検討されるとよいかと思います。

これからも新米営業の私、藤井が気になったなぜについて考えていきたいと思います。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

昔は台風と言っても滅多に直撃するようなことはなかった丹波地方ですが、ここ数年はゲリラ豪雨や暴風があることも珍しくなくなってしまいました。

さて、そんな中でコレです↓↓↓

台風の豪雨でお墓が倒れたら?

台風などの豪雨で土砂崩れなどがあった場合、誰かが保証してくれることはありません。

天災ですから自分で修復をすることになります。どんなものでもそうですが、こんな場合は損害保険で対応するしかありません。

実はお墓にも保険があります。そこで今回は代表的なものをご紹介します。

 

①強い地震のみに対応する地震保険以前にこのブログでもご紹介しました。

震度5強以上で30万円の補修費用。300円/月程度です。長い目で見ますと、5年で18,000円10年で36,000円となります。

②あらゆる災害に対応する損害保険リコライフというところの商品です。

50万円の墓石の場合、1,680~2,480円/月程度。同様に長い目で見ますと、5年で100,800~148,800円10年で201,600~297,600円となります。

保証内容やサービスには違いがありますので一概に比較することはできませんが、地震以外をカバーするということは大変なことなのですね。

さて、地すべり等で墓地そのものが流れてしまうことはかなりレアなケースです。

では強い風や大雨で普通のお墓が受ける被害とはどのようなものなのでしょうか?

強い風で霊標・法名碑が倒れる確率は、近年はかなり減っています。

おそらく接着剤で施工するようになってからというもの、その強度はセメントに比べて良くなったのでしょう。

そうすると、一番のリスクは地震です。近年は地震に対する対策も進んでおり、地震で倒壊するお墓も減ってきましたが、それでも外柵を含めて壊れるリスクが最も高いのは地震と言えるでしょう。

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蓮華ってなに?

2019年10月20日 08:00

藤井 勇輔
藤井 勇輔

滝野店の藤井です。

六地蔵」「灯篭」「精霊馬」に引き続き新米営業のわたくし藤井が「これは何だろう?」「何のためにあるんだろう?」と疑問に思ったことを考えていくシリーズで今回で4回目になります。

今回考えていくのがこれです!!

このお墓の…

蓮華台 全体.jpg

蓮華台 拡大.jpg

このトゲトゲした部分です。

名前を蓮華台といいますその名の通り蓮の花をモチーフにしています。

その理由が2つあります。1つ目は臨終された方を阿弥陀様と観音様がお迎えに来られる際に、故人様を極楽浄土に連れていく乗り物が蓮の花だからと言われています。

2つ目は蓮の花は泥にまみれた沼のようなところから可憐な花を咲かせるため、その姿が俗世間の欲や煩悩に染まらない悟りの世界を象徴する花だとされているからなんです。

つまり蓮華台はご先祖様が悟りを開かれて、阿弥陀様と観音様に迎えられて極楽浄土に行かれたという1つの証なのです。

まだまだ知らないことばかりです。これからも私藤井が見つけたなぜだろうを紹介していきます。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

最近、こんな質問が増えてきました。

Q.いずれはお骨を移動しないといけません。

「いずれは、このお墓を片付けて、お骨をどこかに移動しないといけない」こんな風に思われて、ご納骨を躊躇されているケースがあります。

この場合の「いずれは」っていったいいつなのでしょう?

多くの場合がその時期は決まっていません。

「息子が独身だから…」「娘ばかりで遠方にいるから…」というお話が多いのですが、少なくとも数年はそのままの状態になるケースがほとんどです。

ですから、こんな場合には、とりあえず今あるお墓に一旦ご納骨されることをお勧めします。気分的にもひと区切り付きます。

但し、数年後は移動するという場合には、さらし袋に移さずに骨壷のまま納骨するケースもあります。

 

お骨の移動が前提になると

近い将来、お骨を動かすことは決まっているという場合には、できる限り他の人と遺骨が混ざらないようにした方がいいでしょう。

いずれは他のお墓や納骨堂、永代供養などの選択肢がある場合、まずは骨つぼのまま納骨されるのもひとつです。

この際にはカロート(納骨する場所)に水や湿気が溜まらないような工夫が必要です。また土に還る部分も不要になります。

骨つぼも最近は様々なタイプがあります。

備前焼や有田焼などの美しいものから湿気を吸い取る素焼きのもの、思い出の写真を焼付けた凝ったものまで様々です。

せっかくだったらキレイに保管したいものですね。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

前回の続きでお墓の維持費についてです。以前、私がある知人と話をしていたときのことです。

ありがちな会話

彼:今は親父が墓を大事にしてるけど、自分の代になったら墓の維持も金がかかるから”墓じまい”しようと思てるねん。

私:そんなに維持にお金がかかっているんですか?

彼:知らんけど、かかっているのと違う?

私:多分、墓地の管理費ぐらいですよ。年間に1000円とかじゃないですか。あと墓そうじに参加するぐらいですよね。

彼:でも墓があったらお寺の金もかかるやろ?

私:お墓がなくてもお寺のつきあいはあるんじゃないんですか?

 

実際は、お墓の維持費ではなくお寺との費用の話にズレていってしまいました。

それぐらい、お墓って建てたあとの費用はかからないものなのです。

■なんとなくはコワイ

この方にはお子さんが3人おられ、ご長男は大手のサラリーマンとして都会に出ておられます。

近くに娘さんご夫婦がお住まいです。普通に考えれば、順調に継承されるお墓です。

近い将来に”墓じまい”されないことを願っております。

■墓じまいが必要な場合もある

もちろん私も納骨堂や永代供養墓を否定はしておりません。

当社でもいくつも作らせていただいております。本当に後継ぎがおられない方のためには必要なものです。

ですから、経済的な価値だけで(経済的な価値はお墓の方が安かったかも…) 供養の方法を決めてほしくないなあと思います。

■変なテレビ広告に騙されない

「お墓の維持費が大変だからお墓を片付けて納骨堂にします」と言う方には時々お出会いすることがあります。

おそらく、ここ数年のテレビの影響でしょう。

お墓を撤去して納骨堂に入れてもらったら、実際には何十万もかかります(前回に計算したとおりです)。

実はテレビはああいった番組を通して納骨堂のCMをしているだけです。せっかくのお墓、捨てないでください。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今回はお墓の維持費についてです。

この話、掘り下げるとかなり大変になってきます。少し長いですがおつきあいください。

Q.お墓を建てた後の維持費は?

A.墓地の管理費が年間1000円~5000円程度です。

お墓は一度建てたら滅多なことで作り替えはしません。ですから費用はかかりません。

石屋の立場から言えば十年に一度の目地補修ぐらいです。そうすれば地震等にも強く痛みも少ないでしょう。

お墓を購入後30年でどんな費用がかかるのでしょうか。では実際に見てみましょう。

【お墓がある場合】
管理費 2000円*30年=100,000円
メンテナンス 30,000円+100,000円=130,000円
(15年目に簡単な目地補修、30年目にリフォームをした場合)
合計 230,000

 

【今あるお墓を”墓じまい”して納骨堂】
墓じまい 300,000円
納骨堂の費用 400,000円/2人分
合計 700,000円

いかがでしょう。

「でも納骨堂は管理費もかからないし、この先を考えれば割安じゃない?」というお話もあるでしょう。

ではもう少し考えてみましょう。30年も経てば次の代がお亡くなりの時期になります。その時の費用は、

【お墓がある場合】
戒名の追加彫り 40,000円*2名=80,000円

【納骨堂の場合】
新たな納骨費用 400,000円/2人分

もちろん納骨堂によって仕組みは様々ですので一概には比較できませんが、概ねこのような結果になると思います。

では納骨堂は損なのか?

簡単に損とか得という話ではありません。上記は、代々あとを継ぐ方がおられる前提のお話になっています。ですから、私たちで最後になりますという場合には、納骨堂や永代供養墓などが受け皿になってきます。

その場合でも考えることがあります。それは、そのお墓にお墓参りする人はいないのかということです。

例え家は継承されなくても、近くにお住まいの娘さんがお参りされる場合には、その方の晩年まではお墓は必要なものと機能しています。

ですから、その時点から永代供養をお考えになることがタイミングとしては丁度なのかもしれません。

次回へ続く

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森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

今日はお墓づくりの中でよくある質問です。

Q.何代前まで戒名を入れればいいですか?

A.できるだけ遡るのが本来ですが、現在では分家されたところから入れるのが普通です。

 

一般的には・・・

お墓を建てるときには戒名・法名が彫られます。さてどこから遡るべきなのでしょうか?いつもながら、お墓のことについては明確なルールが存在しないのですが、一般的にされているのは分家初代からが多いです。つまり分家される前の人は(分家初代から見れば親)別のお墓に彫られているからです。

まずは先祖に感謝

お墓の建て方として、分家するにあたりそれまでのご先祖様をお祀りする方法があります。それが五輪塔です。

五輪塔はお墓ですが、このように供養塔として用いられることも多々ございます。

その場合、五輪塔にできるだけ遡って戒名・法名を彫る場合もありますし、先代のみを彫る場合もあります。

もっと簡単にできないの?

そんな面倒なことは考えていないという方も多いでしょう。一般的な先祖代々のお墓と霊標の場合には、分家された方を先頭に彫っていきます。

先ほどのそれまでの方をお祀りする方法として、霊標の一行目に「◯◯家先祖代々諸精霊」とまとめて彫る方法もあります。

彫る彫らないに関わらず

お墓づくりは、多くの人が一生に一度あるかないかの大仕事です。

ですから、せっかくお墓を新たにお建てになる時には、ぜひともご先祖様を遡っていただきたいと私は思っています。

それは、彫る彫らないに関わらず、ご家族のルーツとして知っておくことはおすすめです。

ご先祖様の調べ方

ご先祖さまを調べるには戸籍謄本やお寺の過去帳などが手がかりになります。

戸籍謄本は役所に行けば調べられますし、離れたところでも郵送で対処してくれます。

こちらで家計のつながりがよくわかります。また菩提寺に行けば過去帳がございます。

お寺が出来てからのものは残っているはずですが、昔は火災が多かったために歴史の途中で焼失してしまっていることもよくあるようです。ぜひトライしてみてください。

調べることで

ご先祖様を調べることで、その中に自分と似たような人がいたり、中興の祖とも呼べるような人が出てきたりします。

実際に調べた方は、とてもいい体験になったとおっしゃいます。

まとめ

今回は戒名・法名の遡りについてお話しました。少し話はそれましたが『①できるだけ遡る②分家初代から③先代から』以上の3通りが一般的です。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

2月も今日で最後となりました。春もすぐといったところですね。

さて消費税の増税の話を最近よく耳にするようになりました。今日はお墓と消費税のお話をしたいと思います。

お墓は生活必需品?

今回の消費税で話題になるのが軽減税率のお話ですが、これに該当するのが「食料品」や「新聞」等の生活必需品と言われるものだそうです。

私たちの感覚では生活必需品というともっと色々ありそうです。

自動車などは増税後の方が他の税金が安くなり得になるだとか、住宅も住宅控除が拡大されるとか言われています。

しかし、お墓は何の減税対象にもなっていません。決して安い買い物ではありませんので、この増税のタイミングは大事になります。

お墓は工事があるので

お墓は加工と工事がともなうため、注文してから完成するまでに通常は2~3ヶ月いただきます。ですから請負契約となります。

この請負契約の場合、お墓も住宅と同じで消費税には経過措置というものがあります。せっかくですからぜひ利用していただきたいのです。

消費税経過措置.png

【8%になる要件】

  • ①3月31日までに契約して10月以降のお引渡し
  • ②3月31日までに契約して9月30日までのお引渡し
  • ③4月1日以降の契約で9月末日までの引渡し

大切なのは3月末までの契約ですと、何年後にお墓を建てようとも8%となるということです。

上の図で説明すると①となります。ですからこの3月末までが大切なのです。

余裕が大切です

ちなみに前回の増税の時は、4ヶ月前には3月末までの工事が一杯になっていました。

今回も9月末までにお建てになる方は5月末~6月上旬にはお決めいただいた方が無難です。

当社でも前回の5%から8%に増税された時にご契約のお客様で、まだ建てられていないお客様(ご入金はいただいております)も数名おられます。

まとめ

今回はお墓と消費税についてお話いたしました。「消費税の駆け込み」という言葉がありますが、慌てて買って失敗したなんてケースもあります。

もちろん必要な方がじっくりと選んでいただけることが前提になります。

とはいうものの、お仏壇やお墓は流行りすたりも少なく価値も下がりにくいことから向いているとも言えると思います。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く