森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
あれから22年が経ちました
2024年09月06日 13:10
今回は、22年前に建てたお墓の掃除と、草を生えにくくするファイバーレジンをした丹波篠山市のお墓をご紹介いたします。
お客様からは、汚れが目立つようになったお墓をきれいにして、あちこちで傷んでいるか所を直し欲しいとご依頼を受けました。
それとご近所さんの所がしている草が生え対策(ファイバーレジン)を見て同じようにしてとのご希望でした。
完成したお墓を見て、ちょっと前に建てたと思っていたら、もう20年以上も経っていたなんて思ってもみなかった。
どうりであちこち汚れも目立つし、台風で枝木が落ちてきて傷んでいるところもありました。
今回、よい機会だと思いいろいろと修繕をしたけど、見違えるほどきれいになった。
お墓がきれいになると気持ちがいいと喜んで頂きました。
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お墓をまとめて代々のお墓へ part2
2024年08月28日 08:00
本店の砂原です。
前回のお話の続きをしたいと思います。前回のお話はこちら
前回コンクリートブロックを積むための基礎までのお話を致しました。
今回は、ブロック積みからについてです。使用するのはスプリットブロックです。
約100個以上のブロックを使用してのブロック積みになりますが、弊社のブロックが入荷してきた際に
トラックから降ろすのが大変だなと思っていたところ、写真のように荷下ろしを始めました。
やはり機械があるというのは便利ですね。
ブロック積みについては、職人が一つ一つブロックのサイズを合わせながら加工していきます。
ブロックのサイズは大体が同じですがピッタリというわけにもいかないため、手加工で調整しています。
一つ一つ合わせながら、調整して積むことによりこんなに綺麗に仕上がりました。
あとは、裏にコンクリートを入れて強度を上げていきます。
今回はここまでとなります。次回は、墓石の建立と周りの仕上げになります。
霊標すりおろし~再彫刻~
2024年08月16日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。霊標の再彫刻をさせていただきました。
多可町のお墓です。長年、当社でお世話になっているお家で、2年前に彫刻させていただいたのですが、次世代に守ってもらいやすいお墓にし直したい(リフォーム)との事で、先々代のお墓を撤去する事になりました。そこで、先々代も霊標に彫刻したいと相談いただきました。
2年前の作業前写真です。先々代の彫刻方法を色々と説明させていただきましたが、やはり王道の代々の順番通りに彫刻して欲しいという事で、この霊標をすりおろし(削り直し)て一から彫刻することになりました。
完成しました。2年前の彫刻していたお方を3名目に彫刻しました。区画サイズの縮小し、防草対策も施して、スッキリしたお墓になって良かったです。
これも先祖供養
2024年08月12日 08:00
本店の髙梨です。
先日、お墓の引越しで丹波市の墓地へ移設してきました。
元々は姫路市の北、朝来市に近い寺院墓地で祀られていました。
今回、こちらの墓地にある巻石も含めて移設のお話をいただきました。
ただ、既存の墓石は夫婦墓と呼ばれるもので「そのご戒名の彫られている方々のお墓」だけがあり、これからの仏さまをお祀りする
お墓はありませんでした。「母はずっと五輪塔が欲しい。って言ってたんです。」とお打ち合わせで施主様から伺っていたので
今回のご提案は「望まれていた五輪塔を建てる」というものにしました。
移設完了し、開眼供養時の写真です。既存の夫婦墓の台石2段は再利用し、竿石から上を新しく五輪塔にしました。
そして驚くのは、、、なんとここの墓地の整地と基礎工事、そして巻石工事まで施主様がお一人でされたんです。
弊社は旧墓地からの解体、引越と新墓地での建前工事のみを請け負いました。
お仕事で重機を使用したり、延石を設置したりとされる方でしたので、このようなご依頼内容となりました。
「自分の手で建てるのも供養になるやろし、出来ることはしたい」と仰られていました。
立派なお墓が完成し、お母様のお骨は写経に包まれずっと望まれていた五輪塔に納骨されました。
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お墓をまとめて代々のお墓に part1
2024年07月30日 08:00
本店の砂原です。
今回ご依頼いただきましたのは、氷上町のお客様より現在丘の上に14基お墓があってお墓参りするのが大変だから、
一つにまとめて丘の下にお墓を下ろしたいご相談をいただきました。
お墓の予定地がこちらです。
こちらを整地して、隣の石垣に沿ってブロックを積んでいく予定です。
工事初日には重機を入れて整地を行いました。
やはり重機の力はすごいものであっという間に切り開いていきました。
翌日以降に、まずはブロック分の基礎を打っていきます。
しっかりと転圧を行い
強度を持たせるために鉄筋を敷いていきます。(弊社では標準施工です)
その後、コンクリートを入れて基礎が完成します。
今回は、ブロックの強度を上げるためにブロックを少し後ろに倒すため
基礎も少し斜めになっています。
恵まれての開眼法要
2024年07月15日 08:00
本店の髙梨です。
先日、丹波市にて建墓、開眼供養をさせていただきました。
お打ち合わせの段階から「梅雨時期ですからね~」と毎年のことながら、こんな会話をさせていただく時期の工事予定でした。
年々、建墓の軒数が減ってきている昨今、こちらのお宅のように五輪塔と数々の夫婦墓といった「The お墓」を建てさせていただくのは本当に貴重になって参りました。
だからこそ、気持ちよく仕事がしたい。立派に完成させたい。と思っていました。
そして、抜魂・工事・開眼。すべての工程がお天気になりました。工事日は完了した夜に雨が降るといったことになりました。
最後の仕上げ、開眼法要は見事に「梅雨の晴れ間」で汗が流れるほどの暑い一日でした。
しっかりと先祖をお祀りするお気持ちが、このような結果を持たらせてくれたのではないかと思っていました。
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兄弟のお墓
2024年06月21日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。ご兄弟でお墓を建てさせていただきました。
加東市のお墓です。両家とも、お亡くなりになられた方(故人)がおられない、生前墓(寿陵墓)です。どちらの方も、両方のお墓を守ってもらえればとのお考えで、土台は共同で、敷地サイズも同じで打ち合わせさせていただきました。お墓の形や付属品はご兄弟それぞれの個性が出る形で契約いただきました。
工事前です。勾配がある箇所にお墓を建てさせていただきます。
敷地面積があるので、ユンボ(油圧ショベル)を使用しながら、地盤をしめていきます。
基礎コンクリート打設を順に数回繰り返して、土台を作っていきます。
それぞれの巻石、墓石を据付して完成です。
開眼式も天候に恵まれました。
皆様で末永く守っていただきたいお墓が2基増えました。
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仮のお墓でもいいものを
2024年06月17日 08:00
本店の髙梨です。
先日、西脇市の墓地で仮の埋葬をさせていただきました。
忌中明けの日に一旦、土に還す慣わし。正式なお墓はもう少し先にお考えの方への仮墓です。
通常はプラスチックのケースで納めますが、こちらは塩ビパイプで仕切りをして、上には
墓印と板石、それに花立もすべてを御影石で作りました。
ご家族が少しだけでもいいものを…。というお気持ちでオーダーされました。
「故人を想う」とても大切なことですね。
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お母さんへ想いを彫刻
2024年06月14日 08:00
今回は、お母さんの思い出を彫刻した三田市のお墓をご紹介いたします。
お客様との打ち合わせで、お母さんは手先が器用で裁縫が得意だったと。そして、お花が好きでお庭に花をたくさん咲かせていたとお聞きしました。
そこで「もしよろしければ、お母さんが好きだったお花や裁縫道具を彫刻出来ますよ」とお伝えすると、是非ともしたいとの話になり、お客様ご自身で元になる絵を持って来られ、それを彫刻することになりました。
それをどこに彫刻をするのかと話になった時に、納骨されているご遺骨から見える納骨蓋の裏面に彫ることになりました。
開眼式の日に、彫刻した裁縫道具とお花を見ていただき「よいお墓になり良かった」と喜んで頂きました。
母の日の開眼式
2024年05月29日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご依頼いただきました施主様は奥様の逝去に接し、お墓をご建立されることになりました。
施主様のお住まいは大阪府、墓地は西脇市でした。
墓地は1つの区画をお兄様と半分に分けてお使いでした。
実は東京にお住まいの姪っ子様からのご依頼でここ数年、お墓そうじをしていた区画で不思議な縁を感じました。
施主様と打ち合わせをさせて頂いたのですが、奥様への想いが溢れ出ていました。
お墓が完成して、開眼式を行いました.
ちょうど母の日の前日でした。
施主様は奥様の大好きだったものをお供えとしてたくさん持って来られ、ひとつひとつ説明してくださいました。
奥様が入院中は、ちょうどコロナ禍でお見舞いも充分に出来なかったそうです。
お花も石塔用の供花とは別に、カーネーションを持って来られていたのが印象的でした。
そして私の開眼式あるあるですが、ご住職の読経の間ハチが一匹、辺りをずっと飛んでいました。
最後に帰られる前に、石塔に向かって話しかけられている施主様の姿は少し寂しそうでした。
でもそんな姿が少し羨ましくも感じました。
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