森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -

英霊碑を菩提寺へ移設

2023年08月31日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

今回は、丹波篠山市の村の一統内で、英霊を祀っている碑を菩提寺の境内へ移した工事をご紹介いたします。

お客様は「村の一統内でずっとお祀りをしていたので、これからも見守って欲しい気持ちもあったけど、管理をしていく者が段々といなくなり、管理が行き届かなくなった。このままでは、誰もお参りもせずにほっとかれてしまう」と心配されていました。

お盆前に発遣供養をして頂いておりましたので、いつでも工事に入れる状態でした。

供養の様子はこちらの記事から→ 英霊碑の供養

お盆明けから工事に取り掛かって、境内の一角に台石を一つ取り、ピッタリと引っ付けて据付をいたしました。

移設が終わり、お客様からは「この度は、お寺さんに相談して碑を受け入れてくれることとなり、無事工事も終わって安心しました。今まであった英霊碑がなくなって寂しい気持ちもあるけど、肩の荷が降りホッとしました」と、喜んでいただきました。

暦(こよみ)の見かた

2023年08月28日 09:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

先日、娘から「入籍日」を見てほしいと言われました。仕事柄、暦を観る習慣があるので、ちょっとご紹介します。

暦はいろんな種類がありますが、今回は「高島易断」の本を使いました。

ほとんどの方が、「六輝」といわれる(大安・友引・仏滅)のところを見られると思いますが、私が教わったのは、下段から診ます。

ここで、《吉日》と《凶日》で選定し、「大明」「天恩」「母倉」「月徳」「万吉」「神吉」の箇所にチェックを入れます。

それからチェックを入れた日の「二十八宿」と「中段」を観ます。

例えば令和6年1月3日

下段「天恩」:・・・すべてに大吉ですが、とくに屋根ふき、種まき、婚礼などに良く・・

二十八宿「参」:物品仕入れ、倉庫納入、新規取引開始、祝い事など吉

上段「みつ」:万象万物ことごとく満溢される吉日。建築・移転・新規事の開始・婚礼その他祝い事・・・すべて吉

この様にして、三つの項目を重視します。

これに「大安」「友引」などが当てはまると最高ですが、一年間に数日しか当てはまりません。

参考にしてください。

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

今回ご紹介するのは三木市吉川町のT様の墓石建立工事です。

墓所は山の中にあります。

以前は土葬をされていて、塚があります。

既存の先祖のお墓は残すことになりました。

山の中の墓地なので、まず仮設通路を作るところから始まります。

順調に工事は進みました。

いつものように基礎ベースを打つための掘り方をしました。

そこで事件は起こりました。

上の写真のように掘り方を終えた次の日のことです。

近畿地方は梅雨入りし、この日は1日中雨が降りました。

すると次の日現場はこのようになっていました。

こちらの地質は粘土質な為水が溜まりやすい現場でした。

こういう現場は予め対策をしないといずれお墓が傾いてしまいます。

そこで暗渠(あんきょ)工事をすることになりました。※暗渠…外からは見えない水溝のこと

後日、また雨が降りましたがこれで安心です。

雨がやんだ後も水は流れ続けています。

そして完成したお墓がこちらです。

土留めのブロックは大谷ブロックで積んでおります。

通常のコンクリートブロックと違い、何とも言えない味わいがあります。

施主様のお気に入りポイントの一つです。

仮設通路も綺麗になりました。

開眼式の際はたくさんお供え物をご用意頂き、華やかになりました。

非常に綺麗になったと大変喜んで頂きました。

 

追記:2023年8月21日

T様より嬉しいお声を頂きましたのでご紹介いたします。

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。
お客様の声をいただきましたのでご紹介させて頂きます。

今回 ご主人の一周忌に合わせて墓石の建立をして頂きました。
先代・先々代とご夫婦のお墓を建てておられましたが、今回はその石塔を納めて、代々墓と霊標でまとめられました。
色々悩まれましたが、今後の管理のしやすい事を優先にお考えになりました。

施工前

解体

カロート(納骨堂)据え付け

石塔建立

免震施工

完成

先祖の石塔は墓地にある供養塔に納めました

お客様の声

末代まで墓守りができる方法

2023年07月13日 09:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

友達のお父さんからお墓の相談をされたのが昨年の1月でした。

なんと完成まで一年半…

いろんなお話をしながらお墓のプランを考えました。

既存のお墓は五輪塔と夫婦墓が並ぶ理想的な形だと思ったので、

区画を広くとって今後も夫婦墓が並ぶ提案を考えました。

でもお父さんとお話していると話題の中心は

「息子たち二人が仲良くやってくれてる」

「頑張って仕事をやってくれてる」

「孫も跡を継いでくれた」・・・

ひしひしと家族愛が伝わって来て、一からプランを考えなおしました。

 

近年のお墓事情。

墓守りが居なくなって永代供養墓に入るのでお墓を処分してほしい・・・

この様な方が多くなった理由は、子供が少なくなったのと、女だけの家は絶えないように養子をもらって繋いできたからです。

この様な事情でお寺に預けられてしまうのは淋しいな~・・

など考えている時、新たなプランが思いつきました。

シンプルな区画の真ん中には五輪塔・右側に本家の霊標(戒名板)を設置し、

新宅になる弟さんは左側に霊標を設置すればいい様になっています。

お参りは真ん中の五輪塔で納骨室を通常の倍の大きさにしています。

墓守りもしやすい様にファイバーレジン舗装をしているので掃き掃除でOK。

お花も1対のみです。

この様な方法だと二家族で墓守りをするので絶える確率が減ります。

出来ることなら親族でお墓を守ってほしいと思います。

 

追伸

納骨室には、家族みんなの写経が納められました。

【カテゴリ】

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

3月のある日のこと。

1本の電話が鳴りました。

お話を聞くと切迫した様子で、

「お墓が倒れてしまいそうです。早く何とかしないと…。」

お彼岸でお墓参りをした際、いよいよお墓が倒れてしまいそうと焦って当店にお問い合わせして頂いたそうです。

お客様のお墓は数年前に私が担当したお客様のお墓の近くでした。

その時既に墓石が傾いていたのを思い出しました。

既に夕刻だったこともあり、翌朝墓地で打合せすることになりました。

お客様のお墓の様子がこちらです。

ご覧の通り、お墓がすごい角度で傾いています。

一番右端のお墓の側には地面が陥没しています。

これらの原因は土葬です。

いつ倒れてしまうかわからない状態だったのですぐにお墓を建て替えることになりました。

お墓が傾くことが無いように、まず地盤改良を行います。

基礎をしっかりした後、お墓を建立していきます。

陥没も穴を埋め、転圧します。

完成がこちらです。

お墓はファイバーレジン施工でお手入れも楽なお墓になっています。

既存のお墓もこのように整理して据付ました。

お客様には大変喜んで頂きました。

 

お骨も引越し

2023年07月04日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。今回は土葬上げさせていただいた話の続きです(良ければ前回も見てください→ 前回の記事はこちら 

三田市のお墓です。山奥の墓地から寺院墓地へのお引越しです。前回、土葬上げした所お骨が出てきました。その日の内に、斎場に行かれて荼毘に付されました。

そして、お墓の引越しが完成後に、お骨を一緒に入れさせていただきました。

当社でも骨壺をご準備できるのですが、今回はお客様自身でホームセンターで缶を用意されました。少しの間、ご自宅に置かれていました。

お骨を袋に入れ替えて、納骨されました。

写経も納められました。

 

引越し前と引越し後です。

お参りもしやすい場所になり、洗浄等もしましたので、キレイになって、とても喜んでいただきました。

狭いスペースのお墓

2023年06月28日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

先日、多可町でお墓を建てさせていただきました。

古い先祖様からのお墓は土葬墓しかなく、その敷地はかなり狭いものでした。

ご覧の通りの広さで130cm(間口)*120cm(奥行)の半坪にも満たないものでした。

しかも前後左右は他所のお墓に囲まれており、左右には通路がなく拝場となる前通路は40cmしか取れません。

「小さくていいから、お墓を建てたい。」これが施主様のご希望でした。

余分なものは置けません。先祖祀りだけが出来るお墓。それを建てさせていただきました。

洋型のお墓はこういった場所には便利です。

バランスこそ考えますが、その敷地に合わせてのご提案をさせていただけます。

【カテゴリ】

土葬上げ

2023年06月14日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。今回は土葬上げさせていただいた話です。

現在作業中の工事で、三田市のお墓です。山奥の墓地から寺院墓地へのお引越しです。その作業の始めに土葬上げをしました。お引越しするには、火葬が普及する前の土葬墓を掘り上げて、お骨が出たら、墓石と一緒に移動する規約になっています。

 

作業前です。3ヶ所の土葬を掘り上げます。

 

バックホウ(油圧ショベル、パワーショベル)で約2メートル掘りました。

 

平成2年没の方のお骨は出てきました。お客様にも見守っていただきました。ゲートボールの玉やカバン等が出てきて、懐かしがっておられました。

 

その他、昭和26年、昭和58年没のお骨は出てこず、土に還っておられました。お骨の代わりに土を取っていただき、寺院墓地へ持って行きます。

 

お引越しする五輪塔からはご先祖様の戒名が書いてある銅板が出てきました。

 

 

穴を埋め戻し、最後に真砂土で仕上げて土葬上げは終了です。この後、お引越し作業を進めさせていただきます。

丹波で樹木葬

2023年06月12日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

丹波市山南町にお墓をお持ちの方が、丹波篠山市のお寺にある樹木葬(小さなお墓)に移られました。

ご自分の代で最後になるので、この永代供養付きの樹木葬でこれから供養する事を決められました。

村墓地の坂の上にお墓があります。

閉眼供養の様子

樹木葬(小さなお墓)

ご納骨の様子

良いお手伝いが出来ました。

【カテゴリ】

お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く