篠山店スタッフです。
最近面白い本を見つけました。
エジプトのピラミッドのお墓に興味があり、展示会があれば行ったりして、死ぬまでには一度は行きたいと思う場所です。
本当はお墓に興味があるというより、ミイラ作りに興味があるんですけどね。
そんな場所をテーマにした小説で、とても面白かったのでご紹介しようと思います。
今のお仕事にも繋がるものがあり、とても興味深い内容で益々エジプトのピラミッド、ミイラ作りに惹かれていきました。
あらすじを簡単に言うと、主人公が何らかのきっかけで亡くなりミイラになって冥界にいくのですが、審判の時に心臓の一部が欠けていて審判を受けることが出来ないんです。
審判を受けるためには欠けた心臓を取り戻さないといけなくて、その為に主人公は3日間の猶予を与えられ、もう一度地上に舞い戻ることになります。でもそこで先王のミイラが密室であったピラミッドから消失して、その難解な事件に巻き込まれていくというお話ですが、最後の最後、大どんでん返しの結末にまたまたびっくり。
久々に、面白い本に出会いました。
王をミイラにする理由は、死んでからもこの世とあの世を行き来させて、永遠に生き続ける、そんな世界観がとても面白く、あっという間に読み終わってしまいました。
古代エジプトのピラミッドは奴隷にされた人たちが国の王の為に無理やり働かされ作らされている、心穏やかな内容ではないでのですが、異文化の歴史に触れるということは違う世界を知る事ができます。
ミイラ作りに使われている原料ですが、ミルラ・フランキンセンスといった植物が使われています。これは現在の私たちの生活の中でも知る事が出来るものです。
馴染み深い物でいうと、白檀もこの時代に使われていたものです。
当時はとても高価なものとして、王に献上されていたという逸話もあります。
白檀はよくお線香の香料で使われていますね。
高級なお線香は人口香料ではなく、天然香料が使われています。その分、香りもお値段も違いますね。
お線香の香りは、伽羅や沈香といった植物の樹脂から採られるものと、白檀・ラベンダー・柑橘系の精油から採れるものとがあります。
好みですが、伽羅や沈香はとても香りが強く、精油を使ったものは香りが優しいと思います。
これは好みなので感じ方は人それぞれだとは思いますが。
ミイラ作りに使用されていたフランキンセンスは、アンチエイジング用の化粧品に使用されています。ミイラ作りに使われていただけあって、やっぱり衰えにくいお肌を作ってくれるんですね。
自然の植物を私たちの生活の中に取り入れて活用していくというのは、今も昔も変わらず続いているんだと思うと、やっぱり歴史を知ることは大事だと思います。
お墓も国や文化は違えど、ずっと大昔から存在し今でも受け継がれていますね。
お線香に使われている香料や香りについては、また次回詳しくブログに書いていきたいと思います。