森田石材店ブログ - 石のお話 -

手水舎の紹介

2020年02月20日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

私は仕事柄、神社仏閣に出向くことが多く、その都度写真もたくさん撮っています。写真と言っても「石畳」や「石階段」「手水舎」などもっぱら石ばかりです。

その中でも特に好きなのが「手水舎」です。

こちらは長谷寺の手水舎です。長方形のシンプルな形で手水舎の中では一番多い形だとと思います。水が足元に掛からないように衝立がついています。

こちらは紀三井寺の手水舎です。蓮の形で作られていて、四方どこからでもお清めが出来るようになっています。この写真のものは石造りですが、粉河寺の手水舎は鋳物でつくられていました。

こちらは四国のあるお寺の戦没者慰霊塔に作られていた手水舎です。手水舎というよりは水鉢のようですね。

私の推測では、もともとは水鉢ではなくて、この上に観音様のような仏像が建っていたか?ご寺院様のお墓(さつまいもの様な形)が建っていたか?その蓮華台部分の中を削り取って水鉢にしたのではないかと思いました。
この様な慰霊碑とか小宮さんとかこんな水鉢も似合うと思います。

お正月前にお清めの作法をテレビでやっていましたのでご紹介します。

左手→右手→左手で口を清めて→左手→尺の柄

この様な手順で清めてください。

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ちょっと変わった永代供養塔

2019年12月28日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

前回、涅槃像(ねはんぞう)のイメージの自然石に文字彫刻をしているところをご紹介しましたが、先日無事に完成いたしました。

自然石設置.jpg

約1.5tの自然石を設置。一番難しい作業は、設置してから吊っている帯(ロープ)を外すことです。

金テコで片方ずつ上げながら抜いていきます。石が欠けないように一番気を使う作業です。

でも昔の人はすごいですね!人力でコロなどを使って近くまで持ってきたら、三本股にチェーンブロックで吊り上げ設置したのでしょうから。

完成.jpg

無事完成いたしました。涅槃像に見えるでしょうか!

今から造園屋さんが樹木を植えられ、5年ほど経つと自然に汚れがついて、詫び錆がでると思います。

永代供養塔には見えない、庭園に溶け込んだ作品です。

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狛狐(きつね)

2019年12月20日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

先日氷上町の神社で狛犬ならぬ狛狐(きつね)を建てさせて頂きました。

台座には明治三十二年と彫刻されていましたので、今から120年前にこの神社の神域を守る守護獣として置かれた事になります。

120年の間、風雨にさらされており、顔?(頭?)のカケ・鼻・耳など激しく傷んでおりましたので、今回新しく建立される運びとなりました。

神社は急な階段の上にあります。
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鼻も耳のカケているお狐さま
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新たに建立した狛狐
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氏子の皆様にも大変喜んでいただけました。

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魔尼車~白毫寺~

2019年11月05日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

弊社はお墓以外にも石製品の注文を頂きます。

神社の鳥居や玉垣、また記念碑などなど…

私は発注もするので、その商品を図面の段階で確認して、工場へやってきて、彫刻があるものには彫刻をして…と、ここまではよく見ています。

しかし、実際にそれが建ってからは写真で見ることはあっても、実物を見に行った事はほとんどありませんでした。

先日、市島町の白毫寺へいく機会がありました。ここは藤の花が有名ですが、弊社が建立した魔尼車があります。

魔尼車とは、円柱にお経が彫刻してあり一周回すと一回そのお経を読んだことになります。

円形なので、彫刻の指示がとても大変だった記憶があります。

やっと実物に会えたなぁ~とうれしかったです。

魔尼車.jpg

また、藤の季節に是非行ってみてください(^o^)

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神社の灯籠

2019年11月03日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

この度、加東市新定地区にある若宮神社の灯籠が老朽化したので新設される事になりました。

そのお手伝いをさせて頂きましたのでご報告させていただきます。

こちらが施工前です。江戸時代に作られたもので非常に趣もあるのですが、昨年の台風で倒壊してしまったそうです。

再び倒壊したら危険だということで、今回新設することになったそうです。

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奉告祭を済ませ施工開始です。まずは灯籠を解体していきます。

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灯籠の据える位置を決めます。

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位置が決まるとベースを打っていきます。

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コンクリートが乾いたら組み立て完成です。

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この度天皇陛下が御代替わりをされましたので記念に彫刻することになりました。

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先日、無事お祭の際にお披露目出来たと喜びの声を頂きました。

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鳥居竣工式

2019年10月11日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

5月に執り行われた安全祈願祭から着々と工事が進み、無事竣工を9月26日大安の日に迎えることが出来ました。

今日は、当時と工事の様子をご紹介致します。

まず、クレーンで柱を吊り上げます。
20191011_工事01.JPG

柱を支える土台(沓石)です。
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角度を調整し内側に傾くように、慎重に柱を下ろしていきます。
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中貫を両方の柱にはめ込みます。
20191011_工事03.JPG

外貫を取り付け。
20191011_工事04.JPG

額石です。
20191011_工事05.JPG

大歳神社と彫刻した額を中貫石の上に引っ掛けるように乗せ、位置や角度を調整します。
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最後に楔と笠部分を乗せて完成。木製の鳥居から石製に変わり存在感が増しました。
20191011_完成.JPG

そして、竣工式です。
20191011_竣工式01.JPG 20191011_竣工式02.JPG
20191011_竣工式03.JPG 20191011_竣工式04.JPG

竣工式の日は、天気も良く宮司様 役員様ご参加のもと執り行われました。
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祓い清めたあと、新しいなった鳥居の前に移動し、役員さんと宮司さん一緒に記念撮影★

毎年多くの石工事を請け負いさせて頂いておりますが、鳥居の工事に携わらさせてもらうことは滅多にないことです。

また、役員さんから、以前にあった木製の鳥居は、

いつ倒れるか心配だけど、新しく立派な石の鳥居で再建立出来て良かったと喜んでいただきました。

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お社工事増えてます

2019年08月22日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

最近お社工事が急増中です。今回の工事は家を新築されたお客様です。

お社①.JPG

まずは土を掘りだし、基礎部分の転圧です。

お社②.JPG

次に基礎コンクリート部分の施工です。ひび割れ防止も兼ねて、鉄筋を巻きます。

今回は地面との通気孔をご要望で設置しました。

お社③.JPG

土台石の設置です。

通気孔部分へはこの後、お清めの塩と卵を施主様が納められました。

お社④.JPG

あとは職人二人が人力で組み立てていき、完成致しました。

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園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

6月のブログで古くなった木製の鳥居を撤去し、新しく石の鳥居にする工事に際して、5月27日に執り行われた安全祈願祭の様子をご紹介致しました。

今回はいよいよ始まった工事の様子です。

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工事前の木製鳥居。倒れないように支え木が付いています。

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まず、足場を組み、部材をチェーンでカットします。

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カットした部材は、ユニックで吊り下げ撤去。

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鳥居の根本の木は朽ちていました。

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土をコンボで掘り起こします。

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ランマーで踏み固めます。

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砕石を全体に敷き詰めます。

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鉄筋を配筋します。

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バイブレーターを使用し空気を追い出します。

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お盆前にニュースでは、超大型台風がやって来ると連日連夜ニュースで報道されていました。

役員さんは、台風で足元の木が腐りかけている鳥居が倒れるのではと心配されていましたが、台風が来る前に解体工事を済ませましたので、難を逃れました。

次回の工事は、基礎コンクリートがしっかりと固まることも考慮に入れ1ヶ月ほど先になる予定です。

10月の秋祭りに無事に引き渡しが出来るように、安全第一で関係者一同勤めてまいります。

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お社を一新しました

2019年08月05日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日、お社がガタガタしてるから新しいのに変えたい。屋根とかも外れたし…。

訪問致しました。

お社1.JPG

こんな感じになってまして、実は扉は写真向かって左側。

そう、屋根が反対になってました。

そしてよ~く見ると

お社2.JPG

丸い不安定な石の上に置かれたコンクリート材(人造石)のお社はレベル(水平)をとるために、何か下に挟んでいるのですが、これは...

そう!お社の前に設置する神殿への階段です。

それを逆さにして挟んでいました。

台もなく、屋根も外れて欠けている部分もありましたので、今回は全て新しくさせて頂きました。

お社3.jpg

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住之江の庭

2019年06月26日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

以前に地元紙などで報じられていた重要伝統的建造物群保存地区の丹波篠山、福住の住吉神社境内にある、世界的に著名な作庭家の重森三玲(しげもりみれい)が手掛けた枯山水庭園「住之江の庭」の修復が完了したので見てきました。

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この修復工事は、地元住民をはじめ市内外の関心のある人たちに参加してもらうワークショップ形式で行われすべてボランティアによる工事でした。

1966年(昭和41)の作庭以来、初めての大規模修復ということです。

前庭です。
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社務所の裏庭、こちらが「住之江の庭」です。
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大阪の住吉大社の分霊である海の神を祀ることから海の景色をテーマとし、枯山水の様式を用いられています。

全体に敷き詰められた白川砂の砂紋は小波、白い曲線は大波をあらわしています。

徳島県産の青石を20石配置し、仙人が住むという蓬莱島に宝船が向かう様子を表現しています。

実はこの住吉神社とはご縁があり、鳥居は15年前に弊社が建立したものです、18尺八幡型でかなり大きいです。
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建立当時の工事写真がこちらです。
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「住之江の庭」も「大鳥居」も、もちろん住吉神社も末永く地域の信仰の対象として守り続けていかれることを願います。

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お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く