森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -

土葬上げ

2023年06月14日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。今回は土葬上げさせていただいた話です。

現在作業中の工事で、三田市のお墓です。山奥の墓地から寺院墓地へのお引越しです。その作業の始めに土葬上げをしました。お引越しするには、火葬が普及する前の土葬墓を掘り上げて、お骨が出たら、墓石と一緒に移動する規約になっています。

 

作業前です。3ヶ所の土葬を掘り上げます。

 

バックホウ(油圧ショベル、パワーショベル)で約2メートル掘りました。

 

平成2年没の方のお骨は出てきました。お客様にも見守っていただきました。ゲートボールの玉やカバン等が出てきて、懐かしがっておられました。

 

その他、昭和26年、昭和58年没のお骨は出てこず、土に還っておられました。お骨の代わりに土を取っていただき、寺院墓地へ持って行きます。

 

お引越しする五輪塔からはご先祖様の戒名が書いてある銅板が出てきました。

 

 

穴を埋め戻し、最後に真砂土で仕上げて土葬上げは終了です。この後、お引越し作業を進めさせていただきます。

お墓掃除も手間いらず

2023年06月09日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

今回はファイバーレジン施工のご紹介です。

多可町の山際の墓地で木が生い茂っている場所にあり、桧葉(ヒバ)の影響を受けて掃除に手間がかかるとのことでした。

細かい葉が玉砂利と混ざり合って大変ですよね。こうなると、ホウキで掃いても取れずお墓掃除もほぼ出来ません。

ファイバーレジンは防草に効力を発揮するだけではありません。

これで掃き掃除やブロアーで吹くだけで桧葉対策は可能です。

こういった手間を少しずつでも軽くしていくことで、お墓参りや墓守りもしやすくなります。

もう少し墓守します

2023年05月26日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回はお寺様経由でご依頼いただいた話です。

神戸市北区のご住職からのご依頼がきっかけでした。

 

境内墓地に他社で建てられています。

喪主様は千葉県でお住まいです。

奥様実家のお墓で

「今度義弟の納骨があるのですが、それまでにお墓掃除ができないのでお願いしたい」

との事でした。

 

作業前です。

 

こちらが作業後です。

洗浄と周辺含む草抜き、玉砂利も入れ替えました。

後日、納骨お手伝いもさせていただきました。

 

喪主様(男性)と初対面でした(見積り等もすべて、ご住職にお願いしていたので、お電話もしていませんでした)。

お話を伺うと、とりあえず納骨はするけれど一年以内に墓じまいをお考えでした。

しかし、キレイになったお墓にとても感動していただき

「やはり少しでも長くお墓を守ろう」

と言っていただきました。

 

お墓じまいが増えてきている昨今、石屋にとってこんなうれしい言葉はありません。

管理が大変になりましたら、お墓掃除のプランもあります。

ぜひ利用していただければと思っています。

作業後は写真を撮ってご報告させていただきます。供花もいたします。

共存していくお墓

2023年05月18日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、たんば篠山店の上山です。

三田市での墓石建立工事です。

三田市と言っても北部の山間部の墓地で、丹波篠山市と変わらないロケーションです。

 

墓地の左奥の小さい墓石は倒れています。

お客様に話をお聞きすると

「奥の方は、けもの道になっているようで起こしてもすぐに倒される。

通るのは勝手やけど倒さんでもいいのに。

一列に並んでいるから鹿からしたら邪魔やなぁ思いながら通っているんやろな。

性根抜いてある墓やけど倒れたままでは具合悪い」


地盤に勾配がある為、台石を使って舞台を作り棹石をコンパクトにまとめました。

そして、例え猪がぶつかっても倒されないように頑丈に造り、けもの道も残しておきます。

けもの道に墓石を建てたのか、墓石の建っているところがけもの道になったのかは不明ですが、害獣防止柵外側に有る墓地の為、野生動物との共存を考えていくのも必要ですね。

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中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

突然ですが「お花」大変ではないでしょうか?

既にお墓を建立されたお客様のご相談で多い事案で特に多いのは以下の2つです。

1つ目は「草の管理」。

特にここ滝野店エリアは敷地の広いお墓が多く、草の管理に困られているお客様が多いです。

本格的な草との戦いが始まるこの時期、ご相談が急激に増える案件です。

詳しくは下記をご参照ください。

ファイバーレジン施工①~お墓のそうじ(防草対策編)~
ファイバーレジン施工②
ファイバーレジン施工③
ファイバーレジン施工④~山の中の墓地~
ファイバーレジン施工⑤
ファイバーレジン施工⑥
ファイバーレジン施工⑦
ファイバーレジン施工⑧

 

2つ目は「花」の管理です。

最近ではいわゆる「代々墓」が主流になっていますが、以前は個人もしくはご夫婦ごとの墓石を建てるの一般的でした。

その為、たくさんの墓石があります(私が担当した中では30本ほどが最高です)。

そのひとつひとつにお花を供えるので、相当な量のお花を用意しなければなりません。よく「軽トラの荷台がいっぱいになる」と聞きます。

そこでご相談されるのが「古い先祖さんの墓を整理したい」。

既存墓石を整理する上でまず思いつくのは「撤去処分」するではないでしょうか?

敷地のスペースに限りがある場合はやむを得ないかもしれません。しかし、もしスペースに余裕があるのであればおすすめしません。

お墓を建てたことがある方はわかるかと思いますが、簡単にポンっと建ったわけではないと思います。

亡くなられた方を偲び、色々悩んで建てられたと思います。「古い先祖さんのお墓」はご先祖さんがそうやって建てたお墓です。管理が大変だからと安直に処分してしまうのはどうでしょう?

管理=花の管理が大変ならば花の管理をしやすくすればいいのではないのでしょうか。まずは既存墓石を残しつつ花の管理もしやすくする方法を考えてみましょう。

そこで今回は「①コンパクトにまとめて花立を減らす」です。

「既存墓石を残しつつ花の管理もしやすくする」こんな理想的なことを実現するものがあります。

それがこちらです。

写真

弊社では「簡易花立」と呼んでいます。

もし花立付きの墓石がある場合はそれを再利用するといいと思います。

スペースに余裕があまりない場合はこのように墓石の一番上の部分だけ残すといいでしょう。

撤去処分をしなくてもこんな方法もありますの。

お困りの際は是非ご相談ください。

2度目のお手伝い

2023年05月09日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回は昨年の9月27日のブログに書きましたお客様からの再依頼です。

お住まいは京都市内の方で、墓地は加東市東条地区です。前回はご主人がお亡くなりになったので、彫刻をさせていただきました。今回は「遠方で子供に連れて行ってもらわないといけないから、雑草が心配」とのお声で防草対策のファイバーレジン施工をさせていただきました。

前回同様、作業前のお性根抜きと作業後のお性根入れのお立会いをお客様の代わりにさせていただきました。

まず、お性根抜きの立会いです。お供え物もご用意させていただきました。

 

作業前です。玉砂利の間から、草が生えています。

 

水はけが良くなるように下地をさせていただいた上で、防草対策のファイバーレジン施工をさせていただきました。

 

通路も雑草がすごかったので、ある程度、種のある所まで鋤取り(すきとり)をした上で、砕石を撒きました。

 

上の段にも既存碑がありましたので、そこもファイバーレジン施工をしました。

 

作業完了後にお性根入れをお寺様にしていただきました。

昨今「遠方だから」「跡継ぎがいないから」とお墓じまいが増えてきています。ですが、このお客様のように「遠方でもお墓を守ろう」「(防草等)できる事はした上で、子供にバトンを託し、子供もその意思を受け継ぐ」そんな、お家がまだまだ多くおられます。

そんな方々を私も精一杯お手伝いしたいと思っています。

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園中 憲二
園中 憲二

今回は、丹波篠山市今田町で施工したリフォーム工事をご紹介いたします。

工事前のお墓は、小さな石で周囲を囲んでいるだけでした。まわりは延石で囲まれているお墓が多いので、それと同じように枠をキッチリとしてほしいのと、草の生えないようにしてほしいとのご希望でした。また、お墓を建ててから30年以上も経っていることもあり、直せる所は今回の工事で直してしまいたいとのことでした。

お客様からは「今まで土葬のことを考えて広い場所が必要でしたが、火葬になり広い敷地も要らなくなったので、管理が大変でした

「コンクリートでお墓の前も固めてもらい、区画内もファイバーレジンをしたので草の心配もなくなった。お墓を建ててから30年以上経っており、お墓が傾いているのが気になっていましたが、これでスッキリしました」と喜んでいただきました。

上山 典之
上山 典之

こんにちは、たんば篠山店の上山です。

丹波篠山市で平成初期に建立された墓石の、傾き直しのリフォーム工事をしました。

「リフォーム工事」と一言でいっても簡易的な工事から大掛かりな工事まで様々あります。

 

今回は大掛かりな工事になります。

墓地中央部の沈下による墓石の傾き、原因は当時の工事時の転圧不足によるもの。

特に右側の五輪塔の傾きがあります。

間知石2段積み時は、最低3回の段差を変えての転圧が必要です。

地盤面位置での転圧」「砕石搬入途中の転圧」「砕石搬入後での転圧」です。

埋め戻しの高低差が多いほど転圧回数を増やします。

今回はより強固にする為に最上段に鉄筋入りコンクリートを打設しました。

地盤の状況にもよりますが、工事時に手を抜いた工程には数年後に結果として現れることがあります。

見えないところが一番大事ですね。

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眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回は搬出が難しいお墓じまいをしました。

そこでラフタークレーン(ラフテレーンクレーン)を使用しました。

加西市の墓地です。

このように駐車場からお墓までに軍碑があります。

立派なお墓ですので、通常通路は使用できませんでした。

そこで、ラフタークレーンの登場です。

 

作業前です。下の土台からすべて撤去します。

協力会社に手伝ってもらい、作業しました。

ユンボ等機材を駆使して搬出していきます。

 

この墓地の規約で、コンクリート舗装して返却することになっています。

両隣のお墓を傷つけないように、気を付けて作業しました。

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園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は、丹波篠山市の村墓地から檀家寺へお墓を移転されたお客様をご紹介いたします。

村の墓地には、江戸時代からの古いお墓があり、ずっとお参りをされて来たそうですが、お子様たちも丹波篠山に住んでおられず、今後のことを考えるとお寺さんの墓地に移った方がよいとの考えに至ったそうです。

撤去後。

ご要望は、既存の代々墓はそのまま持って行き、ほかの古いお墓は、新しい五輪塔に戒名を彫りまとめて、新しい墓地には置かない希望でした。

ですので、台石のみ処分して戒名が彫っている竿石は処分せずにお寺にある供養塔へ移すことになりました。

そして、新しいお墓は今後も管理がしやすいようにファイバーレジンで仕上げています。

お客様からは

「先祖が建てられた古いお墓も結果的に同じ墓地の供養塔へ納めることが出来て良かった。以前の墓地は、水道も無く毎回ペットボトルに水を入れて持って行ってました。また、竹の子が出てきたり、行くたびの草刈りも大変でした。これで気持ちよくお参りが出来る環境になった」

と喜んでいただきました。

お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く