森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -

地盤も大切です

2026年09月30日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

以前にご紹介しました緩い地盤への対策工事を、再度投稿させていただきます。

こちらの施主様は既存の巻石が歪んでいるのが前々から気なっておられました。

「地盤が緩い思うから、しっかりと直して、一から建てたい」とのお望みでした。

そこでまずはプロの地盤調査会社に委託し、スウェーデンサウンディング方式で調査。

地形図からも調査し、この墓地は昭和初期の段階では雑木林とあり、地形は扇状地。

良好な地盤ではありますが傾斜地の最下部で、隣地には池もあります。

土質は2.5m下まで粘土層が堆積しているという結果でした。

そういった地盤には「D-BOX」をおすすめします。これは簡単にいいますと「地盤改良」です。

四角いビニール製の土嚢袋に砕石を詰めていき、またその周りにも砕石で目詰めをして、

プレートランマーで転圧していきます。

何段積むかは地盤調査の結果によりますが、こちらの区画は2段施工しました。

そして、その上に通常施工のベタ基礎コンクリートのベースを打設します。

これでD-BOXによる改良工事は完了し、地盤は大丈夫です。

あとは石材工事にかかっていきます。

見えないところへの気遣いと対策は末永くお参りされる上でも大切なところです。

ここ最近は永代供養や墓じまいなど個別の「家墓」というものが減って参りました。

が、しかし防草施工や傾いたお墓の直し、古いお墓を整理したりといったリフォーム案件。

そしてもちろん新規墓石の建立のお話もしっかりといただいております。

リフォームも含め「いいものを」とお考えの方には、ぜひ、お考えいただきたいと思います。

 

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

今回のご依頼は、多可町の中安田墓地にてお墓のリフォーム工事です。

お客様の一番のご要望は「防草対策」でした。

とても広い墓地ですので、夏の「草引き」はかなりの重労働だったとのことです。

工事前の様子がこちらです。

 

 

今回、お墓を長く安心してお参りしていただけるよう、防草対策以外にもいくつかご提案をさせて頂きました。

 

石と石のつなぎ目を守る「目地補修」。

そして、長年の汚れをすっきりと落とす「犬走り、外柵、階段の洗浄」。

さらに、文字や家紋を美しく際立たせる「色の入れ直し」です。

施工後の様子がこちらです。

 

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隅々まで綺麗に整い、お墓全体がぱっと明るくなりました。

お客様からも「とても綺麗になった」と大変喜んでいただけました。

 

お参りのたびにご負担になっていた草引きの悩みから解放され、気持ちよく手を合わせていただけると思うのです。

ご家族で気持ちよくお参りできる場所になるのは、本当にいいなぁと思います。

皆様も、お墓の「草引き」や汚れについて気になられたことはございませんでしょうか?

まだまだ暑いこの季節に、大切なお墓のお手入れをご検討してみませんか?

お墓のお困りごとや気になる点がございましたら、是非お気軽にご相談してみてください。

線香立

2026年08月31日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回は、以前にも何度かご紹介させていただいた「線香立」のお手入れについてのお話です。

加東市のお墓です。

これまでは、石の凹み部分に直接お線香を立てるタイプのものが使われていました。このタイプは、線香が最後まで燃えた後の「燃えカス」が凹みの奥に残ってしまい、掃除やお取り除くのが本当に大変です。そのため、以前はお客様ご自身で竹を使った線香立を前部分に手作りして、代用されておられました。

そこで今回、もっと快適にお参りしていただけるよう、ステンレス製で取り外しができる新しい線香立を取り付けさせていただきました。この線香立は本体を取り外せるだけでなく、底部のパーツから簡単に溜まった燃えカスを除去することができる仕組みになっています。これなら、いつでも清潔に保つことができ、お手入れの手間も大きく減らすことができます。

これからは、お手入れの心配をすることなく、安心して気持ちよくお参りしていただければ嬉しく思います。

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このような場所でも

2026年08月05日 08:00

堂本 幸治朗
堂本 幸治朗

いつもお世話になっております。堂本です。
今回、大掛かりなリフォーム工事に際して、階段に手すりをつけてほしい、とのご要望があり施工させていただきました。

このような階段でもしっかりと手すりをお付けすることができます。手すりを一つつけるだけでも、お墓参りの労力がだいぶ違います。
お体への負担が減ればそれだけ、お墓参りも行きやすくなりご先祖様も喜ばれるに違いありません。
当社では、様々なリフォーム工事を行っています。その分、多様なご要望にお応えするだけのアイデアやご提案がございます。
ぜひ、些細な事でも構いませんので、ご相談下さい。
お客様に喜ばれるお墓づくりこそが、当社の強みでございます。

「見えない部分」カロート

2026年06月29日 08:00

篠山店スタッフ
篠山店スタッフ

こんにちは、篠山店のスタッフです。

私たち石材店が「墓じまい」や新しいお墓の建立に携わる際、必ずと言っていいほど確認する場所があります。それは、お骨を納める「カロート(納骨室)」です。

実はお墓において、このカロートこそが最も大切にすべき場所なのですが、普段は目に触れないため、意外と気にされていない方が多いです。

新しい仏様を納骨する際、初めてカロートの蓋を開けて、その中を見て驚かれるご家族がよくいらっしゃいます。

  • 水が溜まっている
  • 虫が入り込んでいる
  • 虫が中で冬眠している

大切なご先祖様のお骨が、水浸しだったり虫と一緒だったりするのを見るのは、やはり心苦しいものです。「開けるのが怖い」と感じてしまうような状態は、できることなら避けたいですよね。

そこで私たちがおすすめしているのが、水が溜まりにくく、虫が入りにくい構造を持った「強化カロート」です。

今回、山を少し上がった場所にお墓を建てられたお客様も、この「虫や水が入らないこと」に一番こだわられ、強化カロートを選ばれました。このカロートには、従来のものと比べて次のようなメリットがあります。

  1. 清潔を保つ:特殊な構造により、水気や虫の侵入をブロックします。
  2. 抜群の安定感:通常のカロートよりもサイズが大きく幅も広いため、非常に丈夫です。
  3. お墓のズレを防止:土台がしっかりしているため、上に立つ墓石がズレにくいという利点もあります。

古くから、お骨には魂が宿ると言い伝えられてきました。お墓という「家」の中で、ご先祖様がゆっくりと眠る場所だからこそ、一番こだわり一番大切にしてほしいと思います。

お墓の新築はもちろん、リフォームやメンテナンスの際にも、ぜひ「見えない部分」であるカロートに目を向けてみてください。

水や虫が入りにくい強化カロートの施工例

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中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

お墓は、ご先祖様を供養する大切な場所であると同時に、これからのご家族が心を寄せる場所でもあります。今回は、西脇市野村町で施工させていただいた、あるご家族の温かいお墓づくりの事例をご紹介します。大切なご家族を想う気持ちと、将来への不安に寄り添いながら進めた、安心のリフォームプロセスをお伝えします。

1.「後継ぎがいないから…」お父様から託されたお墓の悩み
数年前、西脇市野村町にお住まいのあるお父様から、私にこんなご相談がありました。

「後継ぎがいないので、この先お墓をどうしたらいいか迷っているんだ」

お父様には二人の娘様(今回ご依頼いただいたT様とお姉様)がいらっしゃいます。お二人ともご結婚されて名字が変わり、それぞれにお子様はいらっしゃいません。「自分たちが元気なうちは、心を込めてお墓参りを続けたい。けれど、その先はどうなってしまうのだろう……」と、ご家族皆様でずっと胸を痛めておられました。

最初は「せめて自分たちがお参りしやすいように、お墓の草引きだけでも楽にしたい」と、雑草対策(防草施工)のご相談でお声をかけていただいたのがきっかけでした。

2. 名字が変わっても、みんなで入れるお墓へ

お話をじっくり伺う中で、私はひとつのご提案をさせていただきました。

「一番左にある夫婦墓の棹石(一番上の石)を『先祖代々之墓』として新しく磨き直し、ご実家の名字だけでなく、名字の変わったT様やお姉様ご夫婦も一緒に入れるお墓にリフォームしませんか?」

お墓はご先祖様を供養する場所であると同時に、今を生きるご家族の「心の拠り所」でもあります。

最初は「ご先祖様が作ってくれた古いお墓をなくしてしまうのは申し訳ない、バチが当たるのではないか」と、強い罪悪感を持たれていました。そこで、すべての古い石を処分するのではなく、歴史ある棹石をきれいに残して新しい区画に並べるプランをご提示したところ、T様も「これならご先祖様にも申し訳が立つし、一番すっきりして見栄えも良いですね」と、本当に安心した笑顔を見せてくださいました。

名字が変わっても、大切なご家族。

「みんなで一緒に入って、これからもずっとお参りができる」

その形が見えたとき、T様ご姉妹の表情がパッと明るくなったのを今でもよく覚えています。

そこから、お墓の防草対策だけでなく、傾きの修復や地震対策など、これから先も長く安心してお参りができる「お墓のフルリフォーム」をお任せいただくことになりました。
3. 安心を未来へつなぐ、丁寧な施工プロセス
お墓づくりの基礎は、見えなくなってしまう場所だからこそ一番大切にしなければなりません。ご先祖様とご家族を支える、私たちの施工の様子をご紹介します。

① 土台づくりと基礎補強

まずは、長年の風雨で少しずつズレが生じていた「巻石(外枠の石)」を一度解体することから始めました。

地面をしっかり固めたあと、頑丈な基礎をつくるために鉄筋を配置します。

鉄筋を組み込んだ場所へ、たっぷりと基礎コンクリートを流し込みます。
② 巻石の据付と流出防止対策土砂が外へ流れて巻石の下が再び露わになってしまわないよう、コンクリートブロックでしっかりと根入れをします。

一度解体した巻石を正確に据え直し、経年劣化で石同士が開いてこないように、頑丈なステンレス製の補強金具でがっちりと固定します。

③ 傾き・地震に強いお墓へ

お骨を納める大切な空間である「カロート(納骨室)」には、強度に優れた「強化カロート」を採用しました。これでお墓全体が安定し、将来にわたって傾きにくい頑丈な土台ができあがります。

さらに、これからの大きな安心のために、震度7クラスの揺れにも耐えられる特許技術「安震ゲル」をお墓の部材の間に施工し、地震対策を施します。


④ 最後まで丁寧な仕上げ
お参りに来られたときに足元が危なくないよう、「拝石(踏み石)」は広くて歩きやすいサイズのものへ交換いたしました。

また、年月を経て色あせていた既存の墓石の文字彫刻部分には、一本一本丁寧に新しくペイントを施し、お墓本来の凛とした美しさを取り戻しました。

最後に、お悩みの種だった雑草対策として「ファイバーレジン(透水性の固めた砂利)」を隙間なく敷き詰め、お掃除が格段に楽になる工夫をしてすべての工事が完了しました。

4. 「綺麗になって本当に良かった」お客様からいただいた笑顔

お引き渡しの日、完成したお墓をご覧になったT様は「本当に綺麗になってよかった。これで私たちも、安心してここに眠れます。父もきっと喜んでくれています」と、安堵の表情を浮かべておられました。

お墓の「これから」に迷ったら、まずは心の荷物を少し下ろしてみてください

「お墓を継ぐ人がいない」「嫁いで名字が変わってしまったけれど、実家のお墓はどうなるの?」

こうしたお悩みは、決してあなただけのものではありません。皆様それぞれに、大切なご家族への想いと、言葉にできない不安を抱えていらっしゃいます。

私たちは、お墓の販売やリフォームをただお勧めする立場ではありません。

「どうすれば、今あるお墓とご先祖様を大切に守りながら、ご家族全員が一番安心できるか」

それを一緒に考え、気持ちを整理していくためのパートナーでありたいと思っています。

お墓について、まだ具体的な計画がなくても、何から考えればいいか分からなくても全く構いません。

「ちょっとこれだけ聞いてみたいな」「誰かに話して気持ちをすっきりさせたいな」

そんなときに、ふっと思い出して心が少し軽くなるような、そんな安心できる存在であれたら嬉しく思います。

雑草対策~防草シート~

2026年06月12日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回は防草シートのお話です。三木市のお墓で雑草が大変との事で、ご相談を受けました。

 

作業前です。直前に草抜きをしていただいていたので、キレイですが、右のお墓を見てもらえたら、わかるように、良く草が生える環境のご様子です。

 

玉砂利を一旦すきとります。そして玉砂利下も、ある一程度、除去しました。

 

砕石を詰めました。

 

その上に、防草シートを敷きます。

 

玉砂利をふるいにかけ、洗浄して、再利用しました。

 

見た目は変わりませんが、以前より、お掃除が楽になったと思います。ご負担少なく、末永くお墓を大事に守っていただければ、ありがたいです。

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墓地をひとつに

2026年06月08日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

先日、丹波市のお客様より一統の旧墓地を整理したいとご依頼いただきました。

こちらはまだ昔の土葬墓と新しい納骨墓の二つが存在する両墓制のままで、旧墓地はもう境すらわからない、お参りもしない、ただ年に何回かだけお墓掃除(草刈りなど)をするだけの墓地になっていました。

この段の奥までで15軒分のお墓があります。

ご要望はすっきりとさせて、手間のかからない墓地に。とのことでした。

整地したからといって、村に還すことは出来ず、手入れはしていかないといけないとのことでした。

そして、こちらの一統の皆様の決断は早かったです。

ほんとうにすっきりとさせていただきました。

コンクリートによる舗装とブロックによる土砂抑えで草刈りも要りません。

コンクリート勾配により前、または中心の排水溝へ水は流れていきます。

完成後の祈祷式には皆様参列され「キレイになったなあ~」「これでほとんど掃除せんでええな」「ここってこんな眺めええとこやったんか」と方々で思い思いにご感想を、笑顔で口にされておられました。

お墓の守り方

2026年05月25日 08:00

篠山店スタッフ
篠山店スタッフ

こんにちは、篠山店のスタッフです。

最近、お客様だけでなく身近な方の間でも「散骨」という言葉をよく耳にするようになりました。 「海に還りたい」「跡継ぎに負担をかけたくない」といった理由で選ばれる方が増えているようです。

でも散骨をしてしまうと、形あるものが何も残らなくなってしまいます。

残されたご家族にとっては、「心の寄り所」がなくなってしまうことに繋がり、後になって「やっぱりどこかにお参りする場所が欲しかった」と寂しさを感じるケースも少なくありません。

また、散骨は手軽なイメージがあるかもしれませんが、実は想像以上に費用や手間がかかるという側面もあります。

「お墓の管理が大変だから」という理由で散骨やお墓じまいを考えているのなら、代々のお墓を「現代風」にアップデートして残していくという方法もあります。

今の時代、お墓の守り方はもっと気軽であっても良いはずです。

 

お墓参りの一番の悩みといえば、しつこい雑草ではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、「ファイバーレジン」による防草施工です。

これを行うことで、毎月のように行っていた草引きが、年に数回のお手入れで済むようになります。

常に綺麗な状態を保てるため、お参りの際も気持ちよく過ごすことができます。

また長い年月が経ったお墓は、土台に歪みやズレが生じることがあります。

そのような場合は、土台の縁を取り、L字型の金具(補強金具)を取り付けることで歪みを補正できます。

 

その上からレジンで固めた砂利を敷き詰めれば見た目も美しく、頑丈な状態が長続きします。

散骨が悪いわけでもなく、樹木葬という選択肢もあります。

ただ先祖代々受け継いできたお墓を、今のライフスタイルに合わせて「管理しやすく」作り替えることも、これからの時代の大切な選択肢の一つです。

「これまでの大変な守り方」から、「手間を省いた現代風の守り方」へ。

大切な場所を、より身近に、そして楽に守り続けていきませんか?

【カテゴリ】

園中 憲二
園中 憲二

今回は「既存の五輪塔を大切に残しながら、代々墓と霊標を新設する」というお墓のリフォーム事例をご紹介します。

ご依頼のきっかけは、お母様が亡くなられた際、今のお墓に納骨する場所がなかったことでした。約40年前に建てられた五輪塔と夫婦墓がありましたが、これからの家族のあり方に合わせてお墓を整えることになりました。

施主様のご希望は「既存の五輪塔は残して、代々墓と霊標をあらたに作りたい」というものでした。単に新しいものを建てるだけでなく、これまで見守ってくれた既存の石碑にも丁寧な手入れを施しました。

長年の汚れを落とし、石の輝きを取り戻しました。また、経年変化で色が薄くなった部分にペイントを入れ直し文字をはっきりと蘇らせました。

お客様は遠方にお住まいだったため、打ち合わせはすべて電話とメールで行いました。対面での打ち合わせが難しい状況でも、細かなコミュニケーションを重ねることで、理想の形を具体化していきました。

工事完了後、お写真をお送りしたところ「あたらしいお墓になったようです」と、お喜びの声をいただくことができました。

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