森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -
生きるヒント
2009年12月15日 13:51
毎年、弊社に飾ってある
カレンダーがあります。
荒 了寛(あら りょうかん)さん
のカレンダーです。
12月に入り来年用のカレンダーが
届きました。
とても短い文ですが、
いつも
「なるほどな」
と考えさせられます。
生きていると
嫌なことや、悲しいこと
色々ありますが、
了寛さんのカレンダーには
たくさんの生きるヒントが
あるように思います。
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事始め
2009年12月13日 14:36
12月の行事で
クリスマスや冬至が有名ですが、
12月13日は
「事始め」の日だそうです。
この日から
煤払い(すすはらい)や餅つき
などお正月を迎える準備をするそうです。
そして煤払いは
単なる大掃除ではなく
氏神様を迎える神聖なもの
という意味で神棚や仏壇の
掃除をするそうす。
(知ってました?私は全く知らなかったです。)
今年もあと少し。
気持ちの良いお正月を迎えたいですね。
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古事記を読みました
2009年08月18日 14:34
以前から参加している総合民俗学の勉強会が
あるのですが、その中の課題図書のひとつに
「古事記」がありました。
数冊の本は苦戦しながらも何とか読んだのですが、
古事記だけは全く歯が立ちませんでした。
とにかく日本語に見えませんでした。
そんな古事記ですが、先日ある方の書評に、
田辺聖子さんの古事記が面白いと書かれていたので、
騙されたつもりで古本屋で購入しました。
その結果、大変面白かったです。
古事記や日本書紀のマンガも読んだことはありますが、
はるかに読みやすく、十分に楽しめました。
出てくる登場人物の人間くさいところは、今も昔も
人間が変わっていないのを教えてくれます。
また正論だけでの道徳では、やはり限界があるのも
こうしたところから学べるのだと思います。
様々な逸話に彩られた人物の名前が、そのまま地名
になっている所は、目からうろこでした。
昔ながらの地名にもたくさんの意味があり、それを安易に
変えてしまおうとする我々の無知を、改めて考えさせて
もらいました。
ということで、これから難しい本は田辺聖子さんの
著書がないか探してしまいそうです。
Written by K.morita
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お墓掃除のご依頼が急増
2009年08月06日 13:25
いよいよお盆が近づいてまいりました。
7月中旬から「お墓そうじ代行」の依頼が多くなってきて
驚いています。
ご依頼者の多くは都心部にお住まいで、田舎にお墓が
ある方ですが、近くでもお墓参りが大変な場所や、
息子さんがお盆に帰ってこられなくて、車が無い方も
ご依頼があります。
お盆の前は、弊社もたくさん工事が詰まっていますので、
おそうじ部隊の中心は、もっぱら営業&役員です。
毎日お墓しうじが続くと、足も腰も疲労がたまってきますが、
『おそうじ前とおそうじ後の写真』をお見せすると大変喜んで
いただけるので「また頑張ろう・・・」と気合が入るこの頃です。
今後は年に3回ほど(春お彼岸・お盆・お正月)のセットで
継続してお手伝い出来たらと思っています。
【参考価格】
6㎡以下の墓地であれば 8,400円×3回=25,200円/年
いつもきれいなお墓で、お参りが出来ますよ。
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週刊ダイヤモンドを読んで
2009年01月23日 08:00
1/24号に「寺・墓・葬儀にかかるカネ」という
特集がありました。
私は田舎生まれの田舎育ち。今も丹波の田舎にいますが、
本当に世の中がこの記事のとおりならご愁傷様という感じです。
私はお墓のことしか分かりませんが、誰が解説をしたのだろう?
同業者としては、甚だ首をかしげる内容も少なくありません。
お寺さんや葬儀についてもそうです。
一部にこんな事があるのかもしれませんが、
これでは真面目にしているお寺や葬儀社がかわいそうです。
逆に「納骨堂」「散骨」「樹木葬」「手元供養」については
目新しいこともありベタ褒め。
こちらはいかにも善人が親切でやっているように見えますが・・・。
これはこれで変な気がします。
いづれにしても、この業界がこのように面白おかしく書かれる
背景には、業界全体の努力不足があったのだと思います。
仕事の真意が問われる不景気。
今こそすべきことに淡々とベストを尽くし、お客様から見放され
ないようにしなければならないと思いました。
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おくりびと
2008年09月09日 08:38
映画『おくりびと』の予告編をテレビで見ました。
【ストーリー】
ひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、
仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら
成長していく姿を描いた感動作。
もしやと思い、原作を確認しました。
コチラ↓
私も以前この本を読みました。
感動しました。
実際にこの主人公は著者ご本人です。
主人公の心が、納棺夫という仕事を通して変わってゆくさまが描かれ、
そして死に直面する態度みたいなものを考えさせられた作品でした。
しかしこの本が映画化されるのはとても嬉しいです。
現代社会の「何か足りないもの」は、ここにもあると思います。
ぜひ映画も見たいです。
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自分で自分の墓を建ててはいけない?④
2008年02月28日 09:31
延々としてきましたこのお話も最後です。
Q1.生前にお墓を建ててはいけなのか?
Q2.自分で自分の墓を建てるべきでない?
につきまして3回にわたって考えてみました。
考えればとても難しい問題だと思います。
色んな考え方があり、先人たちも過去に色んなことをされてきました。
しかし仏事ごとで、
「こうでなければならない」「この通りしないと災いがくる」
は絶対に言ってはいけないことだと思います。
それは分からないことなのですから。
ゲームではルールを守らない人が強いに決まっています。
考えれば当たり前のことです。
同じように「私には見える」と言ってしまった時点で、ルール違反なのではないでしょうか。
普通の人にとっては、それに対抗するすべはないのですから。
話がそれましたが、日本人のお墓は、こうしたうわべの考えや規則だけで
成り立っているわけではないと思うのです。
日本人の宗教感(先祖供養の心)にはキリスト教の聖書やイスラムのコーラン
のようなもがあるわけではありません。
もっと目に見えない、「ご先祖様を裏切ってはいけない」というベースの上に、
代々伝わってきた、自然な先祖供養があると思います。
それが「お墓を建てる気持ち」であり、それがあれば、
「しきたりが少々違っていてもご先祖様は多めに見てくれる」
という事になるのではないでしょうか。
お墓を建てる人の気持ちは純粋です。
私はその気持ちに敬意をはらいたいと思っています。
「自分で自分の墓を建ててはいけない?」おしまい。
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自分で自分の墓を建ててはいけない?
2008年02月25日 13:39
先日、某占い師(?)がテレビでまた何か発言されたようです。
その放送直後、ひとりのお客さまから電話がありました。
「うちのお墓キャンセルしてください」と。
実はこのお客様のお墓は、テレビで挙げられていた状況とは
明らかに違う内容で、こちらもご説明は致しましたが、
「テレビであんな風に言っている以上、気持ちが悪い。」
となってしまったわけです。
こういった事に不慣れなお客様は、テレビでズケズケ言われると
不安になってしまいます。そして、さらわぬ神にたたりなしとなります。
お墓を建てようとされるお客様の気持ちは純粋です。
それを不安におとしいれる発言は、実に悲しい話ですね。
問題の発言内容は、
①生前に自分で自分の墓を建てるものではない。
②建てるのであれば建立者を息子の名前にすべし。
では検証して見ましょう。
(つづく)
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お墓の引越し
2007年12月19日 16:13
ここ数年、チョコチョコお墓の引越しの仕事をいただきます。
昨年は、熊本から引越しをお手伝いしました。
また今年になって、広島、山口、大阪と年々増えいます。
この背景には、ここ数十年の時代背景が大きく影響しているのかもしれません。
例えば、団塊の世代の人たちは集団就職で田舎から町に移って働き出しました。
そしてその後の高度経済成長の時代を迎え、
そのまま都会に住み続けた人が多くおられるのだと思います。
またこの影響から「核家族化」も進んできました。
田舎には高齢者の方だけが残っているというケースです。
そして結局、「田舎には帰っても仕方がない」ということで、
お墓も引越しという風になるようです。
お墓は故郷にあってもよし、近くにあってもよしだと思います。
弊社も数件引越しのお手伝いをさせていただきましたが、
引越しを機に、お墓を新しくされたケースもあります。
また磨きなおしてリフレッシュされるケースもあります。
その時のお墓の状態によって対応は変わってきます。
さて、私の近所も空き家が少しずつ増えてきて、
お墓も無縁になっているところが増えてきたように感じます。
でも無縁はかわいそうです。
今のうちに分かっている人は、身近でお祭りしてあげて下さいね。
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石に賞味期限はないけれど
2007年11月01日 11:21
石は自然の素材なので、思わぬところに思わぬ模様やキズ、色違いが出てくることがあります。
そうなればその部分は使い物にならず捨てることとなります。
ところが困った事に、こういった問題を薬品や小細工を加えるとでごまかすことが出来るのです。
当然、数ヶ月から数年で問題は発覚しますが、時すでに遅しです。
多くの場合こういった点は全く気づかれずお墓になっています。
誠意のない生産者はこのことを分かって不正行為をしています。(私たちには分からないように)
ですから当社では商品のトレーサビリティー(追跡)を徹底しています。
そして「不正されやすい石」「不正をする可能性のある生産者」を排除しています。
先日、ある「不正されやすい石」で見積り依頼が来ました。
当然「この石には問題があり扱っておりません」と説明したのですが、お客様は他社で
「最高の石ですよ」と教え込まれていますので、当社の説明にご納得いただけません。
これ以上言うと悪口になってしまいますので、こちらも口ごもってしまいます。
結局見積もりはお出しする事になりましたが・・・(涙)。
昨日もこれについて社内で喧々諤々となりました。
この石で不正が行なわれる確率は20~30%。見た目はキレイな石です。
「この石を扱いたい」という意見と「扱うべきではない」という意見両方あります。
しかし最終的には「原則扱わない。」で決定しました。
昨今、食品の賞味期限の問題もありますが、石の不正も同じです。
実際に問題があっても気づかれるお客様はほんの一握り。
だからこそ自分たちで守ろうと思っています。
今日はちょっとかたい話になってしまいました。
墓石を販売する創業92年の株式会社森田石材店のブログ(丹波市・篠山市・多可郡・西脇市・加東市・小野市・加西市・三田市・神戸市・南丹市・福知山市・猪名川町)
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