森田石材店ブログ - お墓のQ&A -
お墓で見かける白い布を巻いてあるのは何?
2024年04月11日 08:00
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季節を感じる六地蔵さん
2024年03月22日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
用事を済ませて帰る時に何かの視線を感じ振り返ると其処には、可愛いピッタリサイズのお揃いのニット帽を被った六地蔵さんが居ました。
よく見ると黒沢年男さんがいて、泉谷しげるさんに火野正平さんもいて、レイザーラモンRGもいました。
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金魚のお墓
2024年03月12日 08:00
ある日の夕食の時のこと・・・。
小学生の娘がこんなことを話していました。
学校で育てていた金魚が死んでしまった。
だから校舎の裏に埋めてお墓を作ってあげた。
この話を聞いてすごく懐かしい気持ちになりました。
私も小学生のころ学校で飼育していたメダカとか金魚とかお墓を作ってあげていたな~と。
皆さんも一度は経験ないでしょうか?
この行為って、とくに親や先生に教えてもらったり、強制的にしていたわけではありません。
でもなーんとなく知っていました。
何なら埋めるだけでなく石を置いたり、アイスの棒に「きんぎょのはか」って書いて挿したり。
「死んだら埋める」
「お墓をつくる」
これってDNAに記憶されていることなのかなと改めて思いました。
15年程前、飼い犬が死んだ時。
火葬場に持って行くと「ある程度たまったら火葬するから」
と言われ、亡骸は台の上に置かれそれでお終いでした。
お別れの悲しさもありましたが、埋葬できない罪悪感みたいなものがずっとありました。
今はどの自治体も扱いは違うのでしょうが、当時はそんな感じでした。
当然人と動物やいきものは違うけど、愛情があるものとの死別すると
「死んだら埋める」
「お墓をつくる」
というのはごくごく自然な行動なのかなと思いました。
こどもの頃の純粋な気持ちでお墓を見てみると、また違ったものに見えてきました。
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震災のときに石屋の私たちができること
2024年02月29日 08:30
仕入れ担当の森田です。
ご承知のように能登地方の地震では多くの被害が出ています。
お墓もかなり倒壊しています。
能登半島は平地が少ない地域です。
ですから広い霊園ではなく、山際に小さな墓地があることが多いようです。
これって私たち丹波地域と同じですね。
小さな墓地で多くのお墓が倒壊しますと大変です。
まず修理に行こうにも、道が塞がりそのお墓に到達できません。
こんな非常時では通路の確保が第一優先なのです。
この作業は地元の石屋さんが少々頑張っても追いつきません。
日本石材産業協会等が呼びかけてボランティアを募ります。
私も微力ながら復興に協力するつもりです。
大きな地震のとき芯棒は役に立ちません。揺れを逃がす免震の方がおすすめです。
さらに地震の後のお墓は非常に不安定です。
揺れによって接着不足になっていたり、わずかに傾いていたり・・
大丈夫に見えても危険が潜んでいます。
ここに雪が積もり、温かい日に融け始めると、凍って浮いた石が滑るようにしてズレてきます。
こんな時にお墓参りに行くと危険です。
ですから能登地方の方には暖かくなるまではお墓参りは行かないようにお声がけをしています。
仏石がこのように曲がっていると接着が切れています。
この状況は私たちのお墓も例外ではありません。
何十年もメンテナンスされていないお墓は積雪でずれる可能性があります。
20年に一度ぐらいは目地直し程度はしてください。
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仏壇のお花
2024年01月25日 08:00
本店山崎です。
お仏壇の花立は、常花(じょうか)や生花を供える際に使用するものです。
花立ての素材は手入れが楽で変色しにくいアルミ製や真鍮製など、種類や色も様々です。
お仏壇にお供えする仏花は、供養の心を表す大切なものです。
「仏花」「枕花」「供花」「弔花」など、日本では大切な方のために花を手向ける多くの風習が残っています。
お仏壇に供える生花の中で最も頻度が多いのは菊ではないでしょうか。
菊は日本古来よりある花で、日本の気候にあっていて長持ちすると言われています。
また邪気を払う力があると信じられています。そのようなことから、お仏壇に欠かせない生花として、選ばれているのでしょうね。
より長持ちさせるためには、切り花(茎をナナメにスパっと!)にして、お水も適度に変えてください。
また、本数は奇数がよいとされています。3本・5本・7本という本数が一般的です。
そして、サイズも重要なひとつです。お仏壇の大きさやタイプによってサイズや色、デザインなどのバランスを見て選ぶと良いですね!
もちろん、故人様の好きだった花でも大丈夫です。また最近では、造花や
プリザーブドフラワーで作られた仏花もあります。故人様を偲んで、手を合わせたいですね(^^)
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お墓じまい事情「立つ鳥跡を濁さず」
2023年12月14日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
年々増えてきた「お墓じまい」です。
・高齢になり墓守が困難になった。
・跡継ぎが無く将来を見据えて。
・いずれ子供がするときの負担を無くす為。
・遠方にあり負担になってきた。
・お寺との付き合いが大変。
・宗教上の都合。
…事情は様々です。
自分の代でお墓じまいをすることが良いのか?
元気な内にしておかないと無縁墓になり荒れ果て周りに迷惑掛けないか?
「お墓じまい」は墓石他、建造物をすべて撤去して更地に戻して返却します。
跡地は数年後には草が生えてくるのですが、周りに配慮して区画内と通路の表面舗装をしました。
「立つ鳥跡を濁さず」
長年お世話になった墓地の方々へ、此れからも続く掃除の負担軽減になればというお客様の気持ちの表れですね。
寂しいことですがホッコリする工事になりました。
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不許葷酒山門
2023年11月21日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
禅宗のお寺で見かけた石碑です。
不許葷酒山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)
「『葷』(ニラ・ニンニク・ネギ等の香りの強い野菜)や酒は禅僧の修行の心を乱すもとになることから、
これらを口にした者は清浄な寺内に立ち入ることを許さない」という意味です。
その戒壇石といわれています。
禅宗では、お寺は「飽食(食べ物に不足が無い事、飽きるほどたくさん食べられること)、
飲酒を断ち、精進し座禅などに励む、人間修行の場であった」といわれています。
今はそのようなことは無いようですが、昔ながらの禅宗寺院の教え、規律の名残りでしょうか。
その昔、若い修行僧が石碑を見て日々精進していたのでしょう。
50年後、100年後にも語り継がれる石碑として残して欲しいものです。
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観客の多い開眼式
2023年11月14日 08:00
滝野店の中村です。
先日、加東市にて開眼式のお手伝いをさせて頂きました。
当日の朝まで雨が残っていたので少し心配しましたが、開眼式の際には爽やかな秋晴れでした。
たまに太陽が雲に隠れることがありましたが、雲の間から射す太陽の光が神秘的でした。
今回ご依頼頂いたお客様の菩提寺は日蓮宗のお寺でした。
滝野店エリアでは真言宗のお寺が圧倒的に多いので、日蓮宗のお寺の開眼式は3度目でした。
私自身も一つ一つの儀式が珍しく、ご住職の一挙手一投足に注目です。
まずご住職に指示で区画の四方に線香を立てました。
その後、ご住職が火打石でお清めをしていきます。
今回の参列者は施主様と施主様のお母様でしたが、実は他にもたくさんの参列者?観客?がおられました。
まずは「とんぼ」。
これ私個人の「あるある」ですが、割と開眼式の時に様々な虫が参加していることがあります。
とんぼだったりハチだったり蝶々だったり。
で、墓石にとまってしばらく休んでいる光景を目にします。
写真には納められませんでしたが、今回もトンボが墓石に一度とまっていました。
次に公園で遊んでいた子供たち。
墓地が公園に隣接していたので、開眼式が始まるや否や5、6人の子供たちが集まって来ました。
凄く物珍しそうに、儀式の進行を見守っていました。
普段聞かないお経、火打石、雲間から射す光、トンボ、子供たち。
普段通りではない開眼式に印象深いものでした。
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こんな終活もあるのですね。
2023年11月01日 08:00
仕入れ担当の森田です。
先日、愛媛県松山市にて開催されました全葬連(全日本葬祭業組合連合会)の全国大会にお招きされ出席してきました。
私は石産協(日本石材産業協会)の会長という立場で来賓席でございました。
なんとステージの上に席がありまして(後列だったのでちょっと安心)式典の間はずっと緊張しっぱなしでした。
しかも私の右2メートルには彬子女王さまがおられました。
悪いことをしていなくても警察がいると緊張するように、何もすることはないけれど緊張していました。
この至近距離でした・・・。
さて式典も終り、その後の基調講演となりました。
豪華にも2本立て!
しかも誰もが知っている有名人です。
お一人目は元サッカー日本代表監督の岡田さん。
現在は今治でプロチームを率いておられます。
お話を聞いているとまさにビジネスマンです。それも半端ないレベル。
頭脳明晰の上に持ち前の体育会スピリッツでバリバリのトップセールスマンぶりがでした。
トップセールスと聞くとスマートなイメージですが、完璧に泥臭い中小企業の親父をもっと徹底した感じでした。
いやーさすがです。
お二人目はロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。
慶応大学大学院で遺言の修士論文を書かれたとのこと。
実際の講演内容は、お母さんの病気からお亡くなりになるまでの経験がこの論文には多分に生かされている事がわかりました。
詳しくは「母さんのフラフープ」に詳しく記載されていますのでそちらをご覧ください。
当社では墓石、仏壇仏具、葬儀をしております。
私たちのお客様は実際にはお亡くなりになってからご遺族がご購入されるケースが多いです。
この田村淳さんのケースでは、お母さんが最初にガンが見つかってから自分の葬儀をすべて段取りされていることがインパクトがあります。
しかも内容のプロデュースが素晴らしい。
実際に遺言についての論文も巻末に掲載されていますが、一度遺言を書くと毎年書き直した方がいいと多くの人が思うこと、一度書いてみると自分のことがよく分かり、書く内容が変わっていくことが綴られています。
私も遺言は書いたことありませんので想像でしかありませんが「そうなんだろうな」と思いました。
お葬儀もお墓もお仏壇も、元気なうちに考えていて損はないなあと気づきました。
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地蔵盆の話
2023年09月27日 08:00
こんにちは滝野店事務スタッフです。
先月、地区の地蔵盆がありました。
地蔵盆の由来は諸説あり、はっきりとはわかっていませんが、地蔵菩薩の物語が背景となっていると考えられています。
京都を中心とした近畿地方で盛んな子どもが主役の行事です。
去年まではコロナの事もあって、お寺さんに来ていただいて地元老人会の方々のみでされたのですが、今年は子供たちを呼んでお菓子を配ろうということになりました。
地元にいながら詳しくは知らないのですが、お供えをされるお家があります。ですが、そのお供えを見て「最近の若いもんは何も知らへんなぁ」と言われた方がいらっしゃったそうです。
お菓子の入ったダンボールに、紅白の水引でお供えと書いてあったそうです。母からその話を聞いてた私は、何があかんの?って感じでした。
ネットで検索をしても、のしは紅白の蝶結びの水引に「お供え」「御尊前」「灯明料」と書き名前をかきます。とあります。
地域によっては黄白の仏事用で志と書くところもあるそうですが、ネットを見る限りでは黄白の方が珍しいように書いてありました。
しかし「こういうのは、仏事の熨斗でするもんや。ええ大人になってはずかしい」と、紅白の熨斗がついたお供えを見て苦笑いされていたそうです。
今はネットで検索すればたいていの事は調べることができます。紅白の熨斗も間違ってはいないのですが、地域によって慣習がちがうので、事前に詳しい方に聞いておくのが一番かもですね。
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