森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -
最後まで自分らしく!
2019年12月21日 08:00
滝野店スタッフです(*^-^)/
数日前の神戸新聞に気になる記事が搭載されていました。
抵抗がある「終活」…でもとても大事なことだと思って実践されている方が48%
約半数の方が実践されていると知って少し安堵しました。
エンディングノート
何度か耳にしたことはあるけど、何を書けば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
遺言書や遺書と何が違うの?
遺言書は財産を誰にどれだけ渡すか、不動産等の管理を誰に託すかを生前に取り決め民法の規定に従って書面に残したものであり遺書は大切な人に伝えたい言葉や心情を書き記したものだとすれば遺言書も遺書も死後伝わるものですよね。
その時に聞きたくても話したくても本人は何も答えてくれません。
エンディングノートは人生の記録
ノートという形はあるけれど、書く人によって様々な形に成ります。
自分の人生を振り返って新たに見えてくるもの、今だから感じることがあるかもしれません。
家族と話すきっかけにもなります。
言葉じゃうまく伝えられないけど、書くときは素直な気持ちで感謝を伝えれて
そのノートが後々大切な人の力になったり助けになることもあります。
一言にエンディングノートと言っても遺言書や遺書に近い財産のこと・感情や想い・心残りになりそうなことを託すお願い・葬儀の内容・お墓の管理など内容は様々です。
弊社でも【お墓のエンディングノート】がございます。
詳細はこちらのブログを御覧ください。
自分にとってより良い人生のエンディングを見つめるきっかけになれれば幸いです。
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墓じまい 約9割が改葬?
2019年12月14日 08:00

仕入担当の森田です。
先日の日本石材工業新聞にこんな記事が載っていました。
このアンケートは全国石製品協同組合さんがされたものです。記事によりますと、
【墓じまいをした理由】
1.継承者がいない…48.6%
2.お墓が遠い…29.4%
3.お墓の維持費が高い…11.9%
4.継承者はいるが子供に迷惑をかけたくない…10.1%
だそうです。
3の維持費とはお寺さんの費用のことなのでしょうか?4については残念な話です。
でもどんな迷惑なのでしょう?ひょっとしたら、2のお墓が遠いやお寺さんとのおつきあいを想定されているのかもしれません。
いずれにしても、私たちの親の世代が私たちの世代に「大人としての頼もしさ」を感じていないのかもしれませんね。
さて、気になるのは墓じまいをした後の行き先です。アンケートによりますと、
- 【墓じまい後の遺骨の行き先】
- 1.永代供養墓…27.5%
- 2.新しいお墓を建てた…26.6%
- 3.既にある別のお墓へ移動…14.7%
- 4.納骨堂…14.7%
- 5.海洋散骨…10.1%
- 6.樹木葬…4.6%
- 7.自宅、実家に安置…1.8%
海洋散骨と自宅に安置以外は何らかのお墓に納骨されているようです。
この内、海洋散骨される方の中にも、一部を散骨して何らかのお墓に入れられている方はおられるのでしょう。
この結果を見ると、当然ですが「墓じまい」といいながら形を変えて「別のお墓」になっているようです。
テレビ等でよく伝えられる「墓じまい」では、お墓はキレイになくしてしまって、お骨は散骨してスッキリしましたというイメージですが、実際には近くでお祀りしたい、便利なところに移したいという要望が90%ということなのでしょう。
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冬のお墓参り
2019年12月10日 08:00
滝野店の藤井です。
最近朝方は本当に冷えますね。
ご先祖様に1年の感謝を込めて、お墓参りに行かれたり、新年のあいさつにお墓参りに行かれたりなど、なにかとお墓に行かれる機会が増えると思います。
そんな時に気を付けていただきたいのがこれです。
このように張石をしているお墓は、冬の寒さで表面が凍ってしまうことがあります。
実際に当店のスタッフで展示品を掃除しているときに張石部分で足を滑らせて転んでしまい骨折してしまった者もおります。
骨は折っていませんが私も何度も転んだことがございます。泣
せっかくの年の瀬が悲しいものになってしまわないように、年末年始のお墓参りはくれぐれも足元に気を付けてしていただけたらと思います。
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寿陵墓って縁起が悪い?
2019年10月22日 08:00
本店の義積です。
本日10月22日は「即位礼正殿の日」です。
「即位礼正殿の儀」というのは皇太子さまの即位を国内外に示す儀式で、国内はもちろん国外からも国家元首や首脳が参列されます。
31年前昭和から平成になった時、私は社会人になった年でした。
昭和天皇が崩御されての天皇の交代でしたので、今年に入ってからのお祝いムード一色とは少し違っていたようにい思います。
平成元年に昭和天皇がお亡くなりになったあと、東京都八王子市にある武蔵野陵に埋葬されました。
実際に見たことはありませんが、ニュースなどで見るととても大きな御陵(天皇のお墓)です。
これはお亡くなりになる前から造られていたそうです。当時の私なら「亡くなる前からお墓を作るなんて不謹慎だ」と言っていたはずです。
しかし寿陵という存在を知り、不謹慎とは思わなくなりました。
寿陵は歴史を遡るとあの聖徳太子が生前にお墓を建てたという話があるそうです。そのような昔から寿陵の風習があったのですね。
古代中国では、寿陵を建てることが長寿につながるとされていたため、寿陵は縁起が良いものとして伝わってきました。
長寿の他にも、子孫繁栄や家庭円満が訪れると言われています。
寿陵墓のメリット①
生きている間に建てるのであれば、自分の思う墓地を購入し、自分好みのものを時間をかけてゆっくり作ることができます。
寿陵墓のメリット②
お墓は相続税の非課税財産なので、相続税を節約できます。遺族の負担が少なくなります。
最近は終活というのが浸透してきまして、自分の死後の事と考えるという方も増えてきました。
生きている間に少しづつ考えていくと心配事が減って行くのではないでしょうか。
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お墓にも備えを
2019年10月12日 08:00

滝野店の髙梨です。
明日、台風19号が最接近するとの予報の中で書いております。
「石は重たい。だから台風とか大丈夫やろ。」と思われますよね。
一般的な御影石の重さの目安は30cm×30cm×30cmの直方体の大きさで約70kgで計算を致します。
例えば一般的な9寸角の竿石(◯◯家之墓と彫る部分)で約130kg、一般的な霊標板(戒名等を彫る部分)で約110kgあります。
意外と重たいでしょ?
この写真は昨年の台風で当社の展示品が倒れた一枚です。
「展示品だから・・・」と安易に考えておりましたので、簡易的な固定だけでした。
風を受ける面積が小さければとも思っていましたが、こちらの写真はアルミ製の塔婆立が正面から風を受けて石を破壊して後方へ飛んでしまった時の一枚です。
製品も施工も問題はなかったのですが、自然の脅威にやられました。
地震に備えては免震施工がございます。
最近は「お墓の保険」もある時代です。
年々温暖化のせいでしょうか、自然現象も怖いくらいになっているように感じます。
安易に「簡単で安く」の考えではなく、末代までのお墓は特に「万が一」に備えてしっかりしたものを作って頂きたいと思います。
そしてこの台風の影響も最小限に治まって欲しいと祈るばかりです。
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お念仏と御詠歌
2019年10月04日 08:00

代表の森田です。
父が亡くなって間もなく四十九日を迎えます。
はじめに一番心配したのが「念仏」です。念仏は祖父母の時に唱えていたので何となくわかってはいたのですが、いざ自分が先立をすると勝手が違います。初日は申し訳ないほど下手な念仏でしたが、親戚の方に念仏CDをお借りして唱え始めました。三七日を迎える頃には慣れてきて先立も楽しくなってきました。
さて、「西国三十三所霊場」の御詠歌を唱えるのはなぜでしょう?
まず33ヶ所の霊場(札所)はすべて観世音菩薩を本尊とするお寺です。菩薩さまは33の姿で現世の衆生の嘆き悲しみを救ってくれると言われています。
あらためて御念仏は少しずつ悲しみ寂しさを癒やしてくれる四十九日間だと思いましたし、西国三十三所霊場をお参りしたくなりました。
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祖母の遺影写真
2019年10月02日 08:00

本店の山崎です。
先日、義理の祖母が満100歳で亡くなりました。
数か月前には、100歳のお祝いを親戚一同で行ったところでした。
祖母は、施設に入る前は90歳を越えていましたが1人暮らしをしており、身の回りの事は人に頼らず自分でやっていました。
施設に入ってからも、会いに行くといつもひ孫の成長に目を細め、ニコニコと出迎えてくれる優しいおばあちゃんでした。
ですから、世間一般には大往生でしょうが、やはり少し寂しく思います。
通夜の日、会場へ入った時、真っ先に目に入った遺影写真に思わず笑ってしまいました。
祖母の遺影写真は、オーストラリアへ旅行へ行った際に撮った、コアラを抱っこして満面の笑みを浮かべているものでした。
生前に「これを遺影写真に!」と自らが希望していたものでした。ですから、一切加工はせずそのままの状態で使用しました。
通常なら、亡くなってから家族が選び、喪服に着替えた加工をし、黒い額縁に・・・というのが昔ながらの遺影写真というイメージがあります。
でも、祖母は何年も前から自らこの写真で!と大事に保管し選んでいたかと思うと、家族みんなが、是非ともこの写真で・・・と即決でした。
そして額縁も薄いピンクのものに黒いリボンではなく、周りに花をあしらった物を選びました。
祖母らしい優しい遺影写真でした。
現在では、終活ブームもあってか生前に遺影写真を撮る人が増えています。
自分らしい1枚を残しておく事が、家族にまた1つの思い出を与えてくれるのかな
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鹿児島の女子高校生がクラウドファンディング~その後~
2019年09月20日 08:00

仕入れ担当の森田です。
以前のブログでご紹介しました「鹿児島の女子高校生がクラウドファンディング」。
彼女たちがすすめていたのが「お墓参りタクシー」です。この程、この結果レポートが届きました。
実際に5月にも試験運行されています。その報告がこちら
レポートには、ここに至るまでの苦労や協力を得ることの難しさなどが綴られていました。特に介護施設の事情や、要介護度による対応の違いなど一般的にはあまり分からないことばかりが立ちはだかっていたことなど、大人でも心折れてしまいそうな内容で、よく実現できたなあと思いました。
これから彼女たちは受験生ということで、本格的な実現は花屋さんとタクシー会社に事業が引き継がれることになるようです。
継続のためには、これからも費用がある程度の費用はかかりそうですが、地域のお年寄りがお墓参りが出来るように続いてほしいと願うばかりです。
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女性専用のお墓
2019年09月18日 08:00
本店の義積です。
前回ブログで言っていました葬祭ディレクター試験を受けてきました。
筆記試験などは余裕だったのですが、幕張りではスタート直前に緊張してしまい上手くいきませんでした。
合否はまだ分かりませんが、試験も終わったので、これからは秋の風景を撮りに歩き回ろうと思います(*´▽`*)。
さて先日「女性専用のお墓」の記事を目にしました。正直そのようなお墓があるのを初めて知りました。驚きました。
お墓といえば、ご先祖様をお祀りし代々引き継がれて行くものだというイメージです。
しかし、全ての方がそれが当然のことと思われていないようです。嫁が嫁ぎ先のお墓に入りたくない、男兄弟が家を継ぎ、自分が肩身が狭いなどがあるようです。
結婚している・していないにかかわらず、「旧習に縛られなくていいんじゃない」とばかりに旧来のお墓から飛び出て、「わが家らしい」あるいは「自分らしい」お墓を求める女性が増加しているそうです。
写真をみると、明るい公園のようで、とても素敵です。
記事の中には、女性専用のお墓を申し込まれた方の中には「最後に自分が眠る場所を自分で決めて、確保できた安心感が大きいです」という言葉が出ているそうです。
少し前の時代なら、ありえないという風潮ですが、今はこのような考えもあるのですね。
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線香立て盗難相次ぐ
2019年08月17日 08:00

仕入れ担当の森田です。
8月3日の神戸新聞にこんな記事が載っていました。
「線香立て盗難相次ぐ」
盗まれたのはごく一般的な線香立てです。ほとんどのお墓に取りつけられています。
昔は固定式だったのですが、今のものはネジ式になっていて取り外して掃除できるようになっています。
お墓は屋外にありますので、盗んだりすることはいつでも出来るわけですが、今までにそのようなことを聞いたことがないのは、手を合わす場所だからでしょう。
しかし、こんな風に多発すると、そんなことも言っていられない人がおられるのでしょう。
ちなみに数年前、ステンレスの花筒が盗まれた時期がありました。それ以来、お墓参りの時にステンレスの花筒を持参し、終わると以て帰る方もおられるそうです。
線香立ても何らかの対策が必要になるかもしれません。
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