森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -

祖母の遺影写真

2019年10月02日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

先日、義理の祖母が満100歳で亡くなりました。

数か月前には、100歳のお祝いを親戚一同で行ったところでした。

祖母は、施設に入る前は90歳を越えていましたが1人暮らしをしており、身の回りの事は人に頼らず自分でやっていました。

施設に入ってからも、会いに行くといつもひ孫の成長に目を細め、ニコニコと出迎えてくれる優しいおばあちゃんでした。

ですから、世間一般には大往生でしょうが、やはり少し寂しく思います。

通夜の日、会場へ入った時、真っ先に目に入った遺影写真に思わず笑ってしまいました。

祖母の遺影写真は、オーストラリアへ旅行へ行った際に撮った、コアラを抱っこして満面の笑みを浮かべているものでした。

生前に「これを遺影写真に!」と自らが希望していたものでした。ですから、一切加工はせずそのままの状態で使用しました。

通常なら、亡くなってから家族が選び、喪服に着替えた加工をし、黒い額縁に・・・というのが昔ながらの遺影写真というイメージがあります。

でも、祖母は何年も前から自らこの写真で!と大事に保管し選んでいたかと思うと、家族みんなが、是非ともこの写真で・・・と即決でした。

そして額縁も薄いピンクのものに黒いリボンではなく、周りに花をあしらった物を選びました。

祖母らしい優しい遺影写真でした。

現在では、終活ブームもあってか生前に遺影写真を撮る人が増えています。

自分らしい1枚を残しておく事が、家族にまた1つの思い出を与えてくれるのかな

・・・と、そんな事を祖母の冥福を祈りながら思いました。
遺影.png

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

以前のブログでご紹介しました「鹿児島の女子高校生がクラウドファンディング」

彼女たちがすすめていたのが「お墓参りタクシー」です。この程、この結果レポートが届きました。
お墓参りタクシーレポート.jpg
実際に5月にも試験運行されています。その報告がこちら

レポートには、ここに至るまでの苦労や協力を得ることの難しさなどが綴られていました。特に介護施設の事情や、要介護度による対応の違いなど一般的にはあまり分からないことばかりが立ちはだかっていたことなど、大人でも心折れてしまいそうな内容で、よく実現できたなあと思いました。

これから彼女たちは受験生ということで、本格的な実現は花屋さんとタクシー会社に事業が引き継がれることになるようです。

継続のためには、これからも費用がある程度の費用はかかりそうですが、地域のお年寄りがお墓参りが出来るように続いてほしいと願うばかりです。

女性専用のお墓

2019年09月18日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。

前回ブログで言っていました葬祭ディレクター試験を受けてきました。

筆記試験などは余裕だったのですが、幕張りではスタート直前に緊張してしまい上手くいきませんでした。

合否はまだ分かりませんが、試験も終わったので、これからは秋の風景を撮りに歩き回ろうと思います(*´▽`*)。

さて先日「女性専用のお墓」の記事を目にしました。正直そのようなお墓があるのを初めて知りました。驚きました。

お墓といえば、ご先祖様をお祀りし代々引き継がれて行くものだというイメージです。

しかし、全ての方がそれが当然のことと思われていないようです。嫁が嫁ぎ先のお墓に入りたくない、男兄弟が家を継ぎ、自分が肩身が狭いなどがあるようです。

結婚している・していないにかかわらず、「旧習に縛られなくていいんじゃない」とばかりに旧来のお墓から飛び出て、「わが家らしい」あるいは「自分らしい」お墓を求める女性が増加しているそうです。

写真をみると、明るい公園のようで、とても素敵です。

記事の中には、女性専用のお墓を申し込まれた方の中には「最後に自分が眠る場所を自分で決めて、確保できた安心感が大きいです」という言葉が出ているそうです。

少し前の時代なら、ありえないという風潮ですが、今はこのような考えもあるのですね。

最後に入るお墓は、後悔しないものにしたいですね。

ohaka.png

線香立て盗難相次ぐ

2019年08月17日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

8月3日の神戸新聞にこんな記事が載っていました。

「線香立て盗難相次ぐ」

線香立て盗難.jpg

盗まれたのはごく一般的な線香立てです。ほとんどのお墓に取りつけられています。

昔は固定式だったのですが、今のものはネジ式になっていて取り外して掃除できるようになっています。

お墓は屋外にありますので、盗んだりすることはいつでも出来るわけですが、今までにそのようなことを聞いたことがないのは、手を合わす場所だからでしょう。

しかし、こんな風に多発すると、そんなことも言っていられない人がおられるのでしょう。

ちなみに数年前、ステンレスの花筒が盗まれた時期がありました。それ以来、お墓参りの時にステンレスの花筒を持参し、終わると以て帰る方もおられるそうです。

墓石具足.jpg

線香立ても何らかの対策が必要になるかもしれません。

神道型のお墓

2019年08月15日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。超大型台風が日本に近づいています。大きな被害が無い事を祈ります。

さて、本日8月15日は終戦記念日です。

1945年8月14日ポツダム宣言を受諾し、翌日15日正午昭和天皇による玉音放送により、第二次世界大戦が終結しました。

私は戦争を経験したことはありませんが、子供の時に「はだしのゲン」を見て原爆や戦争の悲惨さを知り、昨年には舞鶴の引揚記念館に行き多くの方が戦争により大変な思いをされた事を知りました。

戦死者のお墓は、普通のお墓とは形が違います。常のお墓と比べて少し細長いもので、石の上の部分はトキン型といわれる尖がった形になっています。

神道型といわれるお墓です。

昔、天皇は「現人神(あらひとがみ)」とされ、人間でありながら、同時に神であるとされていました。

戦死者は、天皇を護るべく天皇に仕える者とされ、そのために戦争中に亡くなった方は天皇に奉公し亡くなったとされ、英霊という神に仕える霊となる為、戦没者のお墓は神道型と言われています。

お盆は、ご先祖様に手を合わせ今ある命に感謝し、また平和である時代のありがたさを再確認する時期なのしれません。

お盆を迎えました

2019年08月12日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

お盆を迎え、ゆっくりと家族でお過ごしの方も多いのでしょうか。
幼い頃からこの時期を迎えると、実家の仏壇もお盆仕様になり、住職が棚経に来られていたので、自然とお盆=ご先祖さまを敬う日と思っていたように思います。
お盆とは、先祖の霊があの世から帰って来て家族と共に過ごし、またあの世へ帰って行くという日本古来の行事です。
地域性もありますが、少しだけお盆の色々を・・・。
棚経
盆の期間中にご先祖様を迎え入れる棚を設け、お飾りやお供え物を置きます。
そこでお坊さんがお経をあげることを棚経と言います。
この先祖を向かいれるための棚のことを精霊棚または盆棚といい、霊棚・盆棚の前で読経することから棚経と呼ばれます。
キュウリの馬・ナスの牛
お盆の時に、キュウリの馬と、ナスの牛を供えることがあります。
これは先祖の霊が、馬に乗って一刻も早くこの世に帰り、牛に乗ってゆっくりあの世へ戻って行くように、との願いを込めたものといわれています。

真菰の敷物
お盆の精霊棚には真菰(まこも)のゴザが敷かれます。
真菰は古事記や日本書紀などにも登場する薬用成分を含んだ植物で、お釈迦様は真菰の敷物に病人を寝かせて治療したそうです。
仏事に限らず、神事でも使われる真菰は、宗教性の高い敷物です。
ほおづき
精霊棚や仏壇の前に、ほおづきを下げる地域があります。
ほおづきは鬼灯とも書かれ、死者の提灯であるともいわれています。
盆踊り
最近では宗教的な色合いは薄れてきましたが、元来盆踊りは、お盆に帰って来た故人や先祖の霊を慰め、無事に送り帰すための宗教的な行事でした。
また、帰って来た霊が供養のおかげで成仏できた喜びを、踊りで表現しているともいわれています。
精霊流
精霊(しょうりょう)流しは、お盆のお供え物を積んだ精霊舟を海や川に流す行事で、おもに8月16日に行われます。
また灯籠を流す、灯籠流しをする地域もあり、これらは送り火の一種となります。
我が家の近くでも、15日に精霊ながしが行われるそうです。
今年は行ってみようかな~と思っています。
tourou_nagashi.png
亡き母への手紙

2019年08月08日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

事前に予約していた本が届きました。

「『亡き母への手紙』母の日参りパートナーシップ編(KKベストセラーズ)」

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日本香堂さんが中心となって開催されている「母の日参り」が毎年開催されていますが、昨年から「亡き母への手紙」ということで、全国よりたくさんの応募があったそうです。その数、3000通以上です。

その3000通のお手紙の中から、厳選した50通がこの本に納められています。私もまだ読んでおりませんが、以前にホームページで紹介されているものを何通か読みました。その時も、思わず引き込まれる

ような作品(手紙)が多かったと記憶しております。今年の記者発表の時に、選考委員長の草刈正雄さんが「一通一通、読みながら涙が出ました」とおっしゃっていました。

内容が楽しみですね。この本はアマゾンや書店にも売られています。

心静かに・・・

2019年07月21日 08:00

滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

こんにちは!

滝野店スタッフです(*^-^)/

写経って聞いたことあるけど、どういう意味があるの?

写経.jpg

写経とは

元々は僧侶の修行の一つとして始まったものであり、現代では日々の生活の中で生じるストレスや悩みなどを軽くし、心を癒してくれるものとして広く親しまれています。

写経をすることで得られる心の安らぎ

写経の文を読み解く事により自然と自分自身と向き合い、心と身体のデトックス効果が得られるのではないでしょうか。

併せてお好きなお香の香りに包まれて心静かに自分と向き合い更に自身を高めていける時間になるのではないでしょうか。

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霊魂が石に宿る?

2019年07月05日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

以前(2018年11月28日)にこのブログでご紹介しました『「墓じまい」の結末』の著者である森下瑞堂さんのお話を直接聞く機会がありました。

墓じまいの結末.jpg

霊魂が石に宿るというのは、本当なのかどうかは確認しようもありませんが、古代から磐座信仰(巨石信仰)や墓石があることから、おそらくそうなのだろうと想像がつきます。

また多くの影響は子供ではなく孫に影響するというお話もありました。確かに、父親よりおじいちゃんに似ているなんてことはよくあります。

今の供養が孫の代に影響すると考えれば、やはり普段の供養も大切にせねばと思った次第です。

さて目に見えないものですから、こういった話は実に胡散臭くも感じるわけですが、これを子供が話すとどうなるのか。

それが『かみさまは小学5年生』という本です。少し前まで書店で平積みされていた記憶があります。
かみさまは小学5年生.jpg

全部が全部本当のようにも思いませんが、興味深いことを言っている部分は多いです。そのコメントを見てみると、いろんな宗教が言っていることとほとんど同じになります。

やはり見える人は似たようなものを見ているのかもしれません。

こういったことを毛嫌いされる方も少なからずおられます。それは変な方向に利用されたり、報道されたりするからでしょう。でもそのまま先祖供養と結びつければ全く胡散臭くなく聞けるかもしれません。

丹波市山南町の歴史本購入

2019年06月24日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。
5年前に「ふる里わが町山南町の各神社・社」を出版された大地一美さまが、新しくお寺編を出されたので早速購入しました。

山南町の寺院他.jpg

「和田・小川」「久下・上久下」の二冊に別れていてとても見やすいです。なんと寺院・廃寺・地蔵尊など約70数ヶ所のを調べられておられます。

私はまだサラッと目を通しただけですが、石仏の写真が多いので弊社が手がけたものもいくつかありました。中には「古文書」の解読も掲載されているので、430年前の物だと思うと更に興味が湧いてきます。

また、石龕寺の町石(ちょうせき)30基は応永6年(1399年)と刻んであり、620年前のものだと思うとビックリですし「室町時代の石龕寺は盛況を偲ぶことが出来る」とも書かれてあります。

この本で勉強しながら実物を見に行きたいと思います。

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お墓の展示場

見学会 次回は9月を予定しています。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く