全面張石施工のお墓①

2019年07月24日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

今回はお墓の防草対策のひとつ、張石施工のお話です。

やはりお墓の新設、リフォームどちらの場合もお客様の要望として「草引きをしなくていいお墓」というのは多いです。

今回は打合せの中で「洋風のお墓」「草引きをしなくていいお墓」という強い要望がありましたので「張石施工」をおすすめ致しました。施工前の様子です。亡くなられたご主人が生前中に防草シートを敷いて防草対策されていたそうです。

施工前fy.jpg

まずは整地をして転圧していきます。

転圧fy.JPG基礎ベースを打設します。

ベースfy.JPG

外柵を据え付けます。
外柵完成fy.JPG

墓石を建立して張石施工を行います。

張石施工1fy.JPG張石施工2fy.JPG

完成がこちらです。

完成fy1.jpg

「オシャレなお墓が出来たね~」「草引きしなくていいからええわ~」と施主様、ご親戚の方にも大絶賛でした。

【カテゴリ】

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の真下(ましも)です。

今回は、花立、線香立の交換です。

このお客様とのお付き合いのきっかけは、お社の台をご注文いただき、設置させていただきました。お社設置後に、お墓を拝見しました。

花立と線香立が外すことができなく、お掃除が大変でした。ご説明させていただき、交換のお手伝いをさせていただく事になりました。

交換前です。
20190723花立線香立 (1).JPG

現場で、施工班の職人(当社社員)が現場で交換作業を取り掛かりました。
20190723花立線香立 (2).JPG

花立を外してみると通常はセメント等で固定されている花立がほとんどですが、今回は鉛のようなもので固定されていました。

通常は現場の工具で交換できたのですが、今回は無理だという事で、当社工場に持ち帰る事になりました。外してみないとわからないものですね。
20190723花立線香立 (3).JPG

線香立も同じ固定方法でしたが、こちらは何とか現場で交換できました。
20190723花立線香立 (4).JPG
20190723花立線香立 (5).JPG

後日、花立をお届けにあがりました。
20190723花立線香立 (6).JPG

20190723花立線香立 (7).JPG

施工班の職人には手間をかけてしまいましたが、お客様は喜んでいただけたと思います。

他社さんで建てられたお墓のリフォーム工事は多く手掛けさせていただいています。今回のように、仕事を始めてみないとわからない事も多くある、リフォームあるあるなのです。

こんな事もありますが、喜んでいただけるよう、お手伝いを続けていきたいです。

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今回は、たんば篠山店に展示しております「天竺(てんじく)」をご紹介します。

この「天竺(てんじく)」ですが、その意味はというと日本・朝鮮・中国で、インドの古称。

つまりインドそのもののことを指します(今のインドと正確には一致しないようです)。

ということで、この商品はインド加工ならではのものなのです。
天竺01.JPG

こちらは中に建っている墓石が天竺です。自然の石の肌を使って加工されているのが特徴です。

外柵はG623で、前面の拝場には鉄平石が貼られています。印と和の調和といったところでしょうか。さて次はこちら、
天竺02.JPG

先ほどのものよりも、もっとインドでないと作ることができないセットです。

中に建っている墓石のみならず、墓誌(霊標)も、そして更に外柵までもが自然石の肌を生かした作りになっています。

この石はM1Hと呼ばれる石ですが、稀に玉石でこのような「皮」が使える状態になっているようです。玉石ですので切ってみないと中のことは分かりません。キズがあれば使い物になりません。

そんな訳で、インドでないと作ることができない石なのです。

当社では現品を展示しております。お気に召された方はそのままお持ち帰りお買い求めください。

もしオーダーメードで自分の気に入った大きさや形にしたい方はお申し付けください。

但し、その場合には6ヶ月ほどお待ちいただくことがあります。

【カテゴリ】

心静かに・・・

2019年07月21日 08:00

滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

こんにちは!

滝野店スタッフです(*^-^)/

写経って聞いたことあるけど、どういう意味があるの?

写経.jpg

写経とは

元々は僧侶の修行の一つとして始まったものであり、現代では日々の生活の中で生じるストレスや悩みなどを軽くし、心を癒してくれるものとして広く親しまれています。

写経をすることで得られる心の安らぎ

写経の文を読み解く事により自然と自分自身と向き合い、心と身体のデトックス効果が得られるのではないでしょうか。

併せてお好きなお香の香りに包まれて心静かに自分と向き合い更に自身を高めていける時間になるのではないでしょうか。

DSC_0024.jpg

レッカーを使って墓石建立

2019年07月20日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

今回レッカーを使っての墓地の移転作業をしました。

現場は同じ墓地内の上段にある墓地から、中段にある既存の舞台(縁石)の所に移転します。

↓移転前の墓地。
20190703レッカー 1.jpg

石塔、霊標、灯籠等 区画内の部材を移転します。
舞台は解体して処分です。

↓この墓地の中腹の区画に移転します。
20190703レッカー 2.jpg

↓既存の舞台に移転です。
20190703レッカー 3.jpg

↓舞台を洗浄・土の入れ替えをします。
20190703レッカー 5.JPG

20190703レッカー 6.JPG

↓地盤を締め固めます。
20190703レッカー 7.JPG

↓防草シートを敷き、石塔を建てる準備が出来ました。
20190703レッカー 8.JPG

↓レッカーで墓石を吊り上げ、石塔の建前作業です。
20190703レッカー 9.JPG

20190703レッカー 10.JPG

↓無事に作業完了しました。
20190703レッカー 11.JPG

【カテゴリ】

地盤工事をしっかりと③

2019年07月19日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

この工事も今回が大詰めとなりました。

これまで地盤調査、地盤対策「D-BOX」、ベタ基礎コンクリート工事と説明してきましたが今日の報告は本来の墓石工事となります。

基礎部分をしっかりとしましたが、こちらの墓地は通常の納骨部(カロート)とは違い、
地盤①.jpg

延材を使用し、外柵部分とがっちりと金具で固定し、この上ない強度となりました。
地盤②.JPG

表面の仕上げはもちろん「ファイバーレジン」で仕上げました。こちらの墓地のように鬱蒼として、周囲を木々で覆われた墓地には最適です。
地盤③.JPG

土葬が点々と点在していた墓地とは全く違い、お参り、お手入れしやすく、先の先まで墓守の出来る「しっかりとしたお墓」が完成致しました。

【カテゴリ】

自然石のお墓

2019年07月18日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は、石本来の風合いを生かした自然石のお墓のご紹介です。

既存石塔の並びに、寿陵墓を建立します。

お客様は、店に来るまで従来型の普通の石塔を考えていました。
20190718_01.JPG

それでも、展示場で実物を見てお話をとご来店いただいたところ、この墓石に一目見た瞬間に心を打たれてしまい自然石のお墓に!と思い立ったそうです。
20190718_02.JPG

自然石の特徴を紹介します。
20190718_03.JPG

正面の彫刻をする面だけは、研磨をしてツヤを出しますが、それ以外の部分は削らずに自然の風合いの皮肌そのままの形でお墓にします。

また、加工していないそのままの皮肌は、年々風合いや色合いも変わっていきます。それも研磨した墓石と違った自然石の魅力の一つです。

多くの場合玉石の中は、傷やムラがたくさんあります。傷やムラが少ないものは、本当に数少なく希少な石なのです。

工事は、墓石を建てるだけではありますが、既存の巻き石を使用するので、補強の為、延べ石と延べ石の組合せの所に、ステンレスの金具を取り付けます。

20190718_04.JPG

ランマーでしっかり転圧し固めます。
20190718_05.JPG

竿石と台石の間に免震施工をします。
20190718_06.JPG

既存碑の横に建ちました。しかし、これで終わりではありません。
20190718_07.JPG

これからの季節、気になるのは「雑草」です。お手入れを楽にするために、玉砂利仕上げではなく「ファイバーレジン」仕上げにします。
20190718_08.JPG

これで完成。とても味のあるお墓に仕上がりました。他には無い自分らしいお墓が出来たと喜んでいただきました。

【カテゴリ】

祭壇掛け2

2019年07月17日 09:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

今回は、祭壇掛けの採寸の注意点を幾つか書いてみます。まず、祭壇掛けをどの位置まで敷くのかによって、仕立て巾が決まってまいります。

扉が無い場合、若しくは閉めない場合は、ひな壇したの地袋まで祭壇掛けを延長しても問題はないですが、扉を閉める場合には、注意して採寸をしまければなりません。
扉当たり.JPG

矢印の戸当たりまで祭壇掛けを敷く場合は、扉の取り付け分の寸法をひな壇の間口寸法より引かなくてはいけません。
注意点.JPG

上の写真のところの寸法を左右分、ひな壇の間口寸法より合わせて引いて下さい。

取り付け柱のところまでで祭壇掛けを納めるならば、ひな壇の間口寸法にてOKです。今回は、戸当たりまで敷くことにしましたので、取り付け柱の寸法を引いて段取りさせていただきました。

今月中には製作出来ますので、新しい祭壇掛けにてお盆を迎えていただけます。

【カテゴリ】

墓じまい

2019年07月16日 08:00

篠山店事務スタッフ
篠山店事務スタッフ

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

ちょうど2年前に書いたブログ「墓じまい・改装を考える」を先日行ってきました。(長文です;)
1_20170627.jpg 2_20170627.jpg

この墓は山形県米沢市にある母の父の実家。母の叔母が亡くなり「遺言で10年はそのままで」とのことでしたが、姪である母姉妹も年を重ね皆で元気に行けるうちに。と消費税問題。とを考え、叔母の命日に永代供養する運びとなりました。

そもそも「墓じまい」とは。

お墓を撤去処分し、遺骨を別の場所(別の墓地、永代供養塔)へ移して、お墓を「しまう」ことを言います。この作業には、いろいろ手続きが必要になります。

  •  ①墓地管理者に「墓じまい」を伝える(今回は寺)
  •  ②石材店を探す(今回は寺紹介)
  •  ③遺骨を納める場所を決める(今回は寺の永代供養塔)
  •  ④閉眼供養依頼(住職)
  •  ⑤墓石解体撤去、遺骨の取上げ(石材店)
  •  ⑥永代供養に刻む文字の依頼(今回は石材店)
  •  ⑦改葬許可申請書を墓地のある市役所からもらい必要事項を記載する
  •  ⑧当日、本堂で法要→供養塔へ遺骨を納める
  •  ⑨改葬許可申請書を市役所へ提出

ざっと、こんな感じでした。(これに、寺との離檀の話やそれに必要な費用の話、墓じまいを考える前には親戚にも声を掛ける必要もあります)

3_20190702.jpg
当日までに石材店からは供養と撤去後の写真が届いていましたので、もちろん当日行っても何もなし。きれいなもんです。
4_20190702_113016_557.jpg

本堂で法要。真ん中の段ボールの中に遺骨が入っています。

5_20190702_115624_895.jpg6_20190702_115510_809.jpg

本堂脇へ移動し、待機していた石材店の方が遺骨を納めて下さり、彫刻したところを教えて下さりました。

6月と入っている日にちは、墓石撤去をした日(=お墓がなくなった日)とのこと。ここに至る途中で、ぷちハプニングもありました。

本来、納骨する人数が4名だったのでそれぞれを彫刻する予定でしたが、墓石撤去で出てきた遺骨が7名。

ご住職が過去帳を見ると、母から見て曾祖父と祖父の姉妹(双子)ではないかとのこと。

且つ、曾祖父は米沢では珍しい「院殿号」付!!何か功績を残したこととは思いますが、さすがにそれを知る人もいず、珍しく誇らしいけど、7名の彫刻となると予算も変わるし、役所への手続きも増えるとか。
で、彫刻は1行で「先祖代々之霊位」でまとめました(意外と墓じまいあるあるかも…です)
7_20190702.jpg

そして、外での法要をして終了。お墓はなくなりましたが、遺骨はここに納まっており、彫刻もあるので、こちらに来た際にはお参りが可能です♪
8_20190702.jpg9_20190702.jpg

終了後、市役所の市民課で「改葬許可申請書」を提出し、ほんとうにこれで終了です。

10_改装許可申請書.jpg

改葬許可書は、市のホームページからダウンロードすることが可能になってるところが多いです。ホームページにない場合は、送ってもらうことも可能。

遠方だとこの手続きが面倒な作業になりますが、これは改葬する際のルールですので、お忘れなく。

今回は、ほんとうに良い経験でした。

自分のルーツを知ることも出来、皆が納得した形でご先祖様をお祀りすることが出来たと思います。

墓を守るのは、遠方になると大変なことです。でも、そのまま放置するのも今は問題になっています。

お墓を知る人が元気なうちに、遠方のお墓のこと考えてはいかがでしょうか。

【カテゴリ】

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

新しくお墓を建てるお手伝いです。

草が生えないようにしたいのです。がしかし、お墓の部分は生えてきても良いとの事でした。

いつもの様に基礎のコンクリートを打つ為に、根堀りをして鉄筋を並べます。
山田家鉄筋.JPG

納骨堂の部分と水抜き穴の部分を除いてコンクリートを流し込みます。
山田家ベース.JPG

囲いの巻き石を組み立てていきます。
山田家巻き石設置.JPG

継目はステンレスの金具で補強します。
山田家金具.JPG

その金具をコンクリートで覆い隠し、水に濡れないようにします。
山田家金具塗り上げ.JPG

縁の巻き石に養生テープを貼ります。いつものように得意のファイバーレジン施工です。

今回のファイバーレジンは手前の拝み場部分だけです。奥のお墓が建っている部分はしていません
山田家養生テープ.JPG

完成です。
山田家完成.JPG

完成です。

「お墓の部分の草引きは自分らの役目だと思っています」とお施主様はおっしゃっておられました。

今回も良いお手伝いが出来ました。

【カテゴリ】

お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く