森田石材店ブログ

森 栄作
森 栄作

近ごろ、事故や事件のニュースを目にする機会が増えています。

「どうしてこんなことが起きてしまうのだろう」 「自分にできることは何だろう」 そんな思いから、気持ちがざわつく日もあるかもしれません。

そんな時、昔から人々の心を支えてきた行いのひとつに 写経 があります。 写経は、ただお経を書き写すだけの行為ではなく、心を整え、静けさを取り戻すための時間でもあります。

一文字一文字に向き合うことで、 「今、この瞬間だけに集中する」 という感覚が生まれ、心のざわつきが静まっていきます。

事故や悲しい出来事のニュースに触れた時、私たちはどうしても心が揺れます。 しかし、写経のように“自分の内側を整える時間”を持つことで、 不安や悲しみを抱えながらも、前を向く力が少しずつ戻ってくるものです。

写経は、誰かのために祈る気持ちを込めることもできます。 「無事でありますように」 「どうか安らかでありますように」 そんな願いを静かに文字へ託すことで、自分自身の心も救われていきます。

丹波篠山市内にも静かに写経に向き合える場所があります。

  • 大國寺(丹波篠山市味間奥) 国指定重要文化財を有する古刹で、写経体験を受け付けています。 静かな山あいの環境で、心を落ち着けて取り組むことができます。
  • 文保寺(丹波篠山市小坂) 自然に囲まれた環境で、ゆったりと写経に向き合えるお寺です。 事前に問い合わせると、写経体験の案内をしていただけます。
  • 自宅での写経 書店で写経用紙を購入したり、オンラインで写経用紙をダウンロードしたりして、 ご自宅で静かに灯りを落としながら取り組むのもおすすめです。

事故や悲しい出来事が続く今だからこそ、自分の心を守り、整える時間を持つことはとても大切です。
「少し心を落ち着けたいな」と感じた時、写経はいつでも始められます。
無理のない形で、日々の中に静かな時間を取り入れてみてください。

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色の洪水を見に行く。

2026年05月18日 08:00

本店事務スタッフ
本店事務スタッフ

こんにちは。本店スタッフです。

3月末「ダミアン・ハーストがアジア最大の展示会をするぞ!」という情報が流れてきました。

ダミアン・ハーストはイギリス人のアーティストです。彼がプロデュースしたレストラン「Pharmacy 2」を雑誌で見て以来、気になっている人物。

「日本でも開催してくれる保証は無いし、これを逃したらもう一生見れないかもしれない」と思い、急いでパスポートを作って初の渡韓をしてきました。

ハーストの作品はどれも「生と死」や「宗教と医療」がテーマになっています。

今回メインビジュアルに使用されている彼の代表作のタイトルも「生者の心における死の物理的不可能性」

巨大なガラスケースに入れられたホルマリン漬けのサメには「人間は、自分自身の死を本当の意味では想像できない」というメッセージが込められています。

誰にでも訪れるものなのに、自分が死んだらどうなるか完全にわかる人はいません。そんな不気味さを体験させてくれます。

賛否両論ある作家ですが、気になった方はぜひ調べてみてください。

さて、ブログはこちらが本題。

美術館以外で行きたかった場所がもう1つ。韓国仏教最大の宗派「曹渓宗」の総本山・曹渓寺(チョゲサ)です。

私は日本の仏教徒ですのでお参りはしませんが、ちょうどお釈迦様の誕生日を祝う「燃灯祝祭」が行われているので、カラフルなランタンとお寺周辺にある仏具店を見に行ってきました。

「え、お祭り中なのに全然人いないやん…」というわけではなく、これは朝6時過ぎに行ったので撮れた写真です。予算オーバーでしたが、お寺まで徒歩1分ほどのホテルを選んだ甲斐がありました。

もちろん昼間はたくさんの人で賑わっていました。

提灯には名札がついていて、これは寄付をすると好きな色の提灯に付けてもらえるそう。常にリフターが待機していました。

 

仏具店の通りは、どこのお店もランタンでいっぱいです。これを買って帰れなかったのが唯一の心残り。

異国のお線香コーナー、どんな商品があるのかワクワクしながら見てみると、あれ?意外と見覚えのある顔ぶれ。まさか毎日香や香樹林に出会うとは…。

値段は1200円~1800円くらいで日本とそんなに変わりません。コンビニに売ってある日本のお菓子や飲み物は大体価格は3倍くらいしていたのに。お線香は良心的です。

「多分、これは日本製ではないだろう」と、このお線香と蓮のストラップを買いました。商品を入れてくれた袋がヴィトン風なのが流石韓国。

 

次回は、韓国で出会った私の好きな動物のお話をします。

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山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

最近は、プレート型の永代供養付きの小さなお墓が増えてきました。
プレート型の場合たくさん彫刻できないですが、お名前だけだったり、
一文字を入れたり、短い言葉を入れたり、花を彫刻したりとそのお家によって色んな選択肢があります。

そして実は、こういうお墓ほど文字の大きさに悩みます。

小さい石だからといってただ小さくすればいいわけでもなく、逆に文字を大きくしすぎると急に窮屈に見えてしまったり。

余白とのバランスが、結構難しいです。

紙の上では、「ちょうどいいかな」と思っていても、実際に石に合わせると「なんか違う」という事もあります。

「あと5%大きくして」なんて事を言われながらバランスを見ています。

お墓の文字って思っているより奥が深いです。

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

五月の爽やかな初夏の日差しが降り注ぐ中、本日はあるご家族の大切な節目に立ち会わせていただきました。

空を見上げると、一点の曇りもない鮮やかな青。 まるで、今日という日を心待ちにされていた故人様が、空を掃除してくださったかのような快晴でした。

青空に映える新しいお墓。ご家族の想いが詰まった祭壇です。

たくさんの写経に込められた感謝のキモチ

祭壇に供えられたのは、お花やお供え物だけではありませんでした。 ご家族が今日まで、一枚一枚丁寧に書き上げられた「写経」。その数の多さに、故人様への深い愛情と、供養への真摯な想いを感じ、胸が熱くなりました。

文字の並び一つひとつが、これまでの感謝を伝える言葉のようにも見えます。

「お母さんの大好きな味」を囲んで

今日という日は、奇しくも「母の日」。 お供え物の中には、ご家族からの特別なプレゼントが並んでいました。

「おかあさん いつもありがとう」の文字。母の日に届ける最高の贈り物です。

 

特にお施主様が大切に持ってこられたのが、お母さまが生前、何よりも大好きだったという「近所のパン屋さんのパン」です。

慣れ親しんだ、いつものパン。香ばしい香りが漂ってくるようです。

 

「ここのパンが一番美味しいって、よく食べていたんですよ」と微笑むご家族の表情は、まるでお母さまと食卓を囲んでいた頃のように穏やかでした。

季節を越えて果たされた「柏餅」の約束

そして、もう一つ。 昨年の今頃、体調を崩されていたお母さまが「食べたい」と仰っていたのが、この季節の象徴である「柏餅」でした。

約束の柏餅。「やっと柏餅の季節になったよ」と語りかける声が聞こえるようです。

 

当時は叶わなかったその願いを、「やっと季節になったから」と、今日、この新しいお墓の前で叶えられたのです。ご家族の「約束を守りたい」という優しさが、お供え物を通じて故人様に届いていることを確信いたしました。

様子を見に来た「空からの訪問者」

不思議なことは起こるものです。 お式の最中、どこからともなく一羽の「アゲハ蝶」がひらひらと舞い降りてきました。

開眼式や納骨の際によく見かける光景ではありますが、その蝶はまるでお供え物を確認し、ご家族の様子を優しく見守るかのように、長い間お墓の周りを舞っていました。

「あぁ、お母さんが様子を見に来てくれたんだね」

ご家族が顔を見合わせてそう仰った瞬間、場がパッと明るい空気に包まれました。 言葉は交わせなくても、魂は確かにそこにあり、新しい住まいに満足してくださっている……。石材店として、これほど嬉しい瞬間はありません。

お墓は、心を通わせる「再会の場所」

お墓は単なる石の建造物ではありません。 故人様と語り合い、感謝を伝え、時には生前の約束を果たすための「心の拠り所」です。

本日のお参りを通じて、改めて「供養」という形の美しさを教えていただきました。 大切な記念日に立ち会わせていただき、心より感謝申し上げます。

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お線香を贈る

2026年05月11日 08:00

垣崎 美保
垣崎 美保

本店の垣崎です。

近年、家族葬を選ばれる方が増えてきました。それに伴い「香典は辞退させていただきます」というご案内を目にする機会も多くなっています。ご遺族のご負担を減らしたいという思いから、このような形を選ばれるケースが増えているようです。

しかし、香典をお渡しできないとなると「何か気持ちをお伝えしたい」「故人に手を合わせる際に、せめて何かお供えをしたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。そうした中で、近年はお線香をお供えとしてお渡ししたり、ご自宅へお送りしたりする方が増えています。

お線香は、日々手を合わせる時間に寄り添い、故人を偲ぶ大切なものです。香りによって心が落ち着いたり、穏やかな時間を過ごすきっかけにもなります。また、消えものとしてご遺族の負担になりにくい点も、お供えとして選ばれる理由のひとつです。

当店では、贈答用に適した上品な香りのお線香や、煙の少ないタイプ、桐箱入りの進物用など、さまざまなお線香を取り揃えております。ご用途やご予算に合わせてお選びいただけますので、初めての方でも安心してご相談ください。

直接お持ちになる場合はもちろん、ご遠方の方には配送の手配も承っております。

大切な方を偲ぶお気持ちに寄り添い、心を込めてお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にお声掛けください。

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手すりのあるお墓

2026年04月30日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

先日、丹波市でお仕事をさせていただきました墓地のご紹介です。

ご契約時には注文になかったアイテムをお客様より追加で発注頂きました。

それは「手すり」です。

「お墓のことやこれからのこと考えてたら、これは絶対いると思って!」とのご要望でした。

こちらのお墓、ただお墓参りをするだけであれば手すりは必要ないのですが、お墓をきれいに拭いたり、掃除したりと隅々までのお手入れのこと、これからお歳を重ねられてからのお墓参りなどを考えておられて、思いつかれたとのことでした。

もともとの設計にはなかったため、工場で段石と延石に穴あけ加工をして設置しました。

長さは1200㎜とそんなに長くはありませんが、たしかにこの長さでも十分安心して補助に持っていただけます。

そしてこのお仕事をさせていただいたあと、また別のお客様から手すりの見積依頼を承りました。

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園中 憲二
園中 憲二

今回は「既存の五輪塔を大切に残しながら、代々墓と霊標を新設する」というお墓のリフォーム事例をご紹介します。

ご依頼のきっかけは、お母様が亡くなられた際、今のお墓に納骨する場所がなかったことでした。約40年前に建てられた五輪塔と夫婦墓がありましたが、これからの家族のあり方に合わせてお墓を整えることになりました。

施主様のご希望は「既存の五輪塔は残して、代々墓と霊標をあらたに作りたい」というものでした。単に新しいものを建てるだけでなく、これまで見守ってくれた既存の石碑にも丁寧な手入れを施しました。

長年の汚れを落とし、石の輝きを取り戻しました。また、経年変化で色が薄くなった部分にペイントを入れ直し文字をはっきりと蘇らせました。

お客様は遠方にお住まいだったため、打ち合わせはすべて電話とメールで行いました。対面での打ち合わせが難しい状況でも、細かなコミュニケーションを重ねることで、理想の形を具体化していきました。

工事完了後、お写真をお送りしたところ「あたらしいお墓になったようです」と、お喜びの声をいただくことができました。

篠山店 スタッフ
篠山店 スタッフ

篠山店スタッフです。

先日、香川県へ庵治石の研修に行ってきました。実際に採掘現場や加工の様子を見学する中で「なぜ庵治石が高価なのか」、そして「なぜ多くの人に選ばれ続けているのか」を、肌で感じることができました。

まず強く印象に残ったのは、採掘現場である丁場のスケールです。山を切り開きながら石を採るその光景は想像以上に迫力があり、自然と向き合う厳しさを感じました。現場へ向かう道は急で狭く、運搬にも細心の注意が必要です。さらに、採掘の過程で出る「グリ石」の搬出など、目に見えない作業にも多くの労力がかかっていることを知りました。

そして何より驚いたのが、庵治石の「歩留まりの低さ」です。山から採れた石のうち、実際に製品として使えるのはわずか2〜3%ほど。工場へ運ばれるのも全体の約1割程度で、そこからさらに厳しい選別を経て、ようやく良質な部分だけが残ります。一見きれいに見える石でも、内部に細かな傷があり、思うように使えないことも少なくありません。このようなロスの多さと、見極めるための時間と技術こそが、庵治石の価格に大きく影響しているのだと実感しました。

一方で、その価値に見合うだけの魅力があるのも庵治石の特徴です。最大の魅力は、表面に浮かび上がる「斑(ふ)」と呼ばれる独特の模様。光の当たり方によって表情が変わり、落ち着きの中に奥深い美しさを感じさせてくれます。また、非常に硬く水を吸いにくいため、風化しにくく、長い年月が経っても美しさを保てるという優れた耐久性も兼ね備えています。

近年では墓石だけでなく、建築材やインテリアとしても注目され、その用途は広がり続けています。それも、この希少性と品質の高さがあってこそだと感じました。

今回の研修を通して、庵治石は単なる「高級な石」ではなく、限られた素材を見極める目、過酷な環境での採掘、そして職人の技術とこだわりが積み重なって生まれる特別な存在だと改めて感じました。

 

 

 

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庵治石の産地を訪ねて

2026年04月17日 08:00

篠山店 スタッフ
篠山店 スタッフ

篠山店事務スタッフです。

庵治石の産地である香川県の庵治町牟礼町を、研修で訪れました。

庵治石は、その耐久性と美しさから、イサム・ノグチ流政之といった名だたる彫刻家に愛されてきた石材です。

世界最高品質とも評される高級花崗岩であり、墓石の最高級品としても高い人気を誇ります。

丁場(ちょうば)と呼ばれる採掘場は、想像以上に壮大でした。

長い年月をかけて育まれてきた庵治石の歴史は、まさに自然と人の手が織りなした奇跡だと感じました。

 

彫刻家「なるみ地蔵」の作家さんの作品です。

「なるみ地蔵」

従来のお地蔵様とは少し違い、子どもの成長や未来への願いが込められています。

やさしく見守るような佇まいに、あたたかさが感じられ、見ているだけで自然と心がやわらぎました。

源平屋島古戦場を展望しました。

先月観劇した宝塚歌劇団の作品『蒼月抄』―平家終焉の物語―と重なり、穏やかな景色の中に、かつての激しい戦いの歴史がよみがえります。

 

時を超えて語り継がれる人の営みと、石に刻まれた悠久の歴史に、静かに思いを馳せました。

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庵治石に魅了されて

2026年04月15日 08:00

篠山店スタッフ
篠山店スタッフ

篠山店のスタッフです。

 

国産の石で有名な庵治石の産地、香川県高松市牟礼町に研修で行ってきました。

庵治石と言えば、高級できれいな石というのが私のイメージです。

お墓に並ぶと、ひときわ存在感があります。

一目見て、すぐに庵治石だとわかり、年数が経っていても変わらず輝いているように見えます。

そして牟礼町のお墓は全て、庵治石が使われていました。

 

そんな牟礼町でしたが、最近は墓石があまり売れないと言われていました。

その理由は、お墓じまいが多いという事でした。

ここ丹波篠山市でも、お墓じまいをされる方が増えています。

今はどこでもお墓というものの考え方が変わってきているのですね。

 

この日とは別で、NHKの番組でも庵治町の特集がありました。

庵治石を墓石以外で使用しようという事です。

研修でも庵治石を使って、墓石以外で日常的に使える、庵治石使った商品も開発もされていました。

海外の方にも人気だそうです。

番組では庵治石を使ったガラス製品、グラスやお皿を販売されていました。

とてもきれいな青色の製品で、石が元だとは思えないものでした。

 

私が今回の研修で一番心に残ったのは、庵治石を使った彫刻です。

本来、お地蔵様は亡くなった方を助ける役割があります。

でも私が見たお地蔵様は、生きている私たちの願いを叶えてくれるために作られたものです。

表情も柔らかく、愛嬌のあるお地蔵様でした。

とても可愛いです。

そしてもう1つの楽しみと言えば、何といっても昼食です。

香川県といえば、うどんです!

程よいこしで、とても美味しかったです。

天ぷらも一緒にいただきました。

こんな研修ならまた行きたいと思いました。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く