森田石材店ブログ - こんな工事もします -
狛犬
2022年03月16日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回は加東市の神社の狛犬を新設させていただきました。
お墓をお世話になっている方が、神社に狛犬を寄贈したいとのお話で今回のご縁をいただきました。
狛犬は獅子や犬に似た日本の獣で、想像上の生物とされています。
神社や寺院の入口の両脇にあり、寺社に背を向け、参拝者と正対する形で置かれる事が多いです。
以前の狛犬は、長年の経年変化、おそらく近隣で採れる石を使用していたということもあり、お顔が崩れています。
台もバランス悪く、いつ倒れてもおかしくない状態でした。
狛犬の台は、たんば篠山店展示場のものをベースに作成しました。
本堂建屋の内に入れて、できるだけ狛犬が濡れないようにしたいというご意向でしたので、いつも以上に慎重に施工しました。
お詣りの方向から見て、右側「阿」は口を開いて発声し、左側「吽」は口を閉じて発声することから、吐く息と吸う息を表し、そこから、二人以上が一つの事をするときの微妙なタイミングや気持ちの一致の「阿吽の呼吸」を表しています。
それぞれの内側に「奉献」と彫刻し、後側に寄贈された方のお名前を彫らせていただきました。
大祭の際には、気持ちですが、お供えさせていただきました。
以前の狛犬も下の段に移動して、保存されることになりました。
入社以来、初めて狛犬作成のお手伝いをさせていただきました。喜んでいただき、ホッとしています。
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お墓参りを安全に
2022年03月11日 08:00
本店の髙梨です。
まずはこの写真をご覧ください。
とある墓地の前列の通路写真ですが、かなりの狭さで足元が危険です。
この度この段のお客様より依頼を頂戴いたしまして手摺りを設置することになりました。
他の段は既に設置されているところもあり、段ごとの自由のようです。
狭いところでは40㎝ほどしかなく、結構な狭さの通路幅です。
通路の内側に手摺りを設置すると余計に幅が狭くなりますので、通路の外側に設置。
もちろん基礎もしっかりとしないといけませんので型枠組みし、コンクリート打設工事を施工。
見違えるほどの通路になりました。皆さまのお墓は安全ですか?
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村からのお仕事
2022年02月28日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回は村からのご依頼の仕事が完成しましたので、そのご紹介です。
加東市の東条地区の村からのご依頼でした。
「山頂にあるお地蔵様とその建屋を麓にある薬師堂への移設」と「別の山で祀っておられる五体力を石で薬師堂に新設して欲しい」の2点が中心のお手伝いでした。
お地蔵までの道のりです。舗装されていませんが、車で近くまで行くことができました。でも、なかなかの山の奥でした。
移設するお地蔵様とその建屋です。
薬師堂の移設予定地です。ここにも別のお地蔵様があり、移設する建屋にお地蔵様を2体安置させていただくことになりました。
更地にしてから、作業を進めさせていただきました。
同時進行で、五体力の作成です。像をスケッチしたものを役員様にご覧いただき、ご了解の上、作成いたしました。
完成しました。
建屋は老朽していた木材は新調させていただきました。3カ月間かかった大工事が完成しました。
無事入魂式も終わり、お参りもしやすくなり、次の世代にもバトンを託すことができたと安堵されていました。
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墓石の撤去とブロック工事
2022年01月18日 08:00
本店の中道です。
昨年の暮れに墓石の撤去作業と土留めのブロック積みと階段工事をしました。
現場は整備されたコンクリートの階段があり、運搬機が上がるのが大変な現場での作業となりました。
撤去する墓石は、ご親戚の墓石なのですが、こちらの地域にはおられずお参りもされておりません。
このままでは、いずれどこのお墓なのか分からくなるので、今回お客様負担で整理される事になりました。
良いお手伝いが出来ました。
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灯籠の火袋を修繕しました。
2022年01月14日 08:00
今回のご紹介は、庭にある灯籠の修繕工事です。
灯籠の火袋にヒビがあり、前に傾き倒れそうな状態になっていました。

灯籠に灯す「火」は、魔除となるとされています。
火のもつ浄化や魔除の観念は今日でも世界各地で広くみられます。
古代ペルシャのゾロアスター教から各地へと広まった観念とも言われいます。ゾロアスター教は、またの名を「拝火教」ともい「火」自体が信仰の対象とされていました。
ゾロアスター教は、「鳥葬」で葬送されること有名ですが、現在では禁止されているそうです。
ゾロアスター教で「火葬」ではなく「鳥葬」にしていた理由としては、死体を不浄のものとして捉えていました。
その聖なる火で死体を焼くことは「火」を穢すことになるとの感があったそうです。

お客様からは、正月を迎えるまでに出来てよかったと喜んで頂けました。
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壁面の石張り
2021年12月14日 08:00
代表の森田です。
お友達の建設会社さまが現在新社屋を作られています。
社長さんは「錆び石」がとてもお好きで、以前自宅を新築された時も壁面錆び石を貼らせていただきました。
今回も同じイメージで錆び石を貼ってほしいとの依頼を受けました。
さて社屋となると建物も大きいので、石のサイズも40㎝×80㎝と大きなサイズにしました。
当然サイズが大きくなると重量も重くなるので、貼り付け工法も「湿式・乾式」併用で行いました。
※湿式とは、セメントや接着剤を使用する工法
※乾式とは、金物を使って貼り付ける工法です。

石の裏面には、石材用接着剤を団子状に8ヶ所ほど着け、写真の様にL型の金物で壁面と石をビスで固定します。
地震にもこの工法だと安心です。

まだ工事途中ですが、高さ4メートルで錆び石「割肌仕上げ」を貼りました。
とても重厚感があって格好いいです。
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山の上のお墓終い
2021年11月19日 08:00
滝野店の河合です。
先日、加西市のある墓地で古いお墓の撤去をさせて頂きました。
新しく区画整理されたお墓もある場所なのですが、昔からの古い土葬のお墓は急な坂を登って行った山の上にあり、お参りが大変な場所です。
以前にも同じ墓地で撤去のお手伝いをさせて頂いており、『同様の思いをされておられる方が他にもいらっしゃるのでは??』と思い、1件1件地区の方々に声を掛けて回ったところ、
「せやねん、ウチもしてくれんか?」
と依頼を頂きました。ありがたいことです。
新しい区画に代々のお墓も建てられていますが、古いご先祖さんのお墓もある状況です。
しかし、その後1件分だけでなく親戚のお家のもまとめて4件分の撤去となりました。
お墓が古すぎてどれがどの家のか不明なのもあり、親戚で話合われ、まとめて撤去する事になったそうです。
範囲も広く、毎年の草刈りだけでも一苦労です。



江戸時代のもあり、大小合わせて総数43基もありました。
撤去の見積りを出すにあたって、採寸して体積を計算するのですが、僕がトロいのもあり、草を掻き分け採寸していくだけで午前中丸々かかってしまいました。
大きいものは僕の背(176cm)よりもさらに大きいのもあり、山の一番奥の場所なので建てられる時の運搬はさぞ大変だったであろうと思われます…どうやって運んだんやろ?
技術部の方にも下見をして頂き、撤去当日となりました。


カートクレーンを上まで運び、解体していきます。
事前にピンクのサインテープを巻いて、よその墓石と間違わないように目印にしています。
山の上で草いっぱい生えてるうえに数が多いので職人さんも大変です。
安全第一、手際よく急ピッチで作業が進んでいました。

すごく急な坂道をキャタピラで運搬していきます。
数か多いので何往復も何往復もされます。
考えるだけで足腰痛くなりそうです。


山から下りた後はトラックにクレーンで積み込みます。
これも、何回も何回も繰り返していきます。


2日かけてご覧の通り、撤去が完了しました。建っていたお墓がなくなるとめっちゃ広い。
撤去後は真砂土を撒いて仕上げて貰っています。
むしろ、たった2日間であれだけの数の墓石を運び下してくれた職人さんが凄い!
本当に大変やったと思います。ありがとうございます。
施主さんも大変喜ばれていました。良いお手伝いが出来ました。
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灯籠の製作
2021年11月17日 08:00
玄関の石張りコーティング
2021年09月24日 08:00
代表の森田です。
20年前にお世話になったお客様から、「玄関の石張りの汚れが取れない、きれいにする方法あるかな~」とのご要望でした。
玄関の門の下は「水垢と銅板屋根からアク」が染みついていて、玄関ポーチの黒みかげ石にも「錆び・油染み」がついている状態でした。

「水垢とアク」は専用除去剤を塗りながら、ブラシで擦りながら除去しました。

水洗いをして完成。
かなり綺麗になりました。

錆びも専用除去剤を塗りこみました。
「紫色」になっているところが錆びに反応して除去しているところです・・・
が、錆びはなかなか完全には除去できませんでしたが、かなり薄くなりました。
最後は、「濡れ色になる黒みかげ石専用保護剤」を2回塗りこんで完了しました。
なんと新築当時のようにきれいになりました
さて、この状態がどれくらいの期間保つか?場所によってかなり違うと思いますが、最低5年以上は大丈夫だと思います。
今度は、お墓もコーティングしてご紹介したいと思います。











































