森田石材店ブログ - こんな工事もします -

yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。

最近、私は夜な夜な勉強しています。来年1月に行われる「お墓ディレクター」の検定を受検するためです。
お墓ディレクターとは一般社団法人日本石材産業協会が認定する資格で、これに合格できた者は「お墓ディレクター」として認定されます。私は2年前に2級に合格したので、今度は1級に挑戦です。
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検定内容は、お墓・仏教・石・仏事などの幅広いものになります。普段目にするもの以外の内容もあり覚える事は大変ですが、知らない知識に出会える事は楽しいです。当社では2級が10名で営業の者は全員が有資格者ですが、1級は難関のため4名しかいません。今回の受検する者は5名(1級4名、2級1名)です。みんな合格できますように・・。
「お墓の教科書」にはお墓の始まりについて書いてあります。なんとお墓の歴史は旧石器時代から始まります。ネアンデルタール人のお墓でシリアのデデリェ遺跡で確認されました。遠い昔から現在まで続くお墓の歴史に驚きました。
「お墓なんて要らない」と耳にする時代になりましたが、お墓好きな私は、これからもずっとこの歴史が続き、ご先祖様を敬う風習が続く事を願います。

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木製鳥居の解体

2017年12月16日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

弊社は石材店なので、石鳥居は100本を超える数の工事をさせていただきました。石の鳥居に関しては何の不安もないのですが…

今回は何と「木の鳥居」を解体してほしいという依頼でした。正直、木の鳥居の方が簡単に解体できるかなと思いながら現場に行くと…

なんと! 拝殿の屋根に当たりそうではないですか。根本が腐っていて、手で押すだけで今にも倒れそうです。
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動式クレーン(かにクレーン)を設置して、倒れない様に「柱を補強」しました。
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笠木から順番に解体
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無事に解体作業が終わりました。
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建物が無ければ、先に倒しておいて解体すれば重機は必要なかったのですが・・・石鳥居以上に緊張しました。

追伸:伏見稲荷の千本鳥居はすべて人力なので大変な工事だと思いました。

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12月といえば「お社」

2017年12月02日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
12月になりました。私どもの仕事も「年内にきれいにしてほしい」という方のご要望も多々ございまして、一年で最もバタバタする月のひとつが12月です。
さて12月といえば割と多いのが「お社(やしろ)」です。年中置いているものなのですが、この時期は「お社」の需要が多いです。やはり氏神様にも新年は新居でということなのでしょうか。
下の写真は弊社のお社です。毎朝全社員が手を合わせております。
弊社お社.jpg
社長の趣味(?)で鳥居やキツネ、手前には八足台があり、そこに花立が付いております。また本体には「カランカラン」と鈴と鈴緒が取り付けてあります。もしご用命の場合は当社で加工いたします。
お社ってどう選べばいいの?
当社で販売しておりますお社には大きさが3つあります(オーダーメードでご依頼いただければどんな大きさにもなりますが・・・)。それがこちらです。左から小・中・大となっております。置き場所に応じてお選びいただけます。台座付もございます。庭に古い台があるよという方は、その上に設置することも可能です。
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お社のひみつ
台座の後ろに小さい穴が空いております。石屋ですから何か見えるわけでもありませんので本当のところはよく分かりませんが諸説あります。蛇の出入口という方もおられます。神様の出入口なのかもしれませんが、必ずあけるようにしております。
お社台の穴.JPG
お社に御札を入れる順番
さて、お社の主役は何と言っても御札です。木のお社では三社造りといって三つ屋根が並んでいますが、この場合は真ん中に「神宮大麻」や「天照大神」などが来ます。いわゆる大ボスです。そして向かって右側に地元の氏神様を置いて下さい。そして向かって左側には崇敬している神社の御札をお祀り下さい。
一社造りの場合(この石のお社も)は、御札は3枚重ねて置きます。その際に一番前が大ボス(「神宮大麻」や「天照大神」)、次に氏神様、一番後ろに崇敬している神社の順になります。
お参りの方法は
「二礼二拍手一礼」ですね。この仕草も慣れないとちょっと恥ずかしい気もしますが、弊社の場合は強制的に毎日全員でしておりますので全く違和感は感じません。もうすぐ年末年始が近づいてきますので、お参りの時はぜひやってみてください。
ある方に聞いた話ですが、神社でのお参りは日本人が古来から「ヒラメキ」に利用してきた場所だったらしいのです。一年の締めくくり以外でも、何か困った時や悩んでいる時、神様の前で作法すれば解決策が降ってくるかもしれませんよ。
そもそも氏神様って?
人が亡くなると30~50年ほどでその霊は次第に縁故の家を離れていきます。そして個性をもたない霊になり、その後、故人が生まれ育った故郷の地へ還って、神さまの仲間に入るとされています。
ちなみに氏神様とは、住んでいる土地の人々を守護する神のこと。鎮守の神とも言われています。また地神様とは祖霊、農神ともされる神。屋敷内や辻・田のそばに祭るものとされています。
まさに私たちのご先祖様です。遠くの神様より、近くの氏神様、地神様。本年もお世話になりました。

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干支の置物

2017年11月28日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

今年も残すところ、あと1カ月ばかりになりました。毎年、この時期になると、新年に向けて仕入れの準備をするものがあります。それは・・・干支の置物です。
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↑ちなみにこれが今年の干支の「酉」の置物です。(他にも種類あります)
干支とは、十干と十二支を組み合わせたもので、暦や時間、方位を表すものとして使われるものです。つまり、十干の「甲、乙、丙、丁・・・」と、十二支の「子、丑、寅・・・」を順番に組み合わせたものです。しかし、我々にとっては干支=十二支の方がなじみがありますね。そう言えば、幼い頃に十二支の順番が決まった絵本を読んで覚えたのを記憶しています。また、我が家の息子も昨年、こども園で干支を言うテストがあったようで一生懸命覚えて、毎日繰り返し唱えていました。それがきっかけで、自分の干支は何なの?と、興味を持ったようです。今でも、相手の年齢を聞く時に、単純に何才かだけ聞くのではなく「干支は?」と聞いて、「あ、同じ学年や!」なんて話すこともありますよね。それだけ我々には深く根付いている十二支です。
2018年は正式な干支で言うと、「戊戌(ツチノエイヌ)」だそうです。戊は「食物の成長が絶頂期にある」を意味し、戌は「草木が枯れる状態を指す」という意味があるのだそうです。来年は、物事が両極端になる年になるかもしれないそうです。良い方の物事がたくさんある年になるといいですね!
今年もそろそろ来年に向けて「戌」の置物のリストが届いています。今からどんな物を仕入れようかなと選んでいます。楽しみにしていてくださいね!

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落ちそうな巻石

2017年11月16日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

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皆さんはお墓参りに行かれた時に、上の様に巻石がずれたり、隙間が開いてしまっているお墓をご覧になった事はありませんか?
こちらのお墓は長い間にすこしづつ巻石がずれてきて、このままだと落下の恐れがありました。
さて解体してみると、石と石との継ぎ目にはセメントが少量付いているだけで施工方法としては不十分なものでした。
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石にアンカーを打ち込んでL型金具で補強します。ステンレス製なので錆びませんが念の為セメントで覆い防水処理を施します。
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石と石の隙間もなくなり、落下の心配もなくなりました。
皆様のお墓でも可能性は有ります。墓石は比較的新しくても、囲いの巻石はかなり古いということは良くあります。危ないなと思われたら、私どもに是非ご相談下さいませ。

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空から舞い降りた観音様

2017年11月14日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

お隣の京都市での観音像を建立したときのお話です。

京都市西京区の旧街道沿いのお寺で、前の道路は通行量も多く、真上には電線が通っており非常に工事し難い状況でした。

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7尺の観音像でそんなに大きくないのですが、重さは相当あるので基礎はしっかり施工。

観音3.JPG観音4.JPG
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お寺正面の山門からの搬入は無理なので、少し離れた所の月極駐車場を借りてレッカー車を使って、もちろん民家の上は避けて高い所から下ろしてきて据付。

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無事据付完了。今後も多くのの方々にお参りして頂ける事と思います。

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神社とは、どういうもの

2017年11月12日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

立冬を過ぎ、紅葉が美しい季節となりました。各地では秋祭りも終わり、年越しも近づいてまいりました。

さて、神社には大きく分けると2種類あるというのをご存知でしょうか?一つは、元々の土着信仰から生まれた氏神様と呼ばれるもの。

もう一つは守護や無病息災などを願って外から持ってきたものです。主に八幡さん、稲荷さんと呼ばれるものは当時、外から持って帰ってきた神様です。

効き目があるとなれば、神様の分霊を戴いてきてお祀りをしました。

全国には8万社ほど神社あると言われていますが、その内八幡神社はなんと8000社(約一割)あるそうです。

また、地元の大きな神社に行くと「小宮さん」が本殿の周囲にたくさんお祀りをされています。

多くの人々が時代の中で地神さまとして守られてきた神様を維持できなくなり、大きな神社にお預けしたものなのでしょうね。

さて、人間も亡くなれば仏となって33年の修行を終えた後、地元の神社の氏神なられると言われています。

お寺も神社も日本人にとって大切に守っていきたいものです。

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山南町の顔・さんなん仁王像

2017年10月27日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

ブログでたびたびご紹介している「そうじの力」ですが、整理をしていると、懐かしいものがたくさん出てきました。その中で山南町にある「さんなん仁王像」の図面が出ていました。
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さんなん仁王像は、国道175号線沿いの(であい公園)入口の「吽(うん)像」は山南ライオンズクラブが創立30周年記念事業として、1997年に建立されました。この像は山南町岩屋・石龕寺(せきがんじ)様に鎮座する仁王像(重要文化財)の実物大の大きさです。仁王像は「阿吽(あうん)」の二体で一対となり、道の駅側にあるブロンズ像が「阿像」で、この時建立されたのが「吽像」です。「阿」は出る息、「吽」は入る息の意味で「阿吽の呼吸」とは一つの事をする時微妙な調子が木霊することにより、成就するを意味し、相撲の立ち上がらんとする、あの気合に満ちた姿などを言います。
像の石は中国福建省で産出するみかげ石を使い、台石は生野川の石、立て石は神崎川の石、碑文は福島の黒御影石を使いました。彫刻に要した日は、5人で100日、延べ500人を要しました。高さ3.8mの仁王像は大変な大きさで、何をするのにも苦労したそうです。建立してもう20年。昔と変わらない姿で皆さんの姿を見つめています。
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当時の検品作業 
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50トンレッカーでの 据え付け作業
仁王像は山南町から西脇に向かって国道を通る時には右手に見えます。また、文中に書きました石龕寺は、紅葉がたくさんあるお寺です。これからのシーズンに訪れるのも良いですね。

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縁起の良い置物

2017年10月25日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

弊社の展示場には、お墓だけでなく石の小物類も展示しています。一般的には、犬や猫といった置物の方がなじみがあるでしょうが、弊社で一番多く置いているのが「ふくろう」の置物です。
ふくろうは首が180度まわることから、見通しがきき、商売繁盛につながる縁起の良い鳥とされています。旅先のお土産や、開運グッズとしても良く目にしますね。また、ふくろうには様々な当て字が当てられています。
※不苦労・・・・・苦労知らず
※不老 ・・・・・不老長寿
※福来朗・・・・・福が来る
※袋  ・・・・・知恵袋
※福籠 ・・・・・開運

このような当て字からもふくろうが昔から縁起の良い鳥として皆に知られているのも納得ですね。玄関やリビングといった人の集まる所に置くと幸運を呼び込むそうですよ!

このふくろうの置物、注文するときは一度にたくさん注文します。ですが、自然の石の形を利用して作られたものですので、サイズや形、また表情(目の感じ)がそれぞれ違います。まったく同じものは存在しません。袋から出す時に、いつも「あぁ、この子はかわいいなぁ~」なんて思ったりします。色々な表情を見せてくれるので、とても楽しんで開封しています。

昔は、少し怖いなと思っていたふくろうですが、今では一度ふくろうカフェに行ってみたいなと思うほど好きな鳥になりました(^-^)
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園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

篠山市谷山の稲荷神社での玉垣、石積み修復工事が完成しました!
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工事期間に台風で木が神社境内に倒れたこともありましたが、5月から始まった6カ月に渡る工事も、事故もなく無事に引き渡すことが出来ました。なんとか秋のお祭りに間に合いほっとしています。
谷山_稲荷神社修繕前01.JPG 谷山_稲荷神社修繕前02.JPG
修繕前は、玉垣が倒れてしまい危険な状態でしたが、石垣を積み直し周りの玉垣を全て新しくしました。
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●玉垣は1本、1本鉄筋を入れ補強
谷山_稲荷神社玉垣04.jpg 谷山_稲荷神社玉垣03.JPG
●柱を支える補強
これで、玉垣は安心です。
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以前の玉垣を再利用し台石として使って土留めをしました。
今回の工事は大雪で木が倒れて玉垣を破
損させたのがきっかけでしたが、ぐらつきがあったり、傾いている玉垣は、ちょっと触れただけでも簡単に倒壊し破損することがあります。子供やお参りの方にとっても大変危険です。
事故が起きる前に早めの修復をお勧めします。
新しくなった玉垣が、新しい代にずっと大切に受け継がれていけば嬉しいですね。

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お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く