森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -
お祀りすること
2021年02月15日 08:00

こんにちは篠山店の上山です。
昨日一昨日と春のような陽気でナント19℃もありました、初夏?暑いくらいでした。
でも厄神さんの頃にはまた寒くなるようなの体調管理を気を付けないといけませんね。
さて、山の中に置き去りにされていた?忘れられていた?放置されていた?様子の墓石がありました、花立の痕跡はあるのですが長年お花が入っていた様子もありません。
落ち葉で埋まっていますが台座の石もあるようです。
下におろして墓地内に移設しました、
今後の管理の手間いらずのファイバーレジンで仕上げます。
昔では当たり前のうす暗い山中の墓地。
ひっそりと苔むしていたままの方が良かったのかもしれないけれど。
このままでは不憫に想ってしまう。
ひとつ言えることは今まで以上にお線香を手向けてもらえることがあるように願います。
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六地蔵様のお話
2021年02月12日 08:00
本店の義積です。
カメラが趣味の私はしょっちゅう神社仏閣を回っています。
先日は加西市の多聞寺に行って参りました。
冬にも拘わらず境内のあちこちに花が飾ってあり素敵なお寺でした。何度も訪れたい場所です!
私は六地蔵さんが好きで撮影に行くと必ず撮影します。多聞寺様の六地蔵さんです。↓
可愛いお顔が印象的です。
個人的には一番左の顔が好きです?
しかし少し違和感があります。
手に持ち物を持っている方が真ん中のかたしかない?!
こちらは福崎町應聖寺(おうしょうじ)様の六地蔵様です。こちらのお地蔵さまは持ち物を持っておられます。
それぞれに持ち物には意味があります。
錫杖(しゃくじょう)は煩悩を払ってくれます。
宝珠(ほうじゅ)は願いを授与してくれます。
如意や宝印は人々に信仰心を教えてくれます。
経箱は智慧を教えてくれます。
六地蔵と呼ばれているこのお地蔵さまは、人が生まれ変わり死に変わり続ける6つの世界(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のそれぞれで苦しむ人々を救うためにおられます。
墓地の入口に必ずと言っていうほどいらっしゃる六地蔵様には他にも墓地は亡くなった人の世界と生きている人の世界の境界です。
お地蔵さまはあの世へ旅立つ人の安全と安らぎを祈るという意味と、もうひとつは死者が迷ってあの世からこの世に帰ってこないようにという2つの意味で生と死の世界の境界に立っておられるのです。
私はお墓参りに行くと必ず両親のお墓と六地蔵様に手を合わせます。
また可愛いお地蔵をみつけたらご紹介しますね!
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開眼供養って?
2021年02月09日 08:00

本店の山崎です。
このブログでも何度も登場する言葉に「開眼供養(法要)」があります。
私たちの業界では、当然知っている言葉で、もちろんご存知の方も多いと思います。
しかし、それに接する機会が無ければ、まったく知らない言葉という方もおられるでしょう。
私も、この会社に入るまでは聞いたことがありませんでした。
「開眼供養」とは、お墓を新しく建てた時、またお墓を改装した時に僧侶を招いてお経をあげてもらうことを言います。
家や建物を新しく建てたら、竣工式を行うようにお墓を建てた時の儀式の事です。
もちろん、お墓だけでなく、仏壇・お位牌などでも同じ事を行います。
お墓は建ててすぐは、まだ、ただの石です。
この開眼供養を行う事によって、仏さまの魂を迎え入れる準備をします。
迎え入れて初めて拝む対象となり、「お墓」になります。
そもそも、開眼供養とは、昔、仏像制作において、一番最後に目を書き込んでいました。
それによって、仏像に魂が入るとされていた事に由来します。
宗派・地域によっては様々な呼び方があり、「入魂式」「お性根入れ」「御魂入れ」などがあります。呼び方は様々ですが、どれもお墓へ魂を入れる儀式の事です。
浄土真宗の場合は、お墓に魂を入れるという概念がないため、「建碑法要」「御移徒(おわたまし)」という法要を行います。
簡単に開眼の事を言いましたが、開眼供養をしたからと言ってお墓まいりをせずにそのままにしておくというのは寂しいです。
頻繁にとはいかないかもしれませんが、実際にお墓に行って手を合わす事が一番の供養になるでしょうね。
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狛犬さん
2021年01月25日 08:00
先日、図書館で面白い本を発見しましたw
「三田の狛犬(上)」 もちろん(下)もあります。
何が書いてあるかというと、そのまんま。
三田市内にある神社の狛犬についてです。
狛犬とは、材質、形など細かく調査されています。
三田地方は浪速石工の手で彫られた「浪速狛犬」という形態が多く、年代、作者により狛犬の形は違う。
その中でも面白いと思ったのが、尾っぽのデザイン。
横に広がったようなもの、縦に長いもの、デザインが細かいものいろいろあります。
なので、近くの神社に実際見に行ってきました!
我が国最古といわれる大和の国一之宮・大神神社から分祀された社。
因幡の白兎の神話で有名な大国主命をお祀りしていることもあり、兎さんも「阿吽」の口をして据えられています。
比較的きれいな狛犬さん。気になる尾っぽは、少し長め?勢いよく上にシュッと伸びた感じです。
三田天満神社
主祭神は菅原道真、大歳大神、伊弉諾尊、伊弉冉尊、大己貴命、少彦名命。
江戸時代、三田藩主九鬼氏の祈願所であった。
ご祭神菅原道真公のお使いの牛さんもいます。
狛犬さん…古い; 頭と体のバランスが…。尾っぽは葉っぱが付いているような形で短めでした。
当店少し前にいた狛犬さん。
尾っぽは上に伸びて、サイドに渦巻が付いたデザインです。
今、いてる狛犬さん。
足の下に(左)獅子?(右)玉?があり、体つき全体がもっちゃりしてますが、後ろ姿、尾っぽは同じ感じでした。
ほんとにいろいろです。
今まで、狛犬さんをじっくり見ることがなかったので新しい発見でした。
神社巡りの楽しみの一つに、狛犬さんぜひ見てみて下さいね☆彡
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ちょっとした小物です
2021年01月06日 08:00

本店の髙梨です。本年も宜しくお願い致します。
先日ユーザーのお客様とお話させて頂いていた時に「霊標の下のとこが結構汚れるんやけど、なんかいい方法ないかな?」
とのご依頼。
↑ ここの部分の事です
「こうはどうです?こんなのは?」と打合せしていた時にお客様から「こんなん作られへんの?」とお仕事を頂戴しました。
お墓の場所が裏手すぐに山があり、木々が覆ってきているので水滴はもちろん葉雫や土ホコリで汚れて固まってしまうのです。
ですので、お客様のご要望はまず「水が溜まらない(とどまらない)こと」でした。
↑ 作成し、設置したのがこちら
水切り勾配をつけた石を目地詰めして貼り付けました。
これでお墓掃除も楽しくなりそうですね。
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新年を迎える準備
2020年12月29日 08:00
こんちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
今年も残すところ数日となりまして、年末のお掃除と当店でも新年を迎える準備を致します。
秋から抜けていた外展示墓石を新年の売出しに間に合うように設置してもらいました。
神戸型に少し変わった霊標、どっしりとした安定感のある霊標です。
そして、お飾りも準備。昨年の邪気を祓い新しい年の神様をお迎えする役割があるそうです。
邪気と言えば、今年は想像もつかない一年となりましたね。
一人一人出来ることがあります。大切な人の事を考え、「密」は避ける。
年末年始、もう一度考え一人一人の行動で感染拡大を防ぎましょう。
来年は、明るく笑顔で過ごせるように。よいお年をお迎えください。
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西国三十三所草創1300年記念事業が期間延長!
2020年12月08日 08:00
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
2016年から始まった、西国三十三所草創1300年事業が2022年3月31日まで延長となりました!
1300年ってすごいんですが、そもそも三十三ヵ所巡礼ってなぜするのか…なんとなくわかっている?!
巡礼の歴史は、養老2年(718年)にさかのぼります。
大和国の長谷寺の徳道上人が病で仮死状態になったときエンマ大王から、三十三所の観音霊場の功徳を世の中に広めるようにと宝印を授かりました。
エンマ大王の約束の証である宝印を33の寺院で集めると極楽浄土への通行手形となる。
これが巡礼の始まり。現在の「御朱印」のルーツとなったそうです。
この巡礼の始まりから、2018年で1300年を迎えるにあたって、巡礼所33寺院が記念として特別なイベントを開催しています。
・特別拝観
・特別印
・月参り巡礼
・次世代巡礼
最新情報はFacebookで更新されています。
こんな時だからこそ観音菩薩とのご縁をいただきに、まずは近くの札所から巡ってみてはいかがでしょうか。
<兵庫県>
第24番 中山寺(聖徳太子が開いた「日本初の観音霊場」)
第25番 播州清水寺(「顔を写すと寿命が3年延びる」井戸が残ってる)
第26番 一乗寺(国宝の三重塔は「日本屈指の古塔」とされている)
第27番 書写山圓教寺(「ラストサムライ」「軍師官兵衛」などのロケ地でも有名)
番外札所 花山院菩提寺(花山法皇が住んでいた場所)
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大学生にお参りしたいお墓のデザインを聞いてみた件
2020年12月07日 08:00

仕入れ担当の森田です。
先日、私どもの業界紙である「日本石材工業新聞」に興味深い記事がありましたのでご紹介します。それは、
大学生にお参りしたいお墓のデザインを聞いてみた
というものです。
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後々の心配事、決断
2020年12月04日 08:00

こんにちは、篠山店の上山です。
12月に入り朝夕めっきり冷え込むようになって来ました。
お墓の読書地蔵様も暖かそうな毛糸の帽子で冬支度です。
何かと慌ただしい12月ですがこの笑顔には癒されます。
さて、本題に入りますが最近増えてきたお墓の解体撤去です(お墓じまいとも言います、どちらもさみしい響きですが)。
お施主様夫婦がご高齢、お住まいが遠方、尚且つ跡を継がれる方が無いという事情が重なり悩まれた結果の決断でした。
コロナ禍の影響もあり、お施主様の立ち合いは無しでの工事になりました、墓石をすべて撤去し、お骨上げをしていきます。
ご住職様にて、お骨納めと読経して頂きます。
年に数回のお墓参りすら行くことが出来なくなり、廻りの墓地の方々に迷惑をかけているんじゃ無いかと言うふうに思われていたようです。
お墓は形として無くなりましたが、心配事のひとつ肩の荷が下りたと思って頂ければ良かったかなと思います。
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仏壇処分のご相談
2020年11月16日 08:00
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
先日、仏壇処分についてご相談がありました。
仏壇は、横幅1mはある大きな金仏壇。
大きいし、仏壇なんてどこに処分を頼めばよいか分からなくて…
実家はもう誰もいないので、家の売却を考えているが、こんな大きな仏壇があると家が売れないので。
処分できますか?とのことでした。
もちろん処分致します。
中の仏像、仏具を取り出し、引取させて頂きます。
家もなくなり、仏壇も今の住宅に合うサイズにするとのことでしたので、仏像や仏具で使えるものは引き続き使用することをお勧めしました。形見分けみたいな。
新しい仏壇は、今の住宅に合うモダン仏壇で且つ浄土真宗らしい「金」をあしらった仏壇をご案内。
後は、置くスペースを測っていただくこと(扉を開いた場合に必要な幅、奥行き)。
使用したい仏像の足元から頭までの寸法。それに合わせて仏壇をお探し致します。
モヤモヤと悩んでたけど、いろいろすっきりしました。と言っていただけました。
最近、家を片付ける方も増えています。
お仏壇、どうしたらいいの?とお悩みの方は、ぜひご相談下さい。
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