森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、3年前にお墓をお世話になったお家に訪問させていただきました。
お伺いしたのは、奥様の7回忌のご命日のご訪問です。
こちらのお家のお墓に花の彫刻をさせていただきました。
ファントーニ彫刻という手法で彫刻しました。
このファントーニ彫刻は普通の彫刻と違って、立体的な彫り方が特徴です。
普通の彫刻では、色を入れないと花のデザインが見えないです。それに対して、この立体的な手法なら色を入れずとも見えるので、色褪せることもなく、石の自然な色合いで見え続けることができます。
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こちらのお家は「ガクアジサイ(額紫陽花)」をご依頼いただきました。
ご自宅のお庭に生前奥様が大事に育てられていて、ご家族で決められました。
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何も色は入れていません。
写真ではわかりにくいですが、細かい「がく」部分も凹凸があり、立体的です。
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完成です。
そして、今回2年振りにご自宅に訪問させていただいたのですが、その「ガクアジサイ」が今年も咲いていました。
雨に濡れていて、すごくキレイでした。
恥ずかしながら、私はこのご縁で「ガクアジサイ」を知りました。
この花を見ると、このお家の事を想い出します。
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パワースポット

2018年01月20日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

元旦の丹波新聞の『篠山不思議探訪』という記事に、篠山市味間奥の大國寺にパワースポットが出現ー というのがありました。

記事では寺の本堂の屋根に巨大な龍が鎮座し、その本堂の脇には邪気をはらい、強いパワーを授かれる黄色い光の柱が立ち昇っているという。

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酒井住職によると、昨年1月のある日70歳代と思われる男性が大國寺にやって来て「すごいな、この寺は」とぽつり。

「屋根に巨大な龍がとぐろを巻いて、この寺を守っておられる」と重要文化財に指定されている寺の本堂を指さして、本堂に向かって左側の一角を注視し、「ここから黄色い光が立ち昇っている。ものすごいパワーを感じる」と口にした。

「私には何も見えないですが・・・」戸惑っていると、「手をかざしてみなさい」と促す男性。

酒井住職は言われるがまま、その場所に手をやると、「あっ、温かい・・・。」確かに”何か”が感じ取れた。

男性いわく、その場所には黒髪の美しい顔立ちをした女神が漂っているのだという。

「やっぱり私には見えないですが・・・」と酒井住職。しかし、何かを感じ取れたのことは確か・・・。

早速、この場所を聖域とするべくお祓いをし、赤い支柱を1対建て参拝口とした。

「パワーが欲しい人や心を鎮めたい人など、興味のある人は一度お参りに来ていただければ。霊感を持っている人なら、龍や黄色い光がみえるかも」という事で早速探訪してきました。

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大國寺境内の一角に出現したパワースポット

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「むむむ、感じる・・・」。パワースポットに手をかざす酒井住職

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私もやってみました。先ず、深呼吸をして、心を鎮めて。次に、利き手を、三石の中心にかざす。微かに温かい風の流れを手のひらに感じました。

目には見えないがとても心地よいパワーを。ちなみに、弊社1月5日の初詣のブログに書いていた『背中を3回ゴシゴシ・・・』をしてもらったのは私です。

私が思うに、究極のパワースポットは皆さんのいちばん身近にあるお墓であり、お仏壇であると思います。

お墓参りをし、お仏壇の前で手をあわせる事でパワーを頂けると思っています。

今年も多くのパワーを貰って良い一年にして行きましょう。

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東大寺の石畳

2018年01月17日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

先日、奈良へ行く機会があり、せっかくなので・・と、東大寺へ行って来ました。東大寺と言えば、ご存知の通り「大仏さん」です。何度見てもその大きさには驚かされます。この大仏様の正式な名前は、「蘆舎那仏(るしゃなぶつ)」と言うそうです。
さて、東大寺へ行くと入場ゲートを過ぎて、大仏殿を正面に見ると、その道のりには綺麗に石が貼られています。
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少しわかりにくいかもしれませんが、真ん中の黒っぽい石がインド産の石、その隣の少しピンクがかった石が中国産、さらにその隣が韓国産の石、そして一番外側が日本の石を使って貼られています。これは、仏教の伝来のルートを表しているそうです。仏教がインド~日本へ伝わってくるまでの道のりです。その敬意をこめて、このように貼られているそうです。
この仕事をしていると、ついつい石に目を向けてしまいます。皆さまも、東大寺へ行く機会がありましたら、大仏はもちろんの事、石畳にも注目して見てくださいね。

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お墓の恩師の死

2018年01月13日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
先日、私の恩師がお亡くなりになりました。
恩師といっても学生時代の先生ではなく、大人になってから、そしてこの仕事に入ってからの先生です。私にとっては師匠であり、メンターという存在の方でした。
いつもお墓のことをこうして書いておりますが、その根本のお話を教えてくださったのがこの先生だったのです。
教えていただいたことは多岐にわたります。民俗学の基礎から宗教、哲学に至るまで、およそお墓にどう関係するのだろうかというところから、親切に、時に厳しく教えてもらいました。かれこれ10年以上も私は先生に師事してきました。
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上記は10年の授業をまとめたノート
初めに教えていただいたのが「石材店の三本柱 心・美・愛」
【心】・・・それは宗教心。お墓には人を合掌させる力がある。そしてその行為を習慣と思っている日本人こそ宗教の達人なのだ。
【美】・・・お墓としてふさわしい本物の美しさ。尊厳性があり、形・加工技術が一流でなければならない。
【愛】・・・石材店の心構え。お墓が大好きで、お墓の良さを知らないといいものは作れない。
さらに、この「美」について、よいお墓の条件とは、
①力強さ
②素朴さ
③おおらかさ
そして宗教的尊厳を失ってはいけないとも。
先月12月の中旬にも先生の講義を受けました。その時は「今日は喉の調子が悪くてすみません」とおっしゃっておりましたが、まさかそれほど体調が悪いとは夢にも思っておりませんでした。その時に
「神様があと2年私に寿命を下さるなら、書き残したい2冊の本がある」とも。
その2冊の本はもう読むことはできませんが、この10年に教えていただいたことの中に全てが注がれているのだろうと思います。
私の心の中にこんなにも大きな存在だったことを、改めて実感しました。
今頃は二十五菩薩来迎図の様に、25人の如来・菩薩がお迎えに来て、観音様の蓮の花の中で移動されていることでしょう。そして浄土で蓮の花から出られた時に、先に逝かれた奥様とお会いになっておられることでしょう。どうか安らかにお眠りください。
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知恩院の阿弥陀二十五菩薩来迎図(京都国立博物館HPより)

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新年のご挨拶

2018年01月02日 10:22

森田 茂樹
森田 茂樹

平成30年、みなさま新年おめでとうございます。

昨年一年間、森田石材店のブログをお読みいただき誠に有り難うございました。本年もよろしくお願いいたします。

さて、私の新年はあいさつ回りで始まります。まず朝8時から高座神社さまにお詣りし、宮司様にご挨拶。

昨年10月の台風で倒れた灯籠の修復が昨年末の完成しましたので、そのご報告も兼ねてご挨拶をしました。

2番目は常勝寺さま3番目は正覚寺さまそして最後は私の檀家寺である長慶院さまの4か所をご挨拶に行きました。

以前は父(会長)がやっていたことでしたが、一昨年から代替わりで私になりました。約1時間ほどですが、ご挨拶に来ておられる檀家の方、近隣の方にもご挨拶をしますので、正月ボケにならず身が引き締まります。あいさつ回り三年目でありますが、改めて一年間の時の速さに驚きます。

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今年こそは、無駄な時間が少なくなるように一所懸命行動していきたいと思います。

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2018年

2018年01月01日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

新年あけましておめでとうございます。
新しい年の始まり、いかがお過ごしでしょうか??のんびり家で過ごされている方、旅先や帰省先で迎えられた方、様々だと思います。
今年は平成30年ですね。平成も、もう30年・・・月日がたつのは本当に早いものです。年をとると益々その思いが強くなり、今年こそは1年を無駄に過ごさないよう充実したものにしたいなぁと思っています。(毎年、ふと気付けばもう12月・・・なんて感じですが(>_<))
お正月は、皆さまお揃いでお墓参りに行かれる方も少なくないと思います。私は、毎年1日には義実家の方のお墓参りへ行っています。自分の実家はもう少し後です。
年末に行けないので、まず掃除をして、新しい年を無事迎えられた事、そして今年もよろしくお願いします、と手を合わせます。お正月には、
『新年に歳神様と先祖の霊を迎えるため、時間をかけて整える』
という意味があるそうです。大切なご先祖様に挨拶をし、新年のスタートを切りたいですね。
さて、昨年みんなで毎日続けようと決めたこのブログ。何とか1年続けることが出来ました。今年も、皆さまにより良い情報を届けられるよう、森田石材店がこんな所だと知って頂けるよう、社員一同頑張っていきたいと思っております。
本年も、皆さまにとって素晴らしい年になりますように。今年もよろしくお願い致します。

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義士祭

2017年12月18日 08:00

上山 典之
上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。
年末が近づき朝晩めっきり冷え込んできました。皆様は体調いかがですか。
私の中ではこの時期といえば、忠臣蔵で有名な赤穂浪士、昔はこの時期になると必ずと言って良いほどテレビドラマで放映してました。
先日、篠山市古市のお寺様に年末のご挨拶に伺った時、境内にある大きな顕彰碑に目が止まりました。碑には「不破数右衛門正種(ふわかずえもんまさたね)之碑」と刻まれてあります。数右衛門は赤穂四十七士の討ち入りメンバーの一人で、一説によると討ち入りで最も多く敵を倒した男とも言われています。
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数右衛門の実父は播州の人で、岡野治太夫といい治太夫の妹「熊」が古市の庄屋の「鍵屋」に嫁いでいた為、年老いた治太夫夫婦は鍵屋の縁寺である宗玄寺に身を寄せることと成りました。
数右衛門は赤穂藩浅野内匠頭に任えていましたが、故あって主家を去り浪々の身となっていた時、あの有名な江戸城松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んだ事件の後、内匠頭は切腹、領地没収が起こりました。
その後、赤穂四十七士の吉良邸への討ち入りが決まり、三々五々江戸へ下向する際に数右衛門は宗玄寺にほど近い不来坂峠に立ち寄り、長男長女を母に託し、母と永別をしました。
母は討ち入り決行を悟り「もし、復讐の拳あらば、この襦袢を着て母とともに本懐を遂げるよう」と自分の長襦袢を託し、尽きぬ名残を惜しむのでした。
数右衛門はそのまま江戸へ帰り、復讐の当夜を迎え、女物の襦袢を着る数右衛門からその訳を聞いた同士の大高源吾は、その由来を聞き感銘して、襦袢の背に中国の詩人の白居易(はくきょい)の詩の一節を書き記しました。
「松樹千年遂是朽 槿花一朝 自 為栄」
数右衛門自刀に先立ち、松平公より特に遺言が認められ、襦袢は母に、小刀は長男大吾朗に、笄(こうがい)は長女つるにと遺言され遺族に届けられましたが、明治になって鍵屋の没落による混乱にあたって行方がわからなくなりました。現在は白襦袢のみが複製され保存されています。
長男の大吾朗は父の冥福追善のため出家し三河の永昌寺に入りました、長女のつるは御影の照明寺へ嫁ぎました。
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今から315年前の出来事で、今でも関連地で慰霊が行われ語り伝えていく事が続くよう願います。
また久しぶりに忠臣蔵見ようと思います。

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髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日、僕が8年前に建てさせて頂きましたお墓の施主様より、「父親が亡くなりまして・・・」とお電話を頂きました。今後お墓にどうすれば良いか、何をしないといけないか。というご質問でした。
まずは霊標への追加彫刻・・・ご納骨日までの納期が(魂抜きが終わった状態で)2週間ほどいただきましたら助かります。ということで、すぐさま取り掛かりました。
次にご納骨。
一週間以上前からお電話を頂いておりましたので当日のお手伝いにも参らせて頂きました。
ご納骨の日も無事に滞りなく済ますことが出来、ご参列された方々皆さんホッと落ち着かれたご様子でお帰りになられました。
尚、空になった骨壷は私共が持ち帰り、処分させて頂きます。
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新・兵庫史を歩く〜芦屋〜

2017年10月29日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

昨日はNHK神戸放送局が主催の「新・兵庫史を歩く」の公開収録に行ってきました。9月にホームページ上で募集が始まっていて、私も息子と2人の名前を書いて往復はがきで応募しました→当りました(倍率4.5倍)。
今回は芦屋市の歴史。講師は園田女子大学名誉教授の田辺眞人先生、進行は垂水千佳アナウンサーでした。田辺先生の独特の語り口調で、とても歴史が面白く興味深くなります。こんな歴史の先生に出会っていたら、私も歴史好きになっていたのかもしれません。
さて、歴史的なものを見るのに外せないのが石碑です。
まずは集合場所の月若公園には「高浜虚子親子三代の句碑」がありました。
それから芦屋川を上流に行くと「猿丸翁頌徳碑」「阪神大水害芦屋川決壊之地石碑」「細雪碑」があります。今は平和ですが昔は治水との戦いだったことが改めて感じました。また、細雪の揮毫は谷崎潤一郎の妻・松子の筆跡で、とてもいい文字でした。
それから芦屋川沿いに下り、松の内緑地に在原業平の歌碑がありました。在原業平は桓武天皇のひ孫に当り、本来は京都にいるべき人がこの芦屋にいて歌を詠んでいたのですね。芦屋には業平(なりひら)という地名も残っているので通常の教養のある人はご存知なのでしょうね。
その後、芦屋公園のぬえ塚へ。「ぬえ」とは怪物ぬえ退治の伝説にある動物だそうです。退治された亡骸が芦屋の浜に流れ着いて、それが丁重に祀られた塚がこれなのだそうです。
そして、芦屋市立美術館、谷崎潤一郎記念館と行き全行程を終了しました。
私は仕事柄どうしても石を中心に見てしまいます。最後の芦屋市立美術館では、庭にある石のオブジェが気になりました。この石は大阪城の築城の際に山から切り出されたもの。各藩のマークが石に刻まれています。切り出したもののもう必要がなくなって川に放置されていたのでしょう。
この原石を見ていると石を割った後が残っています。遠い鎌倉時代に大きな石を割るのは相当大変です。今ならドリルで穴を開けてセリ矢を打ち込みますが、この時代は鉄のみで穴を開け、その中に木製の矢を打ち込み、水を染み込ませて膨張する力で石を割っていた時代です。そんな苦労が見える石でした。
雨の中での田辺先生の講義でしたが、とても詳しく分かりやすい講義で息子と二人大満足な1日でした。また機会があれば参加したいです。

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台風被害、大丈夫でしたか?

2017年10月26日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

10月22日に襲った台風21号、皆様のお宅は大丈夫でしたでしょうか?

私のところに23日朝、地元の神社の宮司様から電話が入り、駆け付けると鳥居が倒れて酷いことになっていました。

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それから立て続けに電話が入り、私の友人の墓地も土砂崩れがあり、大木がお墓をなぎ倒してひどいことになっていました。

お骨がギョロ見えになっていたので、急遽墓石だけ組立て対処しました。

皆様もお墓の確認しておいてくださいね。とくに山の中や山裾のお墓は気を付けて確認してください。

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お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く