森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年12月 -

1回に何本立てる?

2017年12月21日 08:00

井上

こんにちは(^-^*)/篠山店スタッフです☆彡

いよいよ今年も10日あまり。年末年始になると帰省して親戚宅へ伺い、仏前に手を合わせお線香をあげることが増えます。

今回は、前回の座布団に続き仏前マナー其の2です。

早速ですが、お線香は何本立てますか?

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宗旨、地域により異なりますが、一般的には、三宝(仏・法・僧)、三世(現在・過去・未来)と呼ばれ3本使うことが多い。と、聞きます。

とはいえ、宗旨によって立てる本数は異なります。

【各宗派によるお線香のあげ方と本数】

  • ・天台宗 1本または3本、立てる
  • ・真言宗 3本、立てる
  • ・曹洞宗 1本、立てる
  • ・臨済宗 1本~3本、立てる
  • ・日蓮宗 1本、立てる
  • ・浄土宗 1本、立てる
  • ・浄土真宗 1本を2つ折り、寝かす

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1本立てる場合は、香炉の真ん中に。3本の場合は、逆三角形になるように。寝かす場合は、火が付いている方向が左側になるように。

上記をふまえて・・・

  • ①仏壇の前に座り、一礼
  • ②ロウソクの火から線香に火をつける
  • ③線香の火は左手であおぎ消す
  • ④線香を立てる(寝かせる)
  • ⑤手を合せて、一礼

これで完璧です☆彡以上、大人の仏前マナーでした。

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草の生えない墓地(続き)

2017年12月20日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

今年の5月の記事で「草の生えない墓地」を書かせて頂きました。草が生えないように墓地全体に石を張りつめる設計を3月、4月と続いて施工させて頂いた件です。その時に他でもう1件同じようなリクエストを頂いておりました。
今日はそちらを紹介致します。
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ご覧の様な状態です。
今回は墓石も新しくして全体に石を張り詰める工事でした。
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既存の土の表面部分10センチ程をすき取ります。
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石を張る下地にコンクリートを打ちます。今回は範囲が広いので鉄筋を入れて補強をしました。
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コンクリートの下地が完成。
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石張りが完成。墓石の部分は残してあります。
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完成です。中央の部分が色が少し違います。左右部分と石の種類は同じなのですが、この部分は最も歩くところなので、本磨きではなくザラザラの仕上げにして足が滑るのを防いでいます。
また今回は墓石の後ろ部分のみを石を張らずに玉砂利仕上げにしています。やはり全面石張りには少し抵抗があるようですね。
草対策としてはこの他の方法もありますので、お気軽にご相談下さいませ。

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義士祭

2017年12月18日 08:00

上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。
年末が近づき朝晩めっきり冷え込んできました。皆様は体調いかがですか。
私の中ではこの時期といえば、忠臣蔵で有名な赤穂浪士、昔はこの時期になると必ずと言って良いほどテレビドラマで放映してました。
先日、篠山市古市のお寺様に年末のご挨拶に伺った時、境内にある大きな顕彰碑に目が止まりました。碑には「不破数右衛門正種(ふわかずえもんまさたね)之碑」と刻まれてあります。数右衛門は赤穂四十七士の討ち入りメンバーの一人で、一説によると討ち入りで最も多く敵を倒した男とも言われています。
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数右衛門の実父は播州の人で、岡野治太夫といい治太夫の妹「熊」が古市の庄屋の「鍵屋」に嫁いでいた為、年老いた治太夫夫婦は鍵屋の縁寺である宗玄寺に身を寄せることと成りました。
数右衛門は赤穂藩浅野内匠頭に任えていましたが、故あって主家を去り浪々の身となっていた時、あの有名な江戸城松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んだ事件の後、内匠頭は切腹、領地没収が起こりました。
その後、赤穂四十七士の吉良邸への討ち入りが決まり、三々五々江戸へ下向する際に数右衛門は宗玄寺にほど近い不来坂峠に立ち寄り、長男長女を母に託し、母と永別をしました。
母は討ち入り決行を悟り「もし、復讐の拳あらば、この襦袢を着て母とともに本懐を遂げるよう」と自分の長襦袢を託し、尽きぬ名残を惜しむのでした。
数右衛門はそのまま江戸へ帰り、復讐の当夜を迎え、女物の襦袢を着る数右衛門からその訳を聞いた同士の大高源吾は、その由来を聞き感銘して、襦袢の背に中国の詩人の白居易(はくきょい)の詩の一節を書き記しました。
「松樹千年遂是朽 槿花一朝 自 為栄」
数右衛門自刀に先立ち、松平公より特に遺言が認められ、襦袢は母に、小刀は長男大吾朗に、笄(こうがい)は長女つるにと遺言され遺族に届けられましたが、明治になって鍵屋の没落による混乱にあたって行方がわからなくなりました。現在は白襦袢のみが複製され保存されています。
長男の大吾朗は父の冥福追善のため出家し三河の永昌寺に入りました、長女のつるは御影の照明寺へ嫁ぎました。
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今から315年前の出来事で、今でも関連地で慰霊が行われ語り伝えていく事が続くよう願います。
また久しぶりに忠臣蔵見ようと思います。

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お墓ディレクター検定、ただ今勉強中です。

2017年12月17日 08:00

yoshidumi

本店の義積です。

最近、私は夜な夜な勉強しています。来年1月に行われる「お墓ディレクター」の検定を受検するためです。
お墓ディレクターとは一般社団法人日本石材産業協会が認定する資格で、これに合格できた者は「お墓ディレクター」として認定されます。私は2年前に2級に合格したので、今度は1級に挑戦です。
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検定内容は、お墓・仏教・石・仏事などの幅広いものになります。普段目にするもの以外の内容もあり覚える事は大変ですが、知らない知識に出会える事は楽しいです。当社では2級が10名で営業の者は全員が有資格者ですが、1級は難関のため4名しかいません。今回の受検する者は5名(1級4名、2級1名)です。みんな合格できますように・・。
「お墓の教科書」にはお墓の始まりについて書いてあります。なんとお墓の歴史は旧石器時代から始まります。ネアンデルタール人のお墓でシリアのデデリェ遺跡で確認されました。遠い昔から現在まで続くお墓の歴史に驚きました。
「お墓なんて要らない」と耳にする時代になりましたが、お墓好きな私は、これからもずっとこの歴史が続き、ご先祖様を敬う風習が続く事を願います。

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木製鳥居の解体

2017年12月16日 08:00

森田 茂樹

弊社は石材店なので、石鳥居は100本を超える数の工事をさせていただきました。石の鳥居に関しては何の不安もないのですが…

今回は何と「木の鳥居」を解体してほしいという依頼でした。正直、木の鳥居の方が簡単に解体できるかなと思いながら現場に行くと…

なんと! 拝殿の屋根に当たりそうではないですか。根本が腐っていて、手で押すだけで今にも倒れそうです。
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動式クレーン(かにクレーン)を設置して、倒れない様に「柱を補強」しました。
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笠木から順番に解体
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無事に解体作業が終わりました。
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建物が無ければ、先に倒しておいて解体すれば重機は必要なかったのですが・・・石鳥居以上に緊張しました。

追伸:伏見稲荷の千本鳥居はすべて人力なので大変な工事だと思いました。

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文字CADソフト導入しました!

2017年12月15日 08:00

山崎 倫子

本店 山崎です。

このたび、新しい文字作成のソフトを導入することになり、先日その講習を受けました。各店舗の文字CAD担当者が本店へ集合して習いました。
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なんでもそうですが、初めてのものを習う時は戸惑います。文字の入力の仕方、バランスの取り方・・・もちろん、今までのものとは異なります。最近のソフトは複雑です。数をこなして慣れていくしかないようです。
そして、なんといっても、私が待ち望んでいた機能が今回の文字CADソフトにはついてくるのです。それが、写真をもとにして追加彫刻の原稿を作成できるというものです。これまでは、霊標や石塔の追加彫刻を依頼された場合、もちろん、手書き書体の場合は、弊社の職人が手書きをします。しかし、パソコン文字などで、弊社の書体に似ているものなどは、拓本をとって寸法を測りながら、何度も実寸で印刷をして合わせていました。
それが、今回のソフトでは、その霊標の写真と寸法があれば、ある程度まで文字の位置を合わせられるのです!
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まだ練習段階ではありますが、今から何度も練習して慣れていこうと皆で話しています。がんばります!

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お墓参りの際にやっておきたいこと

2017年12月14日 08:00

福島 正弘
滝野店の福島です。
皆さんはお墓参りにどれくらいの時間をかけておられるでしょうか?お花を取替え、お線香をあげ、手を合わせる。5~10分程度でしょうか?そこからほんの10分程度時間をかけて頂くだけでお墓の寿命が延びる可能性と、お墓の見た目を長く良い状態で保てると考える2つの事をご紹介したいと思います。
①汚れを残さない掃除
1つ目はほとんどの方がお墓参りに訪れた時に行っているであろう「お墓のお掃除」になります。しかしながらお掃除もお墓に対して正しい掃除方法と正しくない掃除方法があります。正しくない方法で掃除をしてしまうとお墓に対して知らないうちにダメージを与えることになってしまいます。また水をかける程度では汚れを落としきる事はまず不可能です。せっかく行うのでしたら、しっかりと汚れを落すように心がけてみてください。
自宅からお墓までの距離が比較的近く、頻繁に訪れる事が出来る方は訪れた時にお墓の一部分を決めて汚れを残さないよう掃除を行ってみられるといいかも知れません。逆にお墓までの距離が遠く、年に数回しかお墓参りに訪れる事の出来ない方は、一回一回の掃除を丁寧にきちんと行ってみてください。どんな汚れもそうだと思いますが、放置したらその分汚れは落としにくくなり、汚れの箇所も増えてしまいます。そうならないよう初期の汚れを、早いうちにしっかりと取りきれるようなお墓の掃除を心がけてみてください。
②お墓の点検
2つ目は「お墓の点検」です。専門的な知識が必要な点検はもちろん行えませんが、お墓参りがひと段落されたら、一度お墓全体をよく見て触ってみてください。お墓参りという動作の中では気づかなかった事も、一度離れて見ると気がつく異変があるかもしれません。
「お墓のこんなところに筋が入ってたかな?」「ここの繋ぎ目って隙間が出来ていたっけ?」等々お墓の異変は意外と目に見て分かることがあります。触ってみるとより気づく点があるかも知れません。「お墓は去年建てたばかりだから、まだ新しいから大丈夫」と仰られる方もいるかもしれませんが、思いもよらない事で起こる異変もあります、また今後の癖付けとしてお墓の点検を行ってみてください。
点検を行う事で何か異変を見つけたり、不安に思う事があられた方はご相談ください。そこからはプロに任せていただき、このままでも大丈夫なのか?何か対策を取らないといけない事なのか?など判断させて頂けると思います。
伊達冠石~玄(くろ)~施工しました

2017年12月13日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
先日、伊達冠石の~玄(くろ)~をはじめて施工させて頂きました。
施主様のご希望はシンプルなデザイン墓でした。
ご家族皆様でご来店された時にご紹介した屋内展示の~玄~の前でピタッと足を止められました。皆様まさに”一目惚れ”でした。
当初お聞きしていたご予算より50万円も高いものでしたが、その手触りや世界に一つだけの墓石ということで即決されました。
施工現場がこちらです。外柵のみ既に作られていました。
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完成後がこちらです。
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外柵は既にあったのですが、現状では通路より低い部分があり、水の侵入が考えられたので玉垣を設置しました。防草対策もしたいとのご希望でしたので、「玄」に合うように鉄平石の乱張りを施しております。
また、墓石の正面には書家の先生による「ありがとう」を刻みました。「ありがとう」は亡きお父様の大事にされていた言葉だそうです。
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開眼式の際、ご家族の皆様に「この墓石を紹介して頂いて本当にありがとうございました!」と嬉しいお言葉を頂きました。
従来の形の墓石ではなくデザイン墓をご希望の方は、こんな形もご検討ください。現在はこちらの~玄~が新入荷しております!
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移設のお手伝い~第4回 完結編~

2017年12月12日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

お墓移設のお手伝いの4回目です(1回目2回目3回目はこちらです)。
これで最終回、完結編になります。
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今回は、残り2軒のお家の移設作業です。
3回目のブログにも書きましたが、移設先の寺院墓地は1.8m角の区画で、すべてのご先祖様のお墓を移設させることができません。
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ていねいにお墓を解体、撤去作業をしています
1軒目のお家は、すでに寺院墓地に代々のお墓はありましたが、山奥のお墓に奥さんの祖母、父母のお墓が残っていました。そこで、寺院墓地をもう1区画購入されて、移設することになりました。区画は代々のお墓の斜め前が空いていましたので、そこを購入されました。以前はバラバラだったので、お参りが大変だったと思いますが、一緒になったので、お参りが楽になったと喜んでおられました。
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手前の夫婦のお墓と右奥のお一人のお墓を移設します
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こちらの区画を追加で購入されました
左奥が代々のお墓です
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洗浄や色入れなどをして、左の夫婦墓の前に花立、線香立の台を設置しました
2軒目のお家は、これから皆さんも入られる代々のお墓と、霊標、お地蔵様を移設しました。残り夫婦のお墓など4基は処分させていただきました。処分するお墓の方々は代々墓に入っていただくので、霊標に追加で彫刻をしました。
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処分したご先祖様の彫刻を霊標の裏面にしました
代々墓には、地震対策(免震)を施しています
今回、山奥のお墓から5基の石塔を移設し、15基のご先祖様のお墓を処分させていただきました。処分されるのは、残念なことですが、
・お参りしやすくなる
・お掃除も楽になる
・次の世代にも任せられる
等、良いことも多くあるので、最近はリフォームや整理されるお話は増えてきています。
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妻の遺品

2017年12月11日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
先日、二年程前にお墓を建てて頂いたお客様からお電話がありました。
当時お墓を建てられてしばらくして、奥様がお亡くなりになり、法名の彫刻や納骨のお手伝いもさせて頂いたお客様です。このお客様が、
『妻が生前に使っていたメガネや義歯(入れ歯)があるのですがどうすればいいですか』
とご質問に来られました。
お葬式の時、お棺にも入れられず今も手元にあるのですが、整理したいとの事。整理したいと言っても、クリーンセンターに持っていくのも忍びない、との事。
色々と思案された結果、
『メガネは処分しますが、入れ歯は奥様が身に付けていたものだから、土に還らないのはわかりますが、お墓に納めます』とお決めになりました。そして、後日、納めるお手伝いをさせて頂きました。
 ↓ 奥様の義歯を 南無阿弥陀仏の 骨袋に納められました。
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 ↓ ずっと気になっていたので、気持がスッキリしたと、手を合わされていました。
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お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く