篠山店スタッフです。
お盆の準備やお供えなどでお線香を買われるお客様が増えてきました。
お線香を選ぶ基準は人によって色々あると思いますが、香りや煙の量などで選ばれたりすることが多いように思います。
お線香の煙は、この世界とあっちの世界を繋ぐ物として、しっかり煙の出るお線香を選ばれるお客様もおられ、そんな意味があるのかと思いました。
お仏壇にお線香を焚くとき、気候や温度によってなのか、しっかり真っすぐに上に煙が上がる時と、なぜかモヤモヤとしている時があるのですが、煙が上の世界と繋がっていると聞くとちょっと不思議な気分になります。
お線香といえば、煙も大事ですが、香りも重要ですよね!!
お線香で代表的な香りの白檀は、とても人気があって馴染みやすい香りです。
白檀の香りは、心を落ち着かせたい時や、瞑想・自分の心と向き合いたい時に良いとさせる香りです。
柑橘系の香りも人気ですね。
柑橘系と聞くと、オレンジやレモン・ベルガモット・グレープフルーツが代表的です。ベルガモットは紅茶のアールグレイティーの香付けに使用されていますが、不安になる気持ちにそっと寄り添ってくれる、そんな効果がある香りです。
グレープフルーツの香りは、ダイエットされている方に効果的な香りと言われていますが、
どうでしょう?(笑)
フローラルの香りはローズやジャスミン、ラベンダーの香りもありますね。
代表的な香りといえばラベンダーですね。誰もが知っている、リラックス効果が高いとされる香りですが、ラベンダーは北海道に行くとラベンダー畑があって、身近な香りのように思いますが、この香り、意外と好き嫌いがはっきり分かれる香りです。
ラベンダーの香りはリラックス効果が本当にあると、ある臨床実験で結果が出ていました。
ニュートンという雑誌を御存じですか?
私もいつも見ている訳ではないのですが、たまに興味深い内容のものがあるので、チェックしているのですが、飛行機の乗客にラベンダーの香りある空間と、ラベンダーの香りがない空間とで、睡眠の質を調べるというのがあったのですが、ラベンダーの香りの好き嫌いに関わらず、ラベンダーの香りの空間にいる人の方が、香りのない空間にいる人より睡眠の質が30%程上がったという報告がありました。
その他に自立神経が乱れがちなこのストレス社会では、心と体のバランスが崩れがちですが、そういう時は、朝にレモンとローズマリーの香りで頭と体を目覚めさせ、夜にはラベンダーとオレンジの香りで頭と体をゆっくりと休める、といった香りを使い分ける事によって交感神経と副交感神経のバランスをとってくれます。
認知機能が低下している人達にも良いとされています。
ここで大事なのは、人工香料ではなく天然香料であることが大事なんですが、最近はアロマオイルを身近に感じるようになってきたと思います。
歯医者さんの入り口でアロマの香りを使っていたり、ふとした所でアロマの香りを感じることがあります。
アロマオイルも今では簡単にネットで取寄せることが可能です。
お線香の香りも高価な物は、天然香料が使われています。
一度好きな香りを探されてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした日常が心落ち着く癒しの空間に変わるかもしれませんね。