森田石材店ブログ

嗅覚を研ぎ澄ます。その2

2026年04月08日 08:00

本店事務スタッフ
本店事務スタッフ

こんにちは。

本店スタッフです。

お墓の匂いがする香水探し。後半。前回に引き続き、Black Phoenix Alchemy Labの商品です。

・Zombi
「“古い墓所・枯れたバラ・苔・湿った土”を含む“死と再生”の境界を彷彿とさせる香り」
【IN THE BOTTLE】枯れたバラ。まさにそれです。セピア色の枯れてカラカラになった植物の匂い。
【WET】肌にのせた瞬間、枯れていた植物が蘇った!?目の前に広がっているのはフルカラーの景色。死と再生ってそういうことか~と感動しました。

・Yorick
「骨・死・墓地の土、エンジェルトランペット」
【IN THE BOTTLE】ヨリックは、小説・ハムレットに出てくる道化師。墓から掘り出されたヨリックの頭蓋骨をハムレットが受け取るシーンがあります。シナモンのような刺激のあるピリッとした匂い。
【WET】肌に乗せると少し和らいで、なんか嗅いだことある…お線香っぽい感じになった。ほかの香水が湿った土イメージが多い中、これは乾いた土イメージらしい。これをつけて作業していると、ふと甘いキャンディのような匂いがする時がありました。多分、それがエンジェルトランペット? ※エンジェルトランペット:チョウセンアサガオ。ジャスミンのような甘い匂いがします。

・Thanatopsis
「死についての瞑想。ウィリアム・カレン・ブライアントの詩にインスパイアされた香り。松、ジュニパー、ムスクを含んだ、深く荘厳な土の香り」
【IN THE BOTTLE】一応、お墓香水としておススメされたのですが、海外のコミュニティを見てもあまりそういった意見は見かけず。嗅いでみると、あまりにも松!鼻の通りがよくなりそうな、ツーンとした匂い。
ただ、強烈な松の匂いから山の中にいる気分になりお墓の情景が浮かびました(我が家のお墓は山裾にあるので)
【WET】う~ん、なんだか普遍的な石鹸の匂いになってしまいました。

・Crossroads
「分かれ道:無数の文化や信仰において、神聖で紛れもなく神秘的な中間地点」
【IN THE BOTTLE】お香のような匂い。一瞬甘いお菓子のような匂いがしたのですが見失ってしまいました。
【WET】フローラルですが、薔薇ではなくオリエンタルな雰囲気。ジャスミンが近いかもしれません。しかし、1時間ほど経ってから嗅いでみると、花は消えて完全にお線香。面白い!

 

お墓の香水総評。
とにかく【お墓=土・苔】というイメージが圧倒的でした。

無機物である石その物の匂いは想像しにくくて、例えば浜辺に落ちている石なら海の匂い みたいに、その石が置かれている環境が重要です。

確かに墓地に土はあるけれど、火葬が主流の日本ではお墓で土を触るイメージは薄くなっています。我が家のお墓も玉砂利を敷いているので、お墓を思い浮かべた時に土が見えている部分はありません。

また、海外ではお墓に苔が生えている=「美しさや歴史の象徴」という風にポジティブなイメージらしいのですが、日本だと苔がもっさり生えていたら「手入れがされていないなぁ」とちょっとネガティブに感じてしまいます。

他には、薔薇やアイアンなどのゴシックなイメージから墓所を連想させるパターンもありますが、これも日本人にはピンと来ませんね。日本の墓地とゴシックが結びつかないので。

 

日本人がお墓の香水を作るならきっと、山の木々・水・白檀や乳香などのお線香・お供え物の花・お菓子の甘い匂いなどになりそうです。

ということで、お墓の香水をお探しの方に私がおススメをするなら、Demeterの「Dirt」とBPALの「Thanatopsis」「Crossroads」を選びます。

海外の商品ばかりだったので日本のお墓とは少し違いましたが、いつか自分でも作ってみたいという新しい目標ができました。

では、ここから番外編です。

・Demeter「funeral Home」
フューネラルホーム。そのままずばり葬儀場です。
日本の葬儀のイメージとは少し違うかもしれませんが、頭に浮かんだのは海外ドラマなどで見る古典的なアメリカのお葬式。祭壇に並ぶグリーンと白を基調とした花々・木製の棺・床に敷かれた埃っぽいカーペット、少しの薬品の香り。

そんなイメージの、フローラルだけど赤やピンクのような華々しさはない香りでした。
木材っぽい匂いが前面に来る時と、ユリの花っぽさが最初に来る時と、その日によって違う気がします。匂いって奥が深いです。

そして、さらにマニアック。霊柩車の名前が付けられた香油です。8種類くらいあったのですが、さすがに予算オーバーだったので少しずつ集めていこうと思います。

・Convertible Hearse
「冷たい枯れ葉の舞い上がりに、ちょうどいい量のスモッグが混じっている」
個人的にはこれが一番「霊柩車」のイメージでした。今回購入した中で一番好きかもしれません。石鹸とは違う、不思議な清潔感が漂う匂い。白い手袋をした無表情な男性が浮かびました。

・White Satin Hearse
「スタイリッシュで現代的な霊柩車。白いサテンのカーテンや真新しい白い革張りのシート」
名前を見てこっちがずばり王道かと思いきや、意外と変化球でフルーツのような甘さがあります。

・Hearse of Pancakes
「ちょっと立ち寄って軽食でも食べようか?ブラックコーヒーにシロップたっぷりのパンケーキ」
パンケーキと霊柩車??ちょっともう分からない。超シロップですが、頭が痛くなるような甘さは感じずビターな印象。

 

匂いを誰かに伝えるのはかなり語彙力が試されるのと、嗅いだ瞬間に「これはなんだ?」と自分の記憶の引き出しをアレじゃないコレじゃないと大捜索するので、体力を使うことがわかりました。

でも、どんぴしゃで言語化出来た時が楽しくて新しい私の趣味になりそうです。

雨降りと石の話

2026年04月06日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

このブログを書いている本日(4/4)は雨降りです。

せっかく満開に近づいた桜が散ってしまいそうですね・・・

今日のような雨の日は、正直あまり好きではないのですが石を見てみるとちょっとした発見ができる日でもあります。

濡れると、色が変わります

普段は乾いているのでそこまで気にならないんですが、雨が降ると石の色が少し濃くなります。
黒い石は、より黒く。
白い石も、少し深みが出ます。
「あ、この石こんな色だったんだな」
って思うこともあります。

ツヤの出方も違います

同じように見える石でも、濡れたときにツヤっとする石と、あまり変わらない石があります。

水の引き方もそれぞれです

雨が止んだあともすぐ乾く石と、いつまでも濡れている石があります。
水を吸いやすいのか、表面だけなのか。
そういう違いも雨の日はよくわかります。

あと、ちょっと滑ります・・・

雨の日はやっぱり、少し滑りやすくなります。
特にツルっと仕上げてある部分は、足元が不安になることもあります。
逆に少しザラっとした加工のところは、意外としっかりしていたりします。
ちょっと気をつけながら、そんなところも見てみてください。

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

この度、加東市新定にある安国寺様の歴代ご住職のお墓の整備が完成しました。

歴史ある安国寺では現在に至るまでたくさんのご住職がおられ、お墓も18基ありました。

またご住職の対面側にはお寺に関わった方のお墓が18基あります。

そして入口には寺族のお墓が4基。

歴史あるお寺のお墓なので、中には風化、ひび割れ、破損したものも。傾いてしまっているものもあります。

また一つ一つのお墓にお花を備えているとことで、供花されるだけでもひと仕事でした。

そこで、ご住職役員さんからの要望もあり整備することになりました。

完成後の様子がこちらです。

入口には元々使われていた野面積みの石を再利用して階段を設置しました。

歴代ご住職のお墓は巻石を設置して整理しました。

破損箇所は修繕して、仕上げにファイバーレジン施工を施しました。

これで落ち葉の掃除も楽になります。

また拝み場を設置してまとめてお参り出来るようにしました。

関係者のお墓も巻石と花立を設置、ファイバーレジン施工を施しました。

寺族のお墓は安定した場所へ少し移動。

こちらも巻石と花立を設置しました。

「お墓全体も明るくなった。」

「お参りしやすくなった」

と大変喜んでいただきました。

【カテゴリ】

垣崎 美保
垣崎 美保

本店の垣崎です。

「四十九日」と聞くと、葬儀のあとに行う法要のイメージがありますよね。でも、ただの決まった日というわけではなく、故人や遺族にとってとても大切な節目です。

仏教では、人は亡くなったあとすぐにあの世に行くのではなく、「中陰(ちゅういん)」という期間を49日間過ごすと考えられています。この期間中は7日ごとに区切りがあり、最後の7回目が四十九日。ここで、故人の魂の行き先が定まるとされるため、特に重要な日とされています。

多くの家庭では、この日に親族や近しい人が集まり、法要を行ったり、仏壇やお墓に手を合わせたりします。また、この日を目安に納骨や位牌の整理を行うこともあります。地域や宗派によってやり方は少しずつ違いますが、共通しているのは「故人を偲ぎ、感謝の気持ちを表す日」ということです。

さらに、四十九日は「忌明け」とも呼ばれます。これまで控えていたお祝い事や慶事も、少しずつ再開できるようになる節目でもあります。大切なのは形式にこだわることではなく、静かに手を合わせ、故人を想う時間を持つこと。心を込めて過ごすことで、きっと故人にもその想いが届くでしょう。

四十九日は、故人をしのぶだけでなく、遺族にとっても気持ちに一区切りをつける大切な日です。無理のない形で、自分たちなりの時間を過ごしてみてください。

玉垣工事

2026年03月25日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

先日、大きな仕事が完成いたしました。

玉垣工事です。場所は黒田庄町黒田にあります高野山真言宗、荘厳寺様の本堂前です。

総本数107本と志納者様も多く募られ、大変立派なものになりました。

今回のこの工事は本堂の隣にあります多宝塔が県指定の文化財に指定され「大修復工事」の

特別記念として奉納されました。構想から約2年越しの完成です。

このような大きな記念事業を担うことができ、大変ありがたく、また、感慨深いものとなりました。

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

先日、雲ひとつない素晴らしい晴天の下、建立させていただいたお墓の「開眼供養が執り行われました。

今回のご依頼は、代々受け継がれてきた古いお墓(古碑)の整理と、新たな供養の形としての建て替えでした。

工事にあたり、古いお墓(古碑)は撤去させていただきましたが、ご家族にとって唯一無二の存在である「英霊碑だけは、大切にそのまま残す計画といたしました。

この英霊碑には、先代が守ってこられた誇り、そしてお亡くなりになった「戦地」が刻まれています。
撤去して新しくするのではなく「これまで通り大切に受け継ぐ」という施主様の強い想いを形にするため、新設した外柵の中に、新たな五輪塔と並ぶ形で配置いたしました。

 式当日は、これ以上ないほどの日本晴れ。
お寺様の読経が響き渡る中、参列されたご親族の皆さまが、英霊碑の前で足を止められている姿が印象的でした。

刻まれた戦地の名を確認しながら、
「ここで戦っておられたんだね」
と、改めて故人を偲び、歴史を語り合っておられました。

新しく建立した「五輪塔」が太陽の光を浴び、その横で歴史を物語る英霊碑が静かに佇む光景は、まさに「過去から未来へと繋がる供養の姿」そのものでした。

今回、外柵を新設したことで足元も整い、より安心してお参りいただける空間になりました。

英霊碑に刻まれた想いとともに、この新しいお墓が、これからもご家族の絆を繋ぐ場所となったと喜んでいただけました。

 

【カテゴリ】

篠山店 スタッフ
篠山店 スタッフ

篠山店のスタッフです。

先日「お墓ができるまでの間、土葬のお墓へ仮埋葬したい」というお客様のお手伝いをさせていただきました。

お墓づくりには時間がかかりますが、その間ずっとご自宅で保管するのは不安という方もいらっしゃいます。私たちがサポートする「仮埋葬」の流れについてご紹介いたします。

​​事前準備として、あらかじめ私たちが納骨用の穴を掘ってお迎えの準備を整えますので、当日はご遺骨を持って墓地にお越しいただくだけで結構です。専門スタッフが責任を持って、丁寧に土へとお納めいたします。

​こうした重労働や土の扱いをプロに任せることで、大切な礼服を汚す心配がなく、参列される皆様をお待たせすることなくスムーズに進行できます。

「お墓がないから納骨はまだ先」と一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。

ご家族の「心安らぐ形」を一緒に考えさせていただきます。

【カテゴリ】

言葉の奥深さ

2026年03月13日 08:00

篠山店 スタッフ
篠山店 スタッフ

篠山店事務スタッフです。

言葉には、日常の中に溶け込みながらも、実は多くの意味を持つものがたくさんあります。
中でも「石」という言葉は、とても興味深い存在です。

私たちの身の回りで当たり前に目にする一文字ですが、使われ方を見ていくと、その表現の幅広さに驚かされます。

「石」のつく言葉は、「石」から始まるもの(石垣、石碑、宝石など)、熟語(岩石、化石、磁石、墓石など)、そして、ことわざや四字熟語と多岐にわたり、硬さ、不動、価値、薬、単位など多様な意味合いで使われています。

例えば「石垣」は守りの象徴、「宝石」は美しさや価値の象徴として使われます。同じ「石」でも、意味は大きく異なりますね。

言葉は目に見えませんが、人生の節目で大きな影響を受けることがあります。

『お墓と石は違います。手を合わせてくれる人があって初めてお墓といえます』

わたしの新しい一歩、入社のきっかけとなった言葉です。

形あるものに意味を与えるのは、人の想い。

入社して6ヶ月、あらためて本当に素敵な言葉だと感じます。

 

林の中で

2026年03月09日 08:00

堂本 幸治朗
堂本 幸治朗

お世話になっております。堂本です。
以前、山の中の墓所をご紹介しましたが、今回も、難所にございます墓所のご紹介です
最近、丹波市内では、野猿の目撃があったり、私自身も先日、下小倉の交差点付近で野猿が走り回っているのを目撃致しましたし、
鹿や猪が走っていたりと一人で、山の中や林の中、人里離れた墓所に向かうときは、身構えてしまいます。
青垣方面では、季節によっては、熊がでるのではないか、と思いながら下見も行う事もございます。

スタート地点でございます。すでに、舗装された道はありません。

ずんずん歩いていきますと鹿よけの柵があり、扉を開けて進みます。
ここから先は獣たちの世界です。

少し先に開けた場所が見えてきました

墓所が見えてまいりました

墓所に到着致しました。こちらは、俗にいう一統墓地と言われるもので、〇〇家の方が固まっておられます。
ちなみに、視線を右側にうつすと、写真にはありませんが、さらに林の奥に別の墓所がありました。
ここまで約300~400mになります。このぐらいの距離になりますと現地にて彫刻は行えませんので、
霊標の板を回収し、工場にて彫刻し、また配達し、元通りに設置する、という流れになります。
よく聞かれるのですが、工場へ持って帰るのか、と、基本的には現地にて彫刻いたします。
回収後工場にて彫刻する事の方が、稀でございます。
駐車位置から墓所までの距離が遠い、霊標が特殊な構造である、や、棹石の正面文字に手を加える、などでない限りは現地にて施工致します。
なかなか通うのにも難所と思われる場所でも、掃除が行き届いていたり、参られた後があったりと、しっかりご供養をされておられる姿には胸を打つものがございます。

ありがとうの気持ち

2026年03月06日 08:00

森 栄作
森 栄作

篠山店の森です。お彼岸の時期が近づいてきました。
お彼岸は、ご先祖さまに「ありがとう」の気持ちを伝える大切な行事です。春のお彼岸は春分の日の頃、秋のお彼岸は秋分の日の頃にあり、どちらも昼と夜の長さがほとんど同じで、自然のバランスがととのう日と言われています。

では具体的にお彼岸ってどういう事をする日なの?と思われる方もいると思います。
一般的には、
●お墓まいりをする
お墓をきれいにしたり、お花をそなえたりして、ご先祖さまに「いつも見守ってくれてありがとう」と伝えます。
●家の中をそうじする
きれいな場所で過ごすことは、ご先祖さまを大切にする気持ちにもつながります。
●家族でごはんを食べる
みんなでそろって食事をすると、家族のつながりを感じられます。
●ぼたもち・おはぎを作ったり食べたりする
季節の行事を味わうことで、お彼岸を身近に感じられます。
●ありがとうの気持ちを思い出す
心の中で「ありがとう」と言うだけでも、お彼岸を大切にすることになります。

毎日忙しくされている方も多くいると思います。
お墓まいりに行く時間が取れない方も、心を落ち着けて「ありがとう」を思い出す時間にされてはいかがでしょうか?

 

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く