こんにちは。本店スタッフです。
面白そうな本を見つけたので、香港からお取り寄せをしました。

『人間冥煙 / Chris Gaul』
中華文化圏では「紙紮文化」が盛んです。
紙で出来た色んなアイテムをお供えして燃やすことで、故人がいるあの世へ送れると信じられています。
お金・食べ物・服からSDカードやカミソリ・炊飯器。果ては、コンビニにメイドさん付き大豪邸など、とにかくなんでも有りです。
あの世にアイテムを転送する、なんだか現代のバーチャルリアリティというか近未来な感じがして興味深いです。
日本の葬儀でも、副葬品といって棺の中に故人の愛用品や思い出の品などを納めますが、それは故人様自身が持っていかれるイメージですのでちょっとニュアンスが違いますね。


どれも本物そっくり。クオリティが凄いです。
ただし、これはあくまで故人が使うものなのでお供え以外の目的で所持するのはタブーみたいです。お土産目的で購入するのは控えておきましょう。
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では、ここからは日本の副葬品のお話です。
棺の中には何を入れてOKではありません。
基本的に燃えずに残る物はダメです。例…メガネ・結婚指輪・腕時計・一升びん・ビール缶など。
それ以外にも
◆革製品やビニール・プラスチック製の物。
ビニールやプラは溶けて、お骨や炉の中を汚してしまう場合があるのでダメです。
革製品は燃えにくいことに加えて油分を含んでいると燃え方が不安定になる。加工の際に薬品が使われていると有毒なガスが出るからダメなどの理由があります。
◆硬貨
1円~500円硬貨を傷つけることは貨幣損傷等取締法で禁止されているので燃やすことはできません。
紙幣は燃やしても法律違反にはなりませんが、もったいないのでやめておきましょう。
※お金に関しては、通貨及証券模造取締法があるのでカラーコピーをするのも罪に問われる場合があります。
◆ゴルフクラブや釣竿
材料として使われている金属・グラスファイバー・カーボンなどは燃えずに残るのでダメ。
「じゃあ、長くても木材なら燃えるからOKでしょ」と思われるかもしれませんが、長い物があると燃焼のバランスが崩れてしまうことがあります。本来は全体が均一に燃えなければいけないのが、片寄りが出来てしまうからです。
私も父の葬儀の時に木刀を入れてもいいか部門長に尋ねると「ちょっとダメかな~」と言われました。
折ったり曲げたりして棺の納めるのも見た目や安全面からNGが出ます。そもそも、故人が大事にしていたものを折ったりするのは嫌ですからね。
◆水分をたっぷり含んだ食品(スイカやメロンなど)
水分の多い食品は燃焼の進行を遅らせることがあるので入れられない場合があります。
◆スプレー缶やライター、電池など
これは爆発する危険があるので絶対ダメです。
…という風に、結構NGなものは多いです。
「でも、これが大好きだったから入れてあげたい!」という時に、もみじ市民ホールのお葬式では紙などでアイテムをお作りすることがあります。
私は葬祭部では無いですが、今までにゴルフクラブ・釣り竿・ミシン・カメラ・将棋盤・免許証…などなど、たくさんの物をお手伝いで作らせていただきました。

これは、パチンコがお好きだった故人様のために海物語の筐体とセットでお作りしたドル箱です。
最初の頃は、ただ紙に印刷してノリ付きパネルに貼って終わりだったのですが、だんだんもう一手間かけたくなり色々工夫を凝らしています。でも、毎回写真を撮り忘れるのでほとんど記録には残っておりません。
一応、高校大学と美術系を学んできたプライドがありますので毎回全力で挑んでいますが、紙紮文化を調べていると私なんてまだまだだ~~~と打ちのめされてしまいました。いつか本場に見に行って、あのレベルの技術を習得したい!

















