森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -

宗福寺の修復工事

2017年08月16日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
今から3年前の2014年8月、丹波市市島町では大雨による甚大な被害が出ました。私も被害を目の当たりした時、改めて自然の驚異を肌で感じました。
そんな中、市島町上鴨阪の宗福寺の歴代住職様やご家族様のお墓の修復工事をさせて頂きました。
あの豪雨により、本堂の後方の山肌が崩れ、土砂が本堂をそのまま通り抜けて行ったそうです。その為、付近にあったお墓も土砂に流されてしまいました。
宗福寺①.JPG
宗福寺②.JPG
宗福寺③.JPG
宗福寺⑦.JPG
当初、同じ場所に据え直す予定でしたが、本堂の裏に墓石を建てるスペースがあったため、この度そちらに移動することになりました。
宗福寺④.jpg
歴代住職様の墓石は一部土砂に流されていましたので、下の写真のように部材を集めて順番に並べていきました。
宗福寺⑥.jpg
その後、これらの墓石はキレイに水洗いして据え付けられました。歴代住職様のお墓の外柵は新規で作りました。
寺族様のお墓の外柵は、以前に歴代住職様で使用していたものを転用いたしました。墓石は土砂に流されて紛失しているものもあり、修復可能なものだけ集めて据え付けていきました。
完成がこちらです。
宗福寺⑤.jpg
歴史あるお寺の復旧工事に携わる事ができ感無量です。
市島町では今も復旧工事が続いています。一日も早く復旧が終わる事を望むばかりです。

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眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、墓石をぐるっと囲んでいる巻石がズレていて、リフォーム工事のご依頼をいただきました。
その工事の模様は、後日ここでご紹介させていただきます。
で、どんな風にズレているものを直すのかといいますと、巻石同士を金具で補強するのです。
その金具の補強の事例をお話させてもらいます。
写真は、先日、お寺のご住職のお墓を新規で建立した時のものです。
P1340916.JPG
巻石の継ぎ目を計算して、そこにドリルで穴を開けます
P1340925.JPG
そこにアンカーピンを打ち込みます
P1340929.JPG
そこに、このステンレス製の金具で固定します
今回は四隅ですので、L字の金具を使用します
P1340932.JPG
ステンレス金具を取付して、ラチェットレンチで締めていきます
10巻石金具取付.JPG
完成です。
さらにボルトが緩まないように、この上にセメントを塗り上げて緩み防止作業をします。
13納骨堂&中入れ.JPG
最後に砕石をいれて、お骨が入る納骨堂を据えて、墓石を乗せていく工程に進んでいきます。
新しくお墓をするお家と同じように、すでにある巻石も金具を取り付けて補強し、二度と巻石がズレないようにいたします。
このようなリフォーム工事を11月になんと4軒も同じ墓地で連続でさせてもらいます。お友達同士でお声を掛けていただき、同時工事する運びとなりました。ホントにありがたいお話です。感謝です。
また、ご報告させていただきます。

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お墓の生まれ変わり

2017年08月05日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
今回は、お墓の生まれ変わりについて、様々な角度から見ていきましょう。
さて、今のお墓は花崗岩(御影石)で作られていますので大変長持ちします。歴史上の石造物を見ても分かる通り、花崗岩で出来たものは700~800年ぼど経過してもキレイな形を保っているものが多く見られます。ただ、長い間には地震や洪水などもあるため、それにより傷んでいるものも多いですが、経年劣化という意味では、花崗岩はとても丈夫な素材といえます。
叡尊五輪塔.JPG
写真は奈良西大寺にある叡尊五輪塔(鎌倉時代のもの)
現在のお墓は、表面を磨いたものが主流です。新品の時はピカっと反射します。昔の磨いていないお墓は汚れてきても「侘び寂び」といいますか味が出てきますが、磨いたお墓はそうはいきません。長く使っている分だけ汚れが目立ちます。特に、近くに新しいお墓が建ったりすると「きれいに見えてもツヤがなくなっているんやなあ」と思います。
ということで、そんな磨いたお墓をキレイに維持するための、そして、生まれかわった様にキレイになるにはどうするのかを解説します。
【建ててから10年目にすること】
お墓の品質保証期間は弊社では10年としております。ちょっと難しい話ですが「屋外の構築物の瑕疵担保責任」というのが法律でありまして、それが10年なのです。ですから、まずこのタイミングで良くないところは直すのがベターです。また墓石の継ぎ目には接着剤が使われています。これをやり直すのも大切です。建ててから15年以上経っているお墓は接着力が弱くなっていることがあり、地震で倒壊するリスクが高くなってきます。これは最近の多くの地震(東日本、熊本等)で明らかになっています。
1.目地の接着(地震対策含む)
2.丁寧な水洗い
墓そうじ(水洗い).JPG
水洗いだけでもかなりキレイになります。
【建ててから20年目にすること】
10年目と同じく接着剤はチェックが必要です。それ以外にも、そろそろ汚れが目立ってくるかもしれません。特に水垢は布で拭いてもなかなか取れません。そんな時は研磨材で擦るとみるみる取れたりします。但し、やり過ぎるとツヤが落ちてしまいますので慎重にします。それから高圧洗浄すればきれいになります。あとは文字や家紋のペイントを塗り直せば気持ちよくなります。
1.目地の接着
2.高圧洗浄や研磨剤を使った水垢とり
3.ペイントの補修
【建ててから40年ぐらい経っていると】
これぐらい経っていると、古くなったなあと感じます。ひと世代25年と考えれば二世代近く経っていることになります。これをもう一度生まれ変わらせたいと思ったら、その方法があります。それは「磨き直す」ことです。
と言いましても、石の表面を全て一皮むく感じです。ですから、寸法がひと回り小さくなります。これをすれば見事に復活します。というかほぼ新品です。
特にオススメなのは庵治石です。感動するぐらい新品に生まれ変わります。
但し、少しだけ注意しないといけないのが、切った面に今までは無かった黒い点(黒雲母のかたまり)が出てくることがあります。これは切ってみないと分かりません。
お墓の磨き直しは少々費用はかかりますが、新品に比べたらかなりリーズナブルです。庵治石や大島石など国産の石材の生まれ変わりには、ぜひご検討下さい。
1.磨き直し
【こんな生まれ変わりも】
新しくお墓を建て替える時、またはお墓を処分してしまう時があります。そんな時、長年使って来たお墓の一部を形見のように残すことがあります。私も経験がありますが、「その欠片をひとつください」と何度も言われたことがあります。
その場で差し上げることもありますが、少々お時間をいただいて、その石で何か置物をお作りすることもあります。玄関先やリビングにさりげなく置けるものから、以前に作ったものは、おばあちゃんの杖に付けられるアクセサリーでした。肌身離さず持っていたいというおばあちゃんに息子さんからのプレゼントでした。
手作り猫.jpg
こんな小さな猫(となりはライター)を作りました。
石はお墓に使用されていた本御影石です。
こう考えると、石は本当に丈夫で長く使える天然素材なのだなあと思います。
お墓の生まれ変わり、いろんな選択肢がありますので、捨てないで大事に使いましょう。

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生まれかわるお墓 ~2~

2017年07月27日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

前回の「生まれかわるお墓」では、第一工程の切削(せっさく:石を切ったり削ったりすること)までご紹介しました。
本日はその後の工程をご紹介します。
まずは第二工程の研磨加工です。
009.JPG
弊社には自動研磨機があります。四角いものや平らな面はこの機械を使うと、とても仕上がりがキレイになります。
ということで自動研磨機による作業です。
切削面(切ったままの状態)に対して、目の粗い砥石から順番に細かい砥石までかけ、最後の仕上げのバフまで合計8種類の砥石で仕上げてくれます。
012.JPG
ご覧の通りのピカピカの仕上がりです(とりあえず天場一面のみ仕上げています)。
この工程を各面も同じ様に繰り返し行います。
R面や小さな面はもちろん手磨きになります。
最後に色入れをして完成です。
KIMG1656.JPG
そして新区画に組まれた外柵の据付しました。
生まれかわる前は従来の工法で据付けられていましたが、今回は弊社標準の免震施工も施しました。
これでリフォーム工事完成。
末代までしっかりご供養していただけます。

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生まれかわるお墓

2017年07月10日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

今回と次回は墓石のリフォームをご紹介させて頂きます。
「これ国産の石か~ 外国産よりもええ石なら、先祖も喜ぶやろ」ということで、この度、昭和35年に弊社が建てさせていただきました香川県産の青木石をリメイクさせて頂きました。
内容は10寸角の墓石を9寸角にサイズダウンし、再研磨します。小物等は新品の青木石で揃えました。
KIMG0002.jpg
こちらが解体前の墓石と外柵
KIMG0102.jpg
KIMG0099.jpg
解体後、弊社工場へ持ち帰りしました
やはり60年近く経っているため、汚れはかなりなものです
013.JPG
まず第一工程、大口径と中口径のダイヤモンドカッターによる切削。
ピッピッピッっとボタンでオートメーションではありますが、このカットする場所や大きさを間違えて設定してしまうとその時点でthe end…元には戻せません。
と本日はここまで、次回は研磨と据付から完成までをご紹介致します。

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園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
お盆前のこの時期は、新しくお墓をする方や、お墓そうじ、リフォーム工事など多くの工事をさせていただております。
今回は、篠山市での「リフォーム工事」をご紹介します。
ご依頼の内容は
 ・草が生えにくいようにしてほしい。
 ・花立を新しくしてほしい。
 ・スッキリきれいにしてほしい。
20170603 ①施工前.JPG
【施工前】何もしていないと草がボウボウになってしまう区画のようです…
20170603 ②取り払う.JPG
全て取り払って草が生えにくい施工を施します
20170603 ③下地硬化と拝石.JPG
下地硬化施工(草の生えにくい施工)をして、新しい拝石を配置。
20170603 ④玉砂利.JPG
最後に、玉砂利をたっぷり敷き詰めて完成。
20170603 ⑤施工後.JPG
家紋の色も入って、見違えるくらいにスッキリキレイになりました。
草の生えにくい施工にしたので、ボウボウ草からの悩みはなくなりました。
今までお墓のリフォームをやったことないという方がほとんどだと思います。
墓石は定期的にお手入れをすることで、長持ちさせることが可能です。
玉砂利の入れ替え、お墓の磨き直し、お墓の傾き直しなど
どのようなことでもお気軽にご相談下さい。

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篠山店事務スタッフ
篠山店事務スタッフ
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
今回は、お墓掃除アイテムのご紹介です。
その名も「ご洗浄さま」!
なんと、”ダイヤモンドのパワーでお墓を簡単にお掃除”らしいです。
ご洗浄さま.png
ほんとうなのか?実際使ってみました。
20170613_①.jpg
正面(竿石)意外とキレイ。
20170613_②.jpg
気になるのは、水溜部分。
どうしても水を溜めたままにするし、線香の燃えカスが入ったりするし。で、汚れ具合が半端ないですね。
20170613_④.jpg
[注意]石の表面に付着したがんこな水垢やサビなどは取れません。
て、書いてあるので・・・これは無理なのかもしれない・・・。
20170613_⑤.jpg
ガンコな汚れよ落ちてくれ~と願いながらゴシゴシ。
20170613_⑥.jpg
なんとなく色が薄くなってきました。
20170613_⑦.jpg
はじめから見ると、キレイになりました。
が、なかなかゴシゴシとしないといけないので疲れました…
20170613_③.jpg
と、おまけで。もう一つ気になるところ「拝石」です。
20年以上も経ってとくに掃除もしていなければこうなります…
せっかくなので、こちらもちょっとゴシゴシしてみました。
ガンコな汚れだったので家にあった中性洗剤を使ってます。
(今回は、キミマロに似た名前のやつですw)
※塩素系・酸性系・研磨材入りの洗剤やスポンジは
 変色やシミ、艶落ちになるおそれがあるので使わない方がよいようです。
20170613_⑧.jpg
かなりガンコだったので小さいながらかなり体力を消耗;
20170613_⑨.jpg
それなりに、キレイになりましたね。
これからはもう少しこまめに掃除をしようと思います。
ohaka_souji.png
お掃除のご相談もお受けしています。お気軽にお問合せ下さい。

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お墓のお引越し

2017年04月05日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
この度、「お墓のお引越し」の依頼を受けました。
最近は綺麗に造成されたお墓も多く、お参りしやすいお墓に移られる方も少なくありません。
今回のお客様は下の写真のような墓地でした。
お客様のお墓まで階段が続きます。。。
運動不足の私も息が切れます。
移設①.JPG
移設②修正.jpg
このような場所のため機械が入りません。
すると私たち石屋は得意の手作業がメインになります。
移設③.JPG
キャタピラのついたクレーンを入れることができないため、写真のような道具(チェーンブロックとミツマタ)で墓石を吊ります。
これをご覧になって懐かしいと思う方もおられるかもしれません。
でも、石屋ではまだまだ現役です。
移設④-1.JPG
石は堅いですが、間違った扱いをすると角はすぐに欠けてしまいます。
ですから、細心の注意を払います。
移設④-2.JPG
写真のように、丸い木材を入れて滑らせていきます。
移設⑤.JPG
このような仮説通路を作り、一部機械でも運びます。
移設⑥.JPG
撤去後の様子です。
新しい墓地で墓石、外柵等を据え直し移設完了です。
移設⑦修正.jpg
仕事柄、お参りされていなくて放置されたお墓をよく見ます。
もし墓守をされる方がおられないのではなく、お墓の場所が問題でお参りしたくてもできないのであれば、このようなお墓のお引越しをオススメします。

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眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、リフォーム工事をさせていただきました。
リフォームの内容には色々な作業がありましたが、その中に線香立ての補修がありましたので、お話させてもらいます。
まず、この写真をご覧ください。
P1320895.JPG
お墓が建てられた時には、何か、線香を立てるものがあったはずなのですが、それがなくなってしまったと思われます。
なくなった後は、そのまま、線香を立てておられたと思いますが、このまま立てても、線香がななめになって、不安定な状態です。
そこで、この線香立てを取付します。
P1330346.JPG
P1330050.JPG
まず、石の線香台にセメント等を流し込んで、金色の線香立ての土台を埋め込みます。
P1330071.JPG
固まりましたら、銀色の本体を取り付ければ完成です。
(奥の水タメの水アカもキレイになっています)
これで、線香もまっすぐ立ちますし、本体が取り外し可能なので、残った線香を取り出すのも簡単です。
他にも、おもり付の線香立てもありますよ。
ちょっとした事ですが、喜んでもらえます。
「なんで、早く相談せえへんかったんやろ」とおっしゃる方もおられます。
どんなことでも気になることがあったら、相談してくださいね。

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眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、追加のご彫刻をさせていただいた方から
「ここの汚れが、なかなか落ちないんです」と相談を受けました。
なるほど。確かにここは落ちにくいなと思いました。
P1310999.JPG
それが、この写真です。
この、名称は「玉垣」といいます。
別の地域では、「羽目」や「欄間」ということもあるようです。
この玉垣は、研磨((ツルツル)しているのは一部で、汚れている所はザラザラしています。
それは、デザインを重視されてこのような仕上げになっています。
なので、汚れがこびりつき、落ちにくくなっている状態です。
ここで、当社の職人の出番です。
彫刻と同時に、特殊な溶剤を駆使して、石にダメージを与えない様、注意しつつ汚れを落としました。
P1320351.JPG
お客様も驚き、喜んでおられました。
お彼岸にキレイになってお迎えできて、良かったです。
お困り事あったら、お気軽に相談くださいね。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く