森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
土葬墓地に代々墓~「埋め墓」と「参り墓」
2020年09月18日 08:00

たんば篠山店・滝野店の真下(ましも)です。
今回は、土葬墓地に代々墓を建てさせていただきました。
こちらの地区は、火葬になった現在でも、もともと土葬されている所に納骨されています。こちらを一般的に「埋め墓」と言う事が多いです。
一方、お参りしやすい場所に納骨しないお墓が別にあります。こちらは一般的に「参り墓・詣り墓(まいりはか)」と言う事が多く、この地区では「無所」と言うそうです。
このような、お墓の事を「両墓制」と言います。
「埋め墓」の施工前です。
左にあるお地蔵様です。こちらのお地蔵様を「参り墓」に移動します。
火葬のお骨と土を取らせていただき、納めました。
皆様が今後入っていただく、お墓ができました。
こちらが「参り墓」です。
「参り墓」のお手伝いは、霊標の彫刻、洗浄、色入れ、石の隙間の目地入れ、灯籠のグラつき直し、そしてお地蔵様の移設です。
キレイになりました。
目地を入れました。
お地蔵様を移設しました。洗浄しましたので、とてもキレイになったと思います。
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草がすごい
2020年09月07日 08:00

こんにちは、篠山店の上山です。
先月に完成したお墓づくりです。
お客様からのご希望は「草の対策とお参りしやすいお墓を、でも周りとの兼ね合いもあるので出来る限り現状の部材を使ってほしい」でした。
数十年前に造成された墓地ですが、確かに草がすごい。ススキ?シバ?茅(かや)?に周りから攻められています。
区画内の真砂土には長年の草たちの根がはびこり放題です。
ベタ基礎は必須です、少しの隙間でも突き抜けてきそうな草たちです。
拝み場は石張り、墓所はファイバーレジン施工
周りにお墓が建ち始めると、だいぶ雰囲気が変ってくると思うのですが…。
頑張って営業していく必要がありますね。
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1700年前から使われている石の納骨堂
2020年09月01日 08:00

滝野店の中村です。
今回お世話になったお客様は夫婦墓を建立されました。
当初国産石材での墓石建立を検討されていましたが、ご予算の都合上かないませんでした。
しかし、
「墓石本体は外国産でも、直接ご遺骨を収める部分の納骨堂(カロート)を国産にされてはいかがでしょうか?」
という私の提案に賛同いただき、納骨堂を国産石材に致しました。
納骨堂に採用した石は「竜山石」という石です。
竜山石は地元兵庫県の高砂市(宝殿)で採掘される石です。
この石、実は1700年前から石の棺として使われている日本で最も歴史のある石です。
古墳時代には権力者の石の棺のほとんどにこの石が使われた為、「大王の石」とも呼ばれています。
私の住んでいる丹波篠山市の雲部車塚古墳の石棺もこの竜山石が使われています。
竜山石の特徴は、均質で粘りがあり、細かい加工が可能です。耐火性に富み、風化しにくい石です。
石色も青色・黄色・赤色(希少)の3色があり、水磨きをする事でやさしい肌ざわりを得ることができます。
今回制作した竜山石の納骨堂(カロート)がこちらです。
温かみのある黄色を採用しました。
納骨堂(カロート)は地中にある為、見た目では全く分からないですが、是非こだわって欲しいところです。
お客様の声を頂きました⑤(S.Y様)
2020年08月27日 08:00
お墓を参りやすいようにまとめたい
2020年08月26日 08:00

本店の髙梨です。
今回させていただきましたお手伝いです。
昔々からの夫婦や個人のお墓が40基以上ございました。
写真の通り、今のお墓にはとてもたくさんのお花を立てられています。
やはりこれだけのシキビやお花を用意して立てるのは大変ですし、そしてこれからの方々にも続けてもらわないといけません。
新しい墓石は代々のお墓でこれからの仏さんを供養していくようにして、これまでの石碑は「ご戒名が判別できるもの。かたちが崩れていないもの」を目安に残しました。
いかがでしょうか。これからもずっとお墓参りをして頂けるようなかたちになりました。
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こだわりが詰まったお墓
2020年08月25日 08:00

篠山店の園中です。
今回のご紹介は、周囲のお墓と同じような感じでは建てるけど、要所要所でこだわりを持って建立されたお墓です。
まずは、工事の様子から。施工前。巻き石が既にある場所に建立します。
カロートの周囲の土を掘り起こし、ランマーで転圧します。
延石がズレないように、ステンレス製の金具を取付け固定。真ん中にお骨を納めるカロート(納骨堂)を据付ます。
カロートの上に芝台を据付ます。これは通常の墓石ではない作業です。
墓石に高さが出来、見栄えと地面からの泥はね防止に役立ちます。
そして、地面は防草対策のファイバーレジン施工で仕上げます。
最後に玉垣を付けて完成です。
こだわったのは下記の3点✨
1)回転式ロウソク立
一見、普通のロウソク立てですが、実は…この仕組みが面白い❢
頭の部分をつまむと、ぐっると回転します。廻すだけでローソクの点火部が開口します。
そこに簡単にローソクを立て着火出来ます。内側には、ステンの金網が付いて火が消えにくいようになっています。
回転するので、石の重さは感じません。女性の方でも取り扱いやすいです👍
2)ファイバーレジン
お馴染みの防草対策のファイバーレジンです。
草引きが年々大変…と思っている方にほんとにおすすめです。
3)国産の銘石
石種にこだわり、国産の銘石「天山石」を選ばれました。
天山石(産地:佐賀県唐津市)の魅力は、なんと言っても国産材の中でも1、2を誇る硬度と吸水率の低さです。
他の国産材と比較しても透明度が高く、青深い石目は、風雨や塩害にも強く、歳月を経ても劣化や
変色等はほとんどなく、墓石材に最適です。詳しくは、『天山石の話①』『天山石の話②』をご参考下さい。
お客様は、出来上がったお墓を見て、濃く青みがあり一目でよい石だと分かる石種を選んで良かったと喜んで頂けました。
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お墓じまいの手続き
2020年08月24日 08:00
滝野店の吉田です。
お彼岸を過ぎてからのお手伝いになりますが、現在お住まいになっておられます場所が遠方になるし、後継ぎもいないので自分が動けるうちにお墓じまいをすることにされました。
お墓参りのついでに、お墓のある場所の市役所に行かれて改葬許可申請の方法を確認し、帰宅後に除籍謄本・戸籍謄本を用意されて、受け入れ先の御寺院様より受入証明書を取得されました。
後は現墓地の管理者であります町の区長様の証明(記名・区長印押印)だけとなりました。
工事の打合せもありますので、記入済みの改葬許可申請書と受入証明書のコピーを弊社に郵送していただいて、私が区長様に記名・押印をいただき返送させていただきました。
郵送での申請も可能ですから今月中には改葬許可証が交付される予定です。
各市町村によって改葬許可申請書また受入先によって受入証明書の雛型は異なりますが内容自体に違いはありません。
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芦屋市でのお墓づくり
2020年08月12日 08:00

篠山・滝野店の真下(ましも)です。
今回は、ご縁があり芦屋市市営の「芦屋市霊園」で建てさせていただいたお話です。
当社ホームページをご覧くださったお客様が、わざわざ篠山店までご来店されました。
色々とご検討いただき、石塔は篠山店の展示品を建立することになりました。
篠山店展示品の解体風景です。
「芦屋市霊園」は6000区画以上ある霊園です。とても見晴らしが良く、「大阪ドーム」や「あべのハルカス」まで見えていました。
施工前です。
完成しました。
篠山から遠いように思いましたが、高速道路を使えば、1時間弱で行くことができます。
また、多くのお手伝いができるとうれしいです。
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お客様の声を頂きました④(K.E様)
2020年08月07日 08:00