森田石材店ブログ - こんな工事もします -
童のおもひで
2023年06月06日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
丹波篠山市で句碑を建立しました。子供の頃の思い出を俳句にしたため、石に刻まれました。

岩さんの
石橋憩う
どじょうけむり
お客様にお話を伺うと「岩蔵という私の曾爺さんが昔、平たい大きな石を家の横にある溝の橋渡しにするため裏山から持ち帰った。昔のことやからエンジン付きの運搬車など無い時代に、ソリのようなものに乗せて汗だくになりながら山から運んできたのを子供の頃の記憶で覚えている」とのこと。
曾孫が溝に落ちたら大変と思い、苦心して運ばれたのでしょう。
岩蔵さんが渡した石橋の下で、人が通るたびにドジョウが砂煙を起こしているほのぼのとした様子が目に浮かびます。

天国から曾お爺様の「覚えてくれていて良いのを造ってくれたなぁ」という声が聞こえてくるようです。
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お社の建てかえ
2023年05月23日 08:00
本店の髙梨です。
お墓を新しくしたり、リフォームなどで工事したりというのは「お盆やお彼岸の前、またはご法事の前」とひとつの目安になる時期がございます。
しかし、同じお祀りするものとしての「お社」はいつ頃がよいのでしょうか。
先日、丹波市のお客様より「お社が古くボロボロになったので新しくしたい」とご依頼がありましたので、お伺いしました。

すでに宮司様の「御霊抜き(みたまぬき)」も済まして頂いており、そこにご神体は居られない状態でした。
築年数はもう50年?は経っていないかな~というくらい古くからご使用になられていたようでした。
コンクリートと瓦で造られたものでした。

今回は朽ちることのない「石」で再建させて頂きました。これでこれからの台風時期にも備えていけます。
お社をしっかりさせて、大切なご神体をずっとお護りしていかなければいけません。
お考えになられる時期としましては、新設はもちろんですが、建て替えは朽ちてしまう前にお護りできるようにしておきましょう。
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永代供養塔が出来ました
2023年04月28日 08:00
本店の髙梨です。
先日、多可町のご寺院様境内に永代供養塔を建てさせていただきました。
時代の流れでお墓の撤去が進み、多くなってきますと必然的にお骨の行き場所を探すことになります。
街に出ておられるご子息様の近くの供養墓か田舎の旦那寺の供養墓が多くされています。
今回のご寺院様も以前から檀家様数件から永代供養のお話、問い合わせなどをいただいており、この度建立ということになりました。

塔のシンボルは五輪塔にさせていただきました。
下部の台に納骨棚と合祀カロートを備えております。
「春は黄色やピンク、夏は緑色、秋は赤色、冬は白銀」と自然豊かな山あいは四季折々でいろいろな景色が変わっていきます。
このような場所でお墓に入られるのも、お墓へ参られるのも、心落ち着く「終の棲家」ではないでしょうか。

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念願の歌碑
2023年04月14日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
歌碑を作りたいとご依頼がありました。

篠山市今田町のお寺です。お客様は三田市にお住まいで、今田町出身の方です。今回歌碑を設置した周辺にある植栽は、その方が寄贈されたものです。
ご高齢で地元に形の残る物を残したいとご住職ともご相談されていて、今回のご依頼に至りました。


表裏の片歌、俳句はご自身の作品です。立派な感じにはせずに、風景に溶け込むようなイメージをされていました。ですので、碑も大きくなく、台もつけず直接地面に埋め込みました。


建立が冬でしたので、これからの季節が楽しみです。
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緩い地盤が気になったら
2023年04月10日 08:00
本店の髙梨です。
本日は多可町で行っています工事のご紹介です。
こちらの施主様は既存の巻石が歪んでいるのが前々から気なっておられました。

「地盤が緩い思うから、しっかりと直して、一から建てたい」とのお望みでした。
そこでまずはプロの地盤調査会社に委託し、スウェーデンサウンディング方式で調査。
地形図からも調査し、この墓地は昭和初期の段階では雑木林とあり、地形は扇状地。
良好な地盤ではありますが傾斜地の最下部で、隣地には池もあります。
土質は2.5m下まで粘土層が堆積しているという結果でした。
そういった地盤には「D-BOX」をおすすめします。これは簡単にいいますと「地盤改良」です。


四角いビニール製の土嚢袋に砕石を詰めていき、またその周りにも砕石で目詰めをして、
プレートランマーで転圧していきます。

何段積むかは地盤調査の結果によりますが、こちらの区画は2段施工しました。

そして、その上に通常施工のベタ基礎コンクリートのベースを打設します。
これでD-BOXによる改良工事は完了し、地盤は大丈夫です。
あとは石材工事にかかっていきます。
見えないところへの気遣いと対策は末永くお参りされる上でも大切なところです。
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玄関前の張り石の洗浄を承りました@西脇市
2023年03月29日 08:00
滝野店の中村です。
今回のお仕事はお墓でのお仕事ではありません。
施主様のお家の玄関前の張り石の洗浄です。
きっかけはお墓の拝石の洗浄でした。
昨年末にご依頼いただき、とても綺麗になったと喜んでいただきました。
そして、
「玄関前の張り石も洗うことは可能ですか?」
とご依頼いただきました。
実はこちらのお客様、お墓もそうだったのですが普段からとても綺麗にされています。
ご依頼を受けた玄関もどちらかというと(どちらかといわなくても)綺麗です。
ただご依頼を受けた限りは、喜んでもらいたい。
ここは腕の見せ所!
弊社の技術部の社員も相当気合いが入っていました。
施工前の様子がこちらです。


特殊な液剤を使って、黒ずみとコンクリートの汚れをとっていきます。



特にコンクリートの汚れは、通常の洗剤では取れないものです。
ジュワーッとコンクリートが溶けていきます。
完成がこちらです。

すみません・・・。
写真ではうまくお伝えできないのですが、綺麗になりました。
丁寧に使われている(この張り石は10年前の施工だそうです)ので、小さい汚れもずっと気になっていたとのことです。
綺麗になって、心もスッキリしたと大絶賛していただきました。
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お寺の参道のお仕事@三田市
2023年03月06日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回はお寺の参道のお手伝いさせていただいたお話です。
三田市のお寺様からご依頼をいただきました。

この離れの前にある張石を使用して、境内参道を拡張してほしいとの事。

必要な分だけの張石を剥がしました。



この参道に据付しました。



これで、参道が途切れることなく本堂まで来ることが出来るようになりました。
ご住職は「今後、車イスやシルバーカー等でお詣りされる方も増えるので、そういった方が安心してお越しいただけるように」というお考えです。
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西脇市下戸田にてリフォーム工事&新規墓石の建立
2023年02月15日 08:00
滝野店の中村です。
この度、西脇市下戸田のF様よりご依頼を受けリフォーム工事と墓石工事を行いました。
お墓は下の写真のとおり、五輪塔と先代までの夫婦墓が並んでいました。

今回ご主人が亡くなられ納骨するお墓が必要になったため、区画内のお墓の整理をして新たに「代々墓」を建立することになりました。
工事初日、施主様立ち合いの元お骨あげを行いました。

元々土葬されていて、現在の場所に墓地が造成された時に埋葬し直したそうです。
予想以上にお骨は綺麗に残っていて、お施主様もびっくりされました。
墓石を全て撤去します。

こちらの墓地は地盤のせいか、傾いている墓石が散見しますのでしっかり転圧します。

転圧だけでなく、区画内に3分鉄筋入りの基礎ベースを打ちます。


さらにカロート(納骨堂)は基礎ベースの上に乗せ、より頑丈なものにします。

最後に人気の防草施工「ファイバーレジン施工」で仕上げます。
完成がこちらです。

F様からは大変ありがたいお言葉を頂きましたのでご紹介します。

石の力、木の力
2023年02月02日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
先月の大雪が降る前のことですが、丹波篠山市のお客様から「家の向かいにある地神さんの台座の隙間をセメントしてほしい」という問い合わせがあり伺いました。

確かに隙間は空いていますがセメントを詰めて良しという様な状態では無いことを説明しました。

原因はすぐ横にある檜の大木。御神木なのかもかもしれませんが木の根が下に入り込んで押し上げています。
途中から二股に分かれて樹高は高くありませんが幹は太いです。

檜は建築材としては世界最高レベルで石材でいうと庵治石です、杉に比べて成長が1.5倍遅いと言われていますが道路脇にあり民家も有ります、今後も成長し続けるし台風などによる倒壊の危険性を考えると今のうちに伐採もやむなしととなりました。


樹齢は不明ですが生活環境の影響か歪な断面です。


このような工事の場合は設計図面等は無いので現物に番号表示し解体していきます。


切り株になったとはいえ地中に入り込んでいた太い根は切断し取り除きます。

基礎コンクリートは打設しますが自然石で座りが均一で無い為、同時据付します。


崩れ舞台の天端を揃えるのも職人の腕の見せ所です。

末永くお祀りください。
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柏原八幡宮「石橋改修工事」
2022年11月15日 09:00
代表の森田です。
柏原八幡宮様の「令和の大修造工事」の一環で、神社入口の石橋を新築させていただきました。
既存の石橋は、所々に穴が空き始めて危険な状態になっていたため改修の運びとなりました。

先ずは、橋を壊す前に「仮設通路」を設置しました。

その後、橋を解体しました。

橋を支えている両端の石積みもかなり老朽化が進んでいて、橋が架かる部分を新しく石積みを行いました。


基礎は、水路部分なので、速乾コンクリートを打ちました。

橋が架かる両端に新しい花崗岩の石積みを5段積み上げました。


柱部分は、基礎から20mmΦのステンレス棒を入れ込んで、幕板もはめ込み加工をして据付

ステンレス製の手摺も設置して完成しました。以前の石橋よりも迫力ある安全な石橋が出来上がりました。


