森田石材店ブログ - こんな工事もします -

遍く照らす

2018年01月10日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

本年も宜しくお願い致します。
西脇市の西仙寺様の山門に一対の灯籠を納めさせて頂きました。
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灯籠の竿部にはご住職の指示により「遍照(辺りをくまなく照らすこと)」と彫刻させて頂きました。
この「遍照」をもう少し深く調べてみると・・・
「仏の法身(ほっしん)の光明が遍く(あまねく)世界を照らすこと」
とあります。つまり・・・
「仏(ブッダ)の永遠不滅の真理そのものが広く全ての世界にわたって照らし続ける」
という事になります。
年頭から縁起の良いお仕事をさせて頂きました。
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山の中のお社据付

2018年01月09日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今年初めての工事を紹介します。
工事の内容は、台風で倒れてしまったお社を新しく据付する工事です。
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今年一番目の工事が神様に携わる有り難い仕事なのですが、据付の場所が山を50メートルほど登ったところにあり、しかも山道が険しく運搬機でお社の搬入出来ない場所でした。
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階段登った先の先をすすんでいきます。 道中は↑もちろん整地されていない山道。
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道なき道を修行僧のように、施工班は背負子で荷物やお社のパーツを少しずつ息を切らしながら何度も往復をして運び上げました。
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パーツを運んでくるまでに、据付場所をきれいに整地します。
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パーツが整ったら、ひとつひとつパズルのように丁寧に組み合わせ作業をします。
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石は意外と重いので数人がかりで慎重に据え付けます。
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完成です。中に御札も入れ、写真用にコンコンさんを上に飾りました。
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普段はこのように、下に祀るそうです。
現場を見に来られてた施主様には、新しくなったお社を見て『ほんまにようなったわ』と言われたいへん喜んで頂けました。
お社は、各店展示していますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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地神さんの家移り

2018年01月04日 08:00

上山 典之
上山 典之

新年明けましておめでとうございます。

篠山店の上山です。

いつも、スタッフブログご覧頂きありがとうございます、本年も宜しくお願いいたします。

昨年末に「地神さんを新しくしたい、丈夫な物で」と言う事で裏庭に納めさせて頂きました。

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四半世紀近く前から風雪に耐えお家を見守って頂いていた木製の地神様。

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新しい年を迎えるにあたり新居に移ってお祀りされました。

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墓石にも使用する御影石製なので今後は半世紀以上、末代まで守って頂けると思います。

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yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。

最近、私は夜な夜な勉強しています。来年1月に行われる「お墓ディレクター」の検定を受検するためです。
お墓ディレクターとは一般社団法人日本石材産業協会が認定する資格で、これに合格できた者は「お墓ディレクター」として認定されます。私は2年前に2級に合格したので、今度は1級に挑戦です。
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検定内容は、お墓・仏教・石・仏事などの幅広いものになります。普段目にするもの以外の内容もあり覚える事は大変ですが、知らない知識に出会える事は楽しいです。当社では2級が10名で営業の者は全員が有資格者ですが、1級は難関のため4名しかいません。今回の受検する者は5名(1級4名、2級1名)です。みんな合格できますように・・。
「お墓の教科書」にはお墓の始まりについて書いてあります。なんとお墓の歴史は旧石器時代から始まります。ネアンデルタール人のお墓でシリアのデデリェ遺跡で確認されました。遠い昔から現在まで続くお墓の歴史に驚きました。
「お墓なんて要らない」と耳にする時代になりましたが、お墓好きな私は、これからもずっとこの歴史が続き、ご先祖様を敬う風習が続く事を願います。

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木製鳥居の解体

2017年12月16日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

弊社は石材店なので、石鳥居は100本を超える数の工事をさせていただきました。石の鳥居に関しては何の不安もないのですが…

今回は何と「木の鳥居」を解体してほしいという依頼でした。正直、木の鳥居の方が簡単に解体できるかなと思いながら現場に行くと…

なんと! 拝殿の屋根に当たりそうではないですか。根本が腐っていて、手で押すだけで今にも倒れそうです。
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動式クレーン(かにクレーン)を設置して、倒れない様に「柱を補強」しました。
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笠木から順番に解体
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無事に解体作業が終わりました。
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建物が無ければ、先に倒しておいて解体すれば重機は必要なかったのですが・・・石鳥居以上に緊張しました。

追伸:伏見稲荷の千本鳥居はすべて人力なので大変な工事だと思いました。

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12月といえば「お社」

2017年12月02日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
12月になりました。私どもの仕事も「年内にきれいにしてほしい」という方のご要望も多々ございまして、一年で最もバタバタする月のひとつが12月です。
さて12月といえば割と多いのが「お社(やしろ)」です。年中置いているものなのですが、この時期は「お社」の需要が多いです。やはり氏神様にも新年は新居でということなのでしょうか。
下の写真は弊社のお社です。毎朝全社員が手を合わせております。
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社長の趣味(?)で鳥居やキツネ、手前には八足台があり、そこに花立が付いております。また本体には「カランカラン」と鈴と鈴緒が取り付けてあります。もしご用命の場合は当社で加工いたします。
お社ってどう選べばいいの?
当社で販売しておりますお社には大きさが3つあります(オーダーメードでご依頼いただければどんな大きさにもなりますが・・・)。それがこちらです。左から小・中・大となっております。置き場所に応じてお選びいただけます。台座付もございます。庭に古い台があるよという方は、その上に設置することも可能です。
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お社のひみつ
台座の後ろに小さい穴が空いております。石屋ですから何か見えるわけでもありませんので本当のところはよく分かりませんが諸説あります。蛇の出入口という方もおられます。神様の出入口なのかもしれませんが、必ずあけるようにしております。
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お社に御札を入れる順番
さて、お社の主役は何と言っても御札です。木のお社では三社造りといって三つ屋根が並んでいますが、この場合は真ん中に「神宮大麻」や「天照大神」などが来ます。いわゆる大ボスです。そして向かって右側に地元の氏神様を置いて下さい。そして向かって左側には崇敬している神社の御札をお祀り下さい。
一社造りの場合(この石のお社も)は、御札は3枚重ねて置きます。その際に一番前が大ボス(「神宮大麻」や「天照大神」)、次に氏神様、一番後ろに崇敬している神社の順になります。
お参りの方法は
「二礼二拍手一礼」ですね。この仕草も慣れないとちょっと恥ずかしい気もしますが、弊社の場合は強制的に毎日全員でしておりますので全く違和感は感じません。もうすぐ年末年始が近づいてきますので、お参りの時はぜひやってみてください。
ある方に聞いた話ですが、神社でのお参りは日本人が古来から「ヒラメキ」に利用してきた場所だったらしいのです。一年の締めくくり以外でも、何か困った時や悩んでいる時、神様の前で作法すれば解決策が降ってくるかもしれませんよ。
そもそも氏神様って?
人が亡くなると30~50年ほどでその霊は次第に縁故の家を離れていきます。そして個性をもたない霊になり、その後、故人が生まれ育った故郷の地へ還って、神さまの仲間に入るとされています。
ちなみに氏神様とは、住んでいる土地の人々を守護する神のこと。鎮守の神とも言われています。また地神様とは祖霊、農神ともされる神。屋敷内や辻・田のそばに祭るものとされています。
まさに私たちのご先祖様です。遠くの神様より、近くの氏神様、地神様。本年もお世話になりました。

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干支の置物

2017年11月28日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

今年も残すところ、あと1カ月ばかりになりました。毎年、この時期になると、新年に向けて仕入れの準備をするものがあります。それは・・・干支の置物です。
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↑ちなみにこれが今年の干支の「酉」の置物です。(他にも種類あります)
干支とは、十干と十二支を組み合わせたもので、暦や時間、方位を表すものとして使われるものです。つまり、十干の「甲、乙、丙、丁・・・」と、十二支の「子、丑、寅・・・」を順番に組み合わせたものです。しかし、我々にとっては干支=十二支の方がなじみがありますね。そう言えば、幼い頃に十二支の順番が決まった絵本を読んで覚えたのを記憶しています。また、我が家の息子も昨年、こども園で干支を言うテストがあったようで一生懸命覚えて、毎日繰り返し唱えていました。それがきっかけで、自分の干支は何なの?と、興味を持ったようです。今でも、相手の年齢を聞く時に、単純に何才かだけ聞くのではなく「干支は?」と聞いて、「あ、同じ学年や!」なんて話すこともありますよね。それだけ我々には深く根付いている十二支です。
2018年は正式な干支で言うと、「戊戌(ツチノエイヌ)」だそうです。戊は「食物の成長が絶頂期にある」を意味し、戌は「草木が枯れる状態を指す」という意味があるのだそうです。来年は、物事が両極端になる年になるかもしれないそうです。良い方の物事がたくさんある年になるといいですね!
今年もそろそろ来年に向けて「戌」の置物のリストが届いています。今からどんな物を仕入れようかなと選んでいます。楽しみにしていてくださいね!

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落ちそうな巻石

2017年11月16日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

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皆さんはお墓参りに行かれた時に、上の様に巻石がずれたり、隙間が開いてしまっているお墓をご覧になった事はありませんか?
こちらのお墓は長い間にすこしづつ巻石がずれてきて、このままだと落下の恐れがありました。
さて解体してみると、石と石との継ぎ目にはセメントが少量付いているだけで施工方法としては不十分なものでした。
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石にアンカーを打ち込んでL型金具で補強します。ステンレス製なので錆びませんが念の為セメントで覆い防水処理を施します。
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石と石の隙間もなくなり、落下の心配もなくなりました。
皆様のお墓でも可能性は有ります。墓石は比較的新しくても、囲いの巻石はかなり古いということは良くあります。危ないなと思われたら、私どもに是非ご相談下さいませ。

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空から舞い降りた観音様

2017年11月14日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

お隣の京都市での観音像を建立したときのお話です。

京都市西京区の旧街道沿いのお寺で、前の道路は通行量も多く、真上には電線が通っており非常に工事し難い状況でした。

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7尺の観音像でそんなに大きくないのですが、重さは相当あるので基礎はしっかり施工。

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お寺正面の山門からの搬入は無理なので、少し離れた所の月極駐車場を借りてレッカー車を使って、もちろん民家の上は避けて高い所から下ろしてきて据付。

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無事据付完了。今後も多くのの方々にお参りして頂ける事と思います。

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神社とは、どういうもの

2017年11月12日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

立冬を過ぎ、紅葉が美しい季節となりました。各地では秋祭りも終わり、年越しも近づいてまいりました。

さて、神社には大きく分けると2種類あるというのをご存知でしょうか?一つは、元々の土着信仰から生まれた氏神様と呼ばれるもの。

もう一つは守護や無病息災などを願って外から持ってきたものです。主に八幡さん、稲荷さんと呼ばれるものは当時、外から持って帰ってきた神様です。

効き目があるとなれば、神様の分霊を戴いてきてお祀りをしました。

全国には8万社ほど神社あると言われていますが、その内八幡神社はなんと8000社(約一割)あるそうです。

また、地元の大きな神社に行くと「小宮さん」が本殿の周囲にたくさんお祀りをされています。

多くの人々が時代の中で地神さまとして守られてきた神様を維持できなくなり、大きな神社にお預けしたものなのでしょうね。

さて、人間も亡くなれば仏となって33年の修行を終えた後、地元の神社の氏神なられると言われています。

お寺も神社も日本人にとって大切に守っていきたいものです。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く