『石のお話』【ブログ】 兵庫の墓石店「森田石材店」

能勢の石~自然石~

眞下 尚利
眞下 尚利
篠山店の眞下(ましも)です。

今回は、自然石のお話をします。

昨年秋、ご来店いただき、他の家とは一味違うお墓をしたいとのご要望でした。
関西地区では、当社のみの取扱いがある「伊達冠石(宮城県)」の自然石もありましたが、大阪府の能勢町で採掘される「能勢黒」という石のご提案をしました。
自然石は採掘された石をできる限り加工しないことで、他の家とは一味違うお墓ができます。
オンリーワンのお墓です。

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これが、大阪府能勢町にある採掘場です。
お客様にも一緒に行ってもらって、気に入ったものを選んでいただきました。

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それが、この石です。
この石を竿石(仏石)にします。

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本社工場にもお越しいただき、加工や彫刻の打ち合わせをして、先日工事が完了しました。
墓地は三田市営の三田市霊苑です。

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ご住職に、開眼式を執り行っていただきました。

他の家と比べて、時間も手間もかかりましたが、お客様からご満足のお言葉をいただき、私も充実したお墓づくりのお手伝いでした。

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2018年5月21日 08:00

緑色の石

森田 浩介
仕入担当の森田です。

今月の「月刊石材5月号(石文社)」に興味深いお話が載っていました。お話をされていたのは札幌医科大学客員教授の大島直之氏でした。著書には「縄文人はなぜ死者を穴に埋めたのか(国書刊行会)」があります(←まだ読んでません)。インタビューでは「縄文人の世界観」というテーマでお話しされていました。

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生まれかわりを意識していた
縄文時代に作られたお墓というべきか祭祀場なのかは分かりませんが、環状列石(ストーンサークル)や貝塚などの形は丸く再生を意識して「子宮をかたちづくったもの」なのだそうです。人間の本能としてお墓や埋葬が今のようになったのかもしれません。

再生するために
神話の中に登場するものとして「月」「女性のお腹(子宮)」「お腹を満たす水」「水を月から持ってくる蛇」が再生のシンボルなのだそうです。縄文人にとって大切なことは「どうしたら死なないか、どうしたら死んだとしても再生するか」、彼らは亡くなっても再生を考えていたので、今よりも死と生は地続きな発想だったのかもしれません。

勾玉の緑
三種の神器といえば、「剣」「勾玉(まがたま)」「鏡」ですが、縄文人もおそらく知っていたのではないでしょうか。出土品には全国からヒスイの勾玉が発見されています。大島先生によれば、縄文人はヒスイの緑色に「再生」を見ていたのではとのこと。石の剣や石棒も緑や青が多く、赤や黒もあるようです。いずれにしても「再生」がかなり意識されていたらしいのです。

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墓石は緑がいい?
こんな話を読むと石屋の私としてはウズウズします。お墓の隠れた意味というか、私たちが知らない深い意味がお墓にはあるのです縄文人にすれば、お墓向きな石の色は「緑色」だったようです。私たちもこんな観点から石をご紹介出来れば本当にいいと思います。

ちなみに緑色の石で代表的なものは以下です。

日本産...本小松石、神鍋石(採石してません)、竜山石など
外国産...M1、M1H(インド)、万年青、G612(中国)、オリーブグリーン(南アフリカ)

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他にも沢山ございます。特にインド産は良質なものが数多く産出されています。

今日は縄文人の話から緑色のお話になってしまいました。
私も緑色の石好きになってしまいました。
2018年5月20日 08:00

苔がつくといいお地蔵様

森田 浩介
仕入担当の森田です。

苔がついたお地蔵様はいいなあと思います。例えば、私が好きなのは、京都大原の三千院の庭にあるお地蔵様です。

こちら↓↓↓↓↓
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こんな感じのもあります。

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何と言いましても庭がいいです。一面苔に覆われている庭に表面が叩かれたお地蔵様を数年置いておくとキレイに苔がつくようになります。

そこで、今回はこんなお地蔵様を作ってみました。

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ちょっと写真では分かりにくいですが、少し青味がある竜山石(青)をつかって作りました。もちろん庵治の職人さんの作品です。表面は程よくノミが入りいい仕上がりです。これが苔の中に数年置かれていたら、きっといい味が出てくるでしょう。大きさは約7寸(21cm)ぐらいです。

ちなみに竜山石とはどんな石かと言いますと・・・
高砂市で採れる石で、なんと1700年前から使われていた由緒正しい石なんです。有名なのが「石の宝殿」といわれ、重さ500トンとされる石が浮いてます(浮いているように見えます)。現在も松下石材店さんが採石されています。
2018年4月18日 08:00

石の採掘場所(石切場)のお話

森田 茂樹
森田 茂樹
代表の森田です。

今から約40年前、日本の石の採掘場所は175産地あったそうです。その中でも花崗岩が85産地でおよそ半分が花崗岩(みかげ石)といわれる石です。現在は、外国産の石材輸入の増加と人件費の問題で半分以下に減少していると思われます。

さて、石の価格は安価なものから高額なものがありますが、私はすべての石が好きです。それぞれの特徴(色合い・硬さ)があり、用途によってすべて生かされると思っていますので、良い石・悪い石の判別はありません。

ここで2つの石切場をご紹介します。


まず茨城県のやさと石の石切場です。
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石の切り口が、きれいな石壁になっていて、かなり大きな原石が採れています。通常の大きさで1.5m✕1.5m✕4m(重量は約20トン)。

この様は石は、使える用途はたくさんあります。墓石は勿論のこと、墓地を区画する石や、記念碑、建築材など・・・どんな物でも使える万能な石だといえるでしょう。



香川県の庵治石の石切場です。
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やさとみかげ石と比べると壁面が四角くきれいな面になっておらず、切り口もガタガタです。大きな材料として採掘するのはかなり難しく、墓石にできる石は約7%です。大半は石積みの材料になったり、庭灯籠になったりします。

ただ石を研磨した石目は、世界中探してもないほど美しい模様が出ますので、希少価値の高いものとなっています。食べ物に例えると「マグロの大トロ」や「牛肉のシャトーブリアン」に値するのかな?と思います。
2018年3月22日 08:00

仙台石のお墓

上山 典之
上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。

このお墓は昭和23年に建立され、5年前に墓石の舞台を改築し、最近に戒名彫刻をしたお墓です、棹石が仙台石です。
 
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「仙台石」(井内石とも呼ばれています)名前の通り宮城県石巻市の井内地区で採掘される硬質な堆積岩です。その歴史は古く、文永5年(1268年)に建てられた宮城県河北町の板碑に使われています。

特徴として、古いものでもほとんど風化作用を受けません。石材の角が欠けることもほとんどありません。石碑には細かい文字が刻まれていることが多いですが、その文字も明瞭に読み取ることが出来ます。そのため、古文書に匹敵するほどに資料性が高いと言われています。

記念碑などにはよく使われる石で、ご覧になられた方も多いと思います。
 
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黒光りしない石で独特な木目のような縞模様があり、和風な色味です。

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墓石では'至高の石とも称され、山形の文人である斉藤茂吉が「父のために」と墓標の石を求めにきたという逸話も残されています。

最近ではあまり使われなくなった石ですが、威風堂々としていて年月を重ねるとともに、より味わい深くなる石です。
2018年2月21日 00:08
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