森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年04月 -

晋山式

2017年04月30日 08:00

園中 憲二
篠山店の園中です。
いつもお世話になっている、お寺のひとつ、篠山市上板井にある弘誓寺(天台宗)さん。
実は、こちらのご住職はいままで通いでした。それがこの春からこちらに定住され、正式にご住職として着任されることになりました。
正式なご住職になる式『晋山式(しんざんしき)』が5月14日に行われます。
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晋山式とは、新たに住職となった僧が、お寺さんや檀家さんを招き、ご本尊様に晋山《「晋」は進む、「山」は寺の意》報告をする儀式です。
この晋山式の日と同じ日に行われるイベントがあります。なんと、”弘誓寺で”ジャズライブ”が開催されます!
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このライブは住職の晋山式(しんざんしき)を兼ねて、1年前のオープンした弘誓寺山門の「カフェ Take5」とコラボしたジャズライブ♪
ピアノと箏と二胡のセッションとのこと。
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檀家さんだけでなく、一般のお客様も入場可能です。
この機会に、ぜひ、お寺にお立ち寄り下さい☆彡

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お仏壇の飾りつけ

2017年04月29日 08:00

yoshida

滝野店の吉田です。

自宅を新築されましたお宅の、お仏壇の飾り付けと改修をご紹介させていただきます。
今回は、吊灯籠(LED仕様)と祭壇掛けとガラスでの飾り付けのご紹介です。
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新しいお仏壇には、真言宗の三幅の掛軸が既にご用意してありました。
まず、天井から灯籠を吊りおろし配線をします。次に、祭壇掛けを敷き各段に汚れ防止と火災防止のためにガラスを置いていきます。
下の写真は、設置後灯籠のLEDを点灯させた写真です。
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祭壇掛けの部分の写真です。赤色の祭壇掛けで、随分お仏壇が明るくなりました。
祭壇掛けは、お客様のお仏壇の大きさに合わせて、製作いたします。また、金欄の裏地として白生地を使い丈夫に作っています。
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次回は、このお仏壇の2枚両開き襖から、欄間付き4枚折れ戸への改修をご紹介させていただきます。

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御詠歌の音程とリズム

2017年04月28日 08:00

井上

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

みなさんは、御詠歌をご存知ですか?篠山店がある地域では、仏様がでてから49日までの毎日とお盆の時期に西国三十三箇所の御詠歌を歌う習慣があります。

御詠歌集1.jpg
↑ 家で使っている年代を感じる御詠歌集

西国三十三所の霊所をめぐる巡礼者の和歌で「五・七・五・七・七」から出来ています。

御詠歌の拍子(リズム)を取るために用いるのが鉦吾です。

カ~ン、カ~ン、カ~ン・・・

祖父母と暮らしていたので、このリズムは小さい頃からなんとなく体に染み付いています。

以前は祖父母が筆頭でやっていたのでその後を同じように歌っていましたが、祖父母が亡くなり母筆頭となると、このリズムと節が曖昧に・・・

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そこで店に「御詠歌CD」があるのを発見!∑o(*’o’*)o  こんな便利なものがあるなんて~。早速購入しました♪

聞いてみると、とてもゆっくりです…。でも、これが本来のリズム。リズムは微妙ですが音程や節はこれでなんとなく取り戻すことができました。

西国三十三ヶ所御詠歌CD.jpg

我が家のようにお困りのお宅は多いようで、お問合せをいただく事が増えています。先日も「御詠歌CD」を探しに来られました。

Aさん「御詠歌CDをレンタルショップ見に行かれたけどなかった~。そんなん置いてる?」と。

はい。意外と置いています(笑)

もちろん大きな字でわかりやすい経本も置いています。

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お困りの方は、CDの助けをかりるのもよいかもしれません ( ´∀`)b 

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三界萬霊塔

2017年04月27日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

先日、ある一統様の墓地整備工事の中で「六地蔵様」の新規建立をブログで取り上げさせて頂きました。出来上がった「六地蔵様」の横に仲好く「三界萬霊塔」が立っています。こちらの墓地に元からあった石塔です。
山南町周辺にもよく建っている見慣れた石塔です。
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でもこの石塔にはどんな意味があるのでしょうか。
「三界」仏教語で 欲界・色界・無色界の事だそうです。
欲界とは、食欲・性欲・睡眠欲といった生きている物の本能的な欲望にとらわれている世界。
色界とは、色や形はあるが欲望にとらわれない清らかな物質からなる世界。
無色界とは、色や形などあらゆる物質や欲望を超越した精神世界。
「萬霊」あらゆる世界の事。 
 
すなわち、この世あの世全ての世界を供養する為の石塔ということです。
この写真の物は「塔」の文字がありませんが、たまに「等」と刻まれている物があります。
おそらく当て字で先人の遊び心かも知れません。
全ての世界の為に三界萬霊塔、六道輪廻の世界の為に六地蔵様 日本の先人達は念には念を入れたんですね。
お墓の前の灯籠ってどんな意味があるの?

2017年04月26日 08:00

森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
お墓の前にある灯籠は墓前灯籠(ぼぜんとうろう)というもので、供養や邪気を払うなど様々な意味が込められています。
まず、墓前灯籠には供養の意味があります。
お仏壇にはいつも明かりを灯しますよね。でもお墓に一日中明かりをつけるわけには行きませんし、必要もありません。お墓では灯籠が置いてあるだけで一年中、火を点している意味になります。火は古代から神聖なものとされてます。邪気を払い、故人の供養にもなります。
また風水では、北に山を配して南に向ける等の吉方がございます。ちょうど京都の町を想像していただければよいのですが、北に山を背にして、東と西から囲まれ南が開いている状態です。でも、なかなかこんな土地はありません。そこで、灯籠を置くことで入口が吉方になるというものです。
こんなにありがたい灯籠ですが、最近はデザイン重視で昔ながらの灯籠も少なくなりました。もっと私たちがこんな意味をお伝えしないとなりません。お墓を建てられる際には、ぜひ置いていただきたいですね。

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墓地造成

2017年04月25日 08:00

上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

ある地域の長年の懸案であった墓地造成工事を昨年の12月から行っております。
このような所でした。
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土葬していた墓地でお骨上げした後、樹木の伐採から始めました。
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1月には例年にない大雪で工事が出来ない日々が数日ありました。
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2月には晴天が続き、遅れを取り戻すべく工事は順調に進みました。
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側面には擁壁ブロック積み
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サッカーグラウンドほどでありませんが、フットサルなら余裕で出来る広さです。
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現在、墓地区画工事中で来月末には完成予定です。

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家紋大好き!!

2017年04月24日 08:00

yoshidumi

本店の義積です。

先日家紋の話が弊社のブログに家紋の事について書いてありましたので、更に家紋についてお話します。家紋と言えば、水戸黄門で有名な「徳川葵」を私は思い浮かべます。もともとは、平安時代に牛車(ぎっしゃ)に家の印をつけたのが始まりだそうです。その後、戦国時代になると少しづつ意味合いが変化していきます。家紋は人か人へ譲られていくものになり、とても名誉な事と扱われてきました。現在は2万種類位あるそうです。植物や動物、漢字などさまざまなものから形が作られています。弊社では家紋帳が大活躍しております。家紋好きの私は、家紋を見ながらニヤニヤしております。では、少しご紹介します。
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さて、これ何に見えます?これは「蟹牡丹」という家紋なのです。蟹と牡丹のコラボですね。
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兎が波を上を走る!何故野原ではないのか不思議ですが、これは「浪ニ月ニ兎」家紋です。躍動感あふれる家紋です。
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数ある家紋の中で華やかといえば、この「桜浮線綾ニ山桜」という家紋です。桜の花がたくさん入っており、私の大好きな家紋です。
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見ての通りムカデです。どちらかというとあまり人気のない虫ですが(ムカデが家紋の方すいません)家紋にするということは、なにか恩恵があったのかもしれないですね。私は子供の頃ムカデをつけた油をやけどした部分に塗ってました(しかし直りがよくなったかは不明です)。
紹介したいものは多々ありますが、少しだけご紹介しました。似たような家紋であっても、形や曲線など細かい所で違っているものも多くあります。文字も大切ですが、やはり家紋は「家のシンボル」ですので愛着がわきますね。
最後に我が家の家紋はこれです。一件花のようですが家紋の区分は「星」です。星が9個あるので「九曜」です。皆様の家紋はどのような家紋ですか?
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石材加工パート2

2017年04月23日 08:00

森田 茂樹

前回は原石の石を大口径という大きな機械で切断しました。

次に、切削した石の上面の周囲を、「水垂れ」加工をします。これは、石が平だと雨水がたまり水アカがつきやすいことから、このような加工にしています。

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さらに、この面をすべて磨いて台石は完成です。次に文字が彫刻してある仏石を再研磨します。削る厚みは1~2mmですので彫ってある文字には影響はありません。

これぐらい削ると水アカどはきれいに取れ、ピカピカの面がよみがえります。

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こうして全ての石を再研磨することできれいなお墓がよみがります。

※施行前
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この石を実際に建てたのが下の写真です。お墓を再度建てる時には、地震に強い免震施工を行いました。これで安心です。

※施工後
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今回のお墓のリニューアルは石の磨き直しでしたが、本当に生まれ変わった様になりました。まさに、リボーンですね。

お父様が40年前に作られたお墓を息子さんがメンテナンスをされました。こんなお墓の継承も素晴らしいなと思いました。

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ご自分の家紋、ご存知ですか?

2017年04月22日 08:00

山崎 倫子

本店の山崎です。

普段の生活の中では、家紋を見たり、知ったりする機会ってそんなにありませんが、着物や風呂敷などに家紋が入っているのをお持ちになられている方も多いのではないでしょうか?また、家紋は何となく知ってはいるけどと言う方でも、家紋の名前はご存知ですか?
家紋は「苗字」を記号化したものであるとも言われ、その家の「しるし」でもあります。古くから、自らの家系や家柄・地位を表すために用いられてきた紋章です。
一般的に和墓の場合は、お墓の水鉢というところに家紋を入れる事が多いです。
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(もちろん、必ずしも家紋を入れないといけないという事はありません。)
家紋は、ものすごく種類があるんです!
彫刻原稿を見ていると、見慣れた家紋ももちろんありますが、変わった家紋だなぁ~と、思わず眺めてしまうものも、しばしばあります。
もしも、ご自分の家紋がわからないという場合・・・
・お墓に彫刻していないか、確認する
・本家がわかる場合は、そちらへ確認する
・本家がわからない場合は、古い戸籍をたどると本家がわかる可能性もあります
それでも、どうしてもわからない場合は、自分で家紋を選ぶ(作成する)事も可能だそうです。
家紋にはいろいろな意味があり、同じような家紋でも全く意味が違ったり、
ルーツが違ったりする場合もあります。
ご自分の家の家紋を、今一度調べてみると面白い発見があるかもしれませんね。
仏像いろいろ(如来編)

2017年04月21日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
皆さんは「仏像」と言えば何を思い浮かべられますか?
私がまず思い浮かべるのはやはり東大寺にある「奈良の大仏」です。
しかし、一口に仏像と言っても多種多様です。
例えば、如来であれば阿弥陀如来や釈迦如来、大日如来。菩薩なら観音菩薩や地蔵菩薩。
他にも不動明王や毘沙門天…。
立っていたり、座っていたり、笑っていたり、怒っていたり。
あげれば本当にキリがないほど。
それもそのはず。日本は世界一仏像の種類が多いそうです。
いったいどれが一番偉いのか?どんな役割があるのか?
実は仏像の世界意外と単純で人間社会に似たものがあるそうです。
仏像の世界は大きく「如来」「菩薩」「明王」「天」の4つに分かれています。
仏像のランク.jpg
本日は「如来」について説明します。
まず仏像界のトップに君臨するのが「如来」グループ。
企業の役職に例えると会長、社長になります。
如来とは簡単に言うと、「真理に目覚め悟りを開いたもの」のこと。
逆に言うと「如来」以外は悟りを開いていない修行中の身だそうです。
世界最初の仏像は1世紀頃に作られた「釈迦如来像」。
お釈迦様が入滅して約500年後だそうです。
それまで仏像は存在しなかったそうです。
しかし仏教の布教には仏像が必要でした。
「お釈迦様の姿を拝みたい!」
そんな熱烈な信者たちの声に応え、お釈迦様は仏像となり「釈迦如来」となりました。
その後信者が増えるなかで「こんな仏様がいたらいいな」というニーズに応える形で様々な仏像が作られ始めました。
例えば病が流行り、「病気に効く仏様がいたら・・・」
そんな願いに応えて作られたのが「薬師如来像」。
医療を中心に12のご利益があるとされ奈良時代には人気No.1でした。
健康の象徴としてふっくらとした顔をしています。
更に極楽浄土の案内人とされる「阿弥陀如来」。「南無阿弥陀仏」というお題目を唱えれば極楽にいけるという手軽さがうけ、日本の寺院に一番多く祀られています。
また滝野店の周辺に多い「真言宗」の御本尊様、太陽を神格化した「大日如来像」。ちなみにあるご住職にお聞きしたのですが、この辺りは日本で一番「真言宗」のお寺が多いそうです。
冒頭でてきた「奈良の大仏」は「毘盧遮那(びるしゃな)如来」、鎌倉大仏は「阿弥陀如来」です。
如来は釈迦が悟りを開いた姿を表すため、多くは座っていたり衣をまとっただけの質素な姿をしているそうです。
こうしてみると如来像もより身近な存在になりますね。
次回は「菩薩編」です。

お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く