
本店の中道です。
丹波市山南町にお墓をお持ちの方が、丹波篠山市のお寺にある樹木葬(小さなお墓)に移られました。
ご自分の代で最後になるので、この永代供養付きの樹木葬でこれから供養する事を決められました。
村墓地の坂の上にお墓があります。
閉眼供養の様子
樹木葬(小さなお墓)
ご納骨の様子
良いお手伝いが出来ました。
2023年06月09日 08:00
2023年06月08日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、丹波篠山市犬飼のお客様をご紹介いたします。
「敷地が角にあるので、どっちに向けて建てる方がいいのか」と悩まれていました。
工事前の写真をご覧ください。
線で囲ったところ、ちょうど列が交わっている場所だったので、お墓の向きを手前の列に合わせるのか、奥に向かっての列に合わせるのか悩まれていました。どちらにしても、お参りしやすくして欲しいとのご希望でした。
それと「笹の葉が大量に降り注いでくるので、その対策をしてほしい」とのことでした。
こちらが完成したお墓です。
建てる向きに関しては、奥に向かっての列に合わせました。外柵は、敷地いっぱい使わずに前面はファイバーレジンを施し、通路と拝み場を兼ねて人が余裕を持って通れるようにしました。
横の通路もコンクリートで舗装しています。
また、お墓自体を石の板の上に建て土の部分を無くすことで、草も生えませんし落ち葉の掃除も楽になります。
お客様からは「左右どちらからも入れるし、草や笹の心配もない。いいお墓になった」と喜んでいただきました。
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2023年06月07日 08:00
仕入れ担当の森田です。
先日、全国石製品協同組合さんの「墓石の建立についてのアンケート調査」がございました。
調査対象:全国30才以上の男女
調査期間:2023年1月1日~31日
調査方法:インターネット調査
有効サンプル数:683名
Q1.あなたがお墓を建立するとしたら、どんな石材を選びますか?
設問がこういった視点なのかと感心しました。
確かに一般の方には石はこんな風に見えているのかもしれません。
若干、光沢を重視する方は多いものの、見た目、耐久性、ブランドはいい勝負です。
光沢や耐久性については、時間軸により大きく変わることでしょう。
例えば、50年ぐらいで見るのか200年で見るのかでは、選ぶ基準も変わってきます。
光沢は50年も経てばかなりさめてしまうでしょう。
石によって磨き直すことで生まれ変わるレベルが違います。
このあたりは私たちの経験でしか言えません。
耐久性については200年も経てば大きく違うことでしょう。
このあたりは、国産ブランド石であれば200年以上のものも確認できます。
但し、200年前のものは磨かれていませんので、たたき仕上げのものを確認することになります。
Q2.墓石に彫る文字は、どんな字体であると良いと思いますか?
とてもおもしろい質問です。
パソコン文字が多いのは、石屋の立場から見れば微妙です。
なぜなら、毎日お墓の文字を見ている私たちにとっては、パソコンのフォントは一番彫りにくい文字だからです。
実は自然なバランスに作るのもパソコンフォントは難しいです。
面白いのはこのパソコン文字の性別・年代別の支持率です。
男性63.7% 女性52.6%
男性の方がパソコンフォントの支持が高いです。
女性はむしろ書家の文字の支持が高いです。
年代別では、
30代46.2%
40代59.1%
50代56.7%
60代64.3%
70代68.1%
年代が上がるに連れ、パソコンフォントの支持が高いようです。
イメージでは年代が上がるに連れ、お寺さんや書家に書いてほしいのかとも思っておりました。
しかし書家については、若い年代ほど支持が高くなっています。
自分で書いた文字も若い年代ほど高ポイントです。
いかがでしたでしょうか?
今のお墓の文字はほとんどが書家の方が書かれた文字です。
パソコンフォントの楷書や行書に見えるかもしれませんが、似て非なるものです。
ご自身で書かれた文字を使われる方は時々おられますがいいものです。
なぜなら、ご自分の名前って、その人が一番たくさん書いているものです。
みなさんキレイに書かれます。
もしこれからお墓を建てようと思う方は、ぜひ自分の名前はご自身で書かれることをおすすめします。
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2023年06月06日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
丹波篠山市で句碑を建立しました。子供の頃の思い出を俳句にしたため、石に刻まれました。
岩さんの
石橋憩う
どじょうけむり
お客様にお話を伺うと「岩蔵という私の曾爺さんが昔、平たい大きな石を家の横にある溝の橋渡しにするため裏山から持ち帰った。昔のことやからエンジン付きの運搬車など無い時代に、ソリのようなものに乗せて汗だくになりながら山から運んできたのを子供の頃の記憶で覚えている」とのこと。
曾孫が溝に落ちたら大変と思い、苦心して運ばれたのでしょう。
岩蔵さんが渡した石橋の下で、人が通るたびにドジョウが砂煙を起こしているほのぼのとした様子が目に浮かびます。
天国から曾お爺様の「覚えてくれていて良いのを造ってくれたなぁ」という声が聞こえてくるようです。
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2023年06月05日 09:00
代表の森田です。
5年ぶりに愛知県岡崎市に行ってきました。
私が19歳から4年間修業をさせてもらったところです。
今回は、小林石佛やの小林道明氏の作品購入のためです。
弊社はこの秋にギャラリーを作る計画をしています。
その中に小林氏の作品をいくつか展示したいと考えております。
小林道明氏は日本を代表する石彫刻師であり、これまでもお地蔵様など作っていただいてました。
もうかなりご高齢のため仕事をお辞めになるとの事でした。
まず目に留まったのが、「延命地蔵尊」です。
まるで生きておられる様に作られています。
小林氏の作品は全て「牛岩青石」が使われています。
やはりこの石じゃないと目の表情は出せないと言われていました。
そしてもう一つは「わらべ観音」です。
なんと妻が一目惚れをして購入を決めました。
まだまだございますが、弊社のギャラリーが完成したらカッコよく展示をしますので、その際は見に来てくださいませ。
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2023年06月02日 08:00
こんにちは。
たんば篠山店スタッフです。
もうすっかり梅雨の気配ですね。
丹波篠山市では、6月3日に大国寺と丹波茶まつりが開催されます。
大国寺周辺は茶畑がたくさんあり、この時期は青々としていてとてもきれいです。
茶まつりは行ったことがないのですが、いつも賑わっていると聞きます。
丹波茶壺道中や物産市、アートの展示があったり、なかなか体験できない茶摘み体験、手揉み体験などもあるそうです!
お子様も楽しめそうなビンゴ大会もあるそうです。
10時から開催されますので、ご都合のつく方はぜひ篠山へいらしてくださいね。
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2023年06月01日 08:00
こんにちは、本店スタッフです。
森田石材店の葬祭部もみじ市民ホールでは、6月に人形供養祭が開催されます。
入社して初めて人形供養祭のチラシ作成を頼まれた時に、過去の供養の写真を見て日本人形やフランス人形以外にも、テディベアやキティちゃんのぬいぐるみなどもたくさん並んでいて「こういう人形も供養が必要なの?」と疑問に思いました。
私のイメージでは、人形供養というのは雛人形や市松人形のような人の姿をした物を「自分で処分するのはなんだか怖いから供養してもらう」ために行っているんだと思っていました。
なので、読んで字のごとく「人の形」以外の物は別に供養しなくても、そのまま処分すればいいのに…と感じたのです。
そもそも人形供養とは…
日本には八百万の神という「全ての物に神が宿っている」という考え方があり、特に古くから大切にしていたものには魂が宿るとされています。
そのため、思い出が詰まった人形やぬいぐるみなどを粗末に扱うことに対して抵抗を感じる方が多く、そうした方のために役目を終えた人形に対し感謝の意を込めて供養する「人形供養」という習慣が生まれました。
つまり、持ち主の想いがこもった人形であれば猫でもクマでも怪獣でも、しっかり供養してもらい「今までありがとう」と、お別れするのが良いということですね。
怖いから供養してもらう、というのも間違いではないですが、人形への感謝のために供養するというのが素敵です(広告にもその文言が入っております)
…という文章をまとめながら、人形供養という儀式はとてもウェットな考え方だなぁと思ったのです。
ドールオタクには「ウェット派」と「ドライ派」という考えがあります。
どちらも人形が好きという点は同じなのですが、人形に人格を与えて本当の人のように接するウェット派と、好きだけれどもあくまで人形は人形、物であるという考え方をするのがドライ派です。※物だと思っているから扱いが雑…ということではありません。
ちなみに私はドライ派なので、興味が無くなれば未練なく処分します。
私の人形やおもちゃは私が死んだらどうなるのか…たまに考えますが、答えは出ませんね(終活の話はまた次の機会に書きたいと思います)
今すぐなら、大切にしてくれそうな友だちに無償で譲りますが、何十年も後となるとそれも無理です。
苦労して集めたコレクションたち、二束三文で売られて知らない人の手に渡るくらいなら「私のためだけに人形供養祭を開催してもらって全て処分してほしい」と遺書に書いておこうかな。
私の人形供養祭の写真、めちゃくちゃ見たいな~。絶対映えるからTwitterにアップしたいな~。
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2023年05月31日 08:00
本店 山崎です。
今日はお墓の「高さ」についてです。お墓を建てる時に、この高さを気にされる方は結構いらっしゃいます。
弊社の規格の寸法というのは、9寸角の墓石ならこの高さと決まっているのですが、中には「寸法指定」の指示が出て、高さを変更する事もあります。
この高さを決める際に、確認しておいた方が良い事があります。
①墓地の規約
霊園などによっては、高さ、もしくは総高に上限があるところもあります。建てる前には規格を確認してください。
②本家のお墓の高さ
同じ墓地に本家のお墓がある場合、先祖を敬う、本家を敬うという昔ながらの考えから、分家は本家より高さを低くする慣習があります。これは、①で述べた決まりではないので、必ずしも低くしなければならないという事はありません。しかし、親戚付き合いなど後々に色々と言われても困りますので、建てる際には一度確認してください。
③周りのお墓の高さ
先ほどの本家との高さにも似てきますが、たくさん石塔が建っているような墓地で、特に隣のお墓よりもあまりにも小さくなりすぎても見劣りしてしまいますし、反対に高すぎても目立ってしまいます。同じくらいに揃えていただくのがいいかなと思います。
最近では、洋墓も主流になりつつあります。
洋墓の場合、和墓と違って背の低いものが多いので、この場合は高さよりもデザインに重点を置かれるといったパターンもあります。
周囲より背は低くなるので、高さを重視するのか、デザインを重視するのかどちらか決めておくと良いですね。
なかなかイメージがし難いですが、この現場に建ったらどんな感じかな・・・と言った場合、図面はもちろんの事、現地写真とカラー図面を合成して見ていただく事も可能です!
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2023年05月30日 08:00
滝野店の中村です。
先日、セミナーの一環として「大阪の七墓」を見学してまいりました。
江戸時代のころ、大阪ではお盆に7つの墓を巡って無縁仏を供養する「七墓巡り」という風習があったそうです。
七墓の7つの墓に関しては諸説あり様々な場所がありますが、厳密にここというのはなく「大阪界隈にある7つのお墓」という感じでゆる~いルールだったようです。
七墓巡りをするとご利益があると言われ「自分の葬式の日に晴れる」とも言われていたそうです。
七墓巡りは厳かに行なわれていたわけではなく、割とどんちゃん騒ぎで今でいう盆踊りのような一種のエンターテイメントだったようです。
今回はその中の一つ「蒲生墓地」をご紹介します。
蒲生墓地はJR京橋駅を降りてすぐのところにあります。
京橋と言えば言わずと知れた「ディープな街」です。
私にとっては色んな意味で「記憶のない街」です。
墓地は居酒屋や焼肉屋に囲まれた中にポツンとあります。
普段は施錠され、厳重に管理されています。
墓地の南側は、元々川だったそうです。
そこが都市整備により埋め立てられ、そこに屋台が立ち、お店ができ…。
その結果こうなったそうです。
もうお墓が建物の中にめりこんでしまっています。何とも商魂たくましい。
こちらは墓地で一番古いお墓。
古いので彫刻内容の確認がなかなか難しいですが、江戸時代のものに違いないそうです。
中にはこんな石像も。
これらは終戦前日の8月14日の空襲の爆風で破損したそうです。
最後に、こちらはこの墓地で一番有名なお墓。
度々メディアに取り上げられいるのでご存知の方も多いかと。
私は「お墓から見たニッポン」という番組で初めて知りました。
こちらは「教訓墓」とも言われ、後世に伝える教訓が彫刻されています。
上から順に読むと、
「人」「ニ」「ハ」「|」「一」
「|」は芯棒=辛抱で
「人には辛抱が一番」と読めます。
さらにこれらを全て合体させるとある漢字になります。
皆さんわかります?
そう!答えは 金 !
「商売の秘訣は辛抱」となんとも大阪らしいユーモアで商売に絡んだ教訓です。
今回はこの墓地の他に南浜墓地にも訪れましたが、一度「七墓巡り」にも挑戦してみたくなりました。
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