森田石材店ブログ - 神社仏閣 -

玉垣を一新します②

2018年09月06日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

前回に続き玉垣工事のご紹介をします。

まずは既存の玉垣を解体します。この度でこの玉垣はお役目終了でございます。

玉垣No,3.jpg

カニクレーンを使用して解体し、トラックまで運び出しました。

次にパワーショベルを使い基礎ベース部分を根掘りします。

鉄筋を配筋し、コンクリートを打設し基礎工事は終了。

次回工程まで乾燥時期になります。

玉垣No,4.jpg

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神社の古絵馬

2018年08月29日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

先日、神社で工事をしておりまして、お昼ご飯を拝殿でいただきました。

夏場は神社の拝殿はとても涼しく快適です。食事の後、お昼寝をしようと思い・・・おっと本殿に足を向けてはダメだと思いながら寝転びました。

すると数多くの古絵馬がたくさん掲げてあり、牛や鳥などが描かれていました。神様に本物の牛や鳥を奉納できないので、絵馬にして奉納することが江戸時代中期から大正にかけて流行ったそうです。

古絵馬2.JPG

この絵馬には寛政2年と書かれていたので、元号検索アプリで調べると228年前の物でした。どんな人が書かれたのかな?

これが奉納されたお正月はここで酒盛りでもされたのかな?そんな事を考えながらタイムスリップした気分になりました。

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玉垣を一新します

2018年08月21日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

10月のお祭りまでに神社の玉垣を一新する工事が始まりました。

玉垣1.jpg

役員様方々が揃われて工事の無事を祈願し、祈祷して頂きました。

玉垣2.jpg

玉垣3.jpg

こちらの神社の玉垣は写真でご覧いただいた通り、硬い御影石ではなく、昔に作られた加工しやすい軟質の石材で、しかも台石の位置(高さ)もかなりズレてきており、幾度か修復された形跡も残っておりました。

この度、傾きや隙間の開きも見られ、危険な部分も見受けられましたので修復ではなく、基礎から全て新しくさせて頂きます。

次回より生まれ変わっていく様子を随時、ご報告させて頂きます。

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山門が動いた。④

2018年08月17日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

4回続いた「山門シリーズ」も遂に最終回となりました。前回元の位置に戻ってきた山門の周りに黒御影石の板石が張りつめられました。

黒御影石の張り石.JPG

山門と既存の階段との間のスペースには白御影石が張られました。そして新しくステンレス製の手すりも設置されました。

白御影石の張り石と手すり.JPGステンレスの手すり.JPG

山門の左右の下部の壁や周囲の植栽も植えられ、以前よりさらにドシッと風格のある山門が現れました。

完成した山門.JPG

そして最後にこれまで無かったお寺の名前が刻まれた標柱が据えられました。もちろん住職様直筆の文字であります。

これから先、何百年もここに建ち続けるものと思われます。大変嬉しいお手伝いができました。

標柱.JPG

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神社の標柱(しめばしら)

2018年08月13日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

みなさま、神社の入口に石門柱を見られたことありますか。この門柱の事を「標柱(しめばしら)」と言います。

全国の神社に建っているわけではなく、瀬戸内の神社に多く見られ、とくに広島県は圧倒的に多いそうです。昨年から1300年記念でお世話になっている石部神社(いそべじんじゃ)様で、標柱を建てることになりました。

幅50センチ×高さ5メートルの大きな柱、重さは3.8トンもあります。

標柱1.JPG

レッカーで吊り上げます。職人さんと比較しても大きさがわかると思います。

標柱3.JPG

完成です。奉納の文字は宮司様の自筆を彫り、一番上には社紋を彫刻しました。

立派な標柱なので、機会があれば見て下さい。

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山門が動いた。③

2018年08月01日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

前回の続きで実際に山門が動く所を見て頂きます。

下の写真のように事前に山門が乗ってくる所の石を設置しておきます。山門の全重量が掛かってきますので、基礎のコンクリートも石自体も丈夫なものが必要です。

山門の敷石.JPG

判りづらいですが、真中にある丸い二つ、後方の四角い二つの敷石に山門の柱が乗ってきます。後方に見えている山門を三本の木製レールにコロを挟んで乗せ、ワイヤーでゆっくりと引っ張ります。

山門のコロ右.JPG

山門のコロ真中.JPG

山門の滑車.JPG

引っ張る機械は山門の後ろ側にあり、山門本体につないでいるワイヤーは一回前方にまわして折り返してきます。そして山門を通り越して後ろ側から引っ張るのです。

山門三本の板.JPG

無事に乗せることができました。事前に据えていた敷石の寸法もピッタリ。重量にも充分耐えているようです。

戻った山門①.JPG

この後、山門をぐるっと囲んでいる巻石の内側に板石を張っていきます。見栄えが全然違います。今から楽しみです。

次回に続く。

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顔を見ながらの石積み

2018年07月30日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

皆様の所は昨日の台風被害はありませんでしたか?

さて、現在施工中で完成間近の篠山市東部の神社の話をします。

今年では加西市、三田市に続いての工事になります。

左近神社10.jpg

各地で被害のあった昨年10月の台風で御神木である大きな杉の木が倒壊しました。被害は左側の玉垣と石垣と神前灯籠などで幸いと言ってよいのかわかりませんが、上にある本殿、鳥居は被害を免れました。

左近神社20.JPG左近神社22.JPG

崩壊した左部分の石垣の積み直しになります。

石垣と言っても御影石の切石ではなく、昔に山から取り出した自然石の山石です。

左近神社24.JPG左近神社30.JPG

石には、特に自然石には顔(向き)があるといわれます。ひとつひとつ石の顔を見ながら積んでいきます。

ベテランの職人になると石のほうから「この向きで積んでくれ」という合図があるそうです。

左近神社32.JPG左近神社34.JPG

左近神社36.JPG

写真ではわかり難いですが、石垣の勾配は現存の右側の石垣と同じになるように塩ビパイプを曲げて丁張りしています。

左近神社50.JPG左近神社60.JPG

左近神社70.JPG左近神社80.JPG

切石積み以上に手間のかかる石積みであり、最も職人のセンスが現れる石積みです、完成間近です。

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皇太神社竣工式

2018年07月23日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

昨日は三田市広野にございます皇太神社の玉垣改修の竣工式でした。

IMG_9732.JPG

こういったところに来賓という立場でお呼びいただけるのは本当に光栄なことです。また石屋冥利につきます。

式典は厳かに執り行われ、その後、舞とお神楽が披露されました。ひとつの神社の大改修で、このように盛大に行われる様子を見ながら、地域の方々がしっかりと神事を守られているのだなあと感じました。

皇太神社獅子舞.JPG

この神社の前回の大改修は大正9年。今から98年前です。まさに100年に一度の大改修でした。

当初は石積みにするかコンクリートの擁壁にするかの案が出ていました。しかし、コンクリートは50年が限度です。

また、コンクリートは時が経つと古びてきますが、石は時が経てば味が出ます。そんなことをお話しながら、当社の石積みを選んでいただきました。

皇太神社玉串奉奠.JPG

さて、今回、弊社といたしましては、石垣(上段、下段)、玉垣、階段、張石、排水工事、樹木伐採、屋根洗浄、芳名版、狛犬、灯籠と一切合切を任せていただいた大工事でした。

昨年の春から準備に入り、年末に正式契約、そして2月から6月末までかかりました。その間、監督で一切を指揮した杉浦、石積みのリーダーの市位にはとても頑張ってくれました。

本日も区長さんにそのあたりを触れていただきとても嬉しかったです。

皇太神社吉田区長.JPG

また自社でできない部分は、多くの協力業者様にお世話になりました。納期が迫る雨の中、間に合わせていただきたことに感謝いたします。

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山門が動いた。その②

2018年07月16日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

今年の三月にお寺の山門の工事のお話をさせて頂きました。今回はその続きです。

下の写真のように山門のまえにあった階段をいったん解体します。解体した段石は弊社工場へ持ち帰り、割れて使えないものを省いたり、切って寸法を調整したりしました。

山門まえの階段.JPG

新たに階段を積むのですが、当然一番下から積み始めますので位置や高さの微妙な調整が必要です。

階段積み始め.JPG

最初が決まれば後は比較的スムーズな作業となります。

階段積み正面から.JPG

後は両横の「そで石」だけです。既存のものは細かく割れていましたので、弊社在庫の古びた風合いの石材を用意しました。

階段そで石.JPG

「そで石」が入ると階段全体がキリッとしまりました。バッチリです。後はこの山門のご帰還を待ちます。

続く・・・。

帰還待ちの山門.JPG

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眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

三田市の大規模な神社修復工事の4回目です。

前回の境内階段のお話の続きで、間知積みです。本堂壁面の石垣を積んでいます。今回は間知石を使用しています。

最近、公共施設等は均等サイズでできた間知ブロックを使っているところを多く見かけます。

しかし、私達とすれば、手間も時間もかかりますが、間知石をオススメしています。

時間が経つと風合いも出てきて、存在感があります。

施工前です。

P1340444.JPG

不揃いの形していますので、まず置いてみます。

P1410429.JPG

飛び出していて、削る箇所に印をつけます。

P1410431.JPG

「コヤスケ」という工具で飛び出していた所を削ります。

P1410432.JPG

ピタッと揃いました。

P1410433.JPG

これを一個ずつ繰り返していきます。気の遠くなる仕事ですが、職人は黙々と仕事を進めてくれました。

2月から始まった修復工事もいよいよ佳境です。

完成が楽しみです。

P1410762.JPGP1410763.JPG

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く