森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
これも先祖供養
2024年08月12日 08:00
本店の髙梨です。
先日、お墓の引越しで丹波市の墓地へ移設してきました。
元々は姫路市の北、朝来市に近い寺院墓地で祀られていました。

今回、こちらの墓地にある巻石も含めて移設のお話をいただきました。
ただ、既存の墓石は夫婦墓と呼ばれるもので「そのご戒名の彫られている方々のお墓」だけがあり、これからの仏さまをお祀りする
お墓はありませんでした。「母はずっと五輪塔が欲しい。って言ってたんです。」とお打ち合わせで施主様から伺っていたので
今回のご提案は「望まれていた五輪塔を建てる」というものにしました。

移設完了し、開眼供養時の写真です。既存の夫婦墓の台石2段は再利用し、竿石から上を新しく五輪塔にしました。
そして驚くのは、、、なんとここの墓地の整地と基礎工事、そして巻石工事まで施主様がお一人でされたんです。
弊社は旧墓地からの解体、引越と新墓地での建前工事のみを請け負いました。
お仕事で重機を使用したり、延石を設置したりとされる方でしたので、このようなご依頼内容となりました。
「自分の手で建てるのも供養になるやろし、出来ることはしたい」と仰られていました。
立派なお墓が完成し、お母様のお骨は写経に包まれずっと望まれていた五輪塔に納骨されました。

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お墓をまとめて代々のお墓に part1
2024年07月30日 08:00
本店の砂原です。
今回ご依頼いただきましたのは、氷上町のお客様より現在丘の上に14基お墓があってお墓参りするのが大変だから、
一つにまとめて丘の下にお墓を下ろしたいご相談をいただきました。
お墓の予定地がこちらです。

こちらを整地して、隣の石垣に沿ってブロックを積んでいく予定です。
工事初日には重機を入れて整地を行いました。

やはり重機の力はすごいものであっという間に切り開いていきました。
翌日以降に、まずはブロック分の基礎を打っていきます。
しっかりと転圧を行い

強度を持たせるために鉄筋を敷いていきます。(弊社では標準施工です)

その後、コンクリートを入れて基礎が完成します。
今回は、ブロックの強度を上げるためにブロックを少し後ろに倒すため
基礎も少し斜めになっています。

今回はここまでとなります。次回ブロック積みのお話をさせていただきます。
恵まれての開眼法要
2024年07月15日 08:00
本店の髙梨です。
先日、丹波市にて建墓、開眼供養をさせていただきました。
お打ち合わせの段階から「梅雨時期ですからね~」と毎年のことながら、こんな会話をさせていただく時期の工事予定でした。
年々、建墓の軒数が減ってきている昨今、こちらのお宅のように五輪塔と数々の夫婦墓といった「The お墓」を建てさせていただくのは本当に貴重になって参りました。
だからこそ、気持ちよく仕事がしたい。立派に完成させたい。と思っていました。
そして、抜魂・工事・開眼。すべての工程がお天気になりました。工事日は完了した夜に雨が降るといったことになりました。
最後の仕上げ、開眼法要は見事に「梅雨の晴れ間」で汗が流れるほどの暑い一日でした。
しっかりと先祖をお祀りするお気持ちが、このような結果を持たらせてくれたのではないかと思っていました。

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兄弟のお墓
2024年06月21日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。ご兄弟でお墓を建てさせていただきました。
加東市のお墓です。両家とも、お亡くなりになられた方(故人)がおられない、生前墓(寿陵墓)です。どちらの方も、両方のお墓を守ってもらえればとのお考えで、土台は共同で、敷地サイズも同じで打ち合わせさせていただきました。お墓の形や付属品はご兄弟それぞれの個性が出る形で契約いただきました。

工事前です。勾配がある箇所にお墓を建てさせていただきます。


敷地面積があるので、ユンボ(油圧ショベル)を使用しながら、地盤をしめていきます。



基礎コンクリート打設を順に数回繰り返して、土台を作っていきます。


それぞれの巻石、墓石を据付して完成です。

開眼式も天候に恵まれました。

皆様で末永く守っていただきたいお墓が2基増えました。
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仮のお墓でもいいものを
2024年06月17日 08:00
本店の髙梨です。
先日、西脇市の墓地で仮の埋葬をさせていただきました。
忌中明けの日に一旦、土に還す慣わし。正式なお墓はもう少し先にお考えの方への仮墓です。

通常はプラスチックのケースで納めますが、こちらは塩ビパイプで仕切りをして、上には
墓印と板石、それに花立もすべてを御影石で作りました。
ご家族が少しだけでもいいものを…。というお気持ちでオーダーされました。
「故人を想う」とても大切なことですね。

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お母さんへ想いを彫刻
2024年06月14日 08:00
今回は、お母さんの思い出を彫刻した三田市のお墓をご紹介いたします。

お客様との打ち合わせで、お母さんは手先が器用で裁縫が得意だったと。そして、お花が好きでお庭に花をたくさん咲かせていたとお聞きしました。
そこで「もしよろしければ、お母さんが好きだったお花や裁縫道具を彫刻出来ますよ」とお伝えすると、是非ともしたいとの話になり、お客様ご自身で元になる絵を持って来られ、それを彫刻することになりました。


それをどこに彫刻をするのかと話になった時に、納骨されているご遺骨から見える納骨蓋の裏面に彫ることになりました。


開眼式の日に、彫刻した裁縫道具とお花を見ていただき「よいお墓になり良かった」と喜んで頂きました。
母の日の開眼式
2024年05月29日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご依頼いただきました施主様は奥様の逝去に接し、お墓をご建立されることになりました。
施主様のお住まいは大阪府、墓地は西脇市でした。
墓地は1つの区画をお兄様と半分に分けてお使いでした。
実は東京にお住まいの姪っ子様からのご依頼でここ数年、お墓そうじをしていた区画で不思議な縁を感じました。
施主様と打ち合わせをさせて頂いたのですが、奥様への想いが溢れ出ていました。
お墓が完成して、開眼式を行いました.

ちょうど母の日の前日でした。
施主様は奥様の大好きだったものをお供えとしてたくさん持って来られ、ひとつひとつ説明してくださいました。
奥様が入院中は、ちょうどコロナ禍でお見舞いも充分に出来なかったそうです。
お花も石塔用の供花とは別に、カーネーションを持って来られていたのが印象的でした。


そして私の開眼式あるあるですが、ご住職の読経の間ハチが一匹、辺りをずっと飛んでいました。
最後に帰られる前に、石塔に向かって話しかけられている施主様の姿は少し寂しそうでした。
でもそんな姿が少し羨ましくも感じました。
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お寺紹介します
2024年05月24日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。ご住職にお世話になったお話です。
加西市にあるお墓です。夫婦墓(他社建立)の追加彫刻のご依頼をいただきました。施主様はどこの石屋さんで建てたか、どこのお寺で世話になっていたのか、ご記憶がありませんでした。彫刻させていただくには、お性根抜き(抜魂)が必要です。そこで、私がお寺様を紹介させていただきました。

作業前です。正面の左側にご戒名、右側面にお名前や没年月日等彫刻させていただきます。


施主様は宗派だけはご存知でしたので、その宗派のお寺様を紹介しまして、私が仲介、段取りして、お性根抜き(抜魂)していただきました。私も立会いさせていただきました。

作業後です。彫刻しました。お性根入れ(入魂)は、お寺様と施主様でしていただきました。施主様も喜んでいただきました。私もお寺様とのご縁も増えてきて、ありがたい限りです。

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お客様とデザインした洋風のお墓
2024年04月26日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご紹介するお墓はお客様のお話を聞きながらイチからデザインさせていただきました。
お客様は毎月海外へお仕事に行かれるということで、そこでよく見るお墓をモチーフにしたお墓を作ってほしいとのことでした。
またこのお墓に入られる予定の方もそれほど多くないとの事で、必要最小限のお墓がご希望でした。
完成したお墓がこちらです。





正面文字やお墓の高さ、花立など細部まで拘られました。
特に和型のお墓は宗教上の考えを基に考えられているものが大半ですが、この様なこだわりの洋型墓石もいいなと思います。
和・洋問わず拘ったお墓は、愛着も沸き、大事にされると思います。
何か一つでもいいのでお客様の「拘り」をご提案出来ればと思います。
広いお墓をコンパクトに
2024年03月26日 08:00
今回は、たんば篠山市で広いお墓をコンパクトにしたお墓をしたお客様をご紹介いたします。
ご要望としては、古いお墓に刻まれている方を霊標に彫刻し、新しく代々墓を建ててお墓をまとめたいとのことでした。
お打ち合わせで、特に言われたことが、間口が4mに奥行きが3m60㎝ととても広くて、管理が大変なので半分以下の敷地にして、草が生えにくいようにして欲しいとのご希望でした。
①施工前

②ユンボで墓所を掘り起こします。

③排水穴を設置しコンクリートを流し込みます。

④ステンレスの金具を取り付け固定します。

⑤外の完成です。

⑥防草対策でファイバーレジン施工をします。

⑦完成です。


お客様からは、たくさんの石塔がありましたが、上手に配置してくれて良かったです。
既存のお地蔵さんと五輪塔を残して、ご先祖様を上手にまとめてくれて助かりました。
お墓の敷地が広くて管理が大変でしたけど、面積を小さくしてコンパクトに出来上がり満足していますと喜んで頂きました。


