森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -

どっしりとした五輪塔

2018年03月01日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
先日、お世話になった先生の納骨に行ってまいりました。新年早々の思いもよらない急逝から、もう四十九日が過ぎたのかと思うと早いものです。
先生のお墓は鎌倉の東慶寺にお墓はあります。このお墓が出来た時も拝見したことはあるのですが、あれから数年経って見たお墓は本当に素晴らしいものでした。
どっしりとした五輪塔は苔が少し生え、何とも言えない落ち着きがありました。新品の時に比べるとその良さは全く違います。「いい仕事というのはこういうものなのだなあ」と感じた次第です。
東慶寺墓地.JPG
ちなみにこのお墓を作られたのは京都の彫刻家である諌本さんです。私もとても仲良くさせていただいております。
この五輪塔のモチーフのひとつとなったのが、當麻にある北墓の五輪塔です。総高さが243cm、地域の普通の墓地に忽然と建っているその姿はなかなかの迫力があります。
當麻北墓五輪塔.JPG
先生とその五輪塔を見に行った時に、
『森田さん、どうですかこの五輪塔』
と聞かれて正直その良さが分かりませんでした。その時の先生の言葉は、
『この無骨な感じが私は大好きなんです。いいな~』でした。
あれから10年経って、納骨の時に見たお墓はその良さが伝わってきたような気がしました。
納骨は右側の不動明王の台座に収められました。そのとなりには、数年前にお亡くなりになった奥様の遺骨がありました。その光景を見ながら、早く奥さんの所に行きたかったのかなと思いました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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木の根っこ

2018年02月23日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

皆さんはお墓ってどんな場所に建っているものだと思っておられますか。市営霊園やテレビのCMに出てくるような公園霊園などは整然と区画割りがなされており、通路もきちんと整備されています。また集落の共同墓地でも綺麗に整備されている墓地が多いようです。
しかしながら私の担当させて頂いている地域においては、昔ながらの山の中に点在しているお墓が多いのです。今回もそんな森の中の墓地です。
お墓のすぐそばに大きな桜の木があり、その根っこが邪魔をしています。
KIMG5935.JPG
後ろの真中に見えている既存墓石の前に建てたいのですが・・・。
KIMG7272.JPG
工事現場でよく見かけるユンボーのミニ版です。
まずこいつで土ごとバリッバリッと掘り起こします。
DSCN9341.JPG
最後はご存じチェーンソーの登場です。
公園霊園ばかりで施工している業者にはない代物ですね。
DSCN9370.JPG
無事完成です。森田石材店はどんな所ででも施工出来ますので、是非ご用命をよろしくお願い致します。

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墓石の撤去

2018年02月13日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
今回、墓地の管理委員会さまからのご依頼で、無縁さんになっている墓石の撤去のご依頼がありました。
何十年と放置されて、勧告もされましたが、所有者不明の為、今回、墓地の管理費での撤去となりました。
現場は墓地の中伏にあり、すぐそばまで運搬機が寄り付きません。一段上の所から、キャタピラ付きのクレーン(カートクレーン)で墓石の部材、石垣の石、残土等を吊り上げ、運搬機に載せて撤去します。
↓山の中伏にある墓地
2.29 0.jpg
↓何十年も放置され、土砂が崩れてきてます。
2.29 1.jpg
2.29 2.jpg
竿石(文字が彫刻してある部材)は、この墓地の無縁塔に納め、後に残った石、残土は一度持ち帰り、処分業者に引き取ってもらいます。
↓無縁塔に納められた墓石
2.29 5.jpg
↓きれいに整地されました
2.29 3.jpg
2.29 4.jpg
墓地の管理者の方も、ずっと気になっておられ、何か事故が起こってからでは取り返しがつかないので、これで一安心と言われていました。

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髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

 
 前回に続き草の生えない墓地のお話です。
このお墓はお墓が建っている部分と下の通路部分でファイバーレジンの色を変えてみました。
写真では判りにくいですが上がミントグリーンの玉石で下がグレーの庵治石3ミリです。
KIMG7095.JPG
KIMG7096.JPG
こちらのお墓は12月に施工させて頂きました。正直に言いますと完成するまでは少し不安でした。
冬の季節にどちらも暖色とは言えませんよね・・・。
出来あがってみたら素晴らしいではありませんか。ミントグリーンがとっても爽やかです。
夏にこのお墓に来れば爽快な気持ちになるのは間違いなしでしょう。
KIMG6544.JPG
お墓が建っている部分と下の広い部分の色の違いが判りにくいですね。
次の拡大した写真をご覧ください。
KIMG6551.JPG
KIMG6554.JPG
三段の階段の上と下の違いがお判りかと思います。
実際に現場に行ってみると土足厳禁かと錯覚しそうなほど綺麗ですよ。
次はまた違う色のお墓をご紹介いたします。

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納骨堂の中に

2018年01月28日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
今回も実際にお手伝いさせてもらったお話です。
『先祖の数が多すぎて、霊標に刻みきれない』
 と言われ悩んでおられたお客様です。
その方法で代表的なのが、五輪塔のような供養塔で、供養するといった仕方や、霊標のサイズは自由に変えられますので、先祖さんの数によって大きく出来るのですが、今回はお寺さんが このようにして下さいとの事で させて頂きました。
『ご先祖様(古い仏様)を弔い上げにする方法』で納骨堂(カロート)の中に戒名を納めるやり方です。
CIMG2002.JPG
幅40cm×高さ20cmの板石に、古い先祖さんの戒名を刻みます。その石を、通常お骨を納める納骨堂に納めます。
お客様も先祖の戒名が分かっているだけに、どうすればいいか悩んでおられましたが、この事が解決して、お墓を建てる決断をされました。
五輪塔がない方や、ご先祖さんの戒名のすべてを五輪塔や霊標に刻みきれなかったり、また今後に備えて霊標に十分な彫刻するスペースが確保したい方、参考にして下さい。

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ファイバーレジン施工②

2018年01月15日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
草の生えにくいお墓『ファイバーレジン施工』も、この1年でかなり定着してまいりました。
今回施工させて頂きましたのは西脇市営高松霊園のお墓です。
区画は随分前に購入されていました。しかし更地の区画には生い茂る草。。。
辺りを見回すと、このような区画もちらほら。
少し油断するとすぐこのようになってしまうようです。
IMG_20180114_153920.jpg
冬でもこの状態です。
お客様曰く、
「久しぶりにいったら景色が変わってて自分の区画がわからなかった…。」
だそうです。
お墓が建ってしまえば更地に比べれば草引きは随分と楽になります。しかし、それでも油断すればすぐにこのようになってしまうそうです。
IMG_20180114_154139.jpg
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そこで、おすすめしたのがファイバーレジン施工です。
全面を張石にしてしまうのは抵抗があるとの事でこちらをおすすめさせて頂きました。
「見た目も自然の感じがしていいですね」と即決されました。
完成はこちらです。
IMG_20180114_153839.jpg
IMG_20180114_153855.jpg
「これで草引きから解放される!」と大変喜んで頂きました。
見た目もよし、防草対策もばっちり!
是非ファイバーレジン施工をご検討下さい!

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ご自分で書かれた文字

2018年01月12日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
私たち営業は お客様のお宅へ度々訪問させて頂く事があります。見積もりのご依頼の時から  図面・見積もり等  商談の時、彫刻等の打ち合わせなど 幾度かお邪魔させて頂きます。
このお客様もその中のお一人です。この方のお宅へ訪問する度にいつも気になっている事がありました。それは、玄関にかけてある大きな掛け軸です。高さ(長さ)は優に1800mmはあると思います。その掛け軸に書かれているのは、隷書体(れいしょたい)の沢山の文字。何と書いてあるのかは分かりませんが私の好きな書体の一つだったので、すごく気になっていました。
ある時、彫刻の打ち合わせをしている時に思い切って伺ってみました。すると以前、書道の先生をされていて、 これは私が書いた書ですとおっしゃいました。その時私は(なるほど) と思う事がありました。
打ち合わせをする度に大きな紙を用意されて、走り書きをサッ サッとされるからです。それにしてもすごく良く書いておられ感動しました。そこで 一つ提案致しました。せっかくこのような腕を持っておられるのですから墓石の正面の文字を書かれてはいかがですかと。少しためらっておられましたが、それならとご返事頂きました。
早速、石塔のサイズの紙をご用意して隷書体で書いて頂きました。石塔の正面の文字 『◯◯家累代之墓』  と 五輪塔の 正面  『倶会一処』の文字を書いて頂きました。
12.28 文字2.jpg
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とても良い お墓作りをさせて頂きました。腕に自信のある方 もない方も、挑戦してされてみてはいかがですか? 

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お掃除しやすいお墓

2018年01月11日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

一月に入り、今週の初めには多くの成人の方が大人の仲間入りをされました。
私の娘も4年前に成人式を迎えました。当日艶やかな着物に身を包み、お仏壇のご先祖様と、亡くなった祖母(私の母)に晴れ姿を見せたのが今でも思い出になっています。
先日テレビでは、安部総理が地元山口に戻られた時、自分の父の安倍晋太郎さんのお墓参りをし墓前で誓ったことを記者団に話していました。やはり、人は何かあるごとにお墓やご先祖様に報告する事が身についているのだと思います。
今回は私がおすすめするお墓は、お参りしやすく、掃除が楽なお墓です。当社オリジナル商品の「きわみ」です。
PK-1.jpg
正面中央に供養箱にはあり、ここにはお線香とローソクを立てることが出来ます。扉が付いているので、雨風が吹いてもきえる事がありません!!
そしてこの供養箱は中身が取り外す事ができるので香炉の灰や、ローソクの残りカス掃除がとてもしやすいのです!
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P1017935.JPG
中央の格子になっている部分が線香立てで、この格子も香炉も簡単に取り外せます。これは嬉しいですね(^-^)
そして次に注目していただきたいのがこの部分↓↓大きな供物台と、供物台の下には線香皿を入れる事ができ、大勢のお参りでも安心です。
供物台きわみ.jpg
ちなみにこちらは神戸型二重台の供物台です。↓↓
P1017939.JPG
こちらでも十分お供え物を置く事ができますが、きわみはそれ以上にたくさん置く事ができます。機能満載の「きわみ」は各店に展示してあります。
今週末から今年初めてのお墓の展示会が始まります。
「きわみ」を始め和墓、自然石でできたお墓などたくさん展示しております。是非実物をご覧ください。
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園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
そこから悩んで悩んでようやく完成しました。
その一部を紹介します。
さて、文字ですが・・・
●表文字.png
たくさんあった文字の候補から考えに考えて2つまで絞り込みました。
ちなみに、反転しているのは、墓石にあわせた際にイメージが付きやすいためです。
●KIMG0353.JPG
この文字見本を持って、工場で友達の二人も参戦し実物を見ながら文字の大きさと配置の打ち合わせ。
●KIMG0355.JPG
2種類の文字をとっかえひっかえ・・・イメージを膨らませます。
●KIMG0367.JPG
現場のスタッフからのアドバイスをもらいながら、最終レイアウトの決定をして・・・
●DSCN77711.jpg
彫刻ができた墓石はこちら↑↑↑↑↑
彫刻した文字は、『偲』です。
意味は、《過ぎ去ったり遠く離れたりしたことや人を、懐かしむ気持ちや賞賛・同情の気持ちをもって思い出すこと》です。
お客様は、意味の「懐かしむ気持ち」の部分に惹かれて『偲ぶ』に決められました。
お墓は、開眼式をしていなく晒しを巻かれている状態です。まだ、彫刻された文字は見ていませんが、きっと喜んで頂けると思います。

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位牌の手彫り彫刻

2017年12月22日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

この度、お墓とお位牌の追加彫刻のご依頼をいただきました。
どちらも35日の忌中明けまでの納期で、お墓の方は、持ち帰り工場にて彫刻して終了いたしました。
お位牌は、現物を拝見すると、約28年前に作られたもので、手彫りのお位牌でした。ご夫婦と書体・納期などの打合せをしていると、亡くなられたお母様への想いもあられたようで、奥様が「木彫りの彫刻なら私出来ます。これぐらいなら、大丈夫だと思います。」とおっしゃいましたので、アドバイスだけして後はお任せいたしました。
彫刻の途中ですが、右側がお父様がお亡くなりになった時に作られた分で左側が今回奥様が彫刻された分です。違和感なく出来ており感心いたしました。立派なご供養になると思います。
DSCN1991.JPG
いろいろとお話しをお伺いすると、30年程前にお嫁入りする時、ご自分で彫刻された鏡台の台をご持参されたとの事でしたので、拝見させていただきました。
DSCN1992.JPGDSCN1994.JPG
前面と上面には、見事なバラの花が彫刻されており、約1ヶ月程で出来たそうです。「あくまでも趣味です。」とおっしゃっておられました。
今は、「書」をメインにされているようで、今後もお元気でご活躍されますように。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く