森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、3年前にお墓をお世話になったお家に訪問させていただきました。
お伺いしたのは、奥様の7回忌のご命日のご訪問です。
こちらのお家のお墓に花の彫刻をさせていただきました。
ファントーニ彫刻という手法で彫刻しました。
このファントーニ彫刻は普通の彫刻と違って、立体的な彫り方が特徴です。
普通の彫刻では、色を入れないと花のデザインが見えないです。それに対して、この立体的な手法なら色を入れずとも見えるので、色褪せることもなく、石の自然な色合いで見え続けることができます。
P1140256.JPG
こちらのお家は「ガクアジサイ(額紫陽花)」をご依頼いただきました。
ご自宅のお庭に生前奥様が大事に育てられていて、ご家族で決められました。
P1180493.JPG
何も色は入れていません。
写真ではわかりにくいですが、細かい「がく」部分も凹凸があり、立体的です。
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完成です。
そして、今回2年振りにご自宅に訪問させていただいたのですが、その「ガクアジサイ」が今年も咲いていました。
雨に濡れていて、すごくキレイでした。
恥ずかしながら、私はこのご縁で「ガクアジサイ」を知りました。
この花を見ると、このお家の事を想い出します。
P1410509.JPG
P1410508.JPG
追加の彫刻

2018年06月20日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日、他社で建立されておられる方の霊標への追加の彫刻のご依頼がありました。他社建立しておられた為、作業をしてもらえるのか心配されていましたが「大丈夫です。」とお答えするとまずは安心されていました。
次に現地案内して頂き、霊標を拝見すると住職か書家の先生かどなたが書かれた文字か分かりませんとの事でしたが、特徴のある書体でした。
20180620追加彫刻 1.jpg
20180620追加彫刻 2.jpg
お客さまのご希望で 既存の文字に出来れば似せてほしいとの事でした。
最近では、現場での彫刻作業が多いのですが、今回は工場に持ち帰っての作業になりました。
20180620追加彫刻 3.jpg
20180620追加彫刻 4.jpg
工場に持ち帰った石は彫刻する箇所にゴムが貼り付けられます。今回は3人分の彫刻です。
貼り付けられたゴムに、既存の文字に似せた手書きの文字を慎重に、また頂いた原稿と間違えがない様に書いていきます。次に ゴムに書いた文字になぞってカットしていきます。カットした部分と剥がすと、剥がした所だけが石の表面が現れます。
そうして準備が出来たら、サンドブラストにて彫刻にかかります。仕上げにペイントを施し完成です。
20180620追加彫刻 5.jpg
20180620追加彫刻 6.jpg
仕上がりも良く お客さまにも大変喜んで頂けました。

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ここにも注目!

2018年06月18日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日、こだわった新しいお墓を建てさせていただきました。
張石スロープ.JPG
とても広い墓地です。
そして、こだわったところはここ!
スロープアップ.jpg
分かります?そう、アプローチ部分をスロープにしました。
お墓=階段というイメージってありませんか?
今回、それを払拭してみました。
まず、足を上げることが少なく出来ます。(転んだりすると大怪我にもなりかねません)
それと張石施工で勾配をつけていますから見ての通り水を流しても水切りが早く、水垢汚れの心配も少ないです。
先でご高齢になっても苦にならず、いつまでもお墓参りが出来ますね。

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撥遣供養

2018年06月17日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回は、新しく出来た墓地に代々墓を建てたのを機に、既存の墓地を整理しする工事と石塔の撥遣供養(はっけんくよう)の様子を紹介します。
2017011撥遣供養01.JPG
撥遣供養とは仏像・石塔・位牌から命を抜く法要のことで、魂抜き・お性根抜きとも呼ばれています。
2017011撥遣供養02.JPG
石塔の一基一基に対してお線香を手向け、ご住職に拝んで頂き、お性根抜きをしてもらいます。
当該碑撥遣済01.JPG
当該碑撥遣済02.JPG
お根性が済んだ石塔には、その証として「当該碑撥遣済」と書かれた塔婆を取り付けいきます。
墓石は・・・
201806墓石解体移動01.JPG
一つづつ丁寧に解体して、竿石は安置する場所へ。
201806墓石解体移動02.JPG
コトコトコト・・・と台車に乗せて道からはずれないように慎重に運びます。
201806石塔集積場.JPG
撥遣済みの塔婆が付いている石塔を解体して撤去し、竿石は集積場所に安置しました。
201806撤去後.JPG
最後に、墓石があった場所を整地して終了です。
この一連の作業を終えて、施主様もほっと安心されたようです。
古くから続いている家では、まだこのような状態のところも多くあると思います。
「どうにかしたい」と思っていてもなかなか手につけにくいと思いますが、まずは、今後の事を考え、どうしたいか。を、ご住職にご相談してみてはいかがでしょうか。当社でも、全力でサポートさせていただきます。

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「お墓のマイブーム」再来

2018年06月14日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

2017年3月に「お墓のマイブーム」と題して草の生えない墓地について取り上げさせて頂きました。
あれから1年後にあの時と同じ墓地で、また同じようなお墓のお手伝いをさせて頂きました。
お墓のマイブーム再来①.JPG
つい先日完成しましたので墓石に「さらし」が巻いてあります。
これでこの墓地に同じ設計のお墓が4ヶ所となりました。
一方、別の墓地ではありますが同じような張り石のお墓が今年で2ヶ所完成し合計で3ヶ所になった所もあります。
お墓のマイブーム再来・池田家2.JPG 
お墓のマイブーム再来③・川岸孝家2.JPG  
お墓のマイブーム再来④・川岸裕人家2.JPG
お墓の雑草に困っているのは今も昔も同じではあります。
土葬の時の習慣がまだまだ残っている頃は、こんな風に石で張り詰めてしまうのは
「仏さんが息が出来ない」といって嫌がられることが多かったようです。
今では墓石の下のお部屋に火葬されたお骨が納められます。お部屋の底は土になっていますので
「息苦しい」とは感じさせないのでしょうか。草引きから解放されたいというご要望が多いようです。

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久しぶりの納骨式

2018年06月05日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

今日は私には珍しく、お客様の納骨のお手伝いのお話です。
お客様は、その昔(私が小学生の頃)、当社のある地域の駐在所のお巡りさんでした。地元の立ち寄り場所として、よく当社にも寄っていただいていたようです。
元々、広島出身でお墓は広島にあり、10数年前にこちらにお墓を移転されました。そして数年前に法名碑の追加をさせていただきました。そして今回は奥様がお亡くなりになり、法名を追加して納骨となりました。
M家納骨式.jpg
ご家族のみなさまに送られて納骨となりました。
ご冥福をお祈りいたします。

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お墓の整理

2018年06月04日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

以前お手伝いさせて頂いたお仕事ですが、旧墓地のお墓の整理をしました。
6.4 お墓の整理 1.jpg
6.4 お墓の整理 3.jpg
このお施主様はこの墓地の他に もう一つ墓地を持っておられます。
それは、信仰される宗派を何年か前に改宗され、その後 大きな霊園に墓石を建立されております。
今回整理をお考えの墓所は、もともと昔からの墓地、ご先祖さまが眠っているという事もあり、処分せずにこれまで 2か所のお墓を祀られていました。
だんだん年齢がいくにつれ 1ヵ所のお墓まいりもなかなか行けなくなって来たのに、2ヵ所の墓地の管理をするのが大変になって来たのと、後継者に負担にもなるので、思い切ってお墓の整理を考えられました。
6.4 お墓の整理 4.JPG
キレイに整理されました。
台石で後ろの通路の土止めをしていた為、墓石を撤去するにあたり 土止め工事をして後ろの通路を作りました。

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鯉の滝登り

2018年06月01日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回は、五輪塔と霊標と鯉の滝登りの石像のあるお墓の紹介です。
亡くなったご主人が好きで飼っていた鯉を何とか形にして欲しいとのご希望でした。
ご希望に添えるようにいろいろ考え、「鯉の滝登り像」をご提案しました。
ただ、それだけだと故人だけのお墓のようになってしまいます。
20180601-2.JPG
お客様のところには、たくさん古いご先祖様があり、その方達を供養するお墓も必要でした。そこで、五輪塔と霊標を配置し、きちんとご先祖様も祀れるお墓に致しました。
20180601-1.JPG
それぞれ家には、ご先祖様、故人に対してのが思い違います。各家にあった供養の仕方があると思います。
このように、思い出を形にして残すことで、いつも近くに感じることが出来ます。
何かできないかな?とお悩みの方。
どんなことでも、ご相談して下さい。

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形も文字も自由です。

2018年05月29日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

下の写真は展示場に並べていた宮城県産の伊達冠石です。
伊達冠石玄展示場.JPG
写真右側に半分だけ映っているピカピカに光っている石も伊達冠石ですが、これは「玄」というシリーズで、光沢の無い水磨き仕上げになっています。光ってはいませんが触るとツルツルなんです。
デザインモも茶色の自然の部分を使っていますので、この世にひとつしかない墓石となります。
この度は正面の文字もよく目にする「~家之墓」ではなく、お客様ご自身でお考えになられます。
またその文字をお知り合いの方に書いて頂くというものです。
伊達冠石紙の原稿.JPG
紙に書かれた文字を実際に石に張りバランスを見ていきます。位置や大きさを変えてみてベストな物を探り出します。
伊達冠石正面彫刻.JPG
石に彫られるとこんな感じになりました。
墓石のデザイン、主役である文字とその書、全てがオリジナル。世界にたったひとつです。
とても素晴らしいお手伝いをすることが出来ました。
ちなみに周りを囲む巻石もピカピカではない仕上げに合わせました。
伊達冠石外柵.JPG

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能勢の石~自然石~

2018年05月21日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

今回は、自然石のお話をします。
昨年秋、ご来店いただき、他の家とは一味違うお墓をしたいとのご要望でした。
関西地区では、当社のみの取扱いがある「伊達冠石(宮城県)」の自然石もありましたが、大阪府の能勢町で採掘される「能勢黒」という石のご提案をしました。
自然石は採掘された石をできる限り加工しないことで、他の家とは一味違うお墓ができます。
オンリーワンのお墓です。
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これが、大阪府能勢町にある採掘場です。
お客様にも一緒に行ってもらって、気に入ったものを選んでいただきました。
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それが、この石です。
この石を竿石(仏石)にします。
PPPP15.JPG
本社工場にもお越しいただき、加工や彫刻の打ち合わせをして、先日工事が完了しました。
墓地は三田市営の三田市霊苑です。
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ご住職に、開眼式を執り行っていただきました。
他の家と比べて、時間も手間もかかりましたが、お客様からご満足のお言葉をいただき、私も充実したお墓づくりのお手伝いでした。
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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く