森田石材店ブログ - お墓のQ&A -
5年ぶりの再会と、想いを受け継ぐお墓の縮小改築
2026年02月11日 09:00
代表の森田です。先日、遠方にお住まいの先輩から5年ぶりにお電話をいただきました。 「お墓のことで相談があるねん」 という懐かしい声に喜んだのもつかの間、お話をお聞きすると「実は妻を亡くしてな…」とのこと。突然の報せに、言葉を失うほど驚きました。
ご相談の内容は「現在ある墓相型のお墓を、これからの時代に合わせて手入れや管理がしやすい形に作り替えたい」というものでした。

娘さんたちの代を見据えた「お墓守りがしやすい」設計
今回のリフォームで最も大切にしたのは、次世代への想いです。 お墓を守っていく2人の娘さんのご意見を軸に、以下のようなポイントで図面を引きました。
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既存石材の再利用: 長年大切にされてきた石材を最大限に生かし、ご先祖様からの繋がりを形に残しました。
- 五輪塔・代々墓の両方に納骨堂を設置:五輪塔には先祖様・代々墓には奥様のお骨を納めました。新しく購入いただいたのは「戒名板」のみ。
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4分の1へのコンパクト化: 管理の負担を減らすため、あえて区画を縮小。
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徹底した雑草対策: * 区画内は、美しさと手入れのしやすさを両立した「ファイバーレジン舗装」。周囲は、雑草を寄せ付けない「マサコン(固まる土)」仕上げ。

開眼法要の時は、「お墓!可愛いくなったね」と二人の娘さんの笑顔にホッとしました。


お墓を守るって、こんな方法もあるんだ
2026年01月29日 22:11
代表の森田です。久しぶりの投稿となります。
先日、友人の紹介で「お墓じまい」と「お墓の引っ越し(改葬)」を同時に行いました。 「墓じまいなの?引っ越しなの?どっち?」と思われるかもしれません。実は今回、とても素敵な事例があったのでご紹介します。
■「跡継ぎがいない」実家のお墓問題 ご依頼者は奥様でした。奥様のご実家には跡継ぎがおらず、墓守をする人がいないというお悩みがありました。 現地を確認すると、ご先祖様も多く、古い石碑が8本に五輪塔、さらに納骨式のお墓……と、たくさんの石塔が並ぶ立派な墓所でした。
通常なら、これを更地にする「墓じまい」を想像するところですが、ご夫婦が出された結論は驚くべきものでした。
■「広い実家の墓所」を活かすという決断 なんと、「実家の納骨式のお墓(カロート)を処分し、そこへ『嫁ぎ先(旦那様側)の先祖代々のお墓』を移設する」ことにされたのです。
おそらくご夫婦で何度も話し合われたのだと思います。奥様のご実家の墓所のほうが広いという利点を活かし、両家のお墓を一つにまとめる方法を選ばれました。
■安易に「合祀」を選ばない供養のカタチ もし自分が同じ立場だったら、この選択ができるだろうか? そう思うと、本当に素晴らしいご夫婦だと感動しました。
最近は「墓じまい」というと、すぐに永代供養墓(納骨堂)へ移して終わり、というケースも増えています。しかし、安易に合祀を選ばず、両家一緒に自分たちで供養し続ける方法を選ぶ。 まさに供養の形が多様化している、今の時代に合った選択だと思います。
■管理面もしっかり対策 もちろん、今後管理がしやすいように、墓地の中は防草施工(ファイバーレジン)で仕上げさせていただきました。草抜きのあのお手数を減らし、長くきれいに保てる仕様です。
「お墓をどうしよう」と悩んでいる方、こんな方法もあります。ぜひご参考にしてください。
ご先祖さまの記録更新
2025年11月04日 08:00
本店の髙梨です。先日、墓石建立のご依頼をいただきました丹波市のお客様案件でのご紹介です。
これまで多くのお客様方のご先祖さまをお位牌や墓碑で見てきました。
以前、ブログでもご紹介させていただきましたが、古くて江戸中頃、今まで見てきた中では江戸時代前期が一番
古い時代のご先祖さまでした。が、しかし今回…

聞いたことない「永禄」「慶安」という元号で調べてみました。
1569年と1648年、なんとどちらも室町時代!「織田信長、足利氏、二条城築城」と江戸時代の徳川家でも
驚いていましたが、それよりも遥かむかし、今から450年以上前のお話です。
そしてもっと驚くべきことはご戒名。表面にはご夫婦のご戒名が記されていたのですが、
「信士、信女」で6文字戒名でした。この時代にご戒名があり、しかも6文字の立派なものを授戒されておられることは
とてもすごいことです。
このようなお家柄のお墓をお手伝いさせていただけることを光栄に思います。
草引きの手間を減らしてみませんか?
2025年10月22日 08:00
いつもお世話になっております。堂本です。
お墓に参る、と言っても、ただ手を合わせて拝むだけではなく、場所によっては、草引きや枯草のお片付けなど、色んな作業がそこに含まれてきます。
特に、「歳がいって、草引きがとにかく大変なんや」と相談をお受けすることが多く、ファイバーレジンと防草シートの二つの施工でのご提案をさせて頂いております。
本日は防草シートの施工のご案内をさせて頂きます。

玉砂利や土を漉き取り、砕石を投入します。その後、写真のように、砕石の上に墓石の形に合わせて防草シートを切り、ピンで固定いたします。

防草シートが貼り終わりますと、

仕上げの玉砂利を敷き、防草シートを覆います。

綺麗に仕上がりました。
また、自分達の代の後も、お参りしやすいように、と子供達のことを考えて出来るだけ楽にしておいてやりたい、と言われて
検討される方もおられます。
草引きでもしお困りごとがございましたら一度ご相談下さい。
ありがとうを伝える
2025年10月01日 08:00
本店の髙梨です。
以前に丹波市内でお墓を建てさせていただきましたお宅の納骨式でのことです。
工事前に「ご自身たちで納骨の袋を作ってみませんか?」と作る手順のイラストとともにサラシをお渡ししておりました。
当日、お持ちいただいた納骨袋をみて感動この上ない心情になりました。

亡くなられた方への送る言葉や気持ちが奥様やお子様方はもちろん、多くのお孫さんまでがしっかりと書かれており、しかも皆さんとても綺麗な字で添えられていました。
正直、お客様の納骨式でこんなに感動を覚えたことはないように思います。
家族みんなに慕われて、多くのみなさんに見送られて、とてもいいおじいちゃんなんでしょうね。
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漢字の意味を知って言葉の意味を知る
2025年09月22日 08:00
篠山店スタッフです。
お客様から霊標やお位牌の彫刻のご依頼をよく受けさせていただきます。
戒名や法名、年号にお名前、ご年齢といった内容をお伺いしますが、
漢字がとても難しくて、すごく気を遣います。
一度、とあるご住職に「戒名を考えるのは大変ではないですか?」と聞いたことがあります。
色んな漢字があって、みんな違う戒名なので大変ですよね?みたいな事を聞きました。
後で考えたら、よくそんな事を聞いたな~とか思いましたが、ちゃんと答えてくださりました。とても良いご住職様です。
「戒名を考えるのはとても大変だ」とおっしゃられていました。
亡くなられた時期の季節に合わせた季語のようなものを入れたり、生前に就かれていた職業にちなんだ漢字を入れたりすることもあると言われていました。
あと、どのような人だったかわかるような漢字を入れたりもすると言われていました。戒名を見ると、その人がどのような方だったのかが、少しわかったりすることもありますね。
あるお客様で、逮夜表の戒名に付けられた漢字に一文字一文字に意味が書いてあるものを見たことがあります。その人の全てが9文字に入っていて、それを霊標やお位牌に刻まれると思うと、やっぱり何だか考え深いと思います。
お仕事でお位牌やお墓に触れる機会が多いのですが自分の実家のお位牌やお墓をまじまじと見たことがなかったので、最近になって初めて家のお仏壇の所にあるお位牌を見ました。
古すぎて、私の親でさえ誰のものかわからないお位牌もありました。
こういう仕事をしていなければ、自分の家のお位牌でさえじっくり見る事はなかっただろうと思います。
自宅のお位牌には機械彫と手彫りがあり、時代を感じました。

でも1人1人、その人に合わせた戒名が付けられていると思うと、自分に付けられる戒名はどんなものになるのか少し気になります。
こんな漢字を入れたいとか希望したら入れてもらえるものなのか、一度ご住職に聞いてみたいと思いました。
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人との会話の中で、意味が解らない言葉が出てくると、漢字を聞いたりします。その漢字で意味を理解することがよくあります。
私の中での戒名もそれに似ているように思いました。
今の仕事をしていなかったら、戒名やお墓とか、何の事やら…と他人事のように考えていましたが、今ではすごく身近なものになっています。
自分が石材店で働くなんて考えた事もなかったので、人生とはいつどこで何が起きるかわからないと、心底思いました。
最近、お墓の夢をよく見ます。
その夢の中でも一番びっくりしたのは、現実の世界で骨壺が欲しいというお客様の対応したその日の夜に、誰かのお墓を誰かが掘っていて、その中から昼間お客様とお話しした時の骨壺が出てきたという何とも言えない夢を見た事です。
この仕事に就いていなければ、お墓の夢を見たら、なにか悪い知らせなのでは?と、ドキドキしますよね。
でも、今の私にとっては「これは職業病か?」と何とも複雑な心境の今日この頃です。
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母のもとへ
2025年08月29日 08:00
本店の髙梨です。
以前、西脇市で納骨させていただきましたユーザー様のお話をご紹介させていただきます。
あるお宅でお母さまがお亡くなりになられ、ご納骨のご依頼をいただきました。
当日、立会いでお伺いし、お寺様の進行で忌中明けの作法と読経をしていきます。
骨壺から納骨用のサラシ袋にお骨を移し替える時に当家の方より「これも一緒に入れて欲しい」と受け取りました。
見ると「へその緒」でした。お子様たちは3人兄弟でしたので3つのへその緒をお預かりしました。
「母に還そうと思いましたので。これで母も淋しくないといいですね。」と。
メガネや時計、入れ歯などはこれまでも一緒に入れることはありましたが、今回は初めてでした。
お子様からのお母さまへ心のこもった想いでした。

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小さなお墓
2025年08月01日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。当社でご提案している「小さなお墓」を建てさせていただきました。
場所は、三田市の観音寺様の境内墓地です。このお寺の丘の上に墓地がありました。お墓じまいをして、新たに「小さなお墓」を建ててご供養されます。

丘の上の墓地です。ここまで登って来るのが大変でした。

五輪塔の納骨堂にご先祖様の戒名等書いた石板がありました。それも「小さなお墓」に入れます。

撤去させていただきました。

「小さなお墓」が出来上がり、開眼式の模様です。石板は5枚入っていました。

納めていただきました。


丘の上に登らなくてよくなり、石塔が8基程、また敷地面積も大きかった為、お掃除も大変だったとお伺いしてました。これで、お墓参りも気軽に来ていただければ、うれしいです。また、永代供養付き「小さなお墓」ですので、今後も安心です。
8月9日(土)、10日(日)に見学会を実施します。もし、ご興味のおありの方がおられましたら、滝野店へご相談ください。
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初めてのお墓建立
2025年07月18日 08:00
いつもお世話になっております。堂本です。
梅雨が短く、瞬く間に猛暑となり暑さにうな垂れる毎日となってまいりました。
皆さまは、いかがお過ごしでしょうか?
先日、人生で初めて、私が担当致しましたお墓が完成し開眼供養のお手伝いに行ってまいりました。
自分でもこのような機会に恵まれるとは幼いころの自分は思ってもみなかったと思います。
初めての建立ですのでお墓ができていく様子をその都度、見に行っておりまして、何もない場所に基礎が敷かれ

徐々に、形となり統一感を持ってお墓に成っていく行く様は、一つの儀礼のようにも感じられます。

施主様から良いお墓ができた、とのお言葉を頂き、ほっ、と胸をなでおろしました。
墓石の建立に限らず、霊標への戒名の彫刻や、リフォーム、お墓じまいなどの打ち合わせの際に、施主様からは様々な思いや歴史を聞かせていただきます。
そのようなやり取りの中で少しでも、施主様やご先祖様の思いを形にできればとの思いは話を聞けば聞くほど強くなってまいります。
もし私がご担当させていただく際はぜひたくさんのお話をお聞かせください。
「人」が様々な出来事を通して「仏」と「成って」、「成仏」と言うように、「石」というものが「人の思い」を経てお墓に「成る」というのを感じることができる機会でした。
このような機会に出会わせていただきありがとうございました、と、心から言葉が浮かんでくるような出来事でした。
今後とも、少しでも、施主様の思いを形にできるように励んでいきたいと思いますので宜しくお願い致します。
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