加工を証明するものもあります。

2022年02月21日 08:30

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

前回は産地証明書についてお話いたしました。

今回はもうひとつの証明書である「加工証明書」についてお話したいと思います。

 

下のものは瀬戸内海石製品卸業連合会で発行されています「製造証明書」です。

組合に加盟されている方が加工されると発行できるそうです。

石は機械で加工されるので、どこで作っても同じなのではと思われるかもしれません。

でも実は違うのです。

特に研磨の工程は、中国の加工と日本の加工は明らかに違います。

日本の加工工場さんの中には研磨に特別なこだわりを持たれている工場が少なくありません

 

研磨の工程は一般的に、

50番→100番→200番→400番→800番→1500番→3000番→バフ

となります(細かい部分は工場により違います)。

 

手を抜きたければ途中の番手を飛ばせば楽になります。

また800番で無理やりバフを掛けてもツヤは出ます。

 

反対にこだわりだすと、3000番→8000番→20000番などと、限りなく砥石でツヤを追求される工場もあります。

おそらく両者のツヤの違いを見分けることができる人はほとんどおられないでしょう。

しかし、お墓は長い間使うものです。長い目で見れば、ツヤの持ちに差は出てきます。

 

とはいえ、とても手間がかかるので価格も高くなります。

私の個人的な意見ですが、日本の石は日本で加工して3000番までは砥石で仕上げてほしいと持っています。

そのためには国内加工が必須なのですが・・・。あとは費用との相談ですね。

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