森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年11月 -
草の生えない墓地(ファイバーレジンその④)
2018年11月21日 08:00
本店の高橋です。
草の生えないシリーズも「その④」となりました。
山南町にある10軒ほどの集落の共同墓地です。1年前に1軒のお墓にファイバーレジンの施工をしました。
半年後にそれを見た左隣の墓地の方が「うちにもアレをして欲しい」となり、その3ヶ月後右隣の方からご要望があり、今回のファイバーレジン施工となりました。
横1列に3軒並びました。骨材(色)は同系色で少しずつ違う物をお選びになられました。拡大してご覧頂きましょう。どれも綺麗でお墓が映える風合いです。
私どもの地域ではお墓の周りがよく檜に囲まれています。細かい落ち葉が玉砂利の間に入り込んで掃除しにくい、というお声をよく聞かせて頂きます。
お客様のお悩み解決に少しは役に立ったのかと思います。良いお手伝いが出来ました。
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お墓の年号を西暦で彫ってもいいの?
2018年11月20日 08:00
仕入担当の森田です。
平成30年もあと1か月あまり、そして平成31年4月末までの4ヶ月となりました。新しい年号はいつ発表になるのでしょうか。
私どものお墓の打合せの中では、そろそろ5月以降の話もございます。お墓には建立日を彫りますので、5月以降だと今は原稿が作れない状態なのです。
そんな中、
『お墓の年号を西暦で彫ってもいいの?』
というご質問です。
結論、もちろんOKです。何の問題もありません。さて、この西暦の表記ですが、以前にも少し流行ったことがございます。それが1999年から2000年に変わった年です。
世間では2000年問題なんて言われてましたが、お墓の業界では密かにこんな年号のことが話題になっておりました。
ちなみに西暦を採用する場合、漢数字で縦書きにすると案外バランスをとるのが難しいのです。締りがないというか、何ともいえないまとまりの無さは否めません。
西暦の場合は、ローマ数字で横書きがおすすめです。
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地元の銘石
2018年11月19日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
地元の銘石(?)油井石(あぶらいいし)を紹介します。
篠山市の西部に位置する油井から採掘されていた石です。
油井は昔に油が湧き出していたという井戸があったところから、この地名の由来と言われています。(現在は土地改良工事により埋没)
私も小学校の時に遠足で見学に行った記憶があります、確か田んぼのあぜ道の突きあたりの処に凹みが有り、油が滲んだ水が溜まっていたように覚えています。
話を戻しますが、油井石はさほど?(まったく)有名な石では無く、品質自体も優れているものでも無いので墓石にはほとんど使われておりません。
昔は輸送コストの問題もあり近場で採掘できるお手頃な石ということでしたが、見た目、質感ともにごく普通のため靴脱石などには使われていました。
石材としての需要が無くなり砕石用として数年前までは採掘していましたが、今ではそれもしていないようです。
数少ない篠山産の石として末長く使われていくことを願います。
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鉄鉱石の花瓶
2018年11月18日 08:00
こんにちは、本店の義積です。私は昨日カメラ仲間と京都へ撮影会に行きました。
朝の7時集合で夜の9時に解散でした。東寺や三千院などお寺を回り、秋の風景をたくさん撮影してきました。
歩いていると、その季節に咲く花や、木々の色、風やにおいまでもが季節を感じる事ができます。
今日は趣のある一輪挿し(花瓶)をご紹介します。
赤茶のなんとも言えない色合いです。これは鉄鉱石(てっこうせき)でできています。鉄鉱石は鉄の原料として用いられる天然の鉱物です。
この石は重くて硬い石です。お墓には使用されませんが、日本庭園などに置かれる水鉢や、このような一輪挿しなどに使用されます。
家の外でも中でもお墓でしたら、お地蔵様の前に置くもの良いかもしれませんね。
華やかな花より素朴な花がとても似合いそうです。花一輪から季節を感じることができますね。(*´▽`*)
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橋の高欄を石でつくりました。
2018年11月17日 08:00
代表の森田です。
高欄とは橋の手すりの部分を言います。寺院仏閣でよく見かけるアーチになった橋です。
この度、御本尊である十一面観世音菩薩の御開扉記念に合わせ、高欄の改修工事をさせていただきました。
朱色ではありませんが立派な手すり(高欄)が出来ました。
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明日から「お墓の相談会」始まります!
2018年11月16日 08:00
本店 山崎です。
今週に入って、ぐっと寒くなりましたね。インフルエンザが流行る季節です。身体には気を付けて、この冬も元気に過ごしましょう!!
さて、森田石材店3店舗では明日11月17日(土)~25日(日)までの期間、今年最後の「お墓の相談会」を開催します。
伝統的な和型から、デザイン墓石まで3店舗合わせると、約125基もの墓石を展示しております。
各店、それぞれに特色があり、新しくお墓を建てたい方はもちろんの事、既にお墓を建てている方でも何かお墓で心配な事、草が生えて大変・・・花立を綺麗にしたいなど、どんな事でも構いません。
気になる事がありましたら、是非お立ち寄りください。温かいお飲み物をご用意してお待ちしております。
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年忌法要のご準備
2018年11月15日 08:00
滝野店の福島です。
11月も半ばになりました。この時期になると各ご家庭にも届きはじめている「喪中はがき」で知人の訃報を知られた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな「喪中はがき」に混ざって「年忌法要の案内」が届いておりました。亡くなった人の祥月命日に営まれる法要を年忌法要と言います。
代表的なところでは
一周忌
亡くなった年の翌年に営まれる、初めての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。
三回忌
一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから3年目を迎えるという意味で三回忌と言われます。
三回忌以降
以後、命日から数えて満6年目の祥月命日に営まれる七回忌、同じように十三回忌・三十三回忌・五十回忌と続きます。宗派や地方の習慣によって違いますのでご住職に相談なさって下さい。
年忌法要の準備
まず、日時や場所を決めなくてはなりません。日時は正しくは故人の命日ですが、都合で変更しなければならない時は命日よりも遅くならないようにしましょう。
自宅でおこなうときは、お仏壇を掃除し仏具も揃え、線香、ロウソク、お花などを準備しておきます。
もちろん、お墓も掃除しておきます。また、お寺に連絡をして日時などの相談をする際、塔婆も用意していただくよう予め頼んでおかれると良いと思います(浄土真宗以外)。その際には塔婆料とお布施も準備しておくとスムーズです。
年忌法要の際には、日時など気を付けなければならないことも多々ありますが、前もって準備をすることで当日の法要がスムーズに執り行えます。
また、法要に招待する人数や人選等もそれぞれの家庭で違うと思いますので、自分達の場合はどうするのか、どうしてほしいのか等、予め家族に伝えておくとよいかもしれません。
言葉で伝える事ももちろんですが「エンディングノート」等で、葬儀や法要などについても記しておくことで、遺された家族も故人の意向を汲む事が出来ると思います。
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旧家の仏壇を撤去
2018年11月14日 08:00
無断で墓じまい!?
2018年11月12日 08:00
仕入担当の森田です。
先日10月28日の新聞に『「無断で墓じまい」提訴』という記事がありました。
内容を見てみると
訴えを起こしたのは90才の女性、自身の父親が建立したお墓で、両親と兄弟が埋葬されていたとのこと。弟(おそらく長男)夫婦がお墓をみていたがすでに他界されており、子供もいなかったのか、その後のお寺のおつきあいを弟の妻の妹と弟(←ややこしいなあ)が引き継いでいたようであった。
実際のお墓の継承はどの様になっているのかは分かりませんが、おそらく、この訴えを起こした女性の存在は無視されていたようです。存在を知っていたのか、知らなかったのかは分かりませんが、とても残念な結果です。
ここで私が思いますには、
誰にも悪意はない
墓じまいをされた実弟の妻の妹と弟にしても、管理を放棄することはマズイと考えてされたことです。多くの放置された無縁墓を考えればきちんとされています。
また住職とも相談されています。しかし、この時にそのお姉さんの存在に気付けていないのは残念ですね。お寺の墓地ならお参りのたびにご挨拶されていたら、違った結果だったかもしれません。
実は難しい「墓じまい」
私は「墓じまい」という言葉が大嫌いです。この言葉を作った人も使う人にも全く罪はありません。でも、本来の意味である「お墓の改葬(今のお墓は撤去するが別のところにお祀りし直す)」ことが軽んじられて、「お墓なんて無くしてしまえ」という乱暴な意味につながっているような気がします。
お墓はお参りされる人のためにあります。とは言うものの、誰がお参りされているかをすべて把握するのは大変困難です。ですが、最低限その親族ぐらいは調べたいものです。
お墓はいつでも撤去できます
撤去して無くしてしまったらおしまいです。いま流行りの「不要なものを捨ててスッキリ」な気分なのかもしれませんが、こんなこともありますので、最後の最後まで置いておいてほしいです。また生前に自分が亡くなったらこんな風にしてほしいと予約しておくことも可能です(お墓のみとり)。
まとめ
今回は新聞の記事から少し考えてみました。残念というしかない内容です。お墓の改葬はくれぐれも慎重にしてください。
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クレーンを使っての作業
2018年11月11日 08:00
本店の中道です。
2014年8月の豪雨災害で、墓地が土石流によって被害を受けられた地区のお客様です。
いくつかの部材は、流されてなくなりましたが、今回残っている部材を回収することになりました。
現場は段差のある階段の最上段から二つ目の場所です。施工班にとってこの段差がクセ者。スロープですと結構急な坂でも、キャタピラー付き運搬機で上がることが出来るのですが、段差にはとても弱いです。
段差一つ一つにタルキを入れたり、土のうを積んだりと、養生をしなければなりません。
そこで今回は、16トンのラフタークレーンを使っての回収となりました。これがあれば百人力。重さ300キロの石も数十秒で下に待機しているトラックまで運んでくれます。何回か荷下ろしをしこの現場を
後にして、次の現場へと向かいました。
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