森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年02月 -

無縁塚の撤去

2018年02月28日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
先日 自治会で管理されている墓地の管理委員の方からのご依頼で、無縁塚の撤去のご依頼がありました。
共同墓地の一角に ピラミッド型になっているものや、ひな壇になっているのを見かけた方もあると思いますが、今回はその塚をすべて撤去です。
2.28 1.jpg
2.28 2.jpg
積み込みには バックホー(ユンボ)のバケットの部分を特殊なつかみ(アイアンホーク)=(カニの爪みたいなヤツ) に付け替えて作業を行います。
これがなかなかのもので、積み込み作業を人の手に変わって 迅速に効率よく働いてくれます。つかんだ石は、ダンプカーに流れ作業のように 積み込み引き取ります。
2.28 3.jpg
2.28 4.jpg
山の様に積んである石を撤去していくのですが、見えない部分にも沢山にもあり、今回は40トンもの石を撤去する事になりました。
2.28 5.jpg
2.28 6.jpg
撤去したあとはキレイに整地して作業完了です。

【カテゴリ】

西林寺墓地(西脇市坂本)

2018年02月27日 08:00

髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

今回は分譲墓地のご案内させていただきます。
場所は西脇市坂本の「あじさい寺」としても有名な西林寺墓地です。管理運営は西林寺墓地運営委員会ですが、当社からもご紹介は可能となっております。

---------------------------
・現在新規分譲地区は3㎡と4㎡ (主に4㎡)
・使用権分譲価格は10万円/㎡ (永代使用許可方式)
・管理費2,000~4,000円/年 (遠方の場合は5年分一括)
・宗旨宗派、国籍問わず
・お住まいも、近隣遠方を問いません
・ゴミ処分、水道あり
・その他使用要綱あり
---------------------------
西脇市内の立地で2m×2mの4㎡区画が40万円とはやさしい価格設定です。
KIMG1227.JPG

【カテゴリ】

自然石への貫通工事

2018年02月26日 08:00

園中 憲二

篠山店の園中です。

私たち森田石材店の受ける工事は、墓石に関することが多いのですが、今回は、自然石への貫通工事をご紹介します。

20180226-01.jpg

お寺に新しく作った池に、大きく豪華な石組みが池岸に建てられてします。

今回の工事は、そのうちの一つ。大きくそびえ立つ自然石に、30ミリの穴を約90センチ貫通させる工事の依頼です。

(黄色のラインで水が通る穴をつくります)

最終的に貫通された穴には、池からくみ上げた水を流して、滝のように流れている風景にしたいとのご計画でした。

「ここに穴をあけて」
20180226-02.JPG

ご住職から細かな指示をいただきます。

「ここのくぼみにいったん溜まってから、下に吹き出させて」
20180226-03.JPG

両方から位置を確認しながら作業をすすめます。
20180226-04.JPG 20180226-05.JPG

穴の位置、具合を確認してもらいながら・・・
20180226-06.JPG

穴が空いたので、試しに水を流してみます。
20180226-07.JPG 20180226-08.JPG

完成後、ご住職といっしょに出来栄えを確認しました。
20180226.JPG 20180226-09.JPG

いい具合に水が流れるようで、喜んでいただけました。

今回の貫通工事は、貫通距離がある為に前から開けた穴と後ろから開けた穴を繋ぎ合わせる工法を取りました。

見えない穴どうしを合わせるのは、なかなか難しい作業でした。

小さなことでも、石に関することならなんでもご相談下さい。

【カテゴリ】

仏壇の扉

2018年02月25日 08:00

yoshida

滝野店の吉田です。

以前のブログの仏壇扉の紋紗の部分的な傷みですが、「日光による傷み」が原因と考えられます。
一般的に仏間は、明るいほうが良いといわれますので昼間はカーテンを開けているお宅が多いと思いますが、今回のお客様も、昼間はずっとカーテンを開けておられます。窓と仏壇の扉の位置関係をみますと、日が当たる部分の下側の紋紗の劣化がすすんでいて、上側は日が当たらないので傷みが少ない状況です。
今は、普通のカーテンを使用されていましたので、UVカットのレースカーテンを使用されるようにお勧めいたしました。これで、「日光による傷み」は、随分と軽減されると思います。
扉の蝶番の青錆ですが、以前はぞうきんで拭きそうじをしていたとの事で、水分(湿り気)が原因だと思われます。どうしても固く絞っても水分は残ってしまいますので、それが青錆の発生になったのでしょう。扉を頻繁に開閉していれば、もっと早く気づいたのでしょうが、長い間開けっ放しの状態でお祀りされていましたので、この度初めて気がついたということです。
蝶番も新しく取り替えた扉で、お祀りされて下さい。

【カテゴリ】

値段が高いと高い音?

2018年02月24日 08:00

井上

こんちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

今回は仏具の鳴り物系のお話です。鳴り物というと一番身近なのは「おりん」ですね。
りん.jpg
「チ~ン」と優しく響く音色は心まで浸み渡ります。

鳴物.jpg

その他、ご家庭にあるもの「木魚」「鉦吾」「木鉦」があります。いずれも、読経をする時のリズムを整えるものです。

鳴り物は、宗派によって異なりますので、見たことも、聞いたこともない。という場合もありますが意外と色々あります。

その中で、先日、杢魚を購入しに来店がありました。
おじさん.jpg
いえいえ・・・本当のところは違って、杢魚は木で出来ていて丸い形の中をくり抜き、空洞を作ることによって音が鳴ります。
KIMG0731.JPG

大きいと低くめ、小さいと高めの音がします。

その他、材質や鳴らす時に用いる撥によっても音の雰囲気がかわります。

それぞれ音が違うので、購入前には異なる撥で異なる大きさの杢魚を叩いていただいています。

お寺にあるような重みのある音をお好みなら大きめの杢魚を選ばれてはいかがでしょうか。

さて、そもそもなぜ杢魚というのか?名前に入っているように、もともとの形は「魚」の形をした板だったようです。

魚は、日夜問わず目を閉じないので魚のように目を閉じず精進せよ。という意味もあったとか。そして、彫刻は、魚の鱗のようなものがあります。

杢魚を逆さまにして見てみると・・・

龍.jpg

龍が向かい合って玉をくわえている彫刻になっています。(黄色が龍、緑が玉です。)

これは「龍頭魚身」といって「魚が化かして龍となる」という登竜門の故事によるものとされています。

なんだか奥深い話です。音もいろいろです。

ぜひ店頭で龍を見つけて、音試しして下さい☆彡

【カテゴリ】

木の根っこ

2018年02月23日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

皆さんはお墓ってどんな場所に建っているものだと思っておられますか。市営霊園やテレビのCMに出てくるような公園霊園などは整然と区画割りがなされており、通路もきちんと整備されています。また集落の共同墓地でも綺麗に整備されている墓地が多いようです。
しかしながら私の担当させて頂いている地域においては、昔ながらの山の中に点在しているお墓が多いのです。今回もそんな森の中の墓地です。
お墓のすぐそばに大きな桜の木があり、その根っこが邪魔をしています。
KIMG5935.JPG
後ろの真中に見えている既存墓石の前に建てたいのですが・・・。
KIMG7272.JPG
工事現場でよく見かけるユンボーのミニ版です。
まずこいつで土ごとバリッバリッと掘り起こします。
DSCN9341.JPG
最後はご存じチェーンソーの登場です。
公園霊園ばかりで施工している業者にはない代物ですね。
DSCN9370.JPG
無事完成です。森田石材店はどんな所ででも施工出来ますので、是非ご用命をよろしくお願い致します。

【カテゴリ】

第三十三警備隊慰霊碑

2018年02月22日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
先日、お客様がある写真を持ってきてくださいました。その写真は広島県呉市にある「呉海軍墓地」でした。
こちらにお墓参りをされた時、偶然にもすぐそばに当社が建立したお墓を発見されたとのことでした。その写真がこちらです。
第33警備隊慰霊碑.jpg
ちなみに、この第三十三警備隊について書かれたページがこちらです。
【地域】フィリピン・ルソン島
【解説】1944年3月5日、内地で設置。4月17日、呉を出発してフィリピンへ。ミンダナオ島ザンボアンガの防衛を担当。司令は池田敬之助海軍大佐。1945年3月10日、アメリカ軍がザンボアンガに上陸。三月末、弾薬が尽きて北方に転進。池田司令は8月14日、ガリカン高地でマラリヤのため戦病死。終戦時の人員は、陸軍の独立混成第54旅団などと合わせて約400人。(参考資料:『戦史叢書 南西方面海軍作戦 第二段作戦以降』563~564頁。『旧海軍恩給年加算調書(8)』216頁)
第33警備隊慰霊碑(建立).jpg
裏面には仙台石の銘板に弊社の名前が彫られています。
過去の資料で、呉に慰霊碑を建てたことは知っておりましたが、それがどこにあって、どんなものなのかは存じておりませんでしたので、本当に驚きました。
こうして旅先で弊社のことを発見してくださる方、本当にありがたいと思っております。そして、作らせていただいたものが長く後世まで残るこの仕事に感謝です。
写真をくださった藤賀様ありがとうございました。

【カテゴリ】

仙台石のお墓

2018年02月21日 00:08

上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

このお墓は昭和23年に建立され、5年前に墓石の舞台を改築し最近に戒名彫刻をしたお墓です。棹石が仙台石です。

仙台1.JPG仙台2.JPG

「仙台石」(井内石とも呼ばれています)名前の通り宮城県石巻市の井内地区で採掘される硬質な堆積岩です。

その歴史は古く、文永5年(1268年)に建てられた宮城県河北町の板碑に使われています。

特徴として、古いものでもほとんど風化作用を受けません。石材の角が欠けることもほとんどありません。

石碑には細かい文字が刻まれていることが多いですが、その文字も明瞭に読み取ることが出来ます。

そのため、古文書に匹敵するほどに資料性が高いと言われています。

記念碑などにはよく使われる石で、ご覧になられた方も多いと思います。

仙台3.JPG

黒光りしない石で独特な木目のような縞模様があり、和風な色味です。

仙台4.JPG

墓石では’至高の石とも称され、山形の文人である斉藤茂吉が「父のために」と墓標の石を求めにきたという逸話も残されています。

最近ではあまり使われなくなった石ですが、威風堂々としていて年月を重ねるとともに、より味わい深くなる石です。

【カテゴリ】

亡き母への手紙コンクール

2018年02月20日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

寒い毎日が続いています。こんな時期は美味しいものををたくさん食べて温泉に入ると最高ですね。私は娘と二人で城崎温泉に一泊旅行に行ってきました。今回は親子二人の旅でしたが思い出すのは生前父母と四人で行った城崎の温泉旅行です。亡くなってもう会う事はできませんが、思い出や両親に対する気持ちは色あせることはありません。

さて、今回お知らせするのは亡くなられたお母さんに宛てた「母の日」の手紙作品がテーマの手紙コンクールのお知らせです。このコンクールは「母の日参り」パートナーシップ事務局が主催されています。
20170220.jpg
優勝作品はなんと10万円!!
選考委員長にはあの中村獅童さんです。自分が書いた文章を読んでいただけるかも?!そう思うと緊張します。(笑)
これは私も応募します!詳しい内容はコチラまで↓↓たくさんのご応募お待ちしております(^○^)

【カテゴリ】

鳥居の修繕

2018年02月19日 08:00

森田 茂樹

代表の森田です。

只今、昨年10月の台風で倒れた鳥居の修理を行っています。この鳥居は、寛政13年(1801年)で今から217年前に建てられたものです。

過去にも倒れて修繕されている箇所がいくつかあります。その辺りもこの度は手直しをしていきます。

こんな仕事をするのに昔と大きく違うことがあります。それは、接着剤と加工道具の進化です。

接着剤は、20年ほど前からエポキシ系と言われるものがあります。一度接着すると10トンの力を加えても外れない強度があります。実際に石材をつなぎ合わせてしまうと、外そうにも外れません。無理に外そうとすると石が壊れてしまう程の強度があります。

また加工道具もかなり進化しています。とくに石材の加工で穴を空けることは非常に大変で、ノミで掘れる深さは頑張っても10cm程度でしたが、今は電動ドリルやコア抜きバーナー等の機械があるのでとても便利です。

さて、鳥居の柱が折れている箇所は、それぞれの柱に30cmほどの深さの穴をあけて、そこに長さ60cmのステンレスの棒を差し込み、接着剤で繋ぎ合わせて修繕完了となりました。また欠けている箇所は同じ石を接着して、当時と同じ加工で仕上げました。

同じ石種の石を接着します。
20180219-4.jpg

ノミ切り加工を行います。
20180219-2.jpg

完成です。
20180219-1.jpg

文化財や昔の手作りの作品を修繕するときは、当時の職人さんのスゴさを感じながらやっています。

新しい物はなんでも便利で良いものばかりですが、昔の手作りの作品は長年の汚れも蓄積していてなんとも趣のある作品だと思います。

近々再建立をしますが、氏子様に喜んでいただけるように復元したいと思っています。

【カテゴリ】

お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く