森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年07月 -
お墓はどこで加工するといいの①
2018年07月31日 08:00
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顔を見ながらの石積み
2018年07月30日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
皆様の所は昨日の台風被害はありませんでしたか?
さて、現在施工中で完成間近の篠山市東部の神社の話をします。
今年では加西市、三田市に続いての工事になります。
各地で被害のあった昨年10月の台風で御神木である大きな杉の木が倒壊しました。被害は左側の玉垣と石垣と神前灯籠などで幸いと言ってよいのかわかりませんが、上にある本殿、鳥居は被害を免れました。
崩壊した左部分の石垣の積み直しになります。
石垣と言っても御影石の切石ではなく、昔に山から取り出した自然石の山石です。
石には、特に自然石には顔(向き)があるといわれます。ひとつひとつ石の顔を見ながら積んでいきます。
ベテランの職人になると石のほうから「この向きで積んでくれ」という合図があるそうです。
写真ではわかり難いですが、石垣の勾配は現存の右側の石垣と同じになるように塩ビパイプを曲げて丁張りしています。
切石積み以上に手間のかかる石積みであり、最も職人のセンスが現れる石積みです、完成間近です。
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お墓参りの季節です。
2018年07月29日 08:00
こんにちは、本店の義積です。
私は先日友人と北海道に旅行に行きました。毎日40度近くある関西と違い、北海道は25度前後で大雪山にはなんと雪が積もっていました。同じ日本でも気候は全く違うのですね。
旅行中、ホテルでテレビを見ていますと、北方領土の元島民と家族が島に残る先祖の墓を訪ねる「北方墓参」で歯舞群島の多楽島を訪れていたというニュースを見ました。
お墓が北方領土にあり、お墓参りは手続きがないと自由に行けないそうです。
年配の方がインタビューを受けていて、
『年が年なので今年が最後かも知れない。』と言われていました。自由にお墓参りができないなんて、様々な事情があるとはいえ、せつない事ですね。
北海道は観光地で有名ですが、昔は未開拓の地で罪人等が獣道さえない森を寒さや飢えに苦しみながら道を作った歴史あり、今の北海道があるとバスガイドの方に聞きました。
広い大地を見ていると、平和な時代に生まれた事を幸せだと思いました。
さて、お盆といえば多くの方がお墓参りに行かれます。しかし、世の中にはお墓なんていらない、自分の骨は海に撒いて欲しいと全ての方がお墓の必要性があると思っていない方もいらっしゃいます。
私は手を合わせる場所は、やはりお墓や仏壇であり、毎日の暮らしに感謝する時間が大切だと思います。
この本には生きる事はどういうものか、お墓参りの楽しみかたなど、理解しやすい言葉で書かれています。毎日を楽しく暮らすきっかけになるかも知れません。
※この本は山南町の本店に置いてあります。
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石積み検定
2018年07月28日 08:00
代表の森田です。
兵庫県石工技能士会主催の前期技能検定(石積み作業)が兵庫県の香美町で開催されました。
1級12名、2級2名の合計14人の申込みがあり、通年の倍の参加人数となりました。
受験者のお話を聞くと、最近の公共工事は免許の提示も厳しくなってきたから・・・という方が多く、大阪・和歌山からも来られていました。
受検者は、課題の作成時間が3時間という短い時間と、検定の緊張感との戦いの中、気温37度の猛暑もあり、終わった時は皆さんぐったり状態でした。
一つ一つ間知石を加工して積み上げます。
積み方は「矢羽積み・谷積み」と言われる工法です。
みなさんお疲れ様でした。
追伸
14人の審査をするのに3時間かかり、さすがに私も疲れました。
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お墓の高さ
2018年07月27日 08:00
本店 山崎です。
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水をかけてあげても良いですか?
2018年07月26日 08:00
滝野店の福島です。
連日暑い日が続いておりますが、皆さんは体調など崩されてないでしょうか?
先日、あるお客様のご納骨があり、お手伝いに伺っておりました。
午前中の法事ではあったのですがとても暑く、準備などをしている私はもちろん、参列者の方も日傘をさされ汗を拭っておられました。
法事が始まる際に寺院様から「これから読経をさせて頂きますので、皆さん順番にお線香を手向けて水をあげて下さい」とのお話がありました。
そこである参列者の方から「お墓の頭から水をかけてあげても良いのですか?」との質問がありました。
今回のご寺院様の答えは、「暑いですからねぇ、沢山かけてあげたらよいですよ。私もかけて欲しいくらいです(笑)」でした。
この様な際の作法やマナーなど調べれば調べるほどわからなくなり戸惑われることが多いと思います。
実際に他のご寺院様であれば「頭から水をかけるべきではない、水鉢の窪みにお水を張ってあげなさい」と仰られたこともありました。
ご寺院様のお考えによって変わってくると思われますので、ご不明な点があればご法事の際に訊ねてみられれば良いと思います。
お墓を掃除なさる際に墓石に水をかけられても問題はありません。
水をかけて掃除なさった後の水滴などは、固くしぼった布などで拭きあげていただければよいですが、彫刻がされている所などはご注意なさって下さい。
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嬉しいお声を頂戴しました
2018年07月25日 08:00
滝野店の中村です。
この度、嬉しいお声を頂戴致しましたのでご紹介します。
今回私が担当したのはY家。
たまたま訪問した際、ご主人がお亡くなりになり、お墓をご検討されておられました。
この時はまだ落ち着かれてない様子でしたので、数か月後に再度訪問させて頂きました。
実際の完成したお墓がこちらになります。
正面文字は書家の先生に書いて頂いた手書きの文字なので世界で一つだけのお墓です。
今回、Y様とお話を進める上で、
「お墓が建つまでにいつ何をすればいいのか?」
というのを大変不安に感じておられました。
しかしY様には下のようなオリジナルの進行表を作成して進めていきました。
このようにご縁でY家のご供養に携わることができ、更にこんなお声まで頂き感謝しきりです。
それと同時にこの仕事にやりがいを感じる瞬間でもあります。
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入り口移動~墓地の縮小~
2018年07月24日 08:00
篠山店の眞下(ましも)です。
ある篠山市の共同墓地でのお墓づくりのお話です。
工事前はこのような形で、夫婦やお一人のご先祖様のお墓がありました。
今回、この石塔の代わりに五輪塔と、これからの方々のために、代々墓と霊標を建てさせていただきます。
そして、お墓区画が大きいので、約半分を村にお返しすることになりました。
ご先祖様のお墓を解体します。文字を彫っている石は供養塔に移動します。
元々の入り口だった階段を外しています。
外した階段を再利用して、入り口をお客様の区画の中央に作成します。
そのために、巻石の切断が必要です。
グラインダーで巻石に切り込みを入れます。
クサビを入れて、セットウ(ハンマー)で叩いて切断します。
切断しました。
階段を入れるために、凹凸をならします。
完成です。ここに階段を移動させます。
先程の階段を据えました。
皇太神社竣工式
2018年07月23日 08:00
仕入れ担当の森田です。
昨日は三田市広野にございます皇太神社の玉垣改修の竣工式でした。
こういったところに来賓という立場でお呼びいただけるのは本当に光栄なことです。また石屋冥利につきます。
式典は厳かに執り行われ、その後、舞とお神楽が披露されました。ひとつの神社の大改修で、このように盛大に行われる様子を見ながら、地域の方々がしっかりと神事を守られているのだなあと感じました。
この神社の前回の大改修は大正9年。今から98年前です。まさに100年に一度の大改修でした。
当初は石積みにするかコンクリートの擁壁にするかの案が出ていました。しかし、コンクリートは50年が限度です。
また、コンクリートは時が経つと古びてきますが、石は時が経てば味が出ます。そんなことをお話しながら、当社の石積みを選んでいただきました。
さて、今回、弊社といたしましては、石垣(上段、下段)、玉垣、階段、張石、排水工事、樹木伐採、屋根洗浄、芳名版、狛犬、灯籠と一切合切を任せていただいた大工事でした。
昨年の春から準備に入り、年末に正式契約、そして2月から6月末までかかりました。その間、監督で一切を指揮した杉浦、石積みのリーダーの市位にはとても頑張ってくれました。
本日も区長さんにそのあたりを触れていただきとても嬉しかったです。
また自社でできない部分は、多くの協力業者様にお世話になりました。納期が迫る雨の中、間に合わせていただきたことに感謝いたします。
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法名碑をスライス
2018年07月22日 08:00
本店の中道です。
先日 法名碑を新しくされたお客様がありました。
打ち合わせをしている時に、親戚のおじさんが来られ
「これまで拝んできたんだから、文字の部分を削って今度据え付けるヤツの下に 埋めてもらえよ」
とおっしゃりました。
施主さまは、おじさんの言われるようにして下さいとの事です。
私もこの様な事は初めてなので、このおじさんにどの様にすれば良いのか打ち合わせをして作業する事になりました。
工場へ持ち帰り 文字の部分をオフカットと言う切削機でスライスします。
スライスされた石
シートの上で粉砕して 砕石の様にします。
新しく法名碑を建てる場所に穴を掘り 砕石状にしたのを埋めます。
法名碑を据え付け 完成です。
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