森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年07月 -

お好みのお線香を・・・

2018年07月11日 08:00

山崎 倫子

本店 山崎です。

今日はお線香についてです。仏壇でもお墓参りでも用いるお線香。私たちにとっては、一番身近な仏具の一つです。そして、お線香に似た「お香」も最近では、雑貨屋さんなどでもよく見かけるようになりました。

さて、では「お線香」と「お香」の違いとは何でしょうか?・・・実は、この2つは、原料や作り方など基本的なことはまったく同じです。

ただ、「お線香」は仏事に用いるもの、「お香」はその香りを楽しむもの、として区別されていますが、好みの香りで「お線香」を「お香」として、「お香」を「お線香」として使用する事もできます。

そもそも「お線香」は仏教伝来の頃に用いられるようになったと言われています。

今回調べてみて初めて知ったのですが、「日本書記」によると淡路島に漂着した「香木」を島の人達はただの流木と思いかまどで燃やしたところ大変に良い香りが立ち上り、これに驚きこの香木を朝廷に献上したそうです。これが線香のルーツだそうです。

仏壇やお墓にお線香をあげるという事は、我々の習慣になっていますが、お線香はご先祖様にとって食事の役目でもあります。

亡くなった故人が仏の世界に行くまでの間、お線香の香りがあれば空腹を抑え無事にたどり着くと言われているのです。

また、故人のためだけでなく自分の心を清める事も出来るという意味合いもあります。

最近は、様々な香りの線香もありますので、自分の好みのもの、また故人様の好きだった香り・・・そんな事を思いながらお線香を選ぶのも良い供養になると思います(^^)

お線香.JPG

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くれぐれもお気を付け下さい。

2018年07月10日 08:00

福島 正弘

滝野店の福島です。

週末は記録的な大雨となりましたが、皆様のお住いの地域では被害の方は無かったでしょうか?

私共の本社があります丹波市では大きな被害が出ておりました、被害にあわれた方におかれましては心よりお見舞い申し上げます。地域にもよると思いますが、元々は山だった場所を開いて、山裾に墓地を作られている所が私の担当させて頂いております地区にも沢山あります。

そういった場所は雨が止んだからといっても地盤がゆるんでいる可能性がありますので十分な注意が必要です。

近くで土砂災害があったような地域は尚更です。降雨量なども大差ないと思いますし、地形や地質も同じようになっていると思いますので危険性は高まります。

「お墓のことが気になる」と言われるお気持ちはわかりますが、なるべく危険な場所には近づかないでいただければと思います。

もし石塔の傾きや、倒壊などありましたらご自身達でご無理はなさらず私どもまでご相談下さい。

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ファイバーレジン施工④~山の中の墓地~

2018年07月09日 08:00

中村 淳

滝野店の中村です。

今回のお墓は小野市のお墓です。

こちらの墓地はこのような山道を1kmほど登ったところにあります。

小野山田町1

当然のことながら藪の中にお墓はあります。

ですので草はもちろんのことながら、落ち葉の掃除も大変との事でした。

小野山田町2

今回はこれらのご先祖様の既存墓石を整理して、代々墓を1基新設することになりました。

まずはお墓を建てる敷地を重機を使って整地していきます。

小野山田町3

その後転圧をして基礎コンクリートを打設します。

小野山田町4小野山田町5

そして完成がこちらです。

小野山田町6小野山田町7

小野山田町8

このような山間部の墓地では、落ち葉の掃除の事も考慮し従来真砂土仕上げをすることが多かったです。

ところが真砂土仕上げは雨が降ると真砂土が墓石に跳ねたりして見た目もあまりきれいとは言えませんでした。

しかし、このファイバーレジン施工なら防草対策だけでなく落ち葉対策にもなりまさにうってつけです。

このようなところに墓地がある方はファイバーレジン施工の導入を是非ご検討下さい!

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神社の大改修工事④~間知積み~

2018年07月08日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

三田市の大規模な神社修復工事の4回目です。

前回の境内階段のお話の続きで、間知積みです。本堂壁面の石垣を積んでいます。今回は間知石を使用しています。

最近、公共施設等は均等サイズでできた間知ブロックを使っているところを多く見かけます。

しかし、私達とすれば、手間も時間もかかりますが、間知石をオススメしています。

時間が経つと風合いも出てきて、存在感があります。

施工前です。

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不揃いの形していますので、まず置いてみます。

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飛び出していて、削る箇所に印をつけます。

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「コヤスケ」という工具で飛び出していた所を削ります。

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ピタッと揃いました。

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これを一個ずつ繰り返していきます。気の遠くなる仕事ですが、職人は黙々と仕事を進めてくれました。

2月から始まった修復工事もいよいよ佳境です。

完成が楽しみです。

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Q.地震で隣のお墓が倒れて、うちのお墓が破損したら?

2018年07月07日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
大阪北部の地震に際しましては、墓地でもかなりの被害が出ているようです。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
また、私どもの同業者の石材店の方々にも、お盆までに何とか補修をと頑張っておられます。工事の安全をお祈り申し上げます。
さて、
Q.地震で隣のお墓が倒れて、うちのお墓が破損したら?
私も少し調べました。しかしこの問題はなかなか難しいようです。それを順を追ってご説明します。
周囲のほとんどが倒壊している場合
この場合には、天災による不可抗力とみなされ、その責任を誰が負うかは難しいようです。それほどの被害であれば、そんなこと言っている場合では無いと思いますが。
周囲はほとんど倒れていないのに
こういった場合には責任を問われる場合があります。特に、古くなっていて石と石の接着面がくっついていない場合は、管理不十分として責任を問われるかもしれません。
建ててすぐに倒壊した場合
この場合は、建てた石材店の責任になりそうです。先ほどの、「周囲のほとんどが倒壊している」様な状態や、津波で流された場合などは別にしても、震度5程度で倒壊してしまえば、製造者責任となりそうです。
屋外の構築物の責任は、最大10年とされています。ひとつの目安にしてください。
まとめ
事故は加害者も被害者も嫌な思いをします。お互いにそんな事がないようにメンテナンスが必要です。とはいっても墓石ですからそんなに頻繁には必要ありません。
理想は10年に1回ですが、最近の施工技術であれば、キチンとしておけば20年ぐらいはしっかりしています(保証するものではありません)。ぜひ一度、そんな目でお墓をご覧になって下さい。

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コンクリートのお墓

2018年07月06日 08:00

中道 祥貴

​​本店の中道です。

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一見 石に見えますが、実はコンクリートで出来た墓石です。

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コンクリート製と言うこともあってか、経年劣化、酸性雨のせいか?表面にクラック(ヒビ)が入り 今にもハガレそうになっています。

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今回はこの石塔を処分して、処分した石塔の方を霊標の裏面に再彫刻とのご依頼です。

コンクリートの石塔は あまり見かけませんが、昔は稀にありました。ちなみに、墓前灯篭なんかも、コンクリート製の物がありました。

こちらは 石塔に比べると 今でも墓地で見かけることがあります。昔は みかげ石の加工が大変だったのと 高価な為、コンクリートの物が使われてたのかもしれません。

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無事工事も終わり ハガレ落ちるまでに処分が出来て 彫刻も出来たので大変喜んでいただけました。

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香りに癒されてみませんか?

2018年07月05日 08:00

yoshidumi

みなさん、こんにちは。本店の義積です。

さて、問題です。こちらは何でしょうか?

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貯金箱のようですが、これはアロマのミストの吹き出し口です。無印良品の商品にカバーとしてこの石を被せます。そうすることで、おしゃれな石から出るアロマミストを楽しめます。

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電気を灯すと、おしゃれなランプにもなります。石から出る暖かい光がなんとも言えない良い雰囲気ですね。

この商品は先日庵治の石の展示会で目に留まり購入してきたものです。香りと光に癒されそうです(^-^)この商品は本店にございます。

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お墓にはキレイな水をお供え下さい

2018年07月04日 08:00

髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

先日、忌中明けの納骨に立ち会った時のお話です。
納骨堂にお骨を納め、読経が始まって少しした時にご住職が花立に挿してあるシキビを1本抜きました。
そしてそのシキビの先を水鉢(家紋の彫られている石の部分)にある水溜にちょんちょんと浸け、◯◯家の墓と彫られている竿石部分にパッパッと水をかけられました。
読経が終わりお家の方の一人がご住職に問いかけました。
「水は頭からかけてもいいんですか?」と。
その質問にご住職は、
「ダメとは言いません。ただ頭からかけるよりも、そこの水溜をきれいにして水を手向けてください。さきほど私がした行為は「末後の水」です。綺麗なお水を仏さまにお供えしてください。それは大切なご供養ですから。」と説かれました。
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開眼供養のお手伝い

2018年07月03日 08:00

園中 憲二
篠山店の園中です。
今回は、開眼式のお手伝いのお話です。
新しくお墓をした際には、開眼法要 建碑法要が必要です。
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開眼法要とは、仏像やお墓に対して命を吹き込む法要のことで、魂入れ、お性根入れなどとも呼ばれています。
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区画の外の四隅と正面に砂を盛ります。そこに、お線香を立てていくのですが順番があります。
まずは、右奥→右前→左前→左奥→正面の順番にお線香を立てます。
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お線香の次は、洗い米と塩を先程と同じ順に蒔いていきます。
最後にお酒を同じ順番で注ぎます。
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仏事関係は、宗派や地域性によって大きく違ってくることもあります。特に普段なかなかない供養についてはわからなくて当然です。気になることや心配なことはお気軽に相談して下さい。
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最後はお客様とご住職も一緒に記念撮影。
これでスッキリしたと喜んで頂けました。

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永代供養墓

2018年07月02日 09:30

yoshida

滝野店の吉田です。

先日、京都の親戚の3回忌の法要があり、本堂での法要のあと、寺墓地のお墓にお参りにいきました。
寺墓地には空き区画もあったそうですが、子どもたちも仕事の都合で遠方(今は茨城県)に住んでいて、この先お墓の面倒をずっとみれるかどうかわからない状況ですので、永代供養墓にしたようです。
最終的に合祀されることなく、個々の家ごとの家族墓としての永代供養墓でした。人数制限もなく、永代供養料を追加すれば将来的には子どもたちもそのお墓に入ることができます。
下部の黒石(墓誌)に霊名を彫刻していきます。
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こういう状況は都会だけに限らず、中兵庫の私達の営業エリアでも「永代供養」という言葉を、よく耳にするようになっております。永代供養墓も、最終的に合祀される墓が多いのですが、家族墓としての永代供養墓も増えていくかもしれません。

お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く