お墓の傾き直し

2022年09月20日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

こんにちは。たんば篠山店の園中です。

今回は、お墓の傾きを直したお客様をご紹介致します。

当初は、お墓が1基傾いているのでそれだけを直して欲しいとのご依頼でした。

しかし、現場を確認し再度お話を伺うと

「お墓を建ててからもう30年以上も過ぎているので、直せる所は直したい」

とのことでした。

 

そこで、30年前にはなかった地震対策の免震施工や、防草対策のファイバーレジンをお勧めしました。

また、その他にも気になった所もありましたので、その修繕をご提案しご依頼いただきました。

 

こちらがリフォーム後のお墓です。↓

お客様からは、

「お墓が傾いていることだけが気になっていましたが、自分達が気付いてなかった古い鋳物の花筒を新しくステンレス花筒に替える加工や、お墓の洗浄・家紋の色を入れ直しなどをしてお墓が新しく蘇った様に感じました。これからは草刈りの心配もなく、お彼岸前にスッキリとしたお墓になった」

と喜んで頂きました。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

最近は円安の影響もあり、輸入品の価格は驚くようなことになっています。

私みたいな立場とすれば、「これは国内でやったほうがいいんじゃない?」と思うこともしばしばございます。

そんな商品のひとつにお地蔵様がございます。

たとえ価格差があっても日本のお地蔵様はいい感じなのに、いまでは割安感すら覚えます。

今日はお地蔵様についてお話したいと思います。

 

 

お地蔵様とは

愛らしい穏やかな表情をされているのがお地蔵様です。

お地蔵様は地蔵菩薩といわれ菩薩様なのです。

菩薩さまとは、有名どころでは観音菩薩、文殊菩薩、弥勒菩薩などおられます。

悟りを求める衆生という意味らしいのですが、ブッダが悟りを開く前の状態としてかなり偉い方にあたります。

そんな菩薩であるお地蔵様は子供の供養によく用いられます。

その理由は有名な賽の河原の話になります。

 

『仏教では、親より先に死んでしまった子供は、

親不孝をした罪となり賽の河原で石を積まなければなりません。

親を思いながら、徳を積むために一つずつ石を積みます。

しかし、その石積みを鬼が崩して邪魔をしてきます。

そこへお地蔵様が現れて子供たちを救ってくれるのだそうです。』

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いちばん大事なのは顔

お地蔵さんには限りませんが、仏像でいちばん大切なのは顔です。

特にお地蔵様は優しく穏やかな表情がいいですね。見ているこちらも癒やされます。

そして顔はつくり手により特徴が出ます。

 

日本の職人さんの技がすごい

現在、日本のお墓に建っているお地蔵様のかなりの数が中国製品です。

理由は価格が安かったからです。

もちろん技術もそれなりですから、広まるのも当然です。

弊社も例外ではなく、多くの中国製のお地蔵様を納めてきました。

しかし、国産のお地蔵様と比較するとその違いは歴然とあります。

最も大きな違いは仕事の丁寧さです。

日本の職人の仕事は細部まで手が入っています。

上の写真は有名な方の作品です。本当に見ごとな技術です

それは見るだけではなく触ってみると明らかです。

何とも言えない手触りはいい仕事の証です。

また頬の滑らかさ、表情の深さも違います。

 

素材とひと手間

日本の職人さんは実に色んな素材でお地蔵様をつくられます。

たとえば「石んこ地蔵」で有名な平泉さんは、かわいい表情はもちろん独特な色付けをされます。

また和泉石など昔から日本で採れた砂岩質の石で加工されたものは、目が細いので細やかな加工が特徴です。

あと自然の石の肌をそのまま活かした伊達冠石も魅力的です。

 

中国の物価高、円安で差は小さく

冒頭にも申し上げましたが、中国製品と日本製品の価格差のお話をしました。

そしてそれが今ゆらいでいます。

人件費の高騰と円安の影響でその差は縮まってきました。

いよいよ、品質と価格のバランスでは日本製品に軍配が上がると私は思っています。

 

まとめ

今回はお地蔵様について少し書いてみました。

お地蔵様に限らず、灯籠・狛犬・観音様など、どれをとっても日本の技術は素晴らしいと思っています。

もちろん海外の加工も素晴らしいものはたくさんあります。

しかし、私たちが見慣れた感覚のようなものにピタっと当てはまるのは日本の職人さんの仕事が多いように思います。

長らく国産の加工が減っていったこともあり、職人さんの人数も少なくなってきています。

今後もこの技術が継承されますようにと願うばかりです。

丹波篠山市の東窟寺霊園

2022年09月15日 12:21

上山 典之
上山 典之

こんにちは、たんば篠山店の上山です。

今回は丹波篠山市の東窟寺霊園を紹介します。

市内北部の田園風景が広がる高台に位置し、静かで日当たり良好な霊園です。

最近、墓地の紹介依頼で増えてきたのが将来のことを考えての樹木葬、永代の合祀墓が隣接している墓地を希望されることです。

子供や孫の時代になったときに悩むことが少しでも少なくなればという親心でしょうか。

誰しも将来のことはわかりません。もしもの時にスムーズに移行できれば理想的ですね。

ここ東窟寺霊園は一般墓・樹木葬・永代供養塔すべてあります。

ご参考にしてください。

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広い場所の防草対策

2022年09月14日 09:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

神社の改修工事も大詰めを迎えております。

今回は、神社周辺の仕上げをご紹介します。

大半の神社は森の中に作られています。本殿や参道の周囲はたくさんの樹木が茂っていて秋になると落ち葉の掃除も大変です。

よく、草防止に砂利などを使われる事も多いのですが、砂利だと石の隙間に落ち葉が挟まって掃除が困難になります。

そこで今回は「マサファルト」と言う、真砂土(マサ土)を固める工法にしました。

まずは、使用する前に下地作りを行います。

マサファルトを約5㎝で敷きならすために下地を5㎝下で砕石を敷きます。これをランマーで固めた後、マサファルトを敷きならします。

叩きながら敷きならした「マサファルト」に水をかけて仕上がりとなります。

作業は非常に簡単で草防止にもなりますし、落ち葉もホウキで掃くか「ブロワー」で吹き飛ばして掃除をするにも最適です。

難点は、掃除をするたびに表面が多少削れていく事とひび割れが起こりやすい事です。

でも見た感じは土なので自然に溶け込みますし、水が溜まらないので広範囲の施工には最適です。公園などにも良く使用されています。

次回は、完成した神社をご紹介できると思います。

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石材かるたが届きました。

2022年09月13日 08:00

本店事務スタッフ
本店事務スタッフ

こんにちは。本店スタッフです。

次のブログは何を書こうか~ と、悩んでいる時によいものを受け取りました。

以前、このブログでも紹介しました墓詣でさんの「アルティメット 激ムズ石材かるた」です。

「お墓に使う石ってグレーのものばかりでしょ」と私も以前は思っていましたが、こうやって並べると個性的な石がたくさんありますね。それでも、白~グレー系や黒系はそれぞれ特徴をしっかり覚えなければ札を取るのは難しいです。

そして、一番気になっていた印刷のクオリティですが、実際の石と一緒に写真を撮ってみました。どうでしょう。見事に紛れ込んでいます。

「渡された絵札と同じ石のお墓を展示場で探す!」なんていう遊び方も楽しいかもしれません。

私は個人でも購入したので、自分用はこんな風にファイルに収納していつでも見れるようにしようと思っています。

Makuakeでの受注は終了してしまいましたが、一般販売も計画中ということで気になった方は墓詣でさんのサイトやSNSをチェックしてみてください。

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山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

過ごしやすい日が多くなってきましたね。

さて、森田石材店では、今週末より「お墓の相談会」を開催します。

期間は9月17日(土)~9月25日(日)まで3店舗同時で開催しております。

各店それぞれの特色を生かし、和墓から洋墓まで様々な種類の墓石を見て頂けます。

 

なんとなくこんなお墓いいなぁ~から初めてみるのもいいかもしれません。

またお墓以外にも気になる事・・・

草が生えて大変、地震対策が心配・・・

などなど、どんな事でも構いません。

 

是非、一度お立ち寄りください(^^)

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自然石のお墓~伊達冠石~

2022年09月09日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

本日ご紹介するのは自然石のお墓です。

お施主様のご希望は「周りと同じようなお墓にしたくない!」でした。

当初は洋風のお墓を想定してご来場されました。

しかし、“あの”墓石を見て一目惚れされました。

「伊達冠石」のお墓です。

やはり、伊達冠石のお墓を見てしまうと他に目がいかなくなるようです。

まさに世界一にひとつだけのお墓なので一目惚れも納得です。

工事前の様子がこちらです。

きっちり基礎ベースを打っていきます。

建立後の様子です。

彫刻の文字は隷書をおすすめしました。

大変喜んで頂きました。

 

洋風のお墓にしたい

2022年09月08日 08:00

河合 邦彦
河合 邦彦

滝野店の河合です。

少し前にお墓建立のお手伝いをさせて頂いたので紹介させて頂きます。

地区の墓地での建立でした。土台は以前に作られており、そこに建てる運びとなりました。

周りはよく見かける和風のお墓ばかりでしたが「洋風のお墓にしてあげたい」とのご希望で当社の洋墓を選んで頂けました。ありがとうございます。

こちらの区画に建立します。穴が掘ってあるのは仮埋葬のお骨を取り出された後です。

昔に作られた土台ですので石との間が開いてしまってます。一旦囲いの石を解体してもらい、組み直します。

しっかり金具で固定し、バッチリです。

その後土から玉砂利へ入替え、墓石を建立し完成です。

お墓のデザインは当社で人気のあるお馴染み「リーブル」です。お参りしやすいよう拝み場も広く取っています。

滝野店の展示場に設置してあるリーブルはピンク色の石なので、打合せで滝野店の展示をご覧になられた時は「このピンクの石がええな~。キレイやわ」と仰られてました。

しかし、熟考され「いや、色は周りと合わせておこう」と現状の色合いになりました。

後日開眼式を無事終えられた後「気になっていたお墓が出来てホッとしました。ありがとう。」とお声を頂きました。

良いお手伝いが出来たと思います。

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秋分の日は「お墓参りの日」

2022年09月07日 08:00

垣崎 美保
垣崎 美保

こんにちは。

本店の垣崎です。

もうすぐお彼岸ですね。

お彼岸にある9月23日の秋分の日は、先祖をうやまい、亡くなった人を偲ぶことを趣旨としています。

こうした日本らいしい文化を絶やすことなく未来へつなげていきたいという願いをこめ、

日本石材産業協会が「お墓参りの日」として記念日申請し、制定されています。

お彼岸にはお墓参りに行く。

一つの決まった家族行事にしてもいいですね(^^)

ただ、お盆やお正月のように長期の休みがあるわけではないので、遠方でお墓参りは難しいという方も多いのではないでしょうか。

お墓に行けなくても亡くなった人々を偲ぶ気持ちが大切だと思います。

秋分の日は、家族や友人と亡くなった方の話をすると色んな想い出がよみがえっていいかもしれませんね。

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お墓の移設(引っ越し)

2022年09月06日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回はお墓の移設(引っ越し)の話です。私が5年前に建てさせていただいたお客様です。

以前は10軒程の村墓地建立しました。そして今回、菩提寺境内墓地への移設です。

移設前です。奥のお墓を移設します。すべてのお墓の移設は無理なので、代々墓と霊標、五輪塔を移設して、古いご先祖墓や軍碑は撤去処分します。

その代わり、撤去処分するご先祖様でまだ五輪塔に彫刻されていないお方は彫刻させていただきました。

手前のプラスチック花筒がある方々は40年以上前の土葬で、今回掘り起こさせていただきました(土葬上げ)。

土葬上げの模様です。4霊の内、3霊のお骨が出てきました。お客様で斎場にお持ちいただき、荼毘に付してもらいました。移設先の納骨堂に納めます。

元に戻して、真砂土仕上げしました。

移設しました。私、入社して10年になりますが、自身で建てさせていただいたお墓を移設するのは、初めての経験でした。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く