
本店の中道です。
お客様の声を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
丹波市山南町でご両親のお墓の建立工事をしました。
お父様の一周忌にあわせて、お母さんのご納骨もご一緒にされました。
祖父母お墓(墓石)はご夫婦のお墓(夫婦墓)で建てられており、今回も同じ様に先代のお墓のに合わせた形で
夫婦墓で建立されました。
施工前
完成
お客様の声
T様ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
2023年03月01日 08:00
2023年02月28日 08:00
本店の髙梨です。
これまでお墓づくりに携わらせて頂きました数多くのお客様。
当時は元気でお若かった方でも、20年近く経つと訃報を耳にすることが多くなってきます。
先日もご主人様がお亡くなりになったと、携帯にご連絡頂きました。
こちらのお宅は16年ほど前にご家族を亡くされ、お墓をさせていただきました。
僕と同じ年齢の方を亡くされたので、普段より一層、お互いに近いお付き合いが出来たと思っています。
それ以降もリフォームのご依頼を頂いたりしてきました。
「たかなしさ~ん、おとうさん亡くなってもた」
と言葉を聞いた時は「えっ?」という感じでした。
僕の中では元気にされているご主人様で止まっていました。
たしかに「いつ死んでまうかわからんからな」とはよく聞きます。
日々、それを経験してしまう生業ですから余計に。
今回、ご主人様の納骨法要に立会いしました。
赤字の戒名と俗名も黒字に変えました。
これからも間違いなく、このような経験は増えていきます。
当たり前を当たり前と思わず、ひとつひとつを大切にしていきたいと思いました。
「たかなしさん、あんたこれ持って帰り!私が植えたやつやねんで!」
「ありがとうー!」と手にしてから、何度も何度も世話の仕方を教えてくれました。
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2023年02月27日 08:00
今回は、川西の霊園から丹波篠山市の村墓地へお墓を移転されたお客様をご紹介いたします。
「遠方に住んでいて、お墓参りに行けないから…」「あとを継いでくれる人が居ないから…」
そういった事情で、お墓じまいをされる方が増えてきたように感じます。
そんな中で、今まで大切にされていたお墓を処分せずに、家の近くへ移したいというご依頼は、こちらも嬉しくなります。
お墓には「家族のきずなを確認し合う場所」という、とても大切な役割があります。そして、お墓参りをしてご先祖様を大事にすれば、ご先祖様は必ず加護してくれます。
こちらが移転前のお墓です。
工事の様子です。転圧機を使って、しっかりと地盤を固めていきます。右側の四角く囲まれているところはカロート(納骨室)です。
石と石の繋ぎ目はズレて開いてしまうのを防ぐため、コーナー金具でしっかり固定しております。
川西市から運んできましたお墓を設置して引越し完了です。
お客様からは「1月末の大雪の時と重なり、工事がずれ込み法要の日程を変えないといけないかと思いハラハラしたけれど、無事に新しい場所で法要が出来て良かった」と、喜んでいただきました。
2023年02月24日 08:00
仕入れ担当の森田です。
先日、知人にこんなことを聞かれました。
法事は何のためにすしてるの?
お寺さんの金儲けちゃうの?
と無神経に言い出すものですから、私なりに少し話をまとめて答えました。
申し添えておきますが、私はただの石屋のオヤジですので、内容の真意につきましては宗教者にご確認ください。
そもそも、昔から続いているものには必ずメリットがあります。
人間は建前だけで伝統を守り続けられるほど出来ていないと私は思っています。
ですから現世利益が前提にあると思うのです。
ここで仏教の出番です。
仏教には「功徳(くどく)」と「廻向(えこう)」という考え方があります。
良い行為をすれば功徳が積まれます。
ここでいう良い行為とは死者の冥福を祈る供養のことです。
法事は亡くなった方への供養ですから、することにより功徳が積まれます。
それを受け取った故人は、その功徳によってあの世で幸せになります。
さて、いいものをもらった人は次にどんなことをするのでしょうか。
そうです。お返ししないといけないときっと思うはずです。
ですから、あの世にいる故人は積まれた功徳を私たち子孫に廻してくれるのです。
これを「廻向」といいます。
つまり、いい行いを貯金してそれが返ってくるのが法事の仕組みなのです。
ということは冒頭の、
法事は何のためにすしてるの?お寺さんの金儲けちゃうの?
これの答えは私のためです。
その供養にお経のプロであるお寺さんにお願いしているわけですね。
確かにお経は自分で読んでもいいのかもしれませんが、法事のときぐらいはプロに読んでもらったほうが効果がありそうです。
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2023年02月22日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
先日、丹波篠山市の墓地で古いお墓の文字読み取りをしていた時のことです。
「嘉永6年12月6日」何とか読み取れます。
嘉永6年は西暦でいうと1853年。
今から170年前の江戸時代末期で、お墓としてはそれほど古いものではありません。
嘉永6年をググってみると2月に相模湾北西部沿岸でマグニチュード6.7の小田原地震があり、6月にはアメリカの東インド艦隊ペリーが黒船を率いて浦賀沖に来航した年で、大地震に見舞われアメリカからは開国を迫られ…と、幕末の激動の時代だったようです。
また、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師の歌川広重や江戸町奉行の遠山の金さんが活躍していた時代でもあります。
子供の頃に見ていた「遠山の金さん」では杉良太郎が一番印象に残っています。
私は「東海道五十三次」では雪景色の中でも温かみのある「蒲原宿」と、何故かホッコリする「鞠子宿」が好きです。
話を戻しますが、古いお墓には一つ一つに歴史が有り
「その時代に生を享けた証として石に刻み後世に伝えて供養し続けてきた」
一つ一つに思い入れが有り、先人が大変な思いをして作り上げたものもあるでしょう。
そういうお墓を可能な限り残していければと思うようになりました。
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2023年02月21日 09:00
代表の森田です。
今回は菩提寺の永代供養塔を作らせていただきました。
製作するにあたり住職と打合せをする中、弊社で展示をしていた
「茨城県の稲田石で作った手加工(ビシャン仕上)の五輪塔」
を気に入っていただきました。
「ではこの五輪塔をシンボルとした永代供養塔を作りましょう」
と言うことでスタートしました。
私の頭の中には、大和西大寺にある鎌倉時代につくられた「叡尊の五輪塔」が思い浮かんでいました。
大好きな五輪塔で、私は日本で一番美しいと思っています。
さて工事スタートです。
大きな歌碑の隣に建てることになり、先ずは石庭の部分の撤去からです。
庭石・残土を撤去しました。それから基礎工事です。
型枠を組み、鉄筋を這わせて20㎝の厚みでコンクリートを流し込み頑丈な基礎が完成です。
順調に工事が進むと思った矢先、記録的な寒波が来て約20㎝も雪が積もり、境内の雪かきで一日費やしました。
しかし、思わぬことが起こったおかげで、ずっと記憶に残る永代供養塔工事になりました。
これで完成です。石庭も小さくして境内全体に砂利を敷き詰めました。
西大寺の鎌倉型五輪塔をイメージした永代供養塔です。
後ろ側に扉があり納骨ができます。
お寺の境内にとても似合う永代供養塔が完成しました。
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2023年02月20日 08:00
こんにちは、たんば篠山店スタッフです。
先日、森田石材店全体で取り組んでいる『そうじの力』の活動として、篠山店の整理整頓をしていたところ、こちらを発見しました。
火をつけてしばらくすると、お線香の灰の中にお経が現れる、経文香といわれる物です。
私は実際に見た事がなかったので、さっそく火をつけてみました(本来はお仏壇で焚きますが、文字をお見せしたいので明るいところで焚いてます。ご了承ください)
※香炉石は私物です。掃除がとても楽ですよ。
ゆっくりとお釈迦様が見えてきましたね…!
文字もゆっくりと見えてきました。綺麗ですね。
約30分ほどで全ての文字が出てきました。
しばらくの間そのまま置いてましたが、倒れることなくずっとこの状態でした。
煙を通じて故人様とつながるといわれているお線香。きっとご先祖様にも思いが届きますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2023年02月17日 08:00
こんにちは。本店スタッフです。
先日、祖母の家でみつけた灯籠。今までは全く気にしていませんでしたが、この仕事についてからは石のものを見つけるたびに「これは何かに使える」と写真を撮っております。
さて、この灯篭の彫刻。右側の鹿は分かるのですが左側のもこもこしたものは何?
とぐろを巻いた蛇?かたつむり…?と気になって調べてみたら「雲」だそうです。上の丸い穴は太陽でしょうか。
これは「春日灯籠」という名前で、春日大社にまつわるモチーフが彫刻されています。
ちなみに反対側は「三笠山」です。写真を撮り忘れていたので、弊社在庫置き場まで行って春日灯籠を探してきました。
と、目当ての写真を撮ってさあ帰ろうとしたのですが。見てください、この灯籠…
「え!ハートマークだ、かわいい!」とテンションが上がってしまいました。これは正しくは「猪目/いのめ」という日本古来から使われている紋様です。
猪目は災いを除いて福を招くという意味が込められていて、伝統的な日本建築・神社やお寺の装飾によく使用されています。
京都・宇治田原町にある正寿院の猪目窓はSNS映えスポットとして有名ですね。
福を招く紋様ということは、見つけたらきっと恋愛運も上がるはずです。ぜひ、みなさんも探してみてください。
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2023年02月16日 08:00
こんにちは。
本店山崎です。
今日は掛軸のお話です。
昔ながらの大きな仏壇には真ん中に「ご本尊」、左右に「※脇侍(きょうじ・わきじ)」があると思います。※ご本尊の両脇で本尊の補佐をする仏のこと
大きな仏壇では、仏像でお祀りされていると思いますが、このような掛軸タイプでも問題はありません。
住宅事情により、仏壇も小さなものが増えてきています。小さな仏壇の場合には、スペースも限られるので仏像より掛軸タイプやスタンドタイプが多く使われます。
今回ご紹介するのは、さらにスペースの有効活用ができる掛軸とスタンドです。
よく見ていただけると分かりますが、1つに3体の仏様が入っています。これが「三尊仏」の掛軸とスタンドです。
これにより、さらに省スペースでも本格的に祀ることが可能です。
小さい仏壇でシンプルにお祀りされたい方に、おすすめです。
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2023年02月15日 08:00
滝野店の中村です。
この度、西脇市下戸田のF様よりご依頼を受けリフォーム工事と墓石工事を行いました。
お墓は下の写真のとおり、五輪塔と先代までの夫婦墓が並んでいました。
今回ご主人が亡くなられ納骨するお墓が必要になったため、区画内のお墓の整理をして新たに「代々墓」を建立することになりました。
工事初日、施主様立ち合いの元お骨あげを行いました。
元々土葬されていて、現在の場所に墓地が造成された時に埋葬し直したそうです。
予想以上にお骨は綺麗に残っていて、お施主様もびっくりされました。
墓石を全て撤去します。
こちらの墓地は地盤のせいか、傾いている墓石が散見しますのでしっかり転圧します。
転圧だけでなく、区画内に3分鉄筋入りの基礎ベースを打ちます。
さらにカロート(納骨堂)は基礎ベースの上に乗せ、より頑丈なものにします。
最後に人気の防草施工「ファイバーレジン施工」で仕上げます。
完成がこちらです。
F様からは大変ありがたいお言葉を頂きましたのでご紹介します。