軍艦島上陸

2018年05月25日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

社員旅行で軍艦島に上陸しました。お天気も良好で船酔いもなく観光できました。

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テレビや写真では見ていましたが、現物を目の前にすると本当に感動です。

さて、上陸をして私の目線はやはり「石・・・」石積みでした。

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防潮堤の石積みです。島の周りは壊れかけた石積みばかりで、年月とともに防潮堤を広げて現在の大きさになったのでしょうね。

この石積みに使われている石は「天草石」だそうです。関西に住んでいる私から見ると「竜山石(高砂市)」の様な雰囲気です。

天草石は色・模様も様々で、温かみを感じます。この島は、お墓・火葬場以外は全部あったと聞きました。

という事は、土建屋さん(石積み職人)もあったという事ですね。

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開眼供養

2018年05月24日 16:52

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です

このブログでも何度も登場する言葉に「開眼供養(法要)」があります。私たちの業界では、当然知っている言葉で、もちろんご存知の方も多いと思います。しかし、それに接する機会が無ければ、まったく知らない言葉という方もおられるでしょう。私も、この会社に入るまでは聞いたことがありませんでした。
「開眼供養」とは、お墓を新しく建てた時、またお墓を改装した時に僧侶を招いてお経をあげてもらうことを言います。家や建物を新しく建てたら、竣工式を行うようにお墓を建てた時の儀式の事です。もちろん、お墓だけでなく、仏壇・お位牌などでも同じ事を行います。
お墓は建てたすぐは、まだただの石です。この開眼供養を行う事によって、仏さまの魂を迎え入れる準備をします。迎え入れて初めて拝む対象となり、「お墓」になります。そもそも、開眼供養とは、昔、仏像制作において、一番最後に目を書き込んでいました。それによって、仏像に魂が入るとされていた事に由来します。宗派・地域によっては様々な呼び方があり、「入魂式」「お性根入れ」「御魂入れ」などがあります。呼び方は様々ですが、どれもお墓へ魂を入れる儀式の事です。浄土真宗の場合は、お墓に魂を入れるという概念がないため、「建碑法要」「御移徒(おわたまし)」という法要を行います。
簡単に開眼の事を言いましたが、開眼供養をしたからと言ってお墓まいりをせずにそのままにしておくというのは良くない事と思います。頻繁にとはいかないかもしれませんが、実際にお墓に行って手を合わす事が一番の供養になると思います。
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福島 正弘
福島 正弘

滝野店の福島です。

お墓参りに行った際に見かける「卒塔婆・お塔婆」ですが、そこにどんな内容が書かれてあるかご存知でしょうか?

基本的には「漢字」と「梵字」とで書き記されています。

漢字については皆さんよくご存知だと思いますが「梵字(ぼんじ)」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

「梵字」とは古代インドで生まれた文字です。インドは仏教発祥の地であり梵字の一文字は神仏を現し様々な功徳を与え、また災難から救ってくれるパワーを持っているといわれています。

こういったことから、卒塔婆に書き記す文字として用いられるようになったようです。

 

卒塔婆の表面には梵字で仏教の宇宙観を表す五大要素(空・風・火・水・地)やお経・戒名などが書いてあり、裏面には施主名や起塔日などが書かれています。基本的にお塔婆に書いてある文字は「訓読み」より「音読み」で読まれます。

例えば「為」という文字は「ため」ではなく「イー・若しくはイ」と読みます。

意味は「亡くなられた方のための~」という意味になります。ご戒名の読みも同様に「音読み」が基本です。

宗派によって書き方は異なります。例えば、日蓮宗は「南無妙法蓮華経」曹洞宗では「南無阿弥陀仏」といったお題目(おだいもく)と呼ばれるお経が書いてあります。

浄土真宗は塔婆自体が存在しません。宗派によっても違いますが、お寺やご住職様によって違いがでるようです。

皆さんもお墓参りに行かれた際に一度気にかけてご覧になってみて下さい。

新たな発見があるかもしれません。

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後藤又兵衛の墓

2018年05月22日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
今年のGWは思いがけない発見がありました。
家族総出で父の実家のある鳥取市に行きました。
しばらく会っていなかった祖母の様子を見に行くこととお墓参りが目的です。
お墓は祖母の家からは徒歩5分ほどのお寺の境内にあるお墓です。
地域が変わるとお墓の形も随分と変わるので、興味深く見て回りました。
お墓から祖母の家に帰る時、いつもとは違う道を通りました。
子供たちに「昔はここにお風呂屋さんがあって…」などと思い出話をしながら歩いていた時です。
途中に割と大きなお寺があります。
お寺があるのは昔から知っていたのですが今までは全く興味がありませんでした。
しかしこの時は妙に気になりました。
気になった原因はこちらの石碑でした。
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一昨年、大河ドラマ「真田丸」が放映されていたのでご存知の方も多いかも知れません。
後藤又兵衛は戦国時代に活躍した真田幸村と並ぶ武将で大阪夏の陣で戦死しました。
ちなみに真田丸では哀川翔さんが演じておられました。
後藤又兵衛の出身は現在の加西市。亡くなったのが大阪。
そんな彼のお墓が目の前のお寺にあったのです。
実際のお墓がこちらです。
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奥様と大阪夏の陣で同じく亡くなった長男の墓も並んでおります。
看板には9代目までのお墓があるそうですが家族にせかされ時間切れとなり発見できませんでした。
私の住んでいる篠山市にも後藤又兵衛の子孫の墓があります。
ちなみに後藤又兵衛が討死したのが5月6日。
私の誕生日です…。
このお墓を発見したのが、なんとっ!
5月5日…。
おしいっ!
戦国武将のお墓は全国に点在していたりするものですが、自分の身近な所にあるとは思いもしませんでした。
このお寺にはこの他にも珍しいお墓があったので次の機会にご紹介したいと思います。

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能勢の石~自然石~

2018年05月21日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

今回は、自然石のお話をします。
昨年秋、ご来店いただき、他の家とは一味違うお墓をしたいとのご要望でした。
関西地区では、当社のみの取扱いがある「伊達冠石(宮城県)」の自然石もありましたが、大阪府の能勢町で採掘される「能勢黒」という石のご提案をしました。
自然石は採掘された石をできる限り加工しないことで、他の家とは一味違うお墓ができます。
オンリーワンのお墓です。
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これが、大阪府能勢町にある採掘場です。
お客様にも一緒に行ってもらって、気に入ったものを選んでいただきました。
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それが、この石です。
この石を竿石(仏石)にします。
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本社工場にもお越しいただき、加工や彫刻の打ち合わせをして、先日工事が完了しました。
墓地は三田市営の三田市霊苑です。
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ご住職に、開眼式を執り行っていただきました。
他の家と比べて、時間も手間もかかりましたが、お客様からご満足のお言葉をいただき、私も充実したお墓づくりのお手伝いでした。
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緑色の石

2018年05月20日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
今月の「月刊石材5月号(石文社)」に興味深いお話が載っていました。お話をされていたのは札幌医科大学客員教授の大島直之氏でした。著書には「縄文人はなぜ死者を穴に埋めたのか(国書刊行会)」があります(←まだ読んでません)。インタビューでは「縄文人の世界観」というテーマでお話しされていました。
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生まれかわりを意識していた
縄文時代に作られたお墓というべきか祭祀場なのかは分かりませんが、環状列石(ストーンサークル)や貝塚などの形は丸く再生を意識して「子宮をかたちづくったもの」なのだそうです。人間の本能としてお墓や埋葬が今のようになったのかもしれません。
再生するために
神話の中に登場するものとして「月」「女性のお腹(子宮)」「お腹を満たす水」「水を月から持ってくる蛇」が再生のシンボルなのだそうです。縄文人にとって大切なことは「どうしたら死なないか、どうしたら死んだとしても再生するか」、彼らは亡くなっても再生を考えていたので、今よりも死と生は地続きな発想だったのかもしれません。
勾玉の緑
三種の神器といえば、「剣」「勾玉(まがたま)」「鏡」ですが、縄文人もおそらく知っていたのではないでしょうか。出土品には全国からヒスイの勾玉が発見されています。大島先生によれば、縄文人はヒスイの緑色に「再生」を見ていたのではとのこと。石の剣や石棒も緑や青が多く、赤や黒もあるようです。いずれにしても「再生」がかなり意識されていたらしいのです。
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墓石は緑がいい?
こんな話を読むと石屋の私としてはウズウズします。お墓の隠れた意味というか、私たちが知らない深い意味がお墓にはあるのです縄文人にすれば、お墓向きな石の色は「緑色」だったようです。私たちもこんな観点から石をご紹介出来れば本当にいいと思います。
ちなみに緑色の石で代表的なものは以下です。
日本産…本小松石、神鍋石(採石してません)、竜山石など
外国産…M1、M1H(インド)、万年青、G612(中国)、オリーブグリーン(南アフリカ)
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他にも沢山ございます。特にインド産は良質なものが数多く産出されています。
今日は縄文人の話から緑色のお話になってしまいました。
私も緑色の石好きになってしまいました。

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天理教のお墓

2018年05月19日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日、天理教を信仰されている方の建墓、御霊入れのお手伝いをさせていただきました。
天理教(神道)の墓石の特徴は、石塔の頭の形がトキン型と言って、このような四角錐の形が主流です。
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今回、霊標も トキン型風にしました。
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花立ての間にあるのは水鉢の代わりに八足台→八本の足の机です。(三宝と同じ用途です)
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供物は三宝(御供え物のお皿の台)にお供えします。
お神酒が中央にきまして、右手に米、左手に魚類、あと 根野菜、葉野菜、お菓子等 お供えをされました。
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教会長におつとめしていただき無事終わりました。
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腕に付けてみませんか?

2018年05月18日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。本店では今日から展示場がリニューアルします。朝から職人さんが来られ大きな工事の音が鳴り響いています。どのようなものになるのか今から楽しみです(^-^)

今日はブレスレットをご紹介します。こちらはパワーストーンのブレスレットです。石にはそれぞれ効果があるとされています。シンプルなので、男女関係なく使用できます。
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↑オニキスを付けてみました。軽くで付け心地は良いです。
次は、柘植(つげ)や白檀(びゃくだん)でできたものです。白檀はお線香などの材料にもなる香りが良い香木です。そして珠の一つ一つに般若心経が刻まれています。小さな文字ですがしっかりと刻まれています。(すごい!!)
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ブレスレットは、キラキラ光る華美なものも素敵ですが、こちらの商品も素敵ですね。(^-^)

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見た目も、気分も変わります

2018年05月17日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日ファイバーレジン施工をリフォームでさせて頂きました。
お墓は以前に他社様で建てられておられ、この度弊社の折り込みチラシに目が留まり、ご一報をいただきました。
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現状は写真の通り山の中にあり、日光が入りづらい場所にあるためコケが発生していました。
表土を漉いて、砕石に入替えてファイバーレジン施工を致しました。
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仕上がりはご覧の通り。
明るくなったお墓は見違えるほどになりました。
新規で霊標も追加致しました。
お墓参りの気分も変わりますよね。

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自然石に銅板取付②

2018年05月16日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は前回に紹介した水島弘一氏の作品釈迦三尊仏銅版取り付け工事の様子です。


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自然石の表層から浮いた石を石頭(せっとう)ハンマーで叩き剥離していきます。

ちなみに↓これです。
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通常使うハンマーより大きくて重たいです。店用にあるのは1.1kg。
石材、アスファルト、コンクリート等に釘打ちしたりする場合に使います。
ディスクグラインダーで、銅板の型どおりに切り込みを入れいく。
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ディスクグラインダーは、ダイヤモンドカッターのディスクが高速回転するため、非常に危険です。
片手で持 つと振られてしまうので、両手でしっかりと持って作業をします。

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石の表面にいく筋も入った切り込みを、石のみと石頭(ハンマー)を使い叩いて落とします。
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石ノミなどと呼ばれ、石を割っ たり、表面を彫ったり削ったりする鋼鉄製の道具です。
石の表面に当ててせっとうで叩くことによっ て石を割ったり彫ったり削ったりします。
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表面を3センチ削り取るでけの作業ですが、硬い石を削る作業は一歩間違えば 怪我をしたり、振動や衝撃から思わぬ傷害すら負いかねません。


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やっと、銅板を取り付ける準備ができました。

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石材専用の耐水性・耐久性に優れた特殊なボンドでしっかり固定します。
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完成~★
著名な木像彫刻家である水島弘一氏の作品に関わる機会を頂き、大変光栄に思います。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く