森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
仮埋葬から墓石建立へ
2021年03月12日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、仮の埋葬から新しいお墓をしたお客様のご紹介です。
(仮埋葬の状態:小さな石の下に容器に入れたお骨を納めています)
お客様からの要望は、お墓に降り注いだ落ち葉の掃除を簡単にして欲しいとのただ一点でした。
区画内を掘り起こします。栗石を敷きます。
ランマーで転圧します。型枠をし鉄筋を組みます。
10cm以上のコンクリートを流し入れます。バイブレーターを使いコンクリート内の空気を抜きます。
コンクリートベースの完了です。延石の組み合わせ部分にはステンレス製の金具を取付け、しっかり固定。
余談ですが年月が古い区画の場合は、金具がなくズレている場合があります。
金具は新規だけでなく、古い延べ石にも取付けることができます。
気になる方は点検いたしますので、お声がけ下さい。
お骨を納める納骨堂を据付、墓石・霊標・塔婆立等を配置します。
防草対策のファイバーレジンを施工して完成。
お客様からは、落ち葉も簡単に取り除けそうで、掃除も楽そうと気に入ってもらいました。
仮の埋葬をしてから13回忌での建立となりましたが、法事の節目で仮の埋葬から新しいお墓に納骨が出来て良かったと喜んで頂けました。
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水の入らないお墓~洋墓編~
2021年03月03日 08:00

滝野店の中村です。
今回ご依頼いただきましたお客様のお墓は、すでに外柵はお造りになられていました。
その外柵を使って、その上に洋風のお墓を建てることになりました。
施工前の様子です。
20年程前に当社で施工した外柵です。
大きな傾きもなく、修復の必要もありません。
ただ今回はファイバーレジン施工も行うので一旦表面の土をすき取り転圧します。
水の入らないお墓『信頼棺®』なのでカロート(納骨室)もしっかりと施工します。
ファイバーレジン施工をして完成です。
家族皆様の想いがいっぱい詰まったお墓が完成しました。
大変喜んでいただき感無量です。
追記(2021年3月3日)
こちらのお客様からは大変ありがたい声を頂きましたのでご紹介します。
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擁壁ブロック工事
2021年02月22日 08:00
古碑整理と墓石建立
2021年02月18日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、古い石碑をギュッとコンパクトにまとめて管理のしやすいお墓になったお客様のご紹介です。
お客様からは、30基以上ある石碑のとにかく管理が大変。
お盆や法事の時には、抱え切れないほどの花とシキビを持って行って一基ごとに刺しています。
広い敷地には、たくさんの落ち葉が降り注ぎ、それを行く度に取り除い掃除をしています。
だからといって、先祖から受け継いだお墓を簡単に処分してしまおうという気にもなれないと。
そこで今回は、古い碑をすべていったん解体しまとめて据え直すことになりました。
もともとあった2段の石積みはそのまま再利用。
墓石の左に台を新設し古碑の竿石だけをまとめて並べ、真ん中に花立をひとつ。
落葉掃除が大変なので、空いている区画にはコンクリートを塗り、ほうきで掃けるようにしました。
コンパクトにまとまったお墓を見て、こんなにスッキリとまとまるとは思っていなかった。
これからは、手間も掛からずに掃除も出来きそう。
それに、自分の代で古い先祖のお墓を処分しないでよかった。
管理のしやすいお墓になったと喜んで頂けました。
伊達冠石の墓石
2021年01月26日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、伊達冠石をとっても気に入って頂けたお客様のご紹介です。
伊達冠石とは、宮城県伊具郡丸森町の大蔵山でしか採れない珍しい石です。
伊達冠石の黒檀色は徐々に鉄褐色へ変化していき、移り変わっていくさまを味わえる魅力のある石と説明すると興味を持って頂きました。
自然のありのままの姿を残したところも面白いし、お参りに行く度に変化を楽しめるお墓って、かっこいいと気に入って頂きました。
建立する場所。古い碑が多数立っていますが、古碑は撤去し霊標に仏様を刻みます。
そうするとこの広さ全てを使う必要もなくなるので、内に巻石を付け墓石をコンパクトにまとめることになりました。
土を掘り起こし、基礎を作っていきます。
栗石を敷き、採石を入れてランマーで転圧します。
型枠を組み鉄筋を配置。コンクリートを流し込みます。
延石を配置し、延石の組み合わせ部分にステンレス製の金具を取付。墓石の下にくるように納骨堂を配置。
区画内に砕石を入れ、ランマーで転圧。それぞれの部材を配置していきます。
最後に区画のまわりに砕石を入れて、防草対策のファイバーレジンを施工。
これで完成。お客様からは、霊標と外柵が、完全に磨きを掛けず艶が出ていない水磨き仕上げな所が、伊達冠の味わいと調和された仕上げになっていると喜んで頂けました。
押しせまって思う事
2020年12月25日 08:00

こんにちは、篠山店の上山です。
早いもので12月も終わりに近づいてきました、そして今日はクリスマスです(特に何もしませんが)。
勿論今年は、クリスマスパーティーも忘年会も公私共に自粛です。
さて、私の担当しました今年最後のお墓の工事が先日完了しました。
良いお天気のもと入魂式も終え新しい年を迎えられます。
今年は2月からのコロナウイルスの影響で稀にみる大変な1年でした。
思い返せば1年のほぼ大半をマスク着用で過ごし、今ではマスク着けていないと逆に何かスースーして変な感じになります。
まだ収束の兆しも見えませんが来年こそは安心して暮らせる1年になるように願います。
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昔からのご先祖様
2020年12月10日 08:00

本店の髙梨です。
お打ち合わせからお墓建立させて頂くまでの期間は、だいたいではございますが約3~5か月程。
ですが、この度建立させて頂きましたお客様とはご契約以降で8ヶ月、ご提案から合わせますと1年間のお打ち合わせをさせて頂きました。
お墓…特にご先祖様に対するお考えを重んじられるご家族でありましたので、こちらも精一杯のお力添えをさせて頂きました。
ご覧の通り、古くからの御家柄でここの場所だけで23基ございました。
1基1基経験を生かしてご戒名と命日や俗名など彫刻されている文字を判別出来る限り読んでいきまして作成したものがこちら→
※部分はブログ用に意図的に変えております
この資料をお渡しすると「記念に残して、後世まで伝えていくと」仰られていました。
石碑も残すもの、(維持が難しいので)残せないものを選別して可能な限り祀っていくように致しました。
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古い碑を残した墓石建立
2020年12月09日 08:00

篠山店の園中です。
今回のご紹介は、代々墓も五輪塔も建て古い石碑も残すお墓のお話です。
ご要望は、広い敷地を全部使わずにコンパクトにまとめて使いやすいお墓にして欲しい。
昔は土葬をしていた場所なので、基礎はしっかりとしてとのご依頼でした。
コンボを使い土を掘り起こします
栗石を敷き詰めます
砕石を入れます
ランマーで転圧し踏み固めます
型枠を組み鉄筋を組みます
10cm以上コンクリートを流し込みます
外柵内に砕石を入れランマーで転圧します
お客様からは、古いお墓を全部処分せずに、戒名が彫刻された石碑は残せたのでよかった。
階段も高くないし、入り口も広いのでゆったりした感じがする。
そして、何より気にいったのが外柵の周囲の模様。切削面と研磨面が交互に貼られて、
市松模様になっているところがよかったと喜んで頂けました。
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山の上のお墓づくり
2020年11月26日 08:00

滝野店・篠山店の真下尚利(ましも ひさとし)です。
今回は、私が経験した中で、かなり登った所にあるお墓を建てさせていただきました。
神戸市北区のお墓です。相談会のチラシを見ていただいて、篠山店へお越しいただきました。
このような山道が200m以上続きます。
お客様のお話では、当社にご依頼前に、近くに石屋さんに相談したところ、対応できないと言われたそうです。
夫婦墓など24基のお墓があります。
すべて一旦解体しました。
後方にご先祖様の仏石(竿石)を置きます。通常、処分する台石を土台として使いました。
入口階段も最初が30cm以上の高さがありましたので、もう一段作って上がりやすくしました。
木の根っこを出来るだけ、取り除きました。ユンボが上まで上がって良かったです。
お客様にも喜んでいただき、お寺様にも「良いお墓ができて良かったですね」とお客様にお話されている所をお聞きできて、私もうれしい気持ちになりました。
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