森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -
ファイバーレジンとリフォーム工事
2021年06月25日 08:00

今回は、ファイバーレジンとリフォーム工事のご紹介です。
お客様からは、お墓を建てて20年が過ぎて、いろんなところが気になり出したので、リフォームをしたいとのことでした。
ご要望は、
①防草対策
②ペイントの剥離
③ローソク立てのはみ出し
④花立と水鉢の隙間なくし
⑤お地蔵様の花立
⑤灯籠の下の汚れ落とし
灯籠は普段動かく事が出来ないので、掃除が出来ない場所の一つ。
今回は、灯籠を外して門柱を水洗いしました。
お地蔵様の前は、地刺しの花立と線香立がありましたが、石で作った簡易の花立・線香立を設置。安定感と一体感が生まれました。
水鉢台には、ロウソク立てがはみ出しながら申し訳なさそうに乗っていましたが、台を大きくしはみ出しを解消。
お客様からは、ローソク立てがはみ出しが無くなったのと、以前から気になっていた花立の隙間がなくなってピッタリと引っ付いて気持ちがいい。
灯籠も自分たちでは、動かして掃除することもできないけど、専門家にきれいにしてもらえて良かった。
ペイントもきれいになり何もかもピカピカになって、長年気になっていたところが解消し、スッキリしたと頂けました。
お骨は土に還る
2021年06月21日 13:09
こんにちは。本店の義積です。
先日山南町梶の也足寺さんに撮影に出かけました。
こちらの池には睡蓮がたくさん咲いているのですが、黄色の睡蓮が咲いています。
ピンク色、白色はよく見るのですが黄色はこの辺りではここでしか見たことがありません。
今が一番良い季節ですので、お近くにお越し際は是非ごらんください。
なお咲くのは午前中ですので、お気をつけてお越しくださいませ。
さて、今日はカロート(納骨堂)のお話です。
葬儀を担当したお客様と納骨の時の骨袋の案内をしました。
しかし、お客様のお墓のカロート(納骨堂)には骨壺のままお骨が入っていたそうです。
めったに開けることがないので、今回初めて目にされたそうです。
「どっちが正しいの?」の質問を受けました。
答えは、骨袋でも骨壷でも間違っているわけではありません。
関東ではすべての遺骨を入れるため、骨壺の大きさは7寸程度の大きめの骨壺を使用します。
そして骨壺のまま納骨されます。
一方関西の場合は、骨壺は3寸~5寸程度と小さめの骨壺を使用します。
お墓のカロートは小さく、納骨の際は骨壺から遺骨を出してさらしと呼ばれる木綿の袋状のもの(骨袋)に入れかえて納骨します。
ちなみに納骨部分はこのような感じです。
↑お墓の下のカロート(納骨堂)部分は、あえて土のままです。
※最終的に土の部分には竜山石の粒が敷き詰められます。
↑カロートの上に墓石等が積まれ石塔が作られます。
お骨が土に戻りやすいように、内部は土でできています。
今回のお客様は、今回ご葬儀をしたお父様、お墓に骨壺で納められていたお爺様、お婆様のお骨も骨袋に入れ直してご納骨されます。
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お寺のお墓
2021年06月11日 08:00

滝野店の真下尚利(ましも ひさとし)です。
今回はお寺のお墓です。ご住職のお婆様・お母様が入られる寺族墓を建立させていただきました。
檀家様も含め、昔から大変お世話になっているお寺からのご依頼です。お二人だけ入られるお墓で、お母様はオシャレな方で和風墓よりデザイン墓の方が良いとの事で工事させていただきました。
工事前です。他の石屋さんで建てられた巻石はあったのですが、石同士が金具固定されていなかった為にズレたり、下に落ちていたりしていました。
また、1年がかりのお話でしたので、雪が降った画像もあったので見てください。
巻石同士を金具固定して、デザイン墓を建てさせていただきました。
開眼式は、他寺のご住職の参列もありました。
皆様お寺の方だったので、全員で読経され、とてもおごそかな雰囲気の開眼式でした。
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よくできました。
2021年06月08日 08:00

本店の髙梨です。
建立させていただきましたお墓をご紹介致します。
お客様のご要望は「小さくて、丸いお墓。球体のお墓」ということでした。
今までいろいろな形のお墓を作らせて頂きましたが、おそらく僕は球体は初めてのような気がします。
敷地も広いため大きさや配置も考え、なによりも施工方法を考えてから作図致しました。
通常の墓石なら面同士を免震とコーキングボンド接着しますが、今回は何と言っても球体ですので設置は点になります。
ですので、球体の底部に穴を開け芯棒(ピン)で繋ぐ工法にしました。
頭や図案では構想出来ますが、いざ実物になるとやはり微妙な調整は必要になります。
そこは経験。技術部の腕は見事でした。
お客様はもちろんのこと、僕も誇らしく思えるお墓になりました。
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神道型の墓石
2021年06月07日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、神道型墓石で建立されたお客様のご紹介です。
ここ丹波の地域だけでなく、多くの日本人が仏教徒です。
その他、神道系・キリスト教系・諸教があるわけですが、今回は神道系の方でした。
仏教徒に比べると、少ないのでは?と思うかもしれませんが、文化庁『宗教年鑑』令和2年(2020年)版によると、各宗教の信者数は、2019年12月31日時点で、神道系が8895万9345人(48.6%)、仏教系が8483万5110人(46.3%)、と実はあまり変わらないようです。
さて、お墓の話へもどりまして、お墓の形に違いはあるのでしょうか。
↑兵庫県で一般的な形。当社では「神戸型」と呼んでいます。
竿石という縦長の石の頭は平らになっている点、真ん中には、供物台・線香立・水溜があります。
「神道型」
竿石の上部は、三種の神器の一つ「剣」を表し四面を斜めに切って三角形になっています。
真ん中の供物台には線香立や水を入れる水溜はなく、八足台をイメージした形になってるのは一般の形とは違う点です。
彫刻する際にも、仏教の場合は「〇〇家之墓」と正面に彫りますが、信徒の場合は「〇〇家奥城」「〇〇家之奥津城」等と彫刻することがあります。
工事の様子を少し。
今回建てるのは、山の中のちょっと上。
機材はお墓の近くまで行けないところです。大きな石材を慎重に上へ運びます。
ランマーで転圧し、踏み固めます。納骨堂になる延石を組み合わせます。
慎重に墓石を乗せていき、下の台と上の台の間に、上の台と竿石の間には免震施工もしっかり施し完成です。
お客様からは、「狭い場所に具合よく据え付けてくれた」と喜んでいただけました。
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ステンドグラスのあるお墓
2021年05月27日 08:00

滝野店の中村の中村です。
先日、無事にデザイン墓石が完成しました。
デザイン墓石そのものは特段珍しいわけではありません。
ただ今回の洋墓はとてもオシャレです。
そして最大特徴は“ステンドグラス”を使っている点です。
完成のお墓がこちらです。
黒とピンクが印象的なお墓です。
サイドにはベンチがあります。
正面文字の「舞」という字は故人様が日本舞踊をされていたとの事でこの字に決まりました。
冒頭のステンドグラスがこちらです。
カロートの中にステンドグラスの光が差し込むようになっていてとても幻想的です。
大変ご満足いただきました。
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祀るお気持ち
2021年05月19日 08:00

本店の髙梨です。
この度、建てさせていただきましたお墓の紹介です。
お父様がお亡くなりになり無事に3回忌も終えられたころ
「やっぱりお墓はしてあげたいとは思ってるんです」
と施主になられる娘さまからお話を頂きました。
こちらのお宅は跡を取られる方がなく、娘さまは同居ではあるものの姓が変っておられます。
「最低限、私はあと数十年お墓の守りはしていきます。その先は(息子さんたちが)どうしてくれるかはわかりません。なので小さくてもいいんです。父と今元気な母を祀れることが出来れば、立派でなくてもいいんです。祀る気持ちはしっかりありますので」
とのことでした。
墓石の形は洋型がお好みでした。
これから先、どう維持されていかれるかもわかりませんので、表には〇〇家の墓とはせずに言葉を刻みました。
姓が変わられていても、祀っていくことも出来るようにしました。
このようなご相談は最近、本当に増えて参りました。
しかしながら、お墓を建てて祀りたいというお気持ちは皆さんお変わりはないようです。
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お墓参り写真コンテストのお知らせ
2021年04月30日 08:30
こんにちは。
本店の垣崎です。
今年もお墓参り写真コンテストの時期がやってきました!!
お墓100年プロジェクトが主催して、今回で第10回目になります。
何気なくしているお墓参り、そこには、死者に対する思いやりと、生者に対する思いやりがあり、お墓参りを通してお互いの幸せを思い合うお墓参りというよい習慣を、未来の子供たちにも続けていってほしい。
という願いが込められています。
笑顔でお墓参りをしている様子、お墓掃除をしてる様子なんでも大丈夫です。
メッセージを付けてご応募下さい。
大賞は、なんと5万円!!その他にも、各賞用意されています。是非、メッセージをつけて応募してください!
応募期間は、5月1日(土)~8月31日(火)まで
応募者1人につき、応募は1点。写真は、データでも現像したものでも可能です。
今年もお盆の期間をはさみますので、お墓参りに行かれたら写真を撮ってみてください。
詳しくはホームページをご覧ください。
過去の素敵な受賞作品も見れます。
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お墓そうじとファイバーレジン
2021年04月22日 08:00

篠山店の園中です。
今回のご紹介は、お隣りと一緒にしたお墓そうじとファイバーレジン工事です。
お隣りがファイバーレジンをすることが決まり、お隣りのお客様にも「ご一緒にいかがですか」とお声を掛けをしたところ、2組同時にすることとなり、工事のご依頼をお受け致しました。
墓石の後ろには古碑が並べられていますが、落ち葉が溜まり、苔もビッシリ。何が何だか分からない状態…。ファイバーレジン施工をする前に、お墓掃除も行いました。
古碑前の拝み場にもファイバーレジンを施工。これで落ち葉があってもホウキ掃除できれいになります。
延石や古碑についてた苔がなくなり、スッキリ。右端には小さなお地蔵さまがいらっしゃいました。
ファイバーレジンの種類は、2軒隣合わせということもあり同じ種類で。これで統一感もでて、ほんとにスッキリ見違えるように仕上がりました。
工事前は、隣りもするからせっかくなのでと、そんな積極的ではなかったのですが、完成したお墓を見て、
お墓が新しくなったかと思いびっくりした。こんなきれいになるとは、思っていなかったと、甚く感動して頂きました。