森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
しっかりと守られたお墓
2022年06月14日 09:00

篠山店の園中です。
今回は、今まで土葬だった所に土留め工事をしっかりとし、建立させていただきましたお墓をご紹介します。
ここの墓地は、もともとはご遺体を納める土葬か遺骨だけを納める場所でした。
石塔を建てる墓地は別の場所にあり、この場所には石塔を建てる事は今までは禁止されていました。
最近になり、集落の規約が改正され石塔を建立しても問題ないことになりました。
そこで、先祖の土葬墓として使われていた場所にお墓を建てることとなりました。
ここの集落のように二つの墓地があり、一つは亡がらだけを埋めた「埋め墓」、もう一つはお参りだけをする遺骨が入っていない「参り墓」を設けることを「両墓制」と呼びます。
また、呼び方もいろいろで、
「埋め墓」をイケバカ・ミバカ・サンマイ・ソトバカ・山のハカ。
「参り墓」をキヨバカ・ムショ・ダントウバ・ダントウバカ・ウチバカ・ムセ など地域によって言い方も様々です。
40㎝以上の厚みのブロックで土留めをしているのを見て「これで崩れる心配もないので安心しました。立派なお墓になった」と喜んで頂きました。
【カテゴリ】
伝統的なお墓
2022年06月06日 08:00

滝野店の中村です。
今回ご供養のお手伝いをさせて頂いたのは三木市にお住まいの井上様です。
井上様のお墓は土葬をされていた頃のお墓で約30基程の墓印が並んでいました。
井上様のご希望はこちらのお墓を整理したいとのことでした。
ただ代々墓でまとめるのではなく、今後も「家」が続いて行くようなお墓にしたいとのことでした。
そこで、下図のようなお墓をご提案させて頂きました。
まずは墓印を撤去していきます。
次に土留めの擁壁を据付けていきます。
そして完成がこちらです。
お地蔵さまの花立は既存の墓印をリメイクして作りました。
井上様には「家がずっと続いていきそう」と大変喜んで頂きました。
いいお手伝いが出来ました。
追記
先日井上様から大変ありがたいお言葉頂戴しました。
大事な石を残しました
2022年06月01日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。
今回はお墓建立のお話です。
今ある敷地が広いので、約半分の敷地に変更して、皆さんが入ってもらえる代々墓を建てさせていただきました。
手前の軍人碑から約6mの間口がありました。これを約半分くらいの敷地に変更します。
今ある土台(巻石)をカットして再利用します。
そしてこの石を置いてほしいとのお話がありました。
墓地近くの、土葬墓にこの石はありました。
思い入れがおありで、代々墓の後ろに置いてほしいとのご要望でした。
余った敷地はコンクリート舗装して草が生えないようにしました。
石はこのように代々墓の後ろに置かせていただきました。
一見、ただの石だと思うのですが、お客様にとっては大事な石なのです。
以前よりちゃんとしたところに置かせていただきましたので、喜んでいただけたと思います。
【カテゴリ】
お墓の洗浄とクレーン車を使っての墓石の建立
2022年05月30日 08:00
少しの工夫で素敵なお墓に
2022年05月26日 09:00

篠山店の園中です。
今回は、シンプルなデザインにちょっと花の彫刻を加えたお墓をご紹介致します。
ご要望は「今までの古い形でなく出来るだけシンプルにし、必要でないものは置かずにスッキリさせたい」とのことでした。
それと防草対策です。工事前の写真でも草が生い茂っているのがよくわかります。
工事前
工事後
当初、花を彫刻される予定はなく、お客様も「面積も広いしせっかくなら何か彫るか」くらいの感じだったのですが、いざ彫刻の打ち合わせの際にはバランスや配置をとても熟考されていました。
我々もお客様が思い描かれたイメージの通りに仕上がるよう、お手伝いさせていただきました。
完成したお墓をご覧になって「ちょっと桜の花を彫刻することで『自分達のお墓』との想いがより強くなった」と、喜んでいただけました。
【カテゴリ】
お気に入りの掛け軸をお墓に
2022年05月18日 08:00

滝野店の中村です。
今回担当したお客様のお墓はとても個性的でカッコイイお墓になりました。
お客様は外柵工事を先にされていました。
お客様は新宅で生前中のお墓、いわゆる「寿陵墓」を検討されていました。
来店当初は和風、洋風どちらか迷われていましたが現在の外柵のデザインや、ヒアリングをする中で和風のお墓をご提案せていただきました。
更に最近、真言宗のお題目である「南無大師遍照金剛」と書かれた掛け軸と運命的な出会いをしたとのことで、こちらのお題目を墓石に彫刻することをご提案しました。
デザインはこちらになります。
ちなみに手前味噌ですが今年の社内の図面コンテストでグランプリをいただきました。
そして完成がこちらです。
「ええ墓が出来た!」
と大変喜んでいただきました。
【カテゴリ】
伊達冠石とインドの黒御影で、堂々としてかっこいいお墓
2022年05月10日 08:00
存在感のあるお墓
2022年05月09日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、他にない存在感のあるお墓を建立されたお客様のご紹介です。
ご希望の時期としては、たくさんの方に見守られて、できるだけ早くお父さんお納骨をお墓に納めてあげたいとの思いがございました。
コロナが収まる気配もない時期だった事もあり、春の暖かくなった時に開眼式とご納骨をする運びとなりました。
亡くなったお父さんは、色々な趣味をお持ちの方で、陶芸や絵と多才な方でいらっしゃったそうです。
当初は、お父さんが作ったものをどこかに反映させてはと、話をしていましたが、展示場にあった自然石のお墓を一目見て「他にない存在感のあるお墓」と感じられ、自然石のお墓で建てる事となりました。
お客様からは「たくさんの方々が開眼式に来てくれて、みんながお父さんらしくて良いお墓ですねと言ってくださいました」との声をいただきました。
お父さんにぴったりのお墓になったと喜んで頂きました。
【カテゴリ】
心配が絶えなかったお墓
2022年05月02日 08:00

こんにちは。
たんば篠山店の上山です。
お客様の心配ごとは、梅雨時期の雨による裏山からの土砂の崩れ
現状の確認をしますと、区画内は乾いた田んぼの様な状態でした。
雨上がりはおそらくぬかるんでいたのではないでしょうか。
お施主様は遠方にお住いのため、たびたび見に行くことも出来ません。
雨が降るたびに大切な先祖のお墓に土砂水が流れ込んでいるのではないか?と思われるそうです。
近年の異常気象では、思わぬところで土砂災害が起こっています。
大規模災害は別としても、個人で出来る範囲内の方法で土砂を食い止め雨水を流すこと。
お墓の心配事が無くなったと思って頂けたら幸いです。
【カテゴリ】
姓が変わった娘さんと使われるお墓
2022年04月25日 08:00

滝野店の中村です。
本日ご紹介するお墓は「姓が変わった娘さんと使われるお墓」です。
こちらお客様は下の写真のように大変広い区画をお持ちでした。
当初はこのお家のお墓の整理が目的でした。
その時一緒にご来店されたご親戚の方が、
「私は嫁いだ身だが最近主人を亡くしてお墓がまだありません。可能であれば私の実家でもあるこの敷地にお墓を建てて、一緒にお墓詣りをしたい。」
というご相談を受けました。
今回外柵の傾きも見られましたので修繕工事と防草対策、通路の修繕工事も同時に行いました。
こちらが完成の写真です。
今までお墓も多かったので、お花の管理も大変だったということで大変よろこんで頂きました。
またご親戚の方も、「これで主人もゆっくり休めます」と大変よろこんで頂きました。