森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
お客様の声をいただきました⑱ M・Yさま
2022年08月12日 08:00
ご先祖様が見守ってくれるお墓
2022年08月09日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、5軒一緒にした工事をご紹介致します。
内容は、今まで埋め墓(ミバカ)だったところに新しくお墓を建て、参り墓(キヨバカ)にあるお墓を整理する工事でした。
ここの集落では、昔から亡がらを埋める墓地とお参りをするだけの墓地の2ヶ所の墓地を使う両墓制で供養をされていましたが
「自分達まではいいけど、子供の世代で2ヶ所の墓地を管理するは大変だろう」
との考えがまとまり、5件一緒に埋め墓に移動することになったそうです。
参り墓からお墓を移動させます。
こちらが工事後の写真です。
お客様からは
「一統の5軒揃って一緒に移れたことが何よりもよかった。区画前の通路も共有で広く取っているので、お参りがしやすいお墓になった」
と言っていただけました。
また、
「先祖が眠っている所を掘り起すことなく工事を出来たのも良かったし、お墓の後ろに埋め墓があることで、なんとなく先祖が見守っているような形になった。それも良かった」
と喜んでいただきました。
抜魂、入魂のお手伝い
2022年07月27日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。
本日は追加彫刻作業ご依頼のお客様のお話です。
平成5年に当社建立のお墓です。現在遠方にお住まいで、ご高齢のお客様で、すぐにお墓にお越しいただけない方でした。
書類等郵送してご依頼いただいたのですが、今回の作業前後に、ご先祖様のお性根抜き(抜魂)とお性根入れ(入魂)が必要でした。
そのお手伝いもさせていただきました。
お性根抜き(抜魂)される前日にお墓に行き、草抜きをしました。
お性根抜き(抜魂)のお手伝いになります。お客様の代わりに私が立会いさせていただきました。
作業完了後、お性根入れ(入魂)していただきました。
こちらもお客様の代わりに私が立会いさせていただきました。
お花等も用意し、立会い費用も頂戴しています。
しかし、これから立会いからすべてご依頼されるお客様が増えるのかなと思ったお手伝いでした。
【カテゴリ】
お墓の滑り止め加工
2022年07月15日 09:00

代表の森田です。
石は用途によっていろんな加工をします。
ホテルの玄関を観てもらったら、屋内であれば床の石は磨いてありますが、屋外であれば雨降りに滑らない様に「バーナー仕上げ・ビシャン仕上」といった石の表面をザラザラした面に加工されてます。
お墓は屋外に作られているので、敷石や階段など滑らない加工をされているところが多いです。
ただ最近のお客様の声から「磨き仕上げ」にすることも増えました。何故かと言うと「汚れが付着しやすい」からです。
とくに私の地域の山間部は山の中に作られている墓地が多いので花粉やコケなどの汚れが取れなくなるためです。
さて今回のお客様と滑り止め加工の打合せをする中で、オシャレで汚れが付きにくい方法はないの?との要望で・・・
写真のように、階段は三本ライン、拝み場は♦柄で「サンドブラスト加工」をしました。
サンドブラスト加工は、バーナー・ビシャンと比べて、細かな加工です。「すりガラス」と同じ感じで仕上がるので、一番汚れが付きにくい加工です。
機能性も兼ね備えたオシャレなお墓が完成しました。
【カテゴリ】
想いの詰まった石を再利用
2022年07月01日 09:00

こんにちは、篠山店の園中です。
今回は、古い一統墓地から菩提寺の境内墓地へお墓を移した時に喜んで頂いたことをご紹介致します。
ご依頼としては、新しい墓地に代々墓と霊標を建立し、既存の夫婦墓を移設、防草対策とファイバーレジンをご要望でした。
それと、既存の夫婦墓の前に花立を付けて欲しいとのことでした。
この花立に関しては、処分するお墓の台石の一部を使用して、それを加工して作ることをお打ち合わせ時からご説明しておりました。
そして、実際に出来上がった花立をご覧になって「ピカピカで新しい物を付けるよりもしっくりくるし、今まで使っていた物を大事に再利用するのは、いいアイデアだった」と喜んでいただけました。
【カテゴリ】
世界でひとつだけのお墓
2022年06月29日 08:00

こんにちは、たんば篠山店の上山です。
最近完成したお墓です。
墓石の正面文字は、帰一(きいつ)と読みます。
意味は「分かれているものが、一つにまとまること。同じ所に帰着すること。」
お墓ではあまり使われない文字ですが、意味を聞くといい言葉ですね。
京都の禅宗のお寺の住職の文字です。
シンプルに極シンプルに。
お花立ではなく、火口岩(噴火岩)に野花を植えました、廻りが苔むしてくると味が出てくるのですが。
末永くお祀りください。
【カテゴリ】
お手入れのしやすいお墓
2022年06月23日 08:00

滝野店の中村です。
今回担当したお客様の墓地は藪の中にある墓地です。
お客様の区画は墓地の一番外側にあり、すぐ横が藪になっております。
その為たくさんの葉っぱが落ちてきます。
お客様はまずそれを懸念されていました。
ですので、「お手入れしやすいお墓」というのをコンセプトにデザインさせていただきました。
完成がこちらです。
石張りを全体に施し、掃き掃除と拭き掃除だけでいいようになっております。
先日開眼式を行いました。
故人様の奥様が故人様にお手紙を書いて持って来られました。
とても微笑ましく羨ましく思えました。
【カテゴリ】
しっかりと守られたお墓
2022年06月14日 09:00

篠山店の園中です。
今回は、今まで土葬だった所に土留め工事をしっかりとし、建立させていただきましたお墓をご紹介します。
ここの墓地は、もともとはご遺体を納める土葬か遺骨だけを納める場所でした。
石塔を建てる墓地は別の場所にあり、この場所には石塔を建てる事は今までは禁止されていました。
最近になり、集落の規約が改正され石塔を建立しても問題ないことになりました。
そこで、先祖の土葬墓として使われていた場所にお墓を建てることとなりました。
ここの集落のように二つの墓地があり、一つは亡がらだけを埋めた「埋め墓」、もう一つはお参りだけをする遺骨が入っていない「参り墓」を設けることを「両墓制」と呼びます。
また、呼び方もいろいろで、
「埋め墓」をイケバカ・ミバカ・サンマイ・ソトバカ・山のハカ。
「参り墓」をキヨバカ・ムショ・ダントウバ・ダントウバカ・ウチバカ・ムセ など地域によって言い方も様々です。
40㎝以上の厚みのブロックで土留めをしているのを見て「これで崩れる心配もないので安心しました。立派なお墓になった」と喜んで頂きました。
【カテゴリ】
伝統的なお墓
2022年06月06日 08:00

滝野店の中村です。
今回ご供養のお手伝いをさせて頂いたのは三木市にお住まいの井上様です。
井上様のお墓は土葬をされていた頃のお墓で約30基程の墓印が並んでいました。
井上様のご希望はこちらのお墓を整理したいとのことでした。
ただ代々墓でまとめるのではなく、今後も「家」が続いて行くようなお墓にしたいとのことでした。
そこで、下図のようなお墓をご提案させて頂きました。
まずは墓印を撤去していきます。
次に土留めの擁壁を据付けていきます。
そして完成がこちらです。
お地蔵さまの花立は既存の墓印をリメイクして作りました。
井上様には「家がずっと続いていきそう」と大変喜んで頂きました。
いいお手伝いが出来ました。
追記
先日井上様から大変ありがたいお言葉頂戴しました。
大事な石を残しました
2022年06月01日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。
今回はお墓建立のお話です。
今ある敷地が広いので、約半分の敷地に変更して、皆さんが入ってもらえる代々墓を建てさせていただきました。
手前の軍人碑から約6mの間口がありました。これを約半分くらいの敷地に変更します。
今ある土台(巻石)をカットして再利用します。
そしてこの石を置いてほしいとのお話がありました。
墓地近くの、土葬墓にこの石はありました。
思い入れがおありで、代々墓の後ろに置いてほしいとのご要望でした。
余った敷地はコンクリート舗装して草が生えないようにしました。
石はこのように代々墓の後ろに置かせていただきました。
一見、ただの石だと思うのですが、お客様にとっては大事な石なのです。
以前よりちゃんとしたところに置かせていただきましたので、喜んでいただけたと思います。
【カテゴリ】