森田石材店ブログ - お墓のそうじ -
山の中にて
2025年08月20日 08:00
お世話になっております。堂本です。
私は山南本店に勤務しておりますので担当エリアは丹波市全域となります。
私自身は丹波市生まれで実家の墓所は山の斜面を切り開いて造成され区画整理された村の共同墓地にありますので
お墓とはどこもこういう風にしてあるものだとずっと思っておりました。
ところが、最近は、お問い合わせのお電話にて、「お墓はどちらにありますか?」とお尋ねいたしますと
「山の中に、、、」
という返答を頂くことがあり、実際に向かってみますと、時には害獣除けの柵を超え砂防ダムを超え、という風に
お参りするにはとても大変ではなかろうかと思えるような場所にあることが時折あります。
今回もご依頼を頂き、実際に見に行ってまいりました。
本当にこの先にお墓があるのだろうか、と思いながら、腕や首に虫よけスプレーをふりかけて、
長靴を履き、準備してから
どんどん登ってまいります。
ようやく見えてまいりました
丹波市内にはこのように個人墓または一統墓地、と言われるような形で自治体や
村単位での共同墓地とは違うあり方での墓所もあります。
お墓掃除にするにも難所の為に、ご高齢の方からお墓掃除のご依頼を頂いたり、
または、今後の為にと参りやすい共同墓地に移転をご依頼されるなど内容は様々です。
山の中にある、ということが悪いとは思いません。たしかに、高齢になったり、体調面が
すぐれないとなかなか参ることが難しいとは思います。しなしながら、このような場所にあっても
供養を続けてこられたご家族様がおられるということに感嘆せずにはいられません。
少しでも、今後もご供養が続けられますようにお手伝いできたらと日々思っておりますので、
山の中でも、難所であっても、一度、お悩みがございましたらお声がけください。
永代供養へ
2025年07月28日 08:00

本店の髙梨です。先日、京都にお住いの方からお墓じまいのご依頼がありました。多可町にお墓があり、自分もお歳から墓守りしていくのも難しくなってきたので、お寺の永代供養に移そうと思う。とのことでした。
下見に行きますと立派なお墓が建っており、霊標にある一番古いご戒名は「元和時代」。調べてみると今から400年以上前で、なんと徳川家康が死去した時代とのこと。
なんとも…。本当に撤去してしまっていいのだろうか?と省みてしまうほど深い歴史のあるものでした。
こんな長い歴史のお墓でも撤去となれば儚く、あっけないものです。
ただ、場所が変わり今度はご本尊様のお膝下で祀っていただける。そう思うと、少しは心が軽くなった気がします。
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立派な地神様の鳥居
2025年06月30日 08:00

本店の髙梨です。
先日、加東市のユーザー様よりご自宅の地神様の木の鳥居が倒れてしまい、石に変えたいとのご依頼をいただきました。
下見に伺うと木の鳥居の根元が腐ってしまっていて倒れ掛かっていました。
「これを石にしたい。」とのご要望でしたが、ここはご自宅の真裏で機械が一切使えない場所でしたので
全て手作業で行なえるような作図からかかりました。
工事は解体し、しっかりと根入れした基礎を打ちました。
基礎工事は職人2人で行ないましたが、建前の日には4人の手を使い施工しました。
クレーンなどの機械ももちろん使えませんので脚立と三又、チェーンブロックとを駆使して無事建立。
全高2mを超えるとても立派な石の鳥居が完成しました。
仮埋葬
2025年06月18日 08:00
こんにちは、滝野店の小野です。
最近一気に暑くなってきましたね…
梅雨はどこへいったのでしょう
皆さんコンディション整えて、熱中症には気を付けましょう。倒れてからでは遅いです、もちろんリカバリーも大事です。
さて、本題です
先日西脇市で仮埋葬のご依頼がありました。
仮埋葬とは、正式に埋葬するまでの間、一時埋めておくこと。「かりうめ」となっています。
箱型のプラスチックに骨壺のままお骨を収めます。
プラスチック状の花立を立てて、
最後に墓印を立てれば完成です。
弊社ではお墓を建立するまでの期間、仮埋葬をおすすめしております
是非ご検討ください。
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壁面の石張り
2025年04月28日 09:00

代表の森田です。
弊社ショールームの壁面に石を貼りました。壁面全体に石を貼るのではなく「オブジェとして貼る」とリビングやオフィスがとてもおしゃれになります。
先ずは大工さんに1m×1m×3㎝の木枠を3㎝浮かせて壁面に貼り付けてもらいました。
この木枠より石は10㎝はみ出すように作成します。
この様に金具と接着剤で固定していきます。
先ずは石の裏面に吊り金具を2ヶ所切込みを入れて接着します。
青色の部分が吊り金具。
この金具をビスで固定します。
もう一つのL字金具は石がズレない様に、石の側面に切込みを入れ,Lの部分を切込みに挿入しビスで固定します。
壁から浮き出た感じで、上から間接照明で照らしています。
落ち着いたシックなイメージの壁面オブジェの完成です。
石は、岐阜県の飛騨高山から採れる「溶岩石」です。
チェック模様に見えるのは、水磨き面とビシャン面の2種類を一抹に貼っています。
溶岩石なので、熱に強いため暖炉の壁面などに使われるもイイです。
この石は、兵庫県高砂市から採掘されている竜山石です。
青色・黄色があり、市松模様に貼りました。
料理屋さんの壁面などいい感じですね。
この黄色の石を積み上げたアーチの玄関を作られているのが、宝塚ホテルです。初めて見たときは、ウォ―と声が出るほど感動しました。年数が経つともっと品格がでると思います。
飛騨溶岩石も竜山石も安価ではないので、この様なオブジェで使われると少しは予算も抑えられ、品のある空間が作れると思います。機会があれば見ていただきたいと思います。
お墓撤去がつづきます
2025年03月07日 08:00

本店の髙梨です。
ここ最近、お墓の撤去工事いわゆる「お墓じまい」が絶え間なく続いています。
新規墓石やリフォーム工事よりも伸び幅は大きいかも知れません。
今回も撤去工事を丹波市で承りました。
こちらは施主様のお墓ではなく、あとが絶えてしまった親族のお墓です。
今までこの施主様が墓守りして看てこられたのですが、墓地もご覧いただけるように
山の中で、ここまで何段もの階段を上がってこなければならないのです。
ご高齢になられ、とうとう今回撤去と永代供養を決断されました。
全ての墓石を一掃し、お骨を上げて供養するご寺院へお骨は移させていただきました。
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西脇市にて大島家の墓石建立工事を施工しました
2025年02月14日 08:00

滝野店の中村です。
今回担当しましたのは、西脇市の大島様のお墓です。
夫婦墓を撤去して新しい代々墓を建立するご相談を頂きました。
既存のお墓には戦死されたおじい様の説明文が彫刻されていましたが、新しいお墓ではスペースの関係で難しい状況でした。
おじい様のご活躍を讃えるため、霊標裏面への彫刻をご提案させて頂きました。
ご家族皆様でゆっくりお参り出来るよう広い拝み場を設け、長年綺麗に保てるようファイバーレジンも施工しました。
また施主様のお母様と先代社長が同級生だったことが判明し、お二人の思い出話に花が咲きました。
先祖への感謝と共に、皆様の想いが形になった素敵なお墓になりました。
先日大島様からは大変ありがたいご感想を頂きましたのでご紹介します。
お墓じまい~お骨上げ~
2025年02月10日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。今回は、お墓じまいです。
三田市のお墓です。永くお世話になっている墓地委員様からのご相談でした。
その墓地は30年程前に西宮の石屋さんが造成したので、その誘いで箕面市在住でこの三田市のお墓を建てられました。ですので、三田市に縁はなかったのですが、お墓参りにこれまで来られていました。しかし、これ以上遠方のお参りも難しい(運転免許も返納されました)という事でお墓じまいを決められたという経緯です。箕面市の納骨堂に納められます。
先日、お墓じまい工事の前に、お性根抜き(抜魂)とお骨上げのお手伝いをしました。
さらしの納骨袋に3霊の焼骨を入れさせていただきました。この後、納骨堂へお持ちになられました。
納骨堂にお骨が無くなりました。
そして、お墓じまいさせていただきました。20~30年前に大阪北摂地域や阪神間の方々が、霊園や石屋さん誘致で三田市にお墓購入、建立させて方が多くおられるように見受けられます。お住まい近隣のお墓が高かった事と、何より場所が限られていた事が理由だと思います。今回は残念ではありますが、出来る限り、お墓守りできるご提案を進めていきます。
【カテゴリ】
笑顔いっぱい!六所神社鳥居の竣工式の様子です
2025年01月17日 08:00
本山への永代供養
2025年01月07日 08:00

本店の髙梨です。先日、お墓じまいに備えてお骨上げを多可町の墓地でさせていただきました。
上げさせていただいたお骨を新しく準備しました骨壺に収めました。
このお客様の永代供養先は天台宗本山である比叡山延暦寺とのことでした。
12月の半ば過ぎ、お客様から無事にお骨納めが済みましたとメールを頂戴しました。
この日の比叡山の気温は-2度、雪が見えています。そして、もう一枚いただきましたお写真がこちら。
何ともありがたいご様子です。仏像は阿弥陀如来像で、お骨はこの如来さまの台座の下に納めていただいたとの事。
これまで何度もお骨上げ、改葬をさせて頂きましたが、これほど「よかった~」という気持ちになったことは初めてに等しいかも知れません。