篠山店スタッフです。
夏の暑い昼間にセミの鳴き声と鐘の音を聞くと、子供の頃のお盆を思い出して、とても懐かしい気持ちになります。
私が小学生の頃、毎年お盆になると母が玄関先でキュウリやナスで作った精霊馬と一緒にお線香を焚いてご先祖様をお迎えしていました。その光景は怖いようなとても不思議な何とも言えないような気持ちで見ていた事を、今でもその感情と共に思い返すことがあります。
写真はお供えなどに使用できるキャンドルです。
香り付きや種類も豊富で用途に合わせて選ぶのも楽しそうです。
最近の夏は猛暑で、お仏壇に果物をお供えしていたら、あっという間に熟してコバエが出て大変なことになりそうです。
でもキャンドルだとそんな心配もなく、見た目も華やかで、お盆だけでなくお彼岸にも良いですね。
以前に一度、キャンドル作りに参加したことがあります。
原料は色々あると思うんですが、材料を溶かし好きな色や香りを入れて型に流し入れて固めると完成です。
キャンドルの灯のゆらめきには癒し効果があるらしいですが、確かに、じーっと眺めてると、目が離せないというか心穏やかに感じるような気がしてきます。
お盆も終わり、9月にはお彼岸がやってきますが、読売新聞が毎月一回発行している冊子に、とあるお寺の事務局の方がお彼岸について書かれている特集がありました。
そこには「お盆はご先祖様が私たちの世界に帰って来られる時期。お彼岸は私たちが、ご先祖様に会いに行く時期」と書かれていました。
ご先祖様に気持ちが届きやすい時期なんだそうです。
今まで何気なくやっていたけれど、お盆と春秋のお彼岸にお墓そうじとお墓参りをしていたのには、ちゃんとした理由があったんだと思いました。
何となしにしていた事に理由がつくと、よりいっそう気持ちが入りますね。
今度、お墓参りに行く時には、もうちょっと丁寧に掃除やお線香をあげていこうと思いました。