森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年08月 -
玉垣を一新します
2018年08月21日 08:00
滝野店 髙梨です。
10月のお祭りまでに神社の玉垣を一新する工事が始まりました。
役員様方々が揃われて工事の無事を祈願し、祈祷して頂きました。
こちらの神社の玉垣は写真でご覧いただいた通り、硬い御影石ではなく、昔に作られた加工しやすい軟質の石材で、しかも台石の位置(高さ)もかなりズレてきており、幾度か修復された形跡も残っておりました。
この度、傾きや隙間の開きも見られ、危険な部分も見受けられましたので修復ではなく、基礎から全て新しくさせて頂きます。
次回より生まれ変わっていく様子を随時、ご報告させて頂きます。
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お墓と仏壇じまい
2018年08月20日 08:00
篠山店の園中です。
墓じまいのご依頼を受けた時に、仏壇も一緒に処分して欲しいとお願いされました。
その時の工事の様子を紹介致します。
まずは、お墓の作業から。
こちらの性根抜き後のお墓(2基)を、丁寧に解体して運び出します。
解体させた墓石はキャタピラに乗せてゆっくりと運んで行き、クレーン付きトラックに移します。
撤去した跡は、コンクリートの区画を水洗いし、表面の土を取り除き新しくバラスを敷きます。
これで完成です。
そして、ご自宅に伺い、お仏壇の撤去です。
まだまだキレイで立派なお仏壇ですが・・・こちらの撤去を致します。
仏壇を処分する前には、墓石と同じく動かす前に閉眼法要 魂抜きが必要です。仏壇に入っているご先祖様の魂を、抜いてもらう儀式です。
仏壇の中に忘れ物がない確認です。引き出しの中には、大切なものが保管されている場合があります。
こちらも、一つずつ丁寧に解体して運び出します。
跡継ぎのいない実家のお墓や仏壇をどうしたいいかとご相談をいただくことがございます。あとの代のことを考えて、墓じまいや仏壇を処分することも選択の一つだと思います。
それぞれ家には、仏壇やお墓に対して思いがります。各家にあった供養の仕方があると思います。
どんなことでも、ご相談して下さい。
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お盆の御詠歌
2018年08月19日 08:00
滝野店の吉田です。
皆さん、お盆はどう過ごされましたでしょうか。
私の住む地域では、毎年8月13日と8月14日の2日間、暗くなってから西国三十三所の御詠歌を詠みます。
お盆は15日までですが、なぜか昔から14日にて盆おくりとなっています。
盆おくりの14日は、御詠歌が終わってから皆で近くの橋までいってお線香をお供えして手を合わせて帰ってきます。
昔は、川辺まで降りれたのですが、護岸工事以降は橋の上からの盆おくりとなっています。我が家では、途中休憩をとりますので線香のお供えも合わせると約1時間程度の時間がかかります。
また、抑揚をつけた節回しで詠みますが、家によって多少の違いはあります。他所では、お盆に御詠歌を詠まなくなっている家も多くなっているようですが、数少ない昔からの習俗は守っていきたいと思います。
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夏の終わりの地蔵盆
2018年08月18日 08:00
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
子供のころ夏休みの後半のイベントといえば「地蔵盆」でした。
「地蔵盆」でのイベントは、地域によって異なるようですが、
私の住む地域では、少しのお小遣いを持ってお地蔵さんのところへ行き、
お地蔵さんに手を合し、皆で何かを唱え(御詠歌)ながら大きなお数珠をまわす。
帰りに、お供えのお菓子を袋いっぱいに詰めてもらて帰る。
こんな感じのイベントだっと記憶にあります。(写真は別の地域:三宮センター街)
関西では、当たり前のようにこの時期になるとスーパーにも地蔵盆用のお菓子が並び、子供がいなくても、懐かしさや季節を感じます。
が、このイベントは、全国区ではなく近畿地区が中心とのことに少し驚きです。
地蔵盆は、2018年8月24日に各地域のお地蔵さん、寺院でも開催されるようです。
子供たちの無病息災を願う、子供たちのお祭り。
大切にしたい風習の一つ。
夏の終わりのイベントとして、ご家族で訪れてみてはいかがですか。
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山門が動いた。④
2018年08月17日 08:00
本店の高橋です。
4回続いた「山門シリーズ」も遂に最終回となりました。前回元の位置に戻ってきた山門の周りに黒御影石の板石が張りつめられました。
山門と既存の階段との間のスペースには白御影石が張られました。そして新しくステンレス製の手すりも設置されました。
山門の左右の下部の壁や周囲の植栽も植えられ、以前よりさらにドシッと風格のある山門が現れました。
そして最後にこれまで無かったお寺の名前が刻まれた標柱が据えられました。もちろん住職様直筆の文字であります。
これから先、何百年もここに建ち続けるものと思われます。大変嬉しいお手伝いができました。
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お墓はどこで加工するといいの③
2018年08月16日 08:00
仕入れ担当の森田です。
前々回は「世界の加工工場、中国」というお話と、「日本の石も中国加工」というお話、前回はそれをふまえて「中国加工と日本加工」の特徴についてお話しました。
今回は最近注目のインド加工、そして結論はどうすればいいのかについてお話しします。
インド加工の特徴
インドでも昔から石材加工はされているようです。しかし、船便に時間がかかることや、ロットが間に合わないこともあり、直接加工品が輸入されているケースは少ないのが現状です。
しかし、最近ではインド加工をメインにされている日本の商社もあり、そのメリットがだんだんと享受されるようになってきました。
インドの特徴は良質な石が豊富に採石されることです。代表的なものでは、
【白系】
アーバングレー、バングレー、銀河、リリー、カラハリ・・・
【赤系】
ニューインペリアルレッド
【緑~黒系】
M1、M6、M10、M13、M1H、YKD、TVK、MU、クンナム・・・・
本当にたくさんの石があり、品質もいいものが多いです。
加工費用は中国とさほど変わりません。しかし特筆すべきは研磨のクオリティーの高さです。特にインドでは黒系や緑系の石が多く産出されます。
これをインドで加工すると素晴らしい仕上がりで完成します。私もインド工場には行ったことがありませんので詳しくは分かりませんが、非常に真面目に各工程がなされているのだと思います。
しかしながら、便利になったとはいえ、完成までには3~6ヶ月必要となります。ですから、インドの石で早めに注文ができるものに関してはオススメと言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ここまで3回に渡って(長い!)中国、日本、インドの加工の違いについてお話してきました。
中国に関するデメリットも、信頼できる石材店にお願いすれば私が申し上げたことは理解の上で、いい工場から仕入れていると思います。また検品も十分にされているかと思います。そういったことを考慮しますと、結論としては、
日本の石=日本で加工。
一部、特殊な加工がある場合には中国加工も検討されるのがいいでしょう。ちなみに当社では、国内加工と中国加工を分けてご説明しますので、お好みをご注文していただけます。
外国の石=中国で加工。
インドの石=黒系、緑系は納期があればインド加工。中国加工でも可。
以上となります。
おまけ
加工精度の観点から今回は比較しましたが、私の個人的な意見から言えば、やっぱり日本の石は日本で加工してほしいと思っています。
そうしないと、日本からいい職人さんが消えていなくなります。ぜひ日本の良い技術を後世の残すためにも、日本の加工を応援したいと思っています。
弊社工場での加工風景
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スマ墓とお墓
2018年08月14日 08:00
こんにちは、本店の義積です。
先日ネットニュースを見ていましたら、「スマ墓(ぼ)」
という新しい形のお墓参りサービスがスタートしたと書かれていました。
千葉県の石材屋さんが始められたもので、故人の遺骨を預かり、遺族の好きな場所を慰霊場所(お墓)にでき、指定された場所に訪れた人に対してあらかじめ設定した写真や動画、AR(拡張現実)を来訪者のスマートフォンを通してメッセージを告げる同社のサービスだそうです。
スマートフォンをかざすと、登録された写真が現れるそうです。ハイテクな世の中になりましたね。ビックリしました。
これがサンプル画面です。↑↑↑↑↑
私は、昨日両親のお墓に行って参りました。麦わら帽子にタオルを首に巻き汗だくだくで掃除をしました。
大変ですが、ご先祖さまや両親がこのお墓に眠っていると思うと、やはり綺麗にしてあげたいという気持ちになります。お墓そうじの後は両親のお墓と六地蔵さまに手を合わせます。
今、注目されている樹木葬や散骨は、故人が自然に還るという意味では間違いではないと思います。
ただ手を合わす目標(お墓?)などがないと、亡くなった方に手を合わせる実感が湧かないのではないかと私は思います。
様々な事情もありますので、何が悪くて何が良いとはいえませんが、どのような形であっても亡くなられた方に手を合わす気持ちがあれば良いですね。
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神社の標柱(しめばしら)
2018年08月13日 08:00
代表の森田です。
みなさま、神社の入口に石門柱を見られたことありますか。この門柱の事を「標柱(しめばしら)」と言います。
全国の神社に建っているわけではなく、瀬戸内の神社に多く見られ、とくに広島県は圧倒的に多いそうです。昨年から1300年記念でお世話になっている石部神社(いそべじんじゃ)様で、標柱を建てることになりました。
幅50センチ×高さ5メートルの大きな柱、重さは3.8トンもあります。
レッカーで吊り上げます。職人さんと比較しても大きさがわかると思います。
完成です。奉納の文字は宮司様の自筆を彫り、一番上には社紋を彫刻しました。
立派な標柱なので、機会があれば見て下さい。
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お盆ですね
2018年08月12日 08:00
本店 山崎です。
旅先で、また帰省先でのお盆をお迎えでしょうか。
皆様のご家庭でも、お盆飾りをしてお盆を迎えられましたでしょうか。
日本の伝統行事であるこの時期に、ご先祖様が里帰りして来られると言われています。「お盆」とは、仏教による行事で、古くから行われています。仏教用語では、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」または「盂蘭盆(うらぼん)」とも言われています。
盂蘭盆経という経典に書かれている内容からこのように言われるそうですが、簡単に言うと亡くなったご先祖様が地獄に落ちたりしないように、落ちていても救えるように始まったのが「お盆」という行事です。
まずは、お盆提灯を飾ります。そして、お盆飾りによく見られるのがキュウリとナスでできた馬と牛です。
幼いころはこれを作りたくて仕方がなかったのですが、上手く立たなくて母や祖母にやり直しをされていた事を思い出します( ;∀;)
このキュウリとナスでできた馬と牛を精霊馬と言いますが、これはこの世に戻ってくる時は馬に乗って速く、あの世に戻る時は牛に乗ってなるべくゆっくりと荷物を持って帰っていただくと言った意味が込められています。迎える時は内側(お仏壇側)を、送る時には外側に向けます。
弊社でも取り扱っていますが、真菰でできた物もあります。今年は、猛暑のせいで野菜の育ちが悪かったのか・・・もしくは、この猛暑の中で飾るとすぐ傷んでしまうと懸念されたのか・・例年よりも多く売れたように思います。
簡単にお盆のことを書きましたが、お盆の形にこだわりすぎず、ご先祖様を親族一同でお迎えする、元気な姿を見せに行くことが一番です。私も今からお墓参りへ行って来ます!
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