最近よく聞く樹木葬について教えて下さい。

2018年04月10日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
今日は樹木葬のお話をしてみたいと思います。
同じようでも違うのが樹木葬
ここ数年、樹木葬を耳にすることが多くなりました。しかしこの樹木葬、名前は同じ樹木葬と名乗っても、内容はそれぞれの墓地により全く異なっています。また、通常のお墓とは法律的な部分も違ってきます。ですから、実際の仕組みをご理解の上でご検討ください。
どのような納骨方法か
樹木葬と聞いてどんな風景が思い浮かびますか?まず真っ先に思い浮かぶのは、木の根元に納骨するイメージですね。でも実際には様々な方法があります。
日本で初めての樹木葬は1999年に岩手県一関市の大慈山祥雲寺にて山麓に作られたものです。これは山林に納骨をし目印に木を植える方式でした。
また公営で初めての樹木葬と話題になった都立小平霊園の納骨は、かなりの数をまとめて一ヶ所に詰め込まれます。合葬式と言われるもので、お骨を特定することは出来ません。もちろん納骨にも立ち会えません。実際にインターネット等でアップされている画像をみても、供養からは程遠い感覚です。外見はキレイなんですけど・・・。
最近多いのは、シンボルツリーの元に筒で納骨する方式です。考え方としては普通のお墓に近いですね。いずれにしても、通常のお墓とは比べ物にならないくらい密集して納骨されています。ひょっとすると自分の場所(墓地)は0.01㎡なんてこともあります。
目印は何?
樹木葬って木が目印だと思いますが、実はそうでもないのです。目印は、樹木の場合もあれば石の場合もあります。樹木の場合は「樹木葬」って感じがしますが、石なのに樹木葬?ってものも結構あります。小さなお墓と表現するより樹木葬といった方が印象がいいのかもしれませんね。いずれにしても、これらはお墓が小さく姿を変えた形といえます。
それに対して、芝生にただおおよその目安が示されている場合があります。目印がないので明確には分かりませんが、そこに納骨をしているわけですから何となく実感はあります。シンボルツリーのタイプもこの様な形が多いです。
そして何も目印がなく場所も特定されていない小平霊園のような場合は、お墓というよりは永代供養墓です。東京都の考えもお墓参りにはあまり来ないだろうという発想のもと作られています。
何年間使用可能か
墓地は一度購入すると永代にわたって使用できますが、樹木葬の場合の多くは期限があります。その期間は様々で、7年や13年で合祀されることが条件のところもあれば、合祀までに50年という長いものもあります。いずれにしても期限が来たら合祀されます。ただ、最近は合祀されない樹木葬というのもあるようです。まさに玉石混交といった感じです。
樹木葬えらびは慎重に
いかがででしょう?ひとくちに樹木葬といっても様々な形があります。私も調べながら、その複雑さに閉口してしまいました。どんなものでもそうですが、安くていいものはありません。樹木葬でもいいものはそれなりの金額が設定されているようです。まさに『お墓買えるやん』というレベルです。
お選びになる際には、普通のお墓、納骨堂、樹木葬の条件をよく考慮の上、お選びください。

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