森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年04月 -

嫁いだ娘が継ぐ場合のお墓の正面文字

2018年04月20日 08:00

中村 淳

滝野店の中村です。

このブログにも度々出てくるのですが、最近「お墓の継承者問題」はこれからお墓を建てられる方にとって大きな問題のようです。
先日お世話になったお客様も同様に「お墓の継承者問題」で悩まれていました。
お子様は娘さんばかりで息子さんがおられませんでした。
しかも娘さんはご結婚されて性も変わっております。
こういう場合、よく採用するのが正面文字をお題目にする方法です。
こちらのお客様の場合、真言宗なので「南無大師遍照金剛」と彫ります。
南無.jpg
しかし今回の場合、娘さんのご主人のおうちのご宗派が違いました。
ですので将来的にどちらのご宗派になるかわからないとのことでした。
そこで今回は下のように彫刻致しました。
sennzo.jpg
家紋も入れておりませんので娘さんのご家族も引き続き使って頂けるようになっております。
今回は和型の墓石がご希望でしたのでこのように彫刻しました。
しかし今多い洋型の墓石であれば◯◯家と彫刻せずに、お好きな言葉を入れることで解決できます。
昨今、お墓の承継者がいないという事で安易に合祀墓や納骨堂を検討される方もいらっしゃいます。
これらは私も決して否定するつもりはありません。
しかし以前の記事にも書きましたが、大半の方はお墓についてじっくりお話されていないように思われます。
時代も変わりお墓の承継方法も多様化しております。まずはご家族、親族でじっくりと話し合って下さい。意外な方法が見つかるかもしれませんよ。
灯籠修繕

2018年04月19日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

今回は、3月に灯籠の修繕工事をさせていただいたお話です。
場所は篠山市今田町にある大歳神社です。
先日社長の記事で住吉神社の鳥居修繕がありましたが、この修繕も一緒にご依頼いただきました。
この大歳神社は住吉神社と同じ3つの村が管理している神社で、昨年秋の台風で灯籠が倒れました。
対で灯籠があるのですが、右側の灯籠横にある大木が強風で倒れ、それが灯籠に当りました。
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この灯籠は寛政九年(1797年)と台に彫刻されています。
現状を見ますと、一部欠けはありましたが、倒れ方が良かったのか、ダメージは少なかったです。
特にこの火袋が割れていなかったことが幸いでした。
石ではなく、地元の日本六古窯の1つ、丹波立杭焼で作られた火袋です。
この火袋も作られた職人のお名前が記載されています。
村の方々に伺いますと、著名な方で、昭和初期に作成されたのではないかとの事でした。
その方のご子息も現在も窯をされています。
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ギボシの下の方が割れていました。
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一度すべて解体して、土台から元通りにします。
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地面を転圧して、地盤を締めてから据付します。
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完成です。
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欠けていた部分もつなぎあわせて、元通りになりました
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何でも新しくするのも良いと思いますが、代々守ってきたものを大事にしていくことも大切なことだと感じたお仕事でした。

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苔がつくといいお地蔵様

2018年04月18日 08:00

森田 浩介

仕入担当の森田です。

苔がついたお地蔵様はいいなあと思います。例えば、私が好きなのは、京都大原の三千院の庭にあるお地蔵様です。

こちら↓↓↓↓↓
三千院地蔵1.JPG

こんな感じのもあります。

三千院地蔵2.JPG

何と言いましても庭がいいです。

一面苔に覆われている庭に表面が叩かれたお地蔵様を数年置いておくと、キレイに苔がつくようになります。

そこで、今回はこんなお地蔵様を作ってみました。

竜山石童地蔵.jpg

ちょっと写真では分かりにくいですが、少し青味がある竜山石(青)をつかって作りました。

もちろん庵治の職人さんの作品です。

表面は程よくノミが入りいい仕上がりです。

これが苔の中に数年置かれていたら、きっといい味が出てくるでしょう。

大きさは約7寸(21cm)ぐらいです。

 

ちなみに竜山石とはどんな石かと言いますと・・・

高砂市で採れる石で、なんと1700年前から使われていた由緒正しい石なんです。

有名なのが「石の宝殿」といわれ、重さ500トンとされる石が浮いてます(浮いているように見えます)。

現在も松下石材店さんが採石されています。

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森田の基礎工事

2018年04月17日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
お墓の外柵(区画)の工事には、一般的には基礎の工事が必要です。不必要な場合や、新たに基礎工事をしない場合もありますが、ほとんどの場合には、鉄筋入りの基礎ベース(コンクリート)をします。
基礎工事には大きく分けると 杭打ち基礎と直接基礎の2種類のに分けられます。杭打ち基礎は名前のごとく、地盤に杭を打ち、その上に基礎のコンクリートをします。直接基礎には 独立基礎・布基礎・ベタ基礎 といった、3種類の施工方法があります。
今回は 森田のベタ基礎がどの様に行われているのか ご案内したいと思います。
まずは 施工前、これから工事が始まります。
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ユンボを使ったり、手作業で掘り方をします。
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根掘りの完成です。
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次に、ランマー(転圧機)を使って 丁寧に地盤を締め固めます。
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充分に締め固まった地盤に、三分鉄筋を敷き詰めます。
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コンクリートを流し込みます。
※中央部分は 納骨堂の位置なので、土の状態を残します。
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ベタ基礎の基礎工事の完成です。
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生まれ変わった数珠

2018年04月16日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

先日、本社の近くの正覚寺様より、数珠をいただきました。木目が美しくとても素敵なものでした。
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触ると木の感触が心地よく、房も落ち着いた色で老若男女どなたでも使用できそうです。そして数珠には、一文が一緒に添えてありました。
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正覚寺様は最近地蔵堂の改修をされました。その改修のされる前の古材を使用して数珠は作られたものでした。
古いものを処分する事は単ですが、長年使用したものをまた別の形に残す事で何年も残されていきます。古い物は捨てるしかないことはありません。お墓を建てる時にも、古いお墓を全て処分される場合と、使用出来るものは使用される事もあります。足りない部分は新しい石で補足されることもあります。お墓は単なる石ではなく、ご先祖様の家でもあるので、なおさらですね。
正覚寺様、素敵な数珠をありがとうございました(^-^)
お仏壇を入替えました

2018年04月15日 08:00

髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

今までのお仏壇から新しいお仏壇に入替をしてきました。
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引取りさせて頂きましたこれまでのお仏壇は、亡くなられた仏様のない新宅家でしたのでお母様が信仰されておられた日連系の仏教をお祀りされていました。
この度、お母様が新仏としてお亡くなりになられた為、本来の宗派でお仏壇も新調させて頂きました。
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浄土真宗でございます。
やはりこの大きさの金仏壇になると装飾品も大きくなり迫力も出てきます。中央の須弥壇に鎮座する阿弥陀如来像は香木を使用しました。
これからはお母様に代わってお父様や息子様でご供養を維持されて下さい。

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古い石積みを積み直す

2018年04月14日 08:00

園中 憲二
篠山店の園中です。
お客様のご要望は、今にもぐすれそうな石積みをきっちりして、新しくお墓を建てたいと。

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自分のところだけ新しくするのは、抵抗があり今ある石積みをきれいに積み直して欲しいとの事でした。

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この緑のテープは、積み直しをする石の印。
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同じ石を同じ場所に積まなければならないので、積み直しをする石に番号をつけて、記録メモに書いて作業を行います。解体後、メモに従って石を積み直し、動かないように固定作業を行います。
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後ろの列は、赤印のところでは、1段しか見えませんが、よくよく見ると、下の黒矢印のところにもう1段あります。
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通路を掘り起こして下の段も固定します。
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同じ石が同じ場所にもどり、しっかり固定されたのでこれで安心です。
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これで、古い石を使った石積み直しの完了です。
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お墓を建てから20~30年数が経つと、お墓が傾いたり、石積みや延石がズレたりそんな事が出てきます。今あるお墓を出来るだけ修復し長持ちさせることで、きっとお参りしやすいお墓に出来ますよ。

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墓地の地盤調査

2018年04月13日 08:00

yoshida

滝野店の吉田です。

先日、墓地の補修にあたり地盤調査をいたしました。地盤調査といいましてもボーリング調査(標準貫入試験)やスウェーデン式サウンディング試験など色々とありますが、この度は、一般的によく採用されるスウェーデン式サウンディング試験での調査です。
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都合4箇所で調査を実施し、その結果がこれです。
無題.png
ここの墓地は、3mの高さの重量式擁壁を施工し造成した墓地で、約50年前に造成されております。造成後、25年経過してから墓石を建立されましたが、傾きがありますので補修にあたり、調査を実施いたしました。
結果を見ると、「無回転急速」の層が不規則にあり、また「急速自沈」を示す層も有り、緩く不安定な状況です。地盤改良の方法も、表層改良工法・柱状改良工法・シート工法など色々とありますが、不安定な層の深さの事もあり、お施主様と協議しながら進めていきたいと思います。
このように地盤調査をしたうえでの、御提案もさせていただいております。

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風に負けないライター

2018年04月12日 08:00

井上

こんちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

4月に入って暖かくなるのかと思っていたら、冬のような寒さと嵐のような強い風が吹いています。

こんな日でも、関係なく納骨、開眼式等、行います。

こんな日に困るのは、お線香やロウソク。なかなか着きません…(*´Д`)=3

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よく見かける、ライターやマッチでは一瞬で消えてしまいます…

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おすすめ①
チャッカマン的なライター。普通のライターより火力があります。(使い切りタイプ)

おすすめしたいのは、↓こちら
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おすすめ②
ターボライターせせらぎⅡ☆彡

パッケージに書いてあるとおり、「風に強いターボライター」です。

ターボだから、火の勢いが普通のライターとはまったく違います。

風よけも付いているので、お線香の束もしっかり火が付きます。しかも、ガス注入式なので何度も使えます。

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このようなガスが販売されていますので、これを使ってガスを補充します。

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ライターのお尻に注入口があるので、注入口を上にしてしっかり手でおさえて押し込めます。

その場合、ライターを下にガスを上にします。

とても便利ですが、ガスですので 風通しをよくして火気の近くでは注入しないで下さい。

他、注意事項をご確認の上ご使用ください。

女性でも簡単にできますが、どうしてもどうしても不安な場合はお手伝いいたしますのでお声がけ下さい(当店購入に限りますが…)

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外国の墓地みたい。

2018年04月11日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

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この写真は神戸市営の鵯越墓園です。芝生に洋型の墓石が整然と並んでいます。まるで映画に出てくるような外国の墓地のようです。我々の地元の墓地ではあり得ない光景でびっくりです。
私どもは兵庫県は丹波市という田舎の石材店ですが、神戸方面での仕事はよくさせて頂いています。この日も既存の墓石への彫刻の仕事です。今回は現地にて作業をすることになりました。
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こんな風に彫刻する文字に形取られたゴムを石に貼ります。
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先端のノズルから石を削り取る為の細かい砂を吹き付けるピストルのようなもので少しずつ彫っていきます。
覗き窓から状態は確認できます。
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細かい砂が周囲に飛び散らないように、こんな感じにシートに覆われての作業です。
周りにいろいろな装置がみえますが、一昔前と比べると数段小型になり、作業が楽になりました。

【カテゴリ】

お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く